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//  // ここからコピー! // {{anchor top}} !!〜酒は飲んでも飲まれるな〜 // 下はssをみやすくするためのdivの設定です消さないで下さい {{div_begin class="ss"}} 始まりは、酒の場でのただのロシアへの愚痴だった。 散々、ロシアには煮え湯を飲まされ、苦労してきたもの同士、話は弾む。 「あーもう、あの人は! 私の大切な民をあんな目に……」 「わかります。本当にわかります。 ずーっとあの人の下で働かされた身としては、もうどうしようもない人です」 普段、大人しい者同士がはっちゃけ始めると、一緒に飲んでいた者たちは、そそくさと部屋を出て行ってしまった。 部屋に残されたのは、かなり酔いの回った二人。 「あの人はできればもう関わりたくはないけれども…… まぁ、今幸せだから、存在くらいは許してあげてもいいかなーって。ふふっ」 トロンとした目になり、意味もなくグラスを揺らす。 中に入った氷が涼しい音を立て、揺れた。 「そんなことより、リトアニアさん。ちょっと聞いてください。ロシアさんとは関係ないですけれど。 この間、オーストリアさんとデートしたんですよ。デート。 そうしたら、私転びかけたとき、腕で支えてくれたんです。 でね、良く見たら、細腕で支えてくれて、『大丈夫ですか?』と平然を装って聞いてくれたんです。 もうね、萌えですよ。萌え。 オーストリアさんってば、楽器しかもってない腕で支えてくれたんですよ。萌えです。 笑顔でですよ。強がって。 なんかそっと抱きしめてくれまして。二人の世界ですよ。まるで」 すでに夢の中に入り、暴走しかけているハンガリー。 そんな幸せそうなハンガリーが羨ましいのか、頬を膨らませるとサマネを一気に煽った。 ガンっとテーブルにグラス置く。少し目が据わっているのは気のせいではないだろう。 「俺だって、ベラルーシちゃんとラブラブだよ。 この間なんて、情熱的な瞳で見られちゃって、照れ隠しにナイフを突き立てられたりもしたんだ。 彼女、照れ屋さんなんだよね。そこがとーっても可愛いんだけど」 「オーストリアさんだって、可愛いですよぉ。寝起きの表情がとても色っぽくて……」 かくて、愚痴合戦から、のろけ合戦へと移行したのである。 のろけ合戦が開始され、早数時間。 机にはたくさんの空き瓶が並び、完全に目の据わった二人がまだ議論を続けていた。 話は完全に平行線になり、進みそうにない。 「オーストリアさんです。オーストリアさんのテクはそりゃもうすごくて、一晩に何回もイカさせる事なんてザラですもん」 「ベラルーシーちゃんです。甘い声を出して、求めてくる姿はそりゃ可愛くて、腰砕けますよ」 いつしか、下ネタへと移行し、営み最中のエロさ対決になっていた。 やがて無言になり、二人はにらみ合い…… 先に動いたのはリトアニアだった。 いきなり顔を近づけ、彼女の唇を奪う。 唇を舌でこじ開け、口内に遠慮なく進入する。 抵抗する舌を絡ませ、粘膜をこすり、逃げようとすれば、頭に手をやり、押さえつける。 最初は必死に逃げようとしていたが、徐々に目が虚ろになり、抵抗しなくなった。 呼吸をするために、唇を離す。 だらしなく開いた唇を親指で蹂躙し、コップの中に残っていたライ麦ウォッカを口に含み、もう一度唇を合わせる。 彼女の中に、唾液とともに度の高い酒を注ぎ込む。飲み込んだのを確認すると、唇を離した。 「どうです? オーストラリアさんより上手いでしょう」 「『ラ』はいりゃないんですぅっ!」 少しでも感じてしまった罪悪感と、愛する者の名前を間違えられた恨み、 酒の勢いも相まって、すでに理性はどこかへとんでしまっていた。 足取り怪しく立ち上がり、彼の目の前にへたれこむと、ズボンを勢い良く下ろす。 酒のせいか、すでに元気になっていた性器が顔を覗かせた。 「お返しです〜はむぅ……んぐ」 口一杯に頬張る。愛する者のと比べると、若干大きい気もしたが、 他の者の……いや、ゲルマン人以外のモノを見たことがないので、それが普通なのかどうなのかわからなかった。 いつもは清楚に可憐に、時折淫らにしゃぶりもするのだが、酒のせいで理性がなくなっていてはどうしようもない。 勢いにまかせ、しゃぶりつき、喉の奥に入りすぎて大きく咳き込む。 「けふけふ……う〜やーもう、本当はもっと上手なのよ。 