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!! 悲劇の崩壊
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// 以下SSの中身
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// 終わり
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泣きわめくハンガリーの手を引いて部屋に連れ込んだのは20分前のことだ。 
素晴らし過ギル俺の功績を後世に伝えてやる為、日々日課にしている日記を調度開いた時の事だ。 
硝子の割れる音を耳にして俺は廊下に飛び出す。 
転がっていたのは廊下の棚に飾ってあったスタンド、そして電気コードを掴んだハンガリーだった。 
「なんで…アンタが、居るのよ…」 
しゃくり上げた声で無理に強がるものだから痛々しさが増していた。 
目からは大粒の涙がゆっくりと伝っていく。 
剣を振り回して傷だらけになっても泣かなかった癖にコイツは傷一つ負う事なく号泣している。…誰に泣かされたかは明白だ。 
 「あの、坊ちゃんか?」 
コイツを女にしたのは間違いなくあの坊ちゃんだ。…それは下世話な意味などではなく、正しく精神的なアレだ。上手く説明できねーけど。 
「…う、煩い…わね、っ」 
咄嗟にアイツが手を振り上げる。アイツが持っていたのはフライパンではなくスタンドのコードだったから引きずられて硝子のかけらがカチャカチャと小さく音を立てた。 
こんな物に当たるなよ、お前らしくねえ。…今なら大人しく殴られてやってもいいな、なんてハンガリーを見つめれば振り上げ れた手がゆっくりと下ろされた。 
髪に付いていた髪飾りを手に取り床に捨てる。花は枯れてしまっていた。 
ハンガリーはぐすぐすと泣いていても背筋だけは真っ直ぐ伸びていて、それが何故だか俺には悲しかった。 
 あの坊ちゃんがぼやいていた事をうっすらと覚えている。 
「ねえ、プロイセン…私には解らないのですよ。確かにあの子の事は愛おしく思っています。 
でも、結婚というものは私にとって生き延びる手段であってそれ以外の何ものでもないのですよ。愛と全くそういうものが結び付かないのです。」 
「お前の話はよく判らない。…もっと簡潔に話しやがれ。」 
「つまり、彼女が他の男に抱かれていても私は何も思わない。寧ろ幸せそうな彼女を見て嬉しく感じるでしょう、その相手が例え貴公でもね。」 

そう言って微笑んだオーストリアの表情は何処か優しい。…野郎に微笑まれた俺はわざとらしく軽く身震いをしてみせた。 
あれはハンガリーにしてみればしてみれば恋の終わりを意味していたし、オーストリアにとってはあれが正直な気持ちなのだろう。 
性欲と恋を混ぜ、勢いだけで乗り切れる程俺達は若い訳ではなかった。 
 相変わらず泣きじゃくるアイツを宥める上手い言葉を俺は持っていなかったから、仕方なく俺はハンガリーの頭を撫でた。 
ふわりとウェーブを描く髪は細く艶めいていて俺の手に馴染んだ。…此処でアイツを抱きしめてやれなかった俺を笑うんじゃねえぞ。片思いの年数はきっと誰にも負けやしねえ。 
どうしてだかコイツも俺も些か恋愛と云うものに紳士過ぎた。 
「…そんなにアイツが好きか?」 
「あ、アンタには…解らないわよ…」 
「判るよ…」 
「…。」 
「判るさ」 
「…どうしてよ」 
半ば睨むように涙に塗れた鋭い視線が俺に突き刺さった。でも、それが俺には愛おしくて仕方がない。 
「…聞くんじゃねえよ、馬鹿」 
 コイツを抱きしめる為にある腕はちっとも動く事をせず俺は困ったように中途半端な笑みを浮かべて相手に告げる事しか出来なかった。 
俺の胸に柔らかいものが押し付けられて花の香りが舞う。ハンガリーが飛び付くように抱きしめて来た事に俺は漸く気付いた。 
「ちょ…おま…」 
いくら品性に富んだ俺様でも惚れた女が目を潤ませて抱き着いてきたら理性を持たす理由がない。 
…離れろ、ハンガリー。俺の大事な場所はそんなに優秀じゃねえ。 
「…どうして、アンタが…プロイセンなのよ」 
そんな俺を放ってハンガリーが毒づいた。そんな事俺様に言われたって困るが…そうだな、とも思う。 
俺とお前は多くの物を共有し過ぎた。戦士としての誇り、敵としての憎しみ。 
もし、俺とお前が国なんてつまらない生き物ではなく唯の人間だったら…それは調子の良すぎる考えか。 
ゆっくりと相手の体に手を回せば細いと思っていた体は思ったより良い意味で肉付きが良く温かな体温だけが俺に今が夢ではないのだと訴えていた。 


