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 紳士と少女

【メインCP】 イギリス×幼女化セーシェル
【サブCP】  スペイン×ベルギー
       他に伊、南伊、米、日、仏が登場します。

【傾向】  幼女と幼女に真剣に手を出したい紳士のバカラブ、今回はちゅーまで。
【その他】
前スレ>144のネタを使わせて頂いた、ブリ天の奇跡でセーちゃん幼女化(7歳くらい)話です。
イギリスがセーちゃん好きすぎて、紳士という名の変態。
セーちゃんも結構流されてる感じなので、ラブラブバカップル注意。
スペベルさんたちの方言は適当。ごめん。ベルさん独立してるけど「親分」は愛称で使用中。



「いぎりすさんのばかぁ」
「……」
服の裾を掴み、つん、と引っ張る。

「いつもなら、わたしがやーっていってもしてくるのに」
「………」
潤んだ瞳で、上目遣いで見上げる。

「せっかく、おねだりしてるのに」
「……や、お前な…、」
目を伏せて、しょんぼりと切なげな顔をする。

「わたしからのおさそいには、こたえてくれないんだ…」

「…だああああああ!!!!!」
「うおう、キレた」

頭を抱えて叫び声をあげた男は…呼ばれた通り、名をイギリスと言う。

「――だっから!!お前、今の自分の姿をよぉおっく見てみろよ!」
突き付けた指をぷるぷると震わせて、必死な形相で怒鳴るイギリス。
その指の先で、大きな目をぱちくりさせるのは、彼の恋人である、セーシェルという名の少女だ。
…が、普段ならそこそこ合うはずの目線が、低い。声も、いつもよりもいくらか高い。
今のセーシェルは、かなり顎を上げてイギリスを見上げている形である。
…同じベッドに座っているというのに。

「ええわかってますよぉ、じぶんのことくらい。…どうみても、いぎりすさんのせいじゃないですか。
 それに、ひとをゆびさしちゃいけないんですよぅ」
むうと怒った顔をして、ぷっと頬を膨らませる子供っぽい仕草が、やけに似合っている。

無理もない。

今のセーシェルは、どう見積もっても――年齢にして7歳程しかない、幼い少女の姿をしているのである。

全ての元凶は、世界会議後に開催された、懇親会―という名の宴会―での出来事だった。
会が始まって数時間、酒も進んでいい具合にへべれけの者も出て来る頃合。

「なぁなぁイギリス、まだシラフやんな?良かったぁ、…ちょお、奇跡起こしてくれへん?」
「へぁ?」

いつになく必死な形相のベルギーに、これまた滅多に言われることのない類の言葉を投げかけられ、
イギリスは紅茶のカップを片手に持ったまま、ぽかんとして目を瞬いた。
ちなみに酒でなく紅茶なのは、後々こっそり2人で会場を抜け出すつもりであったからで、
その片割れであるセーシェルは、バイキング形式の料理の追加を取りに、席を外しているところだ。
(「あのイギリスが宴会場でパブってない…だと…?!」と、他国たちから観察されまくっていたのだが、
それはとりあえず本人の与り知るところではない)

「…や、うん、別にいいけど…何でだ?」
思わず聞き返すと、ベルギーはぐったりした表情を浮かべ、来た方向を親指で指し示した。
「ああなると、うちらでももう手に追えんのよ…」

示された方を見やると、そこには珍しく、悪酔いして管を巻くスペイン。

「うわああああん…親分は…おやぶんはもういややああああロマぁああああああベルぅうううううう」
「うるせーぞこのやろー…」
「ヴェー、スペイン兄ちゃーん、ロマーノ兄ちゃんが苦しそうだよ…」
隣にいるロマーノの首に片腕を回し、ぎゅうぎゅう締めながらひたすらべそをかき、それでも
酒を呷る手は止まらない。
進行形で絡まれているロマーノは、突き放しこそしないまでも疲れ切った顔をしていて、更にその隣で
ヴェネチアーノが、おろおろと2人を交互に気遣っている。
「うわー…」
「珍しいですね、スペインさんがあれだけ酔っ払うなんて」
イギリスの後ろから顔を出した日本が、驚いているようだがあまり表情の変わらない顔で呟く。
「ちびっこなら、酔っ払いでもまだ扱いがラクやんなーとか思てなあ」
「そういうことなら…べ、別にお前らのためじゃないんだからなっ」
「ほんま?おおきにイギリス!」
いつもの決まり文句を返して立ち上がるイギリスに、ベルギーはぱっと顔を輝かせる。
大抵あまり信用されない「奇跡」を頼られて嬉しいのもあり、もごもぐと言い訳を並べつつも
顔がにやけるのを抑えられないまま、何もない虚空から、星のついたステッキをひょいと引っ張り出した。
日本の隣で嬉しげに料理を頬張っていたアメリカが、うわあ…とでも言いたげに半眼になる。
「またアレをやるのかい、イギリス…」
「こ、今回は依頼だから仕方ねーだろっ!…奇跡、見せてやるよ!」