オーストリアさんだって、私の技でむくむくと大きくなって。こーなったら……」 男らしくスカートをめくりあげ、ショーツを脱ぎ捨てる。 恥裂を指で開くと、目の前でちらつかせる。 いつもの清楚さはどこへやら。 「ベラルーシさんより、私の方が上手なんだからね」 どこか子供っぽい仕草で頬を膨らませ、彼の膝の上に座り込み、腰を落とす。 ゆっくりと肉を掻き分け、暖かい感触が肉棒を包み込み、刺激が……とだったらよかったのだが。 自制の効かなくなった彼女に、風情の欠片などない。 「ん、くっ……ひゃっ、ど、どう? ねぇ、気持…ちいいでしょ?」 技術などなく、ただ身体をゆするだけ。 いつもは『頼れるお姉さん』といった感じなのに、初めて見る子供のような姿。 少しだけ愛おしくて。無闇に身体を動かす彼女を軽く抱きしめる。 「そうですね。気持ちいいです。……ベラルーシちゃんには負けるけど」 「くっ、わ、私だって、オーストリアさんの方が……んぐ、気持ちいい……はぁ、です」 そうはいいつつも、襲ってくる快楽には勝てず、腰を動かし続ける。 ――酒の香りと、精液と愛液が混ざった香りと、汗の香りと。 それが一つの媚薬となり、二人の行為に終わりは見えそうにない。 「ん……ぁ……頭痛い…」 自分の声すらも頭に響く。体が妙に重い。肌寒いのは、冬だからだろうか。 ぼんやりと天井を眺め、寝返りをうつ。 ふにっとした感触。手に柔かな何かが触れた。軽く動かしてみる。 ふにふにとしてて、暖かくて、先端にとがった何かがあって…… 「ひゃっ…もうダメですよぉ〜オーストリアさぁん」 甘い声。 「って、え? な、なんでハンガリーさんが!!」 彼の横には全裸のハンガリー。いたるところに精液がこびりついているのが、妙に色っぽい。 「もしかして……」 自分の格好を確かめてみると、やはり全裸。 全裸の男女、精液まみれの女性。さすがにコレはヤってしまったとしか説明はつかない。 「落ち着け落ち着け落ち着け。昨日は、みんなと酒飲んで、いつの間にか愚痴合戦になって……それから」 断片的に思い出す記憶。青ざめる顔。 「…ふぁ? ん…おはようござーいますぅ……あれ?」 「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」 目の覚めたハンガリーの前で、日本直伝の土下座を繰り返すリトアニア。 もう、床がこすれて穴があきそうな勢いだ。 ついてに、確実にリトアニアの胃にも穴が開いたことだろう。 「……忘れましょう」 全裸のまま正座し、二人は対峙する。長い沈黙の後、ハンガリーからそう切り出した。 「覚えていても、お互い問題ありでしょ。だから、無かったことにしましょう」 「そ、そうですね。本当ごめんなさ……」 「ストップ。もう謝るのもダメ。全部なかったことなんだから」 口癖を収めると、ハンガリーはリトアニアの頭を撫でてやる。 涙目のリトアニアはどこか可愛らしくて、腐った心の部分がむくむくと顔を出し、 「えーと……は、ハンガリーさん。ちょっと怖いです」 「え、あ、……ふふっ、ごめんなさい」 自然と息があがっていたのだろう。引き気味のリトアニアに、ハンガリーは上品に笑って見せた。 リトアニアも乾いた笑いを浮かべ、ひとしきり笑った後 「んじゃ、何もなかった……ということでね」 「そうですね……っと、わわわわわっ!!」 床に転がっていた酒の空き瓶に足を取られ、リトアニアがバランスを崩す。 ハンガリーを組み敷くかのよう、派手な音を立て、倒れこむ。 「くー、本当ごめんなさ……」 「リトー、遊ぶしーいいから俺と遊ぶしー」 ノックもなしに扉を開け、乱入してきたのは、いつも暴走気味のポーランド。 きっと彼の瞳には、今にも行為をしようとしている姿に見えた事だろう。 珍しくしばらく言葉を失い……やがてぽつりと呟いた。 「――俺も混ぜるし――」 続き [[353-355: 〜大好き〜|7_353-355]] // 終わり {{div_end}} // // カテゴリー記入 // {{category キャラ}} のキャラのところにメインキャラクターを入れて下さい // 『:::{{category 女性キャラ}}』を追加すればカテゴリを増やすことがきます // ::カテゴリー :::{{category ハンガリー}} :::{{category リトアニア}} [[このページの上へ|#top]] // // コピーここまで!