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 臨床試験結果報告書

>>632

女性用の性欲高進剤 バイアグラ並みの“革命”か
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091116/fnc0911161303013-n1.htm

なネタ。
こういうニュースネタ見ると、どうしても馬鹿エロネタが思い浮かんでしまう。

【メインCP】ドイツ×(リヒテンシュタイン セーシェル ハンガリー ウクライナ)
【サブCP】直接的な絡みは無し。ベラルーシ→ロシア (イギリス フランス)×セーシェル
【傾向】ドイツのエロ薬研究発表
【その他】
馬鹿真面目なドイツの研究馬鹿エロ。
真面目なせいで、少々エロさは薄いかもしれん。
NGは『臨床試験結果報告書』でお願いします。





「今回のテーマは『女性の性欲減退について』だ」
フランスが主催の『世界性交議論会』……結果的には、いつも下ネタ暴露大会になってしまうのだが。
そんな場所でも相変わらず、馬鹿真面目さを発揮するのがドイツというものだ。
手元に厚い資料が配られた。
真面目さ加減に一同は呆れ顔でそれに目を通し……言葉を失った。
真面目に書き綴っているとはいえ、濃いエロスが書かれていたから。

「鬱病治療薬の研究中にフリバンセリンを発見。
同剤に抗鬱作用ではなく、性的欲求を促す効果があることが実験で確認されている。
これを利用し、脳に働きかけ、気分や食欲、睡眠、記憶などを制御する神経伝達物質セロトニンの分泌を抑制。
それにともなって、欲求を刺激するドーパミンが分泌が促される。
結果、脳に働きかけ、精神面の禁忌を取り除こうとする。
効果について、女性達に協力を依頼したのち、臨床試験の結果を今回はまとめてみた。
まずは一枚目をみてくれ」

ドイツの言うとおりにページをめくる。
「まずはリヒテンシュタインの結果だが……」
淡々と語り始めたドイツの話に、一同は耳を傾けた。

「こちらを飲めばいいんですよね」
戸惑う彼女に、俺は大きく頷いた。
彼女の手元には薬の成分表と、起こるであろう脳の反応。
納得してくれたのだろう、手の中の錠剤をしばらく眺め、覚悟を決めたかのように一気に飲み下した。
数分後、反応はすぐに現れた。
これはあまり飲酒をしない為だろうか。反応のスピードが早い。
息が荒くなり、脈拍数もあがる。
「ふぁ……身体が熱いです」
それを本人も自覚しついたのか、頬を赤らめ、潤んだ瞳で俺を見つめてきた。
「研究の為だ。身体の変化を余すことなく、教えてくれ」
俺もメモをとりながら、彼女の身体的変化を観察する。
まずは顔紅潮。脈拍の増加。体温の変化。
幾分か肌の感覚が敏感になっているのか、脈を取る俺の手が動く度、切なそうな声を漏らす。
「やぁ……触れない……くぅん……でください」
身悶え訴えたので、俺は彼女の腕から手を離した。
しばらくは肌の変化にただ、耐えていたのだが。
「も、もう駄目です……」
突如、服を脱ぎ捨て始めた。
いつもの清楚な雰囲気とはうってかわり、男の前だというのに抵抗無く肌を露出する。
様子から見るに、服が肌に当たる刺激に耐えられなくなったのだろう。
大分スリムな胸、折れてしまいそうな腰、小さいながらも柔らかそうな尻。
全てが露わになった。
それなのに、まだ彼女は小刻みに身体を震わせていた。
微かな風ですら、刺激になっているのか。
足をすりあわせ、溢れ出てきた蜜を垂れ流す。
それどころか、自らの手を使い、陰部を刺激し始めた。
床に座り込み、股を大きく開いて、俺に見せつけるように刺激を繰り返す。
「んっ……やっ、見られているのにこんな事……止まらないです……ふぁ……」
秘唇を指で開き、淫芯を軽くつまむ。
胸の突起にも手を伸ばしているが、どちらかというと、陰部をいじる割合が多いだろう。
「あ……クリトリス気持ちいいです……うぅん……きゅっとして子宮が熱く……
やぁ……自慰してる私をもっと見てください
エッチなおまんこぱくぱくさせているリヒテンシュタインを見てくださ……ふぁっ」
卑猥な言葉を吐き出し、俺に自慰を見せつける。
実験の為、少し視線を逸らしてみたが、わざと水音をたてたり、卑猥な言葉を羅列してみたりと、どうしても俺の視線を求めているようだ。

以降薬の反応を調べる為、最初から最後まで観察する。
薬の効果は五時間ほど。
その中で一人でオルガスムスを迎えたのは20回ほど。
押し倒され、男性器を使いオルガスムスを迎えたのは8回。
そのうち2回は、挿入の瞬間に果てる。
薬の効能が切れたあとは、深い眠りにつく。
翌日、体の変化について尋ねてみたが、身体のだるさと記憶障害が少々あるらしい。
体のだるさに関しては、肉体疲労だろうが、記憶障害は改善策が必要だろう。