ベルギーを伴い、スーツに星型ステッキ、という妙にちぐはぐな出で立ちで、スペインの方へと歩み寄る。
すると、遠巻きに見ていた他国たちの中から、フランスが慌てた様子で駆け寄ってきた。
――装備:薔薇1輪で。
傍から見ると、イギリスも含め、非常にシュールな構図である。

「おい、イギリス!お前、スペインをどうすんだ?」
「なんだよ邪魔すんなワイン野郎、胸毛毟んぞ」
「やめてぇえお兄さんの大事なチャームポイント!…じゃなくて、あいつちびっこにすんの?」
「うちが頼んだんよ、」
「何か不都合でもあるのか?」
「いやー…意識まで昔に戻ったら、ちびっことは言えいろいろ大変かなーと思って」
「?何でなん?」
ベルギーの問いに、シリアスな表情を作り、ゆるりと遠くに視線をやるフランス。
…――くどいようだが、装備:薔薇1輪で。締まらない。
「あれで一応、元・太陽の沈まない国だからなー。
 …「おいだちゅでー」とか「れこんきすたー」とか、いろいろ怖いこと言い出すよ、多分」
「「ああー……」」
今度は3人揃って遠い目をする。特にイギリスは、無敵艦隊とやりあった記憶もある。
「……親分、昔はやんちゃしてたー言うんはほんまやったんね…」
顎に手をやり、ベルギーがしみじみと呟いた。

「んじゃこうしよう」
イギリスがステッキをぴっと掲げる。
「中身そのままで、外見縮めるだけにしとくから、あとはロマーノ達と協力して、何とかしてくれ」
「おおきにイギリス!助かるわぁ!」
「お前どんだけチートなの…まあいいけどさ…」
両手を合わせて歓声を上げるベルギーの後ろで、フランスがぐったりと肩を落とした。

そんな取りとめのない話をしつつ、スペインの前までやって来たイギリスは、じゃあ行くぞー、と
ステッキを振り上げかけた。
と、その刹那、今の今まで洟をすすりながらゆらゆらと揺れていたいたスペインが、くわっと目を剥く。

「お前イギリスやんかぁぁぁぁあああああ!!!!」
「うぉわっ!?」
酔っ払いとは思えない素早い仕草で、がたーんと椅子を鳴らして立ち上がるスペイン。
ヴェネチアーノが「ヴェエエエエ!?」、ロマーノが「ヴォアアアア!?」と、それぞれ特徴的な奇声を発する。
驚くイギリスと、その一歩後ろに立っていたベルギーを見ると、スペインの目つきが一段とヤバくなる。

「俺のベルに何すんねやぁああああああああああ!!!!」
「ちょお、親分!なんもないよ!やめてぇな!!!」
「おいスペイン!やめろよちくしょーめが!」
「スペイン兄ちゃーん!!落ち着いてぇええ!!」
「離せぇぇええええ!!!!」
元子分ズ&ヴェネチアーノが慌てて取り押さえにかかるが、酔っ払いとはいえ、半ば暴徒と化した
スペインを抑えるのは至難の業で、だんだんと周囲を巻き込み始めた暴走は、止まりそうにない。
「あ〜ら、ちびにする前からもうヤバかったかー☆」
「黙れ髭ぇぇええ!!!」
ぺこー♪と妙な擬音を背負ってぺろっと舌を出すフランスに、「お前も止めろばかぁー!!」と力一杯怒鳴る。
「あああもう、こうなったらお前ら周辺まとめてだ!!
 ベルギーにマカロニ兄弟、フランスッ、巻き込んでも許せよッ!!」
「ちょっ、俺までっ!?」
自棄くその勢いで、思い切りステッキを振り上げる。
周囲を確認する間もなかった。

「……っ、待っ、ストップイギリスさ――!」

「最大出力でほあたーーっ!!!」

ぼわんっっ!!


