ケダモノの嵐
嫌いになれない?の直後。
【メインCP】フランス×ベルギー×スペイン
【傾向】3P
【その他】 ベルがやられっぱなし。書ききれてないが乱交…だとおもう。
スペインがSです。あとオランダさんがロリコン設定でちらっと出てきます。
フランスがだんだんダメ兄ちゃんになって行きます。
ごめん、色々とごめんかも。
NGはIDか「ケダモノの嵐」でお願いします
「うぉぼごあああ!!!!」
変な悲鳴を上げ、真っ青な顔をしたスペインの手のひらからカシャーンと音を立てて落ちる携帯電話。
「なぁ〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜〜やぁ〜〜〜?これぇぇぇぇぇ??」
「女の足とあそこだな。なーに変なサイトから画像買ってんだよ。」
ロマーノがその携帯を拾い上げて画面を見てスペインに言う。
「お、何枚か添付されてんぞ…ん、歯形付きの胸に…ゔぉああ?女の真っ裸!ってベルギーじゃねえか!」
「お前は見るなぁ!返さんかぁい!!」
スペインは若い頃のやんちゃっぷりが復活した様な凶暴さで、ロマーノをぶん殴って携帯を奪い取る。
「誰や!誰がベルのこんな写真撮ったんやぁ!!」
「でもこれベルギーから来てるじゃねーか?」
ロマーノが差出人を見て、半狂乱のスペインに冷静に突っ込む。
スペインは動きが止まって、ロマーノをじっと見る。
10秒くらいストップして…暫くすると顔がぱあっと明るくなった。
「じ、自分撮りか?そうや、ベルギー俺に見せたて自分で撮って送って来たんや!」
んな訳ない。少なくとも彼女の性格ではそんな事はしないだろう。
自分撮りなら手が映る。そのマッパの写真のベルギーは仰向けで横たわって眠っている。
勝手に納得してふそそ〜となっている親分は、「んな訳ねーよこの幸せ回路の大バカやろーが」とロマーノの顔に書かれているのに気がつかない。
「スペイン兄ちゃ〜ん、昨日の資料だよ〜フランス兄ちゃんから預かって来たよ〜」
そこにイタリアがやってきた。さぼった会議の資料を預かって来たとの事。
お土産のカタラーナを3人は頬張りながら、イタリアが喋りだす。
「スペイン兄ちゃん、兄ちゃん達が帰ってから大変だったんだよ〜ベルギーさん、会議終わってから倒れちゃったんだ〜」
「え?なんでや?」
自分のスパンキングが原因だと露程も思っていないスペインは素でイタリアに訊ねる。
「わかんないけど、真っ青になって倒れちゃってね。フランス兄ちゃんが送って行くっていって連れてっちゃった。
もの凄く大事そうにベルギーさん抱っこしてたよ〜。あんな優しい顔の兄ちゃん見たの久しぶりだった〜!
で、スペイン兄ちゃんが兄ちゃん連れて先帰ったの知ってたから、フランス兄ちゃんが俺に資料持ってけって預かって来たんだ〜」
そこでロマーノの顔が引きつる。
(…ベルギーとフランス陰で出来てんだよな。この馬鹿弟気付いてなかったのか…)
ロマーノはちらっと元親分を見る。
「そうか〜フランスがベル送ってってくれたんか〜」
ニコニコしながらプリンを頬張っているスペイン。
どうやらこっちも気付いていないようだ。胸を撫で下ろす。
「ほな礼言わんとあかんなあ〜」
食べ終わって、フランスに電話をかける。
しかし、フランスは出ない。
スペインはまたフランスに電話をかけた。
そして何回かかけては切る…を繰り返している。
携帯をまた見ている。
「この歯形…俺がつけたとことちゃう。」
ポソッと呟いたスペインの表情が無い。
ちょっと恐いような…気がするなとロマーノはじっと見ていた。
スペインは暫く何も言わずに携帯を見ていた。
「ベル…心配やで一回かけてみる…」
彼女も出ない。
そして、また携帯をかけながら無言で納戸へ向かう。
…10分後…
「ロマーノ、ちょ〜フランスんとこ行ってくるわ〜」
納戸から戻って来たスペインが笑顔でロマーノに告げた。
「え、ああ、おお、ってスペイン!!!お前それ持っていくのは止めろぉぉぉっぉォオォオ!!!??」
戻って来た笑顔のスペインの手には愛用の斧。
目と刃が鈍く光っている…
それを見たロマーノはスペインがとろうとしている行動を瞬時に悟った。
フ ラ ン ス 殺 り に い く つ も り だ !