二番目の症例はセーシェル。

薬服用後、約一時間たってから効果が現れはじめた
こちらはかなり顕著だった。
脈拍増加、体温上昇。呼吸増加。
効果が出てくると共に、落ち着きがなくなってくる。
肌が敏感になり、服を脱ぎ捨てるのは前例と一緒だが、突如俺を襲ってきた。
馬乗りになり、蜜の溢れた陰部を俺の顔に押しつけてきた。
「ドイツさん、舐めてください……たくさんたくさん。
……んっ、すごくエッチな気分なんです……」
鼻をくすぐる蜜の香りと、ほんのりと茂った陰部が視界に広がる。
興奮した様子で舌を求め、腰を動かす。
まるでダンスのような動きに、少々あっけにとられてしまったが、薬の効果を確認するため、舌を動かした。
ほんのりと塩味のする蜜。だが、やや水っぽい。
溢れ出す蜜の量が多いせいなのか。
「あぁ……ん、お尻の穴も……いじってください」
身をよじらせ、ひくつくアナルをすり寄せてきた。
軽くアナルにふれるだけで、身体を震わせ、オルガスムスに達する。
……顔に潮が盛大にかかる。
肩で大きく息をすると、彼女は俺にしだれがかり、下半身に手を伸ばしてきた。
すでに堅くなったペニスを取り出し、念入りに舐め続ける。
(ここは薬の効果外で、個人情報に接するため、非公開とする)分後、精液を出すが、彼女は飲み込み事をせず、顔全体で受け止めた。
小麦色の肌にかかる白い液体は妙な色気をかんじさせた。
顔についた精液を指で丁寧に拭い、口元へと運ぶ。
「えへ、あの変態どもより美味しいです」
とろりとした瞳で、唇を重ねてきた。
……正直、自分の精液の味がしたから、少し萎えてしまった。
だが、彼女の体は魅力的で。
体勢を立て直すと、アナルにペニスを入れてきた。

……誰のアナルにとは聞かないでもらおう。
まさか彼女が疑似ペニスをもっていようとは……
いつも変態に襲われているせいか、逆に攻め立てたいという思いがあるのか。
詳しい経過は省くが、女性に攻められるのは結構気持ちよいとだけ述べておこう。
薬の効果が切れる時間、身体の変化などが観察できなかったのが少々悔いが残る結果だった。

「……入れられたんですね」
悲痛な面もちで日本がつぶやいた。
空気を読む技術に加え、彼の家にはそういう趣味の女性方がいるため、
そっち方面にはそれなりの知識はあった。
だが、空気もそっち方面も知らない者達は首を傾げるばかりである。
皆は呆れた笑いを浮かべ……いや、二人ほど青ざめ震えているものもいたが、
深くは追求するべきではないのだろう。

「にしても、リヒちゃん意外やなぁ〜そんな乱れるだなんて」
緩んだ笑みを浮かべ、スペインの言葉に、ドイツは深々と頷く。
「推測されるに、リヒテンシュタインは淑女に一つのこだわりをもっているのだろう。
リヒテンシュタインの堅物なスイスを大事に思う意思がそうさせていると推定する。
そのため、いつも周囲の視線を気にし、性的部分を押し込める事となる。
だから、精神面の禁忌を取り除くと、性的部分が露出し、オナニーという行為に現れたのではないだろうか」

淡々と論じるが、参加者の一部はすでに夢の世界へと旅立っていた。
しかし、そんな事は気にせずに、ドイツは更に話を続けた。
「セーシェルに関しては……かなり性交渉になれている様子だが……特殊な行為を多くされているように思えた。
そのせいか、アナルでオルガスムスに達する事ができるようになったのだろう。
そして、その特殊な行為のせいで、様々な欲望が抑圧されていたのか。
男を攻め立てるという行為によって表面に出てきたと予想する」
ちらりと彼女が抑圧される原因となった男達を眺めると、そろいも揃って机の下でぶるぶると身体を震わせていた。
いつ自分が逆襲に合うかと思うと、恐ろしいのだろう。

「とまあ、二人に関しては以上だ。次の測定結果はハンガリーとウクライナ。
なかなか面白い結果がでた。次のページに進んでもらおう」
資料をめくり、再び研究結果について述べ始めた。

