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!!メロンソーダの中の嵐
【メインCP】シーランド×リヒテンシュタイン
【傾向】ほのぼの
【その他】本番なしエロ
セーシェルとウクライナも少しだけ登場してます
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// 以下SSの中身
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メロンソーダがぶくぶくと泡立つ。
もう飲み飽きていた。
シーランドはコップを置くと、ソファに倒れるように腰かけた。
足をバタバタとさせる。
「べつにいいですよ。シー君みたいな大物国家はいざというときに活躍するですから」
世界会議に参加させてもらえず、応接間に締め出されてていた。
どうしても参加したいと喚いたが、菓子類で宥められたのだ。
しかし、目の前にあるのは空箱、紙くず、手つかずのスコーンらしきもの。
シーランドは天井を仰いだ。
あまりの退屈さに睡魔が訪れたちょうどそのときだった。
「わー、小さいイギリスさんだ」
快活な少女の声にシーランドはまどろみから連れ戻された。
彼女の褐色の肌と赤いリボン。その印象的な色に眠気がふっとんだ。
「シーランド君です。シー君はイギリスの野郎よりおっきくなる国ですよ!」
イギリスの名を苦々しく口にした。
シーランドにとって彼は恩義を感じる相手でも、脅威でもある。
彼と比べられて劣っているなどということは気に入らない。
「イギリスの野郎は僕にひれ伏して、テレビの電源係になる運命なのです」
「じゃあ、そのときはイギリスさん殴らせてください。あの眉毛にいびられてストレスたまってるんで」
「いいですよ。ボコらせてあげます。一思いにやるといいのです」
イギリスに共通の思いを抱く二人は、しばらく盛り上がった。
しかし、ふと、シーランドは口ごもった。
セーシェルに目を向けては逸らす行動を繰り返す。
「で、昨日、イギリスさん家に招待…というか強制連行されたんですけど」
彼女の言葉はシーランドの右耳から左耳へと抜けていった。
会話に集中できるはずがない。どうしても気になってしまう。
しかも彼女が目線を合わせるように屈んでいて、見える。
胸元の緩い服にできた空間から目が離せなかった。
小柄な体にしては豊かな膨らみ。
その谷間は緩やかな山があり、いかにも柔らかそうだった。
ワンピースより強めの肌の色でよりいっそう強調されている。
「そしたら突然、フランスさんが裸に薔薇だけで乗り込んでくるし…」
「あ、あああの、シー君、トイレ行ってきます!」
シーランドは立ち上がり、駆け出した。
だいぶ経ってトイレは逆方向だと気付いたが今さら戻れない。
第一、本当に行きたかったわけでもない。
走っている途中つまずきそうりなりながら、心の中ではずっと謝り続けていた。
前を見ている余裕はなかった。
バイーン。
「ぺごああああああああ!うぎゃあああああ!」
顔が埋まる、いや、むしろ包まれている。
見上げた。
が、なにかに遮られた。
柔らかくて、温かいものでいっぱいだった。
ほのかにいい香りさえする。
「うあうあああああああ!ごめんなさいです!!!」
呼吸困難になりかけたところでシーランドはまた逃げ出した。
気づけば廊下に来ていた。
喉が絞めつけられるように痛い。
足も疲れていて棒のようで走れない。
歩くことにした。
ため息をつく。
あの光景も去ることながら、偶然遭遇した感触も忘れられなかった。
「はあ、どうせなら揉んでおけばよかったよ」
冷静になった今、シーランドはとてつもなく後悔していた。
行き場のない手で空気を掴む。
どうやら最近の空気は感触があるらしい。