「ヴェネチアーノ!スペイン押さえろ!!!」
「ヴェ?兄ちゃん??ヴェェェェエ!スペイン兄ちゃんの顔が笑ってんのに恐いよおおおお!ドイツみたいだよ!」
「いいから押さえろ!血を見るぞぉ!!!!」
マカロニ兄弟が一斉にスペインに飛びかかって押さえつける。
(珍しく状況読みやがったぁぁ!)
ロマーノが必死になって斧を奪い取る。
「ぺごぉっ!!スペイン!落ち着けぇ!」
「ぷぎゅうっ!兄ちゃあん!落ち着いて!待って!待ってぇ!!!」
しかし非力なマカロニ兄弟の奮闘虚しく、スペインは闘牛場の牛のごとく二人を振り払い、フランスの家へと向かったのであった…
二人は開け放たれたドアの前で呆然とする。
「ねえ、兄ちゃん。一応フランス兄ちゃん言った方がいいかな…」
「だな一応電話しておくか…つーか止めに行った方が…いいかもな…ってお前、解ってたのか?」
「ん〜そりゃあんなに優しい顔でベルギーさん抱っこしてたら気がつくよ〜♪」
イタリアは携帯を出して、フランスにメールを打っている。
『いまスペイン兄ちゃんがそっちに行ったよ!斧持ってるから逃げた方が良いと思うよ〜頑張ってね♪(=∀=)♪』
イタリアがメールを送信して、とりあえず二人もフランスの家へと出発する。
しかしそのメールが見られるのは、この騒動が終わった後なのであった…
で、所変わってフランスの家。
あの後、二人は少し眠ってまたセックスして、また微睡んでセックス…を繰り返していた。
朝方に湿布をベルギーの尻に貼ってやって、そのまま眠り込んだ。
窓から差す陽の光で目を覚ます。
もうなんだかんだで昼近い時間だ。
フランスは何回もなる携帯電話には気付いていた。
一度見て、着信相手を見て…
(けっ、今更遅いんだよっと。)
…と電源を切った。そしてまたベルギーの胸に顔を埋めて眠ったのだった。
フランスは腕の中のベルギーの髪を撫でて、耳元で呟く。
何も知らない彼女はまだ幸せな微睡みの中にいる。
「ベルギー?もう昼だよ。起きるか?」
安心しきった寝顔に思わず笑みがこぼれた。
「ん、ん〜まだ眠たい…もうちょっと寝るわぁ…」
「じゃ、もうちょっと寝てな?メシ出来たら起こしてやるよ?」
頭をぽんぽんと叩くと、ベッドから立って下着だけ付けて台所へ行く。
「もうランチだなあ。キッシュでも焼くか…な?」
フランスはぽきぽき肩を鳴らしながら部屋を出た。
そして約1時間後…
フランスが台所でランチの用意をしながら鼻歌を歌っていると「いやぁああああ!!何やこれ!?」と悲鳴が聞こえた。
「…気がついたか…」
キノコのソテーを作りながらフランスは舌を出す。
「フランス!あんた何してくれんの!!!」
寝室からベルギーが真っ裸で飛び出して来た。
携帯電話をフランスに突きつける。画面には例のヌード写真。
それをフランスはちらっと見て笑う。
「ん〜、ま悪戯だよ〜。案外自分で撮って送ってくれたって思って喜んでるかもな〜」
「うち、寝とんのにどやって自分撮りするん!それにこの着信の量!!もう、スペイン気ぃついてここへ来たらどないすん…ひっ!」
ベルギーの言葉が止まった。
怪訝に思い、彼女の顔を見る。
真っ青のベルギーの前には窓があった。
…その窓にゆらり一人の男の影が映っている。
その窓には…多分出演作品間違えてますよなホラーな笑顔のスペインがいた。
ベルギーは自分の血の気がぞざざざざぁ!っとひいて行く音が聞こえた様な気がした。
「い・や、きゃぁぁっぁぁっ!!!」
思わず、ベルギーは恐怖のあまり金切り声を上げフランスに抱きつく。
