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10_158-164


 尖った理由

小ネタの続き
【メインCP】 香港x台湾x中国
【サブCP】  日本x台湾
【傾向】   3Pっぽい
【その他】  爺共が歪んでる。湾ちゃん処女。陵辱っぽくなった。



…台湾のコンプレックス。
それは少し控え目な胸。

アジア系であるが故…と思っていてもその辺を歩く外見上は同じくらいの人々や、会議で顔を合わす諸外国(特にヨーロッパ組)などと比べるとどう見てもお茶碗一杯くらいだ。
一度アジア組の中でも比較的穏やかで自分も好意を持つ日本に会話の流れに乗せてそれとなく…
「やっぱり私、胸、小さいですよねえ…」
と尋ねてみた。
その時、日本は真っ赤になって
「いや!!台湾さんはそれが萌ポイントであって、けっして大盛りが正義とは限りません!巨乳は肩こり・崩れがあるんです!ちっぱいが正・ぐあっ!!」
最後まで言い切らないうちに、日本はおっぱい星人のドイツに殴られてしまい聞けなかった。

どうやら彼は自分のサイズくらいは全然許容範囲らしいが、ウクライナ・ハンガリーまではいかずとも、そこはやっぱり女の子。
もうちょっと欲しいなあ…と思い、諸お姉さん国に聞いてみた。
その時、誰が言ったかはわからない。
けどはっきり聞こえたセリフ。

「彼氏に揉んでもらう!・・・それが出来なかったら自分で揉む。下手な薬より、エクササイズより良いって!」

で、国に帰って絶賛一人実践中。


「ん!ふぅ…いや、はあ…」
今日も部屋で一人胸を揉む。
いくらなんでも日本に向かって「揉んでください!」とはさすがに恥ずかしいし、色々調べたら隠れ巨乳、服を脱いだら凄いんです的なものも美味しいとあった。
とりあえず来たるべき日…日本に抱いてもらうその日までがんばって胸を育てよう。
そう思って、台湾は一人自分の胸を揉み続けていた。

これが自慰だということも分かっている。
自分で自分の胸を揉む。
その時、自分のこの手は日本の手だと思うと体の芯がぼんやり温かく気持ち良くなってくる。
乳首を摘まみ、潰し、弾く。
その度に全身に走る快楽の電流。
日本にしてほしいことを、自分で一生懸命考えて手を動かす。
そう考えるだけで身が捩れて体が熱くなってくる。
「ん、ぃやっ…に、ほんさぁん!!!」
何かが下半身から脳へ駆けあがってくる。
目の奥でそれが弾けて、彼女の肢体が反った。
快楽が弾けて、その後に濡れそぼって用を為さなくなる下着。

「あたし、意外とエロイな・・・」
そう言って、今日もちょっとため息をついて下着を脱いだ。
時計を見ればそろそろ夕方。
「そうだ、今日は皆集まるんだ…そろそろ、用意しないと。」
何か月に1度、アジア組が集まって夕食を取る。
少し情勢が穏やかになってようやくみんなが落ち着いて会えるようになり、各国の家持ち回りでもてなす。
今日は台湾の家に、みんながやってくる。

のろのろとベッドの上から降りて下着の替えを取ろうとする。
その時、部屋のドアが少し開いていたことに台湾は気がついた。
「わ、やば、誰も…いないよね?見られてないよね?」

その時ドアが開く。
「…台湾…」
「げ、香港…今の…」
部屋の入口には何とも微妙な表情の香港が立っていた。
少し顔を赤らめ、目を合わそうとしない。
「…見てた?」
幼馴染の気楽さゆえ、こういう時ズバッと聞けるのはありがたい。
香港は何も言わず頷く。

(・・・死にたい。)
台湾の顔がみるみる真っ赤になって行く。
自分の痴態を兄弟同然の香港に見られてしまった。
多分…日本の名を呼んでいた事も聞かれているだろう。

「…ねえ香港…」
「What is it?」
目を合わせられない。それは香港も同じ。
「…お願い…」
台湾は俯いて小刻みに震えている。
香港はそうやって俯く彼女を見て、まだ小さかった頃におねしょをしてしまった時の台湾をシミジミと思い出していた。


台湾は顔を上げて香港を見据えた。
「死んで。」
「ホワイ!!!!??」

そのまま台湾は香港の胸ぐらを掴み壁に押し付けた。
「アンタ、絶対哥哥言うでしょ?腰巾着みたいなもんだもんね?あたしが一人でオナってたこと、哥哥や…に…」
襟を掴む台湾の力が緩む。
台湾の顔を見れば、大粒の涙。
「日本さん…」

優しげに何時も自分を気にしてくれる日本。
そんな彼を想ってこんな事をしているなんてバレたら、きっときっとあの人は自分を軽蔑する。

そう思ったら、ぼろぼろと涙がこぼれてくる。
「お願い…言わないで、っていうか…」

「ダイはヘイトだけど。」
口を尖らせた香港は呟く。
そしてそのまま軽く台湾のおでこにキスをする。
「多分、Probably、否、An absolute、Meのほうが台湾の事…」
台湾はその真面目な香港の顔を思わずまじまじと見つめていると…

