バレンタイン妄想メイツ
俺にチョコをくれたヒカルたん。
早速開けて食べ始める俺を、向こうに座ってじっと見てる。
あ、すっげ見てる。超見てる。
段々俺を見てるのかチョコを見てるのか分かんなくなってきたけど。
俺はちょっと意地悪して、その視線に気付かない振りをする。
なくなっていくチョコと共に、ヒカルたんの可愛い顔は次第に泣き顔に近くなってくる。
ああ。
俺ももう限界だあ。
ちょいちょいと手招きすると、ヒカルたんの顔がぱっと明るくなる。
俺の前にちょこんと座ったヒカルたん。
ちっちゃなお口にチョコを一つ放り込んでやる。
幸せそうなその顔にとろける俺の心。