むちょっと引っ付く生乳の感触ににんまりして抱き寄せつつ、フランスは窓の外のスペインに手招きした。
フランスは思いっきり不敵に笑ってスペインを呼ぶ。
「入ってこいよ?昼飯くらい喰わせてやるぜ?」
がっしゃああん!と斧で窓を壁ごとぶち破って、凍った笑みをたたえたスペインが入ってくる。
フランスはベルギーを後ろにやって、スペインと対峙する。
二人とも笑っているだけに余計怖い。
「なんやあ?ベル。お前フランスと出来とったんかぁ?あぁん?」
スペインの顔が笑っているけど目がマジに怒っている。
恋人が素っ裸で悪友に抱きついていたら仕方ないと言えばしゃーない。
スペインは斧をフランスに向けてによによによと空虚な笑いを浮かべていた。
彼女のあられもない姿を見れば、何をしていたかは一目瞭然。
「お前、普通のがええ言うてたん、フランスと比べとったんかぁ?」
ベルギーは何も言わずフランスの後ろからスペインを見ている。
「お前ベルと何しとんのや?え?フランス?いつからや?」
斧を担ぎ、日本の任侠映画ばりの迫力でスペインは二人に凄む。
しかし、勝ち誇った顔でフランスは木べらをスペインに向けて差した。
「もうずっと前からだぜ?気付いてねえのお前だけだよ。この鈍感♪」
スペインとフランスの間に雷が落ちた様に空気が震える。
このビリビリした空気に耐えられず、思わずベルギーが叫ぶ。
「あああああああ、ごめん、ほんまごめん!!頼むでおまんら落ち着いて、な、な???」
真ん中に入って仲裁しようとする。
泣きそうな顔で「うちが…はっきりせえへんで!」と、二人の顔を交互に見る。
ふるふると震える身体、潤む瞳。
「ほんまごめん…堪忍して…」
そして小さな声で謝られる…格好は裸。
その顔を見て、その姿を見て、男二人の導火線に火がついた。
「…俺の方がベル好きやで。ベルの弱いとこも、感じるとこも、何して欲しいかも俺は皆解ってんで?」
まっすぐ二人を見た、少し悲しげな目のスペインがぐっとベルギーを引っ張った。
くっとフランスの方にベルギーの尻を向ける。
貼ってもらってあった湿布をペリッと剥ぐと、少し腫れのひいた尻が露になった。
「やっぱええ形のケツやな。こんでもっと真っ赤やったら完璧やの。」
抱きかかえて、フランスに見せつける様にさわさわと撫でる。
「ん、や、やめ…うち今そんなんする気…ひゃああん!!」
腫れが収まりきっていない=まだ熱を持っている尻を絶妙な手技で撫でられ、思わず声を上げてしまう。
その声を聞いて、ますます黒い笑みを浮かべたスペインの手は止まらない。
首筋から耳の後ろをなめ付け、手は尻から胸へと移動して形のいい胸を揉み始めている。
何度も何度も身体を合わせている。あっという間にベルギーの顔が快楽に溶けだした。
緩急を付けて揉んで、乳首を捻りつぶす。
痛みと快感が同時にきて、思わずベルギーは身を捩った。
こぼれる甘い声。滴りだす蜜。
「ふ、や、スペイン…や、めてぇ!いやぁ…」
ベルギーは耳を何度も甘噛みされながら、スペインの腕の中で乱れ始める。
太ももに滴る愛液を拭われ、乳首にこすりつけられると思わず大きく震えた。
「いや、やあん!…助けて…やあ!」
フランスの付けた噛み跡を、スペインは得意げな顔をして舌でなぞる。
「俺のがええやろ?」
そう言ってベルギーの顔を自分の方に向け、口づけた。
頭を抱え込んで、舌を絡めて、息も継がさぬ様に深く深く口づける。
で、それを苦々しい顔でフランスは見ている。
無言で二人に近づいた。
繋がっていないのは解っているのでスペインを蹴っ飛ばしベルギーを奪う。
「ベルギー?無理矢理やられて可哀想に。お兄さんが癒してやるよ?」