「慰めてやろうか?」 
「…何を馬鹿な」 
「…嫌か?」 
「嫌よ、惨めじゃない…そんな」 
「慰めろよ」 
「誰を?」 
「俺を」 
「馬鹿でしょ」 
「俺に抱かれるの嫌だろ?お坊ちゃんにフラれた事なんかショックできっと忘れちまえるぜ。…お前はそんなこと忘れて俺だけを憎めばいい。」 
引き受けようと思った。こいつの悲しみも、呪いのような憎悪すらも俺は愛せるだろう。 
「…プロイセン」 
アイツの俺を呼ぶ声が弱々しくなり俺はそれを了承だと受け取った。半ば乱暴に相手の手を取り部屋に連れ込む。力の入っていない指が握り返してきたことすら、勘違いの一因になりそうで情けなかった。 




 ベッドに座った相手を早々に押し倒す。スプリングの軋んだ音が俺の鼓膜を震わせた。 
その上にのしかかれば無表情に近い相手の顔が映る。瞼に口付けを落とし目を閉じるよう促せば、相手の指に己の指を絡ませた。 

「んっ…ぅう」 
ぽてりとした柔らかな唇に己のものを合わせればガチッと歯が鳴る。昔はもう少し上手くやれた気がするが上手く思い出せない。 
舌を差し込めば相手の体温は案外低く、唇と同じように口内は柔らかかった。歯茎をなぞり舌を吸い上げ絡ませて甘く噛めば手加減しながらも相手に噛み返される。 
「っ…ん、…はっ…んー!」 
「…っ!」 
ハンガリーが酸素を求めて息継ぎをしようとするが俺はそれすら許したくなかった。 
「…はぁ…ア、アンタねぇ!」 
漸く解放して遣ればぽこぽこと胸を叩かれた。普段スナップを効かせて俺を殴る手首が案外細い事に気付く。 
手首に小さく口付けて俺は自嘲気味に微笑んだ。 
 どうしたらこいつは満たされるのだろう。 
「やさしくは出来ねえからな」 
服の上から乱暴に胸をもんだ。大きなそれが形を変える。 
暖かで柔らかな感触に気分をよくしたら、ハンガリーと目が合った。一瞬蕩けた様な目をしていることに気が付いてしまって思わず目をそむけそうになる。 
笑うなよ、何世紀も股にかけた片思いなんだ。でも、それよりも先にあいつが顔を両手で覆った。 
 あいつにとっては残念ながら、俺にとってはラッキーなのだが、さんさんと降り注いだ太陽があいつの体をためらいなく照らす。 
エプロンドレスをずらしてボタンを一つ一つ外していく。ハンガリーは顔を覆う手を外そうとはしない。 
何かに耐えるようにぎゅっと顔を覆うその様は決して羞恥のみに耐えてるのだとは思えなかった。白いレースの下着に覆われた胸が露わになってもそれは同じだった。 
「それ、外せ。」 
 いやだとばかりに首を振る。 
「な。」 
窘めるように手のひらに口付けを落としてやればゆっくり手のひらが外された。現れたのは涙でぐちょぐちょになった顔だった。みっともないその顔はとても幼くて俺はどうしたものかと頭を抱えたくなる。 
「な、っ…」 
「へ?」 
「なんなのよー、アンタは」 
「…ん…や、やめるか?」 
「やよ」 


 改めて了解が出た所で俺はフロントホックを外した。開放されたそれがたぷんと揺れる。相変わらずハンガリーは泣きじゃくっているがこの際仕方ない。 
俺が口を開いても何の慰めにもならないだろう。遠慮なく俺はその愛すべき果実を堪能することにした。 
「ひっ、ふ…うぅ、ふ、ん・・っぁ、や」 
ぐすぐすとすすり泣く声とあえぎ声が混ざって、それがとても嫌らしい。かすれたり高かったりするその声が俺の腰あたりを擽って、俺は鈍い重みを感じた。 
「あっ・・んぅ、ふっ・・ひっ」 
しゃくりあげ、喘ぐたびにどうにも自制が出来なくなったらしい。泣き慣れてないのが原因だろうが、ハンガリーはどうしようもないらしくシーツを握ってひたすらに耐える。 
「あっ!・・や、あっ、や・・・あっ、ら、らめ、そこ、いやっ」 
この隙にとばかりに俺はぷっくりと立ち上がったそこを指で弾いた。背中をそられて、泣くのも忘れてハンガリーは甘い叫び声を上げた。 

 ふくよかな胸を十分に堪能した頃にはハンガリーも泣き止んで、荒い息をただ漏らすだけだった。 
「・・はぁ……プロイセン?」 
息を整えながらハンガリーが上体を起こす。額を掻き分け口付けをひとつ落として、ベッドの頭に持たれるように促す。 
「ん、大丈夫だから大人しくしてろ」 
俺は普段の粗雑で乱暴な物言いを忘れて、まるで壊れ物を扱うようにハンガリーを扱った。ハンガリーもそれを受け入れた。 
知っていたか、俺はお前が大切で大切で仕方がないんだ。 
ふわりと広がったスカートを捲り上げる。慌てたようにそれを下ろそうとする手をやさしく叩けば不安そうな声で俺の名を呼んだ。 
「プ、プロイセン……」 
「そんな声で呼ぶな、馬鹿。」 
胸を覆っていたそれと同じレースが縁取る真っ白いそれに手をやるとぎゅっとハンガリーが目を瞑った。 
中心から臍に向けてゆっくりとなぞり上げればそこがぐっしょりと濡れていることが判る。 
「へえ、お前」 
「な、なによっ…」 
にやりと笑みを浮かべてあいつの顔を見れば、顔を真っ赤にして俺を睨み付ける。 
い、苛めたたおしたくなる衝動を抑えて(大切にしたいつったのはどいつだ)俺は乱暴にハンガリーの頭を乱暴に撫でた。 
 顔を下着に近づければ甘いような形容しがたい香りが俺の鼻をくすぐる。 
「ひっ」 
下着越しにそこを舐めれば太ももがびくりと震えた。 
「なあ…」 
純白のそれを直視しながら口を開く。 
「な、何よ」 
「大変言いにくいんだが…」 
ずいっと上半身を起こし顔を近づけ真剣な声でつぶやいた。 

