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//  // ここからコピー! // {{anchor top}} !!クリスマス撃墜のお知らせ イタリア×モブ(中居) // // にょたりあや百合など注意事項がある場合、下の「//」を消して表示させて下さい //  ''注意'' // 下はssをみやすくするためのdivの設定です消さないで下さい {{div_begin class="ss"}} // // 以下SSの中身 // 「ねぇねぇ君、今ヒマ?」 自分の戦歴を増やさんとするイタリアは、さっそくナンパに精を出していた。 イタリアが目をつけたのは、廊下を歩いていた中居だった。 忙しい時間は過ぎたのだろう、どこか手持ち無沙汰そうな感じで歩く彼女は、イタリアにとって格好の的である。 忙しいのを理由にかわされては意味がない。 ナンパは成功する事に意義があるのだ。 「夕食の配膳に来てたよね?その時から可愛いなって思ってたんだ!」 「え、そんな……ありがとうございます」 頬を赤らめ恥ずかしそうにしながら笑う彼女。 好感触だ、とイタリアは心の中でガッツポーズをする。 「黒髪も艶やかで綺麗だし、目も大きいし、それに…」 「あの、あんまり褒められると恥ずかしいです…」 「どうして?本当の事だもん、恥ずかしがる事なんてないよ。ね、俺…君の事もっとよく知りたいな…」 会話をしながら少しずつ距離を縮めていたイタリアは、そう言いながら彼女の肩を抱く。 びくりと肩が跳ねたが、拒絶されないところを見るとまんざらでもないようだ。 こんな山奥の旅館で働いているのだ、男に口説かれるなんて滅多にないのだろう。 イケるかもしれない、とイタリアはほくそ笑む。 ナンパでは百戦錬磨のイタリアだが、何故だか未だに童貞なのだ。 「良かったら俺の部屋に来てよ。いっぱいお話したいからさ」 少し顔を傾け、上目遣いに彼女を見詰める。 年齢より若く見られる自分の顔が、女性の母性本能をくすぐるのを計算しての事だ。 「あの…少しだけなら」 「ホント?!ありがとー!」 彼女の返事を聞いた瞬間、イタリアの脳内には「童貞卒業」の文字が舞った。 フランスやアメリカに長年からかわれてきたが、それも今日で終わりだ。 ついにこの日がやって来たのだ。 イタリア、大人になります! 嬉しさと興奮のあまり、イタリアは思わず彼女に抱きついてしまった、のだが…それがいけなかった。 「き、きゃあ〜!」 「…え?」 次の瞬間、イタリアは彼女の放った右ストレートをまともに顔面に喰らった。 「いきなり何するんですか!こ…こんな往来で抱きつくなんて!破廉恥です!」 「え、あの」 「私仕事に戻りますから、失礼します!」 「な…なんで〜?」 イタリアは、呆然としながら彼女の後ろ姿を見送った。 イタリアは忘れていたのだ。 慎ましやかである事こそが日本人の美徳である事を。 こうしてイタリアは、またも童貞卒業のチャンスを失ったのだった。 // 終わり {{div_end}} // // カテゴリー記入 // {{category キャラ}} のキャラのところにメインキャラクターを入れて下さい // 『:::{{category 女性キャラ}}』を追加すればカテゴリを増やすことがきます // ::カテゴリー :::{{category イタリア}} :::{{category クリスマス企画}} [[このページの上へ|#top]] // // コピーここまで!