フランスは甘い声で耳元で囁く。
そして頬に軽くキス。
鎖骨、胸、腹…次々とキスマークを落として行った。
手を取って指を一本一本舐って行く。
指の股を舐ると、ベルギーが小さく啼くので時々軽く噛んでは反応を楽しむ。
暫くそうやっていたら、今度はベルギ−がフランスの手を取った。
物欲しげにベルギーはフランスを見ている。
その様を見てふっと笑ってフランスがベルギーに告げる。
「お前の好きにしていいよ?」
指をベルギーの目の前に差し出す。
「…え?ええの?」
スペインの愛撫で身体に火がついている所にこのフランスの言葉。
耐えきれず彼女も同じ様にフランスの指を舐る。
ベルギーはフランスの指をフランス自身に見立て、しゃぶって行った。
時々ちゅぷ、ちゅ…くと音を立て、唾液を絡めて行く。
「ん、ごめん…我慢できん…かも…」
内股をすりあわせながら跪いた彼女がフランスの下着を擦り下ろし、既に鎌首をもたげていた男根に頬擦りした。
自ら男を欲するその姿がエロくて可愛い。
フランスはベルギーの頭を撫でながら、スペインに笑いかけた。
勝ち誇ったフランスの手の下には快楽に溶けたベルギーの目。
「お前にはこんな事してくれねえだろ?一方的ばっかが愛情じゃねえんだぜ?」
もう既にいろんな臨界点を超えていたスペインだが、その一言がスマッシュヒットし…
「ああああああ!!!ベル!俺のベルぅぅぅぅぅぅぅううううう!!!???」
スペインは絶叫しながらフランスのモノを愛おしげに口に含もうとするベルギーを引き寄せた。
そのまま一発スッパーンと尻を叩く。
「!いったあぁ!!!何してくれんの!?」
正気に返ったベルギーが叫ぶ。
その前には悪鬼の表情のスペイン。
あんなに何度も肌を重ね、あ く ま で愛し合って来たはずなのに自分の前で別の男に蕩ける様を見せつけられ…
今までの時間を悩み始めたが、考えるよりも行動で解らせてやるという結論にスペインは達したのであった。
「ベル?お前、俺からよう離れやんやろ?」
「え?」
スペインはベルギーを後ろ抱きにかかえ、既に濡れている秘所へと手を伸ばす。
溢れる密壷を幾度かなぞり、そのまま後ろへ指を滑らせた。
スペインは耳をかぷっと食む。
耳の後ろを舌でねろっと舐め付けるとベルギーが「んぅ!」と反応する。
それを見てによっと笑うスペイン。
「お前の嫌やはもっとやろ?無理すんな?素直になり?」
「ん、ふ、やめ…そこ嫌ぁ…」
くちくちと何度も蜜をすくっては一点をなぞって行く。
「何言うてんの?喜んでめっちゃ濡れとんのに?俺はお前が弱いとこ俺は全部解っとる。お前が本当に欲しい所もなぁ?」
スペインはつぷっと指を差し入れる。
「ふ、ひぃ!やああ!!」
ベルギーはそこに差し入れられた指の感触に、全身が粟立ち悲鳴を上げる。
「よーし、そしたらお前の欲しいもん入れたるわ!」
ずぷっとベルギーの後ろの穴にスペインのモノがねじ込まれた。
「ひ、ひゃ、そこはいやぁああん!止めて、いやあ、あああ!!!!」
身を捩って泣き叫ぶベルギー。
しかしそれすら今のスペインにはもの凄くいいスパイスであって…
「どや、ベル、気持ちいいやろ?お前がこうやって泣き叫ぶ度、感じる度にぎゅうぎゅう締まって俺はほんま気持ちええんや!」
思いっきり腰をグラインドさせ、ベルギーの嬌声を堪能する。
「や、ああん!あ、スペイン!や、ああ!!」
そうして、また尻に一発張り手を食らわす。
ベルギーの身体がびくんと大きく震えた。
「俺のベルや!絶対お前にはやらん!お前の前でここまで声上げるか?」