「空気もまだまだ捨てたもんじゃないですね。物足りないけど」
「……あ」
「これじゃあ走ってる車の窓から手出したら巨乳揉んでるみたいかもしれないです」
「あの…」
「もー、なんですか?」
目の前に少女がいる。
その状況についてはなんとも思わなかった。
少女の視線がゆっくりと動く。シーランドは追った。
そして彼女の胸元の手に行き着いた。
彼は青ざめる。
「ごごごごめんなさい!だいじょーぶですよ!小さくて触ったかどうかわからなかったです!」
胸を両手で覆ってリヒテンシュタインはうつむいた。
「ええと貧乳ってわけじゃ……少し柔らかかっ……ひぎいいぃうぼあああああああああ!!!」
そしてまたシーランドは走りだした。
「も……走れな…い、です」
物陰にへたれこんだ。
走り回って。叫んで。体力的にも限界だった。
それに――。
「このままは、僕もつらいですよ」
シーランドは注意深く周囲を見渡した。
あまり人通りの少ない場所だ。
それに彼女らが歩き回っていたということは会議は終わっている。
すでに大半の者は帰っているだろう。
ここに何者かが来る可能性は低い。
彼は息を潜めた。
半ズボンを膝までずり下げる。
「んんっ、もとはといえば…おねーちゃん達が、いけないのですよ」
小さくも張り詰めたものを擦りながら、考えるのは先刻のこと。
瞼の裏に焼きつけた形の良い胸を思い出すと昂ぶる。
手にあの小ぶりな胸の感触が残っているうちに…と、しごく手を速めた。
「う…っ……」
呆気ないものだった。
床には吐き出したものが飛び散っている。
体がぐったりとして仕舞うのも億劫だった。
射精の余韻に鈍った彼の頭は、近づいてくる足音を察知できなかった。
靴音が彼の前で止む。
「あら、さきほどの」
声をかけられてやっと我に返り、前を手で隠した。
「なっ、見るなです!シー君のは見世物じゃないのですよ!」
「兄さまのものと違う」
「当たり前です。シー君はまだ子供ですよ。一緒にすんなです。
それに小さいのはイったばかりだからで……あと、ほーけー…」
「ほーけー?」
「うわあああ繰り返すなですっ」
改めて自覚するとシーランドは赤面せずにはいられなかった。
頭の中ではその言葉が何度も反響していた。
「人目につくような場所でなさるのはお行儀が悪いと思うのですが」
「そ、それは――そうですよ。お前も悪いんだから責任取りやがれです」
「…わかりました」
彼女の返答はまったく躊躇いがなかった。
澄んだ瞳がシーランドをとらえる。
「私の責任なのでしたらお引き受けします。何をすればよろしいのですか?」
「れーぷするのです」
「れーぷとはどのようなものか教えてくださいまし」
「それは…ですね………とにかくっ、なにもしなくていいからシー君に逆らうなです」
彼は覚束ないながら立ち上がった。
そしてリヒテンシュタインの肩に触れ、怯む。
頭が真っ白だったのだ。
彼女の肩を掴み、ああでもないこうでもないと唸る。
手汗がひどい。汗が服に染みて彼女に感づかれそうなほどだった。
ただただ焦る気持ちだけが強くなっていく。
そんなとき血の気の良い唇が目に入った。
シーランドは彼女を引き寄せてそれを奪った。
「んっ……これはキスではございませんか?」
「シー君のやることにケチつけんなです」
唇には彼女の感触がまだ残っている。
名残惜しさを振り切って、リヒテンシュタインを壁に押しつけた。
女性の衣服に触れたことのない彼はまたしても怯む。
胸元のリボンを掴んでたたずんでいた。
「脱げばいいのですか?」
「あ、うん。はっはっは、自分から脱ぐなんてとんだ淫乱なのです」
得意げに言う彼を不思議そうに見ながら服を緩めた。
膨らみかけの肌が露わになったところで、制止される。
「シー君は大人なので全部脱ぐよりこっちの方がいいのです」