「ガキ同士が何やってるあるか?」
微妙に盛り上がりかけの二人に、冷や水をぶっかける声が部屋に響く。

「ブラザー…」
「哥哥…」

入口には中国が立っている。
によによっと楽しそうな笑みを浮かべて。
「何だ、おめえら出来てるあるか?」

そう言われて台湾は香港を突き飛ばした。
「んな訳ない!勘違いすんな愚蠢的哥哥!!!!」
台湾がそう叫ぶとつかつかと中国は台湾の所へ来る。

手首をきゅっと掴むとくっと寝台に倒す。
にいっと笑う中国。

「おめえ、日本の事好きあるね?」
「!」
林檎みたいになった台湾の顔を見て、中国がくくっと楽しそうに笑った。
「図星あるか。」
そしてそのまま、長めのチャイナドレスの裾をめくる。
「やぁん!」
下着も何も付けていない秘部が露になり、香港はそこから目をを離そうとした。
が、釘付けになる。喉がごくりと鳴った。
正直、何度も何度もおかずにさせてもらった。
夢の中なら…何度となく台湾と体を合わせた。
その時の胸は…正直さっき覗き見したときより3割増だったのは内緒だが。
夢想が現実として目の前にある。
中国に嬲られている台湾を見ているだけなのに、血が逆流しそうな程興奮してくる。
「おい、香港。お前台湾欲しいあるか?」
香港は中国の声に我に帰った。
香港は答えない。
「無理すんなあるよ?おめえが台湾好きな事くらいこの哥哥はお見通しある。」
くつくつと中国は笑う。
中国はポケットから携帯を出すと、手早くメールを打つ。

「…何してんのよ?」
「ン〜べトナムにメールしただけある。日本と韓国と夕飯来るのを2時間遅らせろって。」
台湾の顔がさあっと青ざめた。
「哥哥、お前のその聡い所が本当に可愛いあるよ?」
そう言って台湾の首筋を中国は舐めつけた。
「い、や…!!」
「ま、香港お前にこいつはくれてやるある。そういや返還10周年の祝まだだったあるね。」
「ブラザー!」
何か言いたげな香港を中国は見据える。
そして、低く冷たい声で中国は香港に告げた。
「我に逆らうあるか?」
香港は蛇に睨まれた蛙状態。
脂汗が背中を伝う感触がする。
「否…Unreasonableness…」
「なら素直に言う事聞くよろし。」

「嫌!绝对讨厌!!日本さん!日本さん!」
泣き叫ぶ台湾の口を中国が強引に塞ぐ。
舌を絡め、唾液を飲み込ませた。
「ん、ふぅっ、んく…」
バラ色に染まる頬。
にっと中国は笑うと、腹の当たりに手を据えた。
ほわっと暖かいものが台湾の下半身を満たす。
台湾の耳元で中国は囁く。
「おめえをなかせたくねえある。台湾。まだ全てを、何もわかっていないおめえを。だから我のいうことを聞くよろし。」
それは悪魔の囁きなのか、慈悲に溢れる長兄の思いなのかは香港にも台湾にもわからない。

「香港。」
「…Seriousness?中国?」
「本気も本気あるよ。」
台湾を押さえつけたまま、中国は香港の方を向く。
その顔は静かに微笑んでいた。
「…あいつにこの娘をくれてやるくらいなら、まだお前に喰われる方がマシある。」
香港は長兄と日本の間のまだ拭いきれない、埋めきれない過去を想う。
取りあえず覚悟は決めた。
香港は中国をまっすぐ見た。
「ブラザー、ここからゲットアウトしてくれるか?」
「…見ていたらやれねえか」
いつもの中国の笑み。
「…そりゃ、It is so…ashamedで台湾も…unpleasantだろう?」

「仕方ねえある。」
すっと台湾の手を離す。
台湾の顔が安堵に満ちた瞬間、中国は台湾の眉間に人差し指を置いて気を込めた。
その瞬間、台湾の体が弓なりに反り、目の焦点が失われる。
口からはだらしなく涎が垂れ、涙がぼろぼろとこぼれだした、
「あ、ああ?あ…うあ?」
「ブラザー?な、何…」
「台湾の体の自由奪ったあるよ。今こいつは自分の意志では体を動かせねえある。でも意識はしっかりしてるある。」
「…ブラザー!」
香港が叫ぶ。
中国は顔色を失った弟を見て薄く嗤った。
「おめえも悪いある。ぐずぐずしてる間に我の堪忍袋の緒は切れたあるよ。」
そういって中国は台湾を膝に抱き、香港に向かわせる様に座らせると上着のボタンを外して行く。
ぽろりと溢れたまだ幼さの残る胸。
呼吸が荒く、横隔膜が揺れているのがはっきりと解る。
さっきまで台湾自らが弄っていた乳首。
そこを中国がきゅっと摘むと、台湾が「ん!!」と軽く悲鳴を上げ眉をしかめた。