七色の煙が四方八方に広がり、…ゆっくりと消え始める。
スペインの被害から逃れようと、遠巻きに離れていた国家たちも、思わず固唾を飲み、様子を見守る。

「ほえぁああああ!なんやーせかいがぐるぐるするでー!!!うひゃひゃひゃひゃ!」
「はいはい、おやぶん、そのままねんねしてやー…あああ、うちらまでちびっこやん…」
「すぺいんこのやろー…」
「ヴェー…」
「お兄さんはそこまで縮まなかったけど…あああ、薔薇が落ちちゃう」

煙の中から現れたのは、所謂「ちびたりあ」時代の外見になったスペイン達。
ブリ天の奇跡は完璧で、一応服装までばっちり縮小済みである。除く、フランス(薔薇1輪)。
通常時のスペインが見ていたならば、「ほわぁぁあ楽園みたいやんなぁあああ!!」と、涙を流して
狂喜しそうな場面が展開されていたが、あいにくと今回の騒動の主役であった彼は、子供の姿に
大量の酒精が覿面に効いたようで、あっという間に目を回して、ばったりとその場に倒れた。

「…悪いなお前ら、多分数時間もすれば元に戻ると思っ…―――」
頭を掻きながらため息を吐いて、説明を始めたイギリスが、途中でぴしっと固まる。
煙の中から現れた、小さくした者たちの中に、思いも寄らぬ顔を見つけたからだ。

「だから、すとっぷっていったじゃないですかぁー…」

何故かそこには、完全に巻き込まれ、幼い少女の姿になったセーシェルが、
プディングのカップを二つ抱えて、涙目になって座り込んでいた。

うひょおおおおおぉぉぉ昔のちっちゃくて可愛いセーシェルぅぅぅぅううううううハァハァハァハァ……と、
ヤバいテンションになったフランス(小)を、ボクシングの始祖国らしく懇親の右ストレート一発で見事黙らせ
(いや気持ちは分かるけどさ、仮にも子供相手に大人げないんだぞ…というAKY元弟の声が聴こえたがスルー)、
ハンガリーやオーストリア、日本といった頼れる面子に、小さくなったスペインたちの世話を任せて、
イギリスは会場からダッシュで飛び出した。
……小さなセーシェル1人を抱きかかえて。

「いぎりすさんがたべたいっていってたぷでぃんぐ、もってきたら、こえがきこえたんですよ」
「…ったく、何で自分から、騒ぎの中に突っ込んで来たんだよ…」
「すぺいんさんをとめようとおもったんですよぅ。ちからにはじしんありますし」
「だからって、お前なあ…、」
「いぎりすさんが、まきこまれてるーっておもったら、むいしきでした」
「……セーシェル…」
「うまくぬけだせたし、ちょうどよかったですね!いぎりすさん、シましょう!♪」
「…………ん゛っ?」

そして、前置きが大変長くなったが、冒頭へ戻る。



セーシェルは、イギリスの、目に入れても痛くないほど可愛い可愛い、恋人である。
世界会議で他国に宿泊する際は、ホテルを同室にしてもらって、ずっと一緒にいられるようにするだとか、
会議の休憩時間中に連れ出して、空き部屋で何発かヤったりするために、本来ならば必要のないコンドームを、
彼女のために常に持ち歩くようになっただとか、その位には、彼女の心も身体も、心の底から愛している。
(――異論は認める。)
彼女も当初は戸惑い、嫌がる素振りも見せていたが、素質があったのか持ち前の開けっ広げな性格のおかげか、
だんだんと調きょ…慣れて来たようで、大抵のことは受け入れ、むしろ彼女の方からも進んで付き合ってくれる
ようになった。 大変良い傾向である……のはいいのだが。


「ねぇ、いぎりすさん?」
「だからお前、いくらなんでもその姿じゃ、…その、…できねーだろ…!」
「どうして?」
「どうしてって…」

なかなか2人の予定が合わず、今日はおよそ一ヶ月振りの逢瀬だった。
繰り返すが一ヶ月振りなのだ。自分だってやりたい気持ちはものすごくある。
というより、最初からそのつもりで、懇親会でも酒を我慢して飲まずにいたのだ。

だがそれより何より、脳内会議の目下最新の議題として、真っ先に問題にしなければならない
案件があった。

隣の恋人をちらりと見下ろす。
「?」と、小首を傾げて見上げて来る、セーシェル。

身体に合わせて縮めた薄水色のワンピースから覗く、すらりとした細い脚が、ベッドに投げ出されている。
女性らしい丸みを帯びていた肢体は、子供特有の、頭が大きく少し骨張った、細くて頼りなげなものへ
変わっていたが、赤みの差した頬や唇はふくふくと柔らかそうで、普段から大きい琥珀の瞳は、
零れ落ちそうなほどつぶらだ。
少しだけ短くなった髪は辛うじてくくられているが、毛先が跳ねて今にもリボンが解けそうになっている。
小麦色の肌も健在のまま、シーツの上に乗せられた指先は細く、とにかく全てのパーツが小さく繊細で、
そっと触れるのさえ躊躇われるほどで。