快感からなのか痛みからなのか、泣き叫ぶベルギーの菊門に深々と突き刺したまま、スペインはフランスに向かって叫んだ。
真っ赤になって嬌声を上げるベルギーをじっと見つめるフランス。
つい何時間か前までは自分の腕の中で、可愛らしい声で啼いていたのに今は雌の叫び声。
これはこれで嫌いではない。が、何か悔しい。
フランスは何も言わずベルギーの前に立った。
顎を上げ、一度だけキスを交わす。
「ふぇ?フ…ランス…?」
スペインを呑み込んだままくったりする彼女を起こすと、そのままぐっと膣へと己を挿し込んだ。
既に熟れきったそこはすんなりとフランスを飲み込んで行く。
「や!あんたさんまで!?やめてえええええ!!はぁん!」
「俺だって乱暴にぐちゃぐちゃにやるのなんぞは朝飯前なんだよ!お前だけの専売特許じゃねえ!」
フランスはそう言い放って乱暴にベルギーの中をつき始める。
「や、熱い!頭ん中変になる!ぃやあ!抜いてぇ!!頼むで抜いてぇ!!!」
ベルギーは男二人に挟まれて、啼きまくり、悶えまくり、感じまくり。
「堪忍してぇ!」と懇願するベルギーを無視して男二人は競る様に彼女を責め立てた。
フランスはフランスで腹の中で薄い膜を隔てているだけのスペインを感じ、「抜け!お前のなんか感じたくねえよ!」と叫ぶ。
スペインはスペインで、叫ぶフランスを無視して
「何やベル?お前二人にやられて喜んどるやないか?そうか嬉しいか!もっと突いたるわ!」
…なんか当初の目的と、違う方向へ突き進んでいる。
「ベルギー!お前俺の方が良いだろ?良いって言え!そしたらもっと気持ちよくしてやるよ!」
そう言ってフランスもベルギーのぐぷぐぷっと音を立て膣内を巻き回す。
「や!フランス、ええけど、やあ!そんなに乱暴にせんといて!うち、壊れる!こわけるぅ!!!!」
快感の涙でべちゃべちゃになったベルギーの顔を見て、中でグウッっとスペインの質量が増す。
「もっと泣け!啼くんや!その顔あかん!めっちゃ燃えて来たアアア!!」
「何!お前なんかに負けるか!!」
そう言ってフランスもまた深く深くへと突き上げる。
伊達にこそこそ何度も何度もセックスしていない。
フランスは中の良い所をグリグリと擦り上げ、向かい合っているのでわしっと乳房を掴んで乱暴に揉んで行く。
過度に与えられる快感に、ベルギーの中が小刻みに収縮し始める。
「よーし!もっと良いとこ連れってやるよ!」
フランスはぐいっと一気に腰を奥へと進めた。
こつんと当たる膣の一番奥の奥。
ここを突き上げられるとベルギーは…
どうなるのかを良ーく知っている男二人は彼女を挟んでにやっと笑った。
「ふぁあん!いやあ!奥当たるぅ!いややああああ!!!!」
腹の底から這い上がってくる快感の激流。
それが頂点に来ると、ベルギーがびくんと大きくのけ反ってぎゅっっと中が締まった。
「う!」
「うお!!」
「やぁん!!!」
ベルギーの腹の中で暴れる二人の肉棒は否が応でも締め付けられる。
吐き出される二人分の欲望。
…三人同時に果てたのであった。
その時、ベルギーは意識を手放していた。
ぐらりと揺れる頭。力を失った身体が倒れる。
「あ!」
スペインが左手を、フランスが右手をとってベルギーを支える。
思わず二人の目が合う…苦笑いを交わすしか無かった。
「お、ベル目ぇ覚めたか?」
意識を取り戻したベルギーの目に入るのは、満面の笑みのスペイン。
「タマにはこんなんもええな〜どや?ベル〜よかったやろ〜?」
ふかふかのベッドの上で、スペインは状況を把握できずきょとんとしたベルギーを抱きしめる。
「え…あ?」
