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 メタボと雪女

【メインCP】アメリカ×ベラルーシ
【サブCP】 ベラルーシ→ロシア
【傾向】
【その他】最初はベラルーシ×アメリカです



某月某日、深夜。アメリカはカは深い眠りについていた。

「うふふアメリカ、Catch me!!」
ざざんと波打つ白い砂浜、夕焼けでどこもかしこもオレンジに染まった光景。
アメリカは夢の中でジェシーと追いかけっこをしていた。
走るたびに揺れる豊満な胸に、まるで誘っているかのようにふりふりと動く大きめの尻。たまらないね、とアメリカは思わず呟く。
と、ふいにジェシーが足を止めた。踵を翻しくるりと振り返るが、勢いに乗ったアメリカは急には止まれない。そのままアメリカはジェシーを押し倒すように崩れ落ちた。
「大丈夫かいジェシー…ってどこ触ってるんだい!」
「大丈夫じゃないわ。もう我慢できない、アメリカが欲しいの」
ジェシーの手はアメリカの股関にあった。さすさすと軽く撫でられると若いアメリカのペニスはすぐに首をもたげる。
そのままチャックを素早く下げられ鷲掴みにされた。切羽詰まっているのかどこか乱暴な手つきだ。
そのまま激しく上下にしごかれ、アメリカから出た我慢汁がにちゃにちゃといやらしい音をたてていく。
「どう?アメリカ気持ちいい?」
「ああ、最高だよ…う、あっ!」
先っぽを爪ではじかれ、びくりと跳ねる。ジェシーは手を止めず、さらに口と胸を使ってアメリカを責め立てていく。
「あっあっジェシー、イくっ、出る…っ!!」
どくん―――激しく脈打つアメリカのものから精液が吐き出された。白い精液はジェシーの顔や髪にとびちり、程よく日焼けした肌と対照的にてらてらと光っている。
「うーんジェシー…そんなことしちゃう女の子にはおしおきなんだぞ…むにゃ…」
「できるものならやってみればいい」
「へあ…?べッ、ベラルーシ!?」
アメリカが目を覚ますと、そこにいたのは日焼けしたムチムチ健康美女ではなく青白くぞっとするような美しさの少女―――ベラルーシだった。
ロシアの妹である彼女がなぜここに。確か俺はずいぶんと嫌われていたはずだ。いやそもそもどこから侵入してきた。
色々と思うことはあるが――――アメリカの一番の疑問は、なぜベラルーシが彼のペニスを握っているかだった。

「………これって属に言う夜這いってやつかい?」
「非常に心外だがそういうことになる」
いつもの仏頂面を崩すことなく、ベラルーシの白い指が再びアメリカのものをしごきだした。先ほど夢精したので(夢精というか実際に刺激されていたのだが)すでに滑りは良く、あっという間に硬さを取り戻していく。
「ちょっ、ストップ!!ベラルーシ…ッ!なんのためにこんな…!」
「やめない。全ては兄さんのため」
十分に硬くなったのを確認すると、ベラルーシはアメリカにまたがる。ビリビリと乱暴にスカートを裂き、ピタリとそこに宛てがった。じゅく、とかすかな粘り気のある音が聞こえ、わずかにベラルーシの頬が染まる。
「挿れはしない。安心しろ」
「いやそれ逆に辛…うあっ!」
ベラルーシがアメリカの上で激しく体を揺らす。挿入はせず、竿の部分をしごくように性器を擦り付ける。
「…これ、いわゆる“スマタ”ってやつかい…っ!?」
「知るか」
ほんのり蒸気したベラルーシはとても可愛い。可愛いが、口から出る言葉は素っ気なく、喘ぎ声も抑えているようであまり聞こえない。アメリカは不満だった。
アメリカのものかベラルーシのものか、いまやもう二人の性器ベチャベチャになっている。
「なあベラルーシ」
「何」
相変わらず愛想のないベラルーシの返事。
いつも彼女がロシアに向けるとろけるようなあの顔は、たとえ兄以外の相手でもベッドの上では見れるのだろうか?
「俺はやられっぱなしは性に合わないんだ。戦争も、政治も、何もかも。…たとえベッドの上でも」
「なにを、……っ!?」
マウントポジションをとっていたベラルーシの手を強引にひっぱり、その勢いで体勢を入れ替える。
一瞬だけ目を見開くベラルーシだが、すぐに状況を察知し、懐に隠し持つナイフに手を伸ばした。しかしその手はやすやすとアメリカに止められる。
さすがは最強を名乗る大国だけあってか、それとも単なる男女の力の差か、びくともしない。
「物騒だな。君のお兄さんはこんな物を持ち歩くよう命令でもしてるのかい?」
「兄さんは関係ない。黙れ」
「うわっ!汚いな!」
穢らわしいものを見るかのように、ベラルーシはアメリカの顔に唾を吐き捨てた。
まったく、こんな状況でも全然動じないなんて面白い少女だ――――アメリカは思った。
この美しい顔はどんな風に歪み、喘ぐのだろうか。そんな悪戯心がふつふつと沸き上がってくる。