……可愛い。
それはもう可愛い。果てしなく可愛い。とてつもなく可愛い。

ただでさえベタ惚れの恋人の、幼い頃の可愛い姿である。レアなんてものではない。
自画自賛が過ぎるが構わない。ブリタニアエンジェルの奇跡万歳。
というか、この頃のセーシェルを育てていたというフランスを、もっかい100年フルボッコにして
ドーヴァー海峡に沈めたい。
この小さくて可愛いセーシェルを、独り占めしていた歴史があるというだけで、私刑敢行大決定だ。

――そのくらい、イギリスは萌えていた。今の幼いセーシェルに。

だが、今この場にいる、見たままの2人の状態を素直に表すと、非常にまずい事態になる。いろいろと。
イギリスに辛うじて残る紳士としての理性が、良心に訴えかける。
中身が伴っている伴っていない、という話は置いといて、童顔とはいえ大の男と、幼女。
つい先ほど、宿泊する部屋を尋ね、案内してもらったホテルマンにも、去り際に「可愛い娘さんですね」と
相好を崩され、ぶっ倒れそうになったばかりなのだ。

そう。親子に間違えられる成人男性と幼女。
……どう見ても児童虐待むしろ犯罪です。本当に以下略。
物理的にも、自分の身体で彼女を抱こうとしたら、彼女に負担がかかりすぎるのは目に見えている。

……誓って言うが、自分はロリータ・コンプレックスでも、ましてやペドフェリアでもない。ないったらない。
どこぞの悪酔いしていたスパンキング帝王じゃあるまいし。
でも。
目の前にいるこの少女ならば、容易く襲ってしまえる気がする、このムラムラとした気持ちは。

あ゛あ゛あ゛あ゛、と地を這うような低音を洩らして、イギリスが頭を抱える。

そんなイギリスの葛藤もつゆ知らず、痺れを切らしたらしいセーシェルが、横からどん、と
イギリスの身体を軽く突き飛ばした。
「うおわ!?」
思わず仰け反ったイギリスの太腿をすかさず跨いで、馬乗りになる。
「お、おい、セーシェル!?」
「いぎりすさんは、おとなのからだじゃないとだめですか」
イギリスの腹に手をついたセーシェルが、顔を覗き込んで来る。
セーシェルの小さな身体は羽根のように軽くて、まるで何も乗ってないかのようだ。
というか、この体勢はいろいろと問題が。
「…いや、それは……、」
「……いっかげつぶりなんですよ、あうの…」
むぅ、と口を尖らせる仕草は、いつもと何ら変わりがない。むしろ可愛い。
顔をぷいと横に向ける。いつの間にか、耳まで真っ赤だ。というか可愛い。
「こんな、こどものからだじゃ、いぎりすさん、もえないかもしれないけど…」

何か、大変なことを言われようとしている気がする。
駄目だやめてくれ俺はペドじゃないんだでも、理性、が。

「わたし、いぎりすさんと…えっち、したいです…」


ぷつん。と、何かが切れる音が脳内に響いた気がした。


「あっ、ん、んんぅっ…!!」

華奢な身体をベッドに押し倒し、勢いのまま口付けた。柔らかな髪が、シーツにふわりと散らばる。
舌を挿し入れ、小さくなった歯列をなぞり、奥の舌を絡め取り、吸い上げる。
息が続かないのか、とん、と小さな手で胸を叩かれる。その度に唇をずらしながら、執拗に舌を絡めた。
目をぎゅうっと瞑って、懸命について来ようとしている仕草が、それはもうとても可愛い。

「は、ふぅっ…」
久し振りの、思い切り濃厚なキスを堪能してから、ようやく唇を離す。
「…体裁とか体面とか、くそくらえだ」
2人分の唾液が交じり合って、セーシェルの唇から顎に伝っていく。
それを拭ってやりながら、頬を染めて肩で息をする小さなセーシェルを覗き込んだ。
「言っとくが、俺はペドでもロリコンでもねぇぞ。……お前だからこうなるんだからな」
「……ふぇ、」
見下ろした体勢のまま、見せつけるようにネクタイに指をかけ緩めると、息を呑む仕草。
「もう、イヤだも止めても聞かねぇからな。…覚悟しとけ?」
「……は、ぃ……」
潤んだ目元を嬉しそうに綻ばせるセーシェルは、幼い少女の顔で、とてつもない色香を放っていた。




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