「な、何…」 
その雰囲気に呑まれたのかハンガリーがごくりと喉をならした。 
「つっこんでいいか?」 
「はぁ?」 
肩を下ろしハンガリーがあきれたように顔をしかめた。まるで、しったこっちゃ無いと言わんばかりの辛らつな物言いに少し凹んだ。 
「げ、限界なんだよ!」 
「し、知らないわよ」 
事実俺のそこは待ちきれないといった具合にズボンを押し上げていた。普段の調子に戻ったことに、軽い焦りを覚える。 
 仕方ないから下着越しに俺の高ぶるそこを押し当ててやった。 
「や、ちょっ…」 
そのまま数回体を揺すればすぐにハンガリーは黙って俺の体にしがみついた。若干のみっともなさを感じつつも俺はまたベッドにアイツを押し倒す。 
サイドの紐を解けば簡単に外れて、透明な糸を引くそれをベッドの脇に放り投げた。 
「腰、少し浮かせろ」 
ぐちょぐちょに濡れた蜜壷に俺は自分のものを押し当てる。ぬぷっと擦れ合ったそこが卑猥な音を立てた。 
「んっ…」 
ゆっくり、ゆっくり傷を付けないようにそっと己のものを挿入していく。暖かな粘膜が俺に絡みつく。 
「あ、や、プロイセンっ…も、もっと…は、はやく」 
絡みついたのは相手の腕も同じだった。ためらわれること無く肌に爪が立てられる。 
言葉に甘えて俺は腰を進み入れた。 
「き、…きついな。」 
「あ、やだっ…は、ぁア・・ん、あっ」 
思うままに腰を振ればきつくせまいそこが絶頂を促す。びくびくと震えるハンガリーの体は上手く快感をすくい上げる。 
みっともないくらい口をあけてひたすらにあえぐその姿は淫靡で切なく俺の胸を擽った。 
「あ、あんっ・・あ、あっ、ぁ」 
小刻みに紡ぐ喘ぎを追い立てるように腰の動きを早めた。ぐちゅぐちゅと響く水音と高い喘ぎ、そしてほんの少しの寂しさが満たしていた。 
「もう、イっちゃ・・あァ!」 
「いい、俺もイきそっ…!」 
「あ、あ、イく、や、いっちゃ」 
「っ、・・・くっ!」 
「あ、…ああっ!」 
腰を打ち込むように大きく動かせば一際高い声を立てハンガリーが果てた。少し遅れて俺のたぎった物を中にぶちまける。 
「・・・んっ、あ」 
熱さにハンガリーがぶるりと震えた。ゆっくりとアイツのそこから俺のものを抜く。吐き出したのがみっともない欲望だったらどんなに良かっただろう。 
  
ぼんやりと窓を見つめるハンガリーを後ろから抱きしめた。ああ、どうしよう泣きそうだ。みっともねえな、本当馬鹿みたいだ。 
「プロイセン」 
凛とした声が俺を呼ぶ。喋べんなよ、泣きそうなんだ。 
「ねえ、プロイセン、アンタはどうしてプロイセンなの?」 
それでも、気高い声が俺を呼ぶ。ああ、どうして俺はこんな風に生まれたんだろうな。 
美しい歌も、気の効いた言葉も、何も持っていないじゃねえか。在るのは薄汚れた手のひらと、過去の栄光ばかりが。 
「アンタはどうしてプロイセンなの?アンタの名まえだけが私の敵なのに」 
ただ一言、ただ一言でいい。俺の名前をよんでくれ。やさしく微笑んで、愛してると言ってくれ。そうすれば俺はプロイセンではなくなるのだから。 
なあ、ハンガリー俺を救うのは一言だ。お前さえ居れば俺は全てを捨てれるんだ。わずらわしい過去など捨てて、君を愛する只の男になりましょう。そうだ、名前を呼んでくれ。 
沈黙が俺を突き放した。 
 やはり俺たちは築き上げた過去を捨てれないまま生きていくのだろう。だから俺は馬鹿みたいに明るく言ってやる。 
「しらねえよ、そんなこと。」 
「そうね、やっぱりそんなこと、どうでもいいわ….そうでしょう?ギルベルト。」 

悲劇の崩壊 
悲劇の崩壊
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