「これ以上何かするようならお前のフニャチンを噛み切って二度と男として機能させないようにする。分かったら離せ」
「可愛くないなぁ。…気の強いのは嫌いじゃないけど、俺としてはセーシェルみたいな感じの明るい元気な子がタイプなんだぞ」
「お前の好みなんか、んぅっ!?」
後頭部をがっちりと掴み、無理矢理舌をねじ込む。噛み切られるぐらいの覚悟はしていたが、意外にもベラルーシはすんなりと受け入れた。
最初こそどんどんとアメリカの胸板を叩き拒否の意を表していたが、ぬるりと歯列をなぞり逃げる舌を捕まえて軽く吸うと途端に大人しくなる。
たっぷりと口内を犯し、唇を離すと銀色の糸がぷつんと切れた。
「…キス一つでしおらしくなるなんて、可愛いとこもあるじゃないか」
「〜〜〜〜っ死ね!!」
「おっと」
両手が塞がれているのでベラルーシはアメリカの股関を蹴り上げようとするが、いち早く察知したアメリカは素早くベラルーシの両手を一つにまとめあげて空いた手で足を押さえ込んだ。
「もう濡れてるしいいだろ」
「っ!?や、やめ―――あ、ああぁああああっ!!!」
ずん――――アメリカは、深々とアメリカはベラルーシに挿入した。
(あれ…?)
気持ちいい、だとか、氷みたいに冷たい肌をした彼女もナカは暖かいんだな、だとか―――他にも色々思うことはあったが、まずアメリカが感じたのは違和感だった。
狭い膣内を無理矢理こじあけるような感じ。これ以上の侵入を許すまいとひっかかるソレがあるのにアメリカは気がついた。そしてぶちんという感触―――――――ま さ か。
ゆるゆると下に目線を向ける。結合部分から僅かにしたたるソレは、紛れもなく鮮血の。
「ベッベラッベベベラルッ……ベラルーシッ、君まさか、処…っ」
「死ねっ、死ねっ、死ね死ね死ね!!…初めては、兄さんにあげようって…兄さんにあげようって思ってたのに、ふ、ぅ、ひく…っ…!」

普段は絶対泣くことなんてないベラルーシの瞳から涙がぼろぼろと零れ落ちる。
さぁあとアメリカから血の気がひいていった。
先程の行為といい妙に手慣れていたものだから、てっきりロシアかリトアニアあたりと経験があるものだとばかり思っていた。
それがまさか―――処女だったとは。ラッキ…じゃなくて、これはヒーローにあるまじき事態である。
「兄さん、兄さん兄さん兄さ、ひぅっ!?」
「ベラルーシ、本当に悪かった。君が初めてだって知ってれば、こんな風にはしなかったのに」
「今更言っても―――んぅっ!」

アメリカの舌が首筋を舐め上げ、ベラルーシがびくりと跳ねる。姉までとはいかないが、そこそこに豊満な胸をやわやわと触り、堅くなった乳首を軽く指ではじいた。
「や、やめ…!」
「お詫びといっちゃなんだけど、最高に気持ちよくさせてあげるんだぞ!」
「そんな事頼んでな、ぁ…!あっあっ、くぅっ!!」
アメリカがぱくりとベラルーシの乳首をくわえた。コロコロと口内で転がし、軽く吸うとそれはあっという間に勃ち始める。
「ほら、乳首はっへひたぞ」
「く、くわえながら喋るなぁ…っ!」
もう一方の手でぷっくりと膨れたクリトリスをつまみ、そのまま指で挟む。
それに反応してきゅっと膣が締まった。
大分ほぐれてきたのか、割とスムーズに腰が動くようになった。ずちゅずちゅと腰を動かすと、そのリズムに合わせてベラルーシが甘い声を漏らす。
「可愛いな、君は」
「さっ…き、可愛く、ないって…言ったくせに、ぃ…っ!」
「いや、可愛いさ」
耳元で囁いて、そのまま耳穴に舌をねじこむ。きゅぅう、と一層ベラルーシの膣が締まった気がした。
犯すようにねぶり回すと、ビクビクと体が震える。
「くっ、そろそろ…イく…っ!」
「あ、や、ぁああああああっ!!」
一際高い声で、一際大きく痙攣し―――そのままくたりとベラルーシは気を失った。
イギリスに色々教えてもらっといて良かった―――――そんな事を思いながら、アメリカもまた吸い込まれるように眠りの世界に誘われていった。



――後日。
世界会議中、普段まったく使われていないスクリーンの大画面にでかでかと卑猥な映像が流れ出した。
深く交わる男女。モザイクと音声にノイズがかかっているために人物の特定はしがたかったが、どうやら女が泣いている事だけは分かった。
食い入るように見る者も居れば平然とした者、目を背けながらもしっかり見てる者、あっけにとられた者もいる。
そんな中、アメリカだけが顔面を真っ青にしていた。
(や、やられた…)

………後日、アメリカの元にこんな手紙が届く。

――――あの映像をモザイクノイズ無しで流されたくなければ、今後一切兄さんには逆らうな――――――

「Shit!あの雪女…!!」

果たしてあの時の彼女はすべて演技だったのか。それはベラルーシだけが知っている。




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