「おめえ、初めてじゃねえあるよな?」
「ん、まあ…Yesだけど。」
「要是那样可以、ほれ。」
中国は膝の上に乗せた台湾の足を開かせ、彼女の花びらを開く。
台湾の秘部は自分でやった自慰と、中国の軽い愛撫だけで既にぐちょぐちょになっていた。
中国はまた台湾の腹に手を置くとゆっくりと撫でた。
腹痛を起こした子供のお腹を撫でる様に優しさに満ちた動き。
「ン、ふぁあ、ひゃ、あああ、あ?」
たったそれだけの事で体中を駆け巡る快感に、台湾の心は追いついて行かない。
手を動かすだけで溢れ出す蜜。
それを見て満悦の表情を中国は浮かべ、割れ目をなぞった。
粘っこい水音がくちゅり…と響いた。
幾度かなぞり、指で探る。
中国の指が、台湾の体の何かに当たる度ぴくっと震え小さな声を漏らす。
次の瞬間、一番敏感な部分を弾く。
「い?ひゃあ、ああん!!!」
びくっと台湾の体が震え、こぷっと音を立て溢れた愛液が中国の膝を濡らした。

「おめえは本当に可愛い妹あるね?」
妹の痴態を中国は楽しんでいた。
つぷっとまだ荒らされていない中心へと指を入れる。
「香港?おめえ、こっちいじってやれ?」
「こっちって?What?」
「胸。」
そう言われて、香港は素直に言う事を聞く。
自分の手に収まるくらいの台湾の胸におそるおそる触れる。
柔らかく、暖かい乳房の感触に夢中になった。
無我夢中で揉み、乳首も執拗にいじめた。
その度に跳ねる台湾の肢体。
「ひゃ、い…ああん!!」
思わず、乳房にかぶりつく。
その瞬間ぎゅっと既に二本の指を受け入れていた台湾の密壷に中国の指が締め付けられた。
「ブラザー…」
香港がズボンを下ろす。
「ソーリー、台湾。」
ぎちぎちに張りつめた怒張を台湾の前にさらし立った。
台湾の目に恐怖が浮かぶ。
「台湾、大丈夫ある?哥哥が一緒に居てやるある?安心するよろし?」
台湾の耳元で優しい声で囁き、もう一度腹を撫でた。
香港は一度だけ口づけをした。
そして中国の膝から台湾を奪うと、躊躇無く中心へと挿しいれる。
「ん、きゃあ!!んあああ!」
台湾の金切り声が部屋に響く。
まだ男を知らない台湾の中は狭くキツい。
中国により幾分か柔らかくされたと言えど、処女なのだ。
ぐちゃりと結合部から自分の先走りと一緒に、鮮血が台湾の足を伝っている。

「不干!台湾…」
そう言って香港は乱暴に腰を動かす。
ずぷっずぷっと強引に動かしていると、悲鳴じみた声に甘さが混じって来た。
香港は台湾の中の熱さにくらくらしてくる。
「ふぁん、ひゃ、ああん、や、い、やあ…」
「台湾、台湾…」
香港は台湾をぎゅっと抱きしめ、もう一度胸に噛み付いた。
その刺激が、台湾の体を駆け子宮に届く。
「い、ひゃ、ああん!!!」
台湾の目が焦点を失い、体が弛緩する。
ぎゅうっと香港を締め付け、香港も彼女の中に思いをぶち撒けた。
ビクビクと震える台湾を抱きしめ、耳元で呟いた。

「…こんなのでも…so…Happy…幸せ…Meは日本より、うん、Love、you…」
「に、ほんさ…」
呪縛が溶け、ぽつりと愛しい者の名を呟いた台湾。
その香港の言葉を聞く前に彼女は気を失った。



中国はそんな二人を満足げに見ていた。
そして、半分開いたドアに目をやる。
「ふん…、文句があるなら入ってくればいいある。」


ドアの向こうには、韓国と日本とベトナムが居た。
「日本!香港何やってるんだだぜ!!謝罪と賠償…」
いきり立つ韓国は自分の後ろに立つ日本の顔を見て声を失った。

静かな静かな顔。
怒っているとも、悲しんでいるとも受け取れる顔で日本は部屋の中を見ていた。
その顔を見て、韓国は黙り込む。
ベトナムが韓国の袖を持つ。
ベトナムは微笑んで、韓国にいう。
「行きましょう?…こっちはこっちで楽しめばいいわ?ね、日本?」
「そうですね…せいぜい、育ててもらいましょう…か。」
「に、日本?」

状況が読み切れない韓国に困惑の表情が浮かぶ。
「ま、大人の事情ですよ。韓国さん…」

「ふ、はは、ははは、ははははははははは!!!!」
三人が台湾の家を出る足音と、中国の高笑いが響いている。

その声も、その音も台湾は聞く事はなく、ただただ深い泥の様な眠りに落ちていった。


ーおわりー



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