確か自分は台所でスペインとフランスにむちゃくちゃやられた様な…とぼんやりする頭でベルギーは考える。
確か、キレてうちの取り合いで二人同時に入れて来たと違たっけ?そやのになんでこんな優しい顔なん?と軽く混乱し、スペインを見る。
ちゅっとおでこにキスをされると「やっぱお前は可愛いわ〜俺絶対よう離さん!」とますます力を込めて抱きしめられる。
え?え?と混乱し頭が追いついて行かないと今度は後ろからまた抱きしめられる。
首筋に顔を埋められ、しゅりっとしたヒゲの感触に驚くと顔の真横にフランスの顔があった。
「ん、ベルギー目覚めたか?身体大丈夫か?」
「あ、だんないけど…って今どうなってんの?あんたさんら…ケンカしてへんだ?あれ?」
起き上がって三人でベッドの上で向かい合う。
二人の顔を交互に見れば、二人とも少し生温い笑みを浮かべていた。
「うん、まあお兄さんもあんなに乱れるベルギーを見れてよかったよ?」
「タマには3Pもええなって言うてたんや!」
「え?どう…いう意味?」
ベルギーの顔が少し青くなる。
スペインの顔が真面目になる。
「うん、今までの事は水に流すでな〜これからはまあ3人でやろやってフランスと話ついたんや!」
「あんなに泣き叫んでるベルギーが可愛いなんてね〜お兄さん今日はちょっと目覚めたよ!」
フランスが満面の笑みでベルギーに語りかける。
「俺もあんなエロい顔で舐められたいしな!色々フランスに教わらなあかん事まだまだあるわ〜って解ったんや!」
「いやいや、俺もスパンキングや言葉攻めはお前に教えてもらわないと!もっと色んなコトしようじゃないかハァハァハァ」
「………おまんら………」
真ん中に居るベルギーの様子がおかしい。
その様子に気付く事無く野郎二人は、次はどうしようかと嬉々として語り合っている。
すくっとベルギーは立った。
そして手には何処から出したのな、槍。
「死にさらせぇぇえぇえぇえ!!こんのちょけ共がぁぁぁぁっ!!!!!!」
無双状態なベルギーが槍を一薙ぎする。
…それはフランスとスペインのみぞおちに見事食い込んで、二人は真っ裸のまま窓からパリの町へと放りだされた。
「もう嫌!めっちゃ業沸くわ!!あああああもうあんなアホ共なんか知らんわああああああーーーーーーー!!!!!!」
わんわん泣きながら服を来て、フランスの家をベルギーは飛び出す。
「何でうちばっかこんな目にあわなあかんの!まだロリコンでもオランダ兄さまのがマシやぁぁぁぁ!!!!!!」
と泣きながらベルギーへと帰って行った。
そして…
「ねえ兄ちゃん、俺たちは何処で入って行けば良かったのかな…」
フランスの家の外で一部始終をみていたマカロニ兄弟の弟、イタリアが兄ロマーノに訊ねる。
「知らねーよ…取りあえず、あの変態共を拾いにいくぞ…ふう…ちくしょーどもが…」
ロマーノは弟を促し、親分とその悪友を回収しに町へと向かう。
「ベルギーさん、大丈夫かな?すごく泣いてたよね?」
「ま、大丈夫だろ。あのスペインとフランス相手にできるし、オランダの妹だぜ?」
「そうだね…あ、兄ちゃんフランス兄ちゃんが川に浮いてるよ!」
イタリアがセーヌ川に向かって指を指す。
そこにはぷかぷかと全裸でフランスが浮いていた
川辺でくつろぐ国民は生暖かい視線を遠巻きに贈っている。
「あ、あそこの木にスペインがひっかかってら。あーもう面倒くせー!後でベルギーに文句言ってやる!」
その川辺の並木には隣の「元太陽の沈まない国」が引っかかっている。
こちらももちろん全裸で。
イタリア兄弟は、情けない大国共を回収しそそくさとその場を去るしか…なかった。
おわり。