言い切ってすっきりしたシーランドは、彼女の肢体を見回す余裕が出てきていた。
とりわけ発達段階の乳房をまじまじと観察した。
「兄さまがじきに大きくなるから心配するな、と」
「ふーん……あっ、そうだ。いいこと教えてやるです。おっぱいは揉むと大きくなるのですよ」
「本当ですか?」
「シー君は優しいから協力してやるです」
シーランドは彼女の胸を鷲掴みにした。
粘土でもこねるように強く揉みしだく。
温かく、柔らかな中に芯があった。
おもちゃで遊ぶ楽しげな表情の彼と対照的に、リヒテンシュタインの表情は翳りがあった。
か細い悲鳴が上がる。
「あの…痛い、です」
「あれ、おかしいなー。イギリスの野郎の本では……まあ、いいや。じゃあ、これは痛いですか?」
「やぁっ……!」
桃色の突起にかぶりついた。熱い舌がなぜる。
「なんか固くなってきたですよ」
唇が胸から離れた。
唾液にまみれた乳首が尖っているのは、反対側と比べて明らかだった。
甘い声が漏れる。甘美な刺激に教われる。
不安に縮こまるリヒテンシュタインの手が握られた。
彼女が視線を向けると彼は屈託なく笑った。
「さっきから言ってるですよ。僕に任せて楽にするのです」
「…はい」
彼女が握り返すと、シーランドは再び胸に顔を埋めた。
赤みを帯びてきた乳首に吸い付いた。
飴玉でも舐めるように口の中で弄ぶ。
その際に、ざらざらとした表面に絡め取られてしまいそうな気がした。
「…あっ…ん……」
「こっちも触るですよ」
スカートの裾をたくし上げて、下着の中に手を忍ばせる。
リヒテンシュタインは彼の手首を掴んで引き止めた。
「……だめ…です」
「僕のを触っていいですよ。だから…」
硬さを取り戻していたものを彼女に握らせる。
先走りが白く細い指を伝った。
肉棒の感触を確かめる暇は彼女にはなかった。
下着の中で指が蠢いて、割れ目を這う。
「すごい…びちょびちょなのです」
愛液が染み出つつあり、だいぶ潤っていた。
指が慎ましやかな肉襞の形をなぞる。
好奇心にも性欲にも満ちた彼は夢中だった。
一方でリヒテンシュタインは戸惑っていた。
さきほど彼がやっていたことを思い出す。
あの通りに竿をしごき始めた。
息を荒くしたシーランドの自身がさらに反る。
「…僕の手もっ…気持ちいい、です…か?」
指が秘肉の上を這いずり回る。
不意に、肉芽を擦ることになり、彼女は身震いした。
「あぁっ…ん…そこ…いやっ」
「ここ…もっと、気持ち良くして…あげますよ…」
シーランドは彼女を壁に向かせた。
限界にまで張り詰めたものを、彼女の下着の中に刺し入れる。
そして腰を抱き締め、がむしゃらに腰を振った。
秘部同士を擦り合わせる。
幼い体の熱を高め合う。
汗か汁かもわからないものが二人の肌を濡らしていった。
自力で立つことのできなくなったリヒテンシュタインは床に崩れ落ちた。
そんな彼女の上に重なって、シーランドは腰を打ちつける。
ピストン運動は激しさを増し、快楽へと彼らを追いやっていく。
「んぅ、ああっ…やっ、もう、だめ……ですっ」
「うぁッ、ぼくも、いきます…っく…!」
ほどなくして白濁液がリヒテンシュタインの太ももを流れた。
ぼとりと落ちて精の水溜まりができる。
シーランドは尻餅をついた。
だんだんと彼の顔がほころんでいく。
「やった…やったです!シー君童貞卒業なのですよ!」
「挿入しないとしたことにはならないと思うのですが」
「…………ジョ、ジョークですよ。おちんちんをお尻に…入れ……て……?」
着崩れた服を整えていたリヒテンシュタインは首を傾げる。
シーランドはみるみるうちに沸騰した。
「知ってるです。知ってるですよ。ど忘れしてるだけで……って頭撫でるなですっ!」
// 終わり
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