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//  // ここからコピー! // {{anchor top}} !!小ネタ // // にょたりあや百合など注意事項がある場合、下の「//」を消して表示させて下さい //  ''注意'' // 下はssをみやすくするためのdivの設定です消さないで下さい {{div_begin class="ss"}} // // 以下SSの中身 // ハンガリーはこちらに背を向けるように横になって寝ている。 寝息を立てて、体は規則正しく揺れていた。 栗色の髪に顔を埋めると、ふわりと花の香りがする。 顔を覗き、頬に口付けた。ぴくん、と長い睫が震える。 「ハハ、気持ちわり、俺」 嫌なら拒んでくれればいいのに。 そしたら、自分も目が覚めるかもしれない。 でも、拒まずに自分と行為を重ねてくれる。 「期待しちまうじゃねぇか……」 自分の側に来てくれるかもしれないと。 「なんでこんなことになっちまったんだろうな……」 ため息をつき、寝転がる。 「ん……」 いつの間にか眠っていたようだ。 体を起こして後ろを見ると、プロイセンが時々いびきをかきながら寝ている。 「変わってないなぁ……」 色素の薄い髪の毛を触わると、ふわふわと柔らかい。鼻を摘むと苦しそうに眉を歪めた。 「う゛……」 「ぷっあはは」 かわいそうなので指を離してやると、「ふごっ」と鼻を鳴らして、また呼吸を開始する。 「はは……」 嫌いなはずなのに。 なぜ愛おしく感じてしまうのだろう。 私にはオーストリアさんがいるというのに。 「あんたなんか嫌いよ……」 自分に言いきかせるように呟く。 いつからだろうか。 貪るように体を重ねるようになったのは。 「大嫌い……」 なんでこんなことになってしまったのだろう。 なんで自分は拒まなかったのだろう。 気付かなきゃよかった。自分の気持ちに。 「なんでよ……」 頬を生暖かいものが伝う。 それが涙だと分かるまで少し時間がかかった。 「プロイセン」 昔に戻ってやり直したいと思っても、ただ虚しくなるだけだった。 続き [[988-989: Good Night、My Fellow|3_988-989]] // 終わり {{div_end}} // // カテゴリー記入 // {{category キャラ}} のキャラのところにメインキャラクターを入れて下さい // 『:::{{category 女性キャラ}}』を追加すればカテゴリを増やすことがきます // ::カテゴリー :::{{category ハンガリー}} :::{{category プロイセン}} [[このページの上へ|#top]] // // コピーここまで!