まずハンガリーだが、薬の作用してくる時間は平均的ともいえる。
身体の変化、バイタルに関しては他の症例と似通っていたが。
息をあらげ、俺の瞳を見つめ、服を脱ぎ捨てた。
豊かな胸が露わになり、チェリーのような突起が顔をのぞかせる。
「ドイツ君……来て」
とろけるような暖かな笑みを浮かべ、手を広げ俺を求めてきた。
妖艶な笑み……とは違う。どちらかというと母性に満ちた笑みとでも言うべきか。
甘い蜜に誘われる蜂のように、俺は彼女の側へと歩み寄り。
「ドイツ君……可愛い」
強く抱きかかえられた。柔らかな胸が顔を押し付けられる。
甘い香りが鼻をくすぐる。この香りは石鹸なのか。いや、石鹸の香りではない。
どのアイテムの香りとも違う。これが女の香りというものなのか。
是非、この香りも研究してみたいものだ。
しばし抱きかえられる感触を楽しみ。
「ドイツ君……吸って……」
胸の先を口元に押し付けられる。乳首を吸えという事だろう。
乳首で感じる性質かと思い、遠慮なく吸い付いてみたのだが。
「甘えっこさんね。よしよし」
吸い付く俺の頭を支え、慈愛に満ちた瞳で見つめる。
……最初はいつもの性交渉のように、荒く吸い上げるつもりだったが、
穏やかなハンガリーの表情にそのような事をする気も失せてしまった。
つんと立った乳首を吸い、時折、胸を手の腹で揉む。
胸からは何もでやしないが……何故か落ち着く。
その行為が授乳に似ているからか。

……正直な話、あまりの精神的な気持ちよさに……
研究を忘れて、そのまま深い眠りについてしまった。
一回も身体をあわせることも無く。
目覚めた時にはもう効能は切れていたはずなのに、眠る俺を膝枕で見守っていてくれたハンガリー。
その姿はまさに聖母といえるものだった。

ウクライナの作用の結果は……

ウォトカが血液とも言われている彼女に薬が効くかと少々心配したが。
意外に短時間で効いたのは予想外だった。
息を荒くし、俺に歩み寄ってきて。
「ドイツちゃん、おねーちゃんが可愛がってあげる」
耳元で熱い言葉を囁かれ、ベッドに押し倒される。
大きすぎる胸を押し付けられ、唇が重なった。
情熱的な行動に相反し、キスに関しては随分と簡易的だった。
まるで挨拶のようなキス。
唇から離れると、両頬、そして額に口付け。
押し付けられた胸が離れたかと思うと、今度は下半身に手を伸ばしてきた。
ベルトを外し、チャックを下ろす。
すでに熱く滾ったペニスが顔を出す。それを彼女は数回愛おしそうに白い指先でなで上げた。
そしてそのまま、艶かしい口の中に……

……と思ったのだが。
足を曲げられ、膝を掴み、俺の胸に押し付けられた。
そうすると必然的に俺のアナルは丸見えとなる。
さすがにまた入れられるかと身を堅くしたが、そのような事は無かった。
紙でアナルを中心に尻全体をふかれ、尻の下に布を敷かれた。
足を元に戻される。あっけにとられている俺の下半身……ペニスも含め、紙で何度も丁寧に拭かれる。
その刺激で……恥ずかしながら射精してしまったのだが、彼女は手馴れた手つきでペニスの後始末をし始めた。
「あらあら、ドイツちゃん、ちっちしちゃったのね。おねーちゃんがかえてあげるから」
……どうやら、先ほどの布はオムツの代わりで、下の始末をされていたようだ。
いわゆる赤ん坊プレイというやつなのか?
手際よく布の中にペニスをしまわれた。まだいきり立っていたのだが、仕方が無い。
きっとこれから濃厚な赤ん坊プレイが待っている……

――待っているはずなのだったが。
いつまでたっても、それ以上のプレイはなかった。
タオルケットをかけられ、添い寝をされてしまった。
軽く背中を叩かれ、柔らかな声で子守唄を歌ってくれる。
その行為はある意味、性交渉よりも心地よいもので。

……こちらも詳しい臨床結果を調べられなかったのは少々悔いが残る。

「とまあ、二人に関してはこんな結果だ。
ハンガリーに関しては、子が欲しいという欲求が高まっての行動だろう。
俺達はどんなに愛し合っても、人間のように子ができるわけではないからな。
一方、ウクライナは姉性……と呼ぶべきだろうか。
これは俺の想像に過ぎないが、弟や妹であるロシアとベラルーシをもっと可愛がりたかったという念があったのではないだろうか」
研究結果に活き活きとした瞳で顔を上げ……乾いた笑いを浮かべていた一同が目に入った。
それはしょうがないだろう。結局は薬の効能について調べられたのは、実質一人だけなのだから。
そんな研究結果を馬鹿真面目に文章に起こし、淡々と解説するドイツは流石というべきか。
「ん? なんでぇ、まだ一枚のこってるじゃねーか」
トルコの呟きに、一同はもう一度資料を手に取った。確かに一枚だけ読み上げていないものがある。
その瞬間、ドイツの視線が泳いだのを、ギリシャは見逃さなかった。
のんびりとしたいつもの行動とは打って変わり、素早く最期の一枚に目を通し……
「……あー、そういえばロシア、今日こないねぇ」
「来ないどころか、最近姿もみねぇぞ」
生暖かいパスタ兄弟の言葉に、一同は同情の笑みを浮かべた。
その報告書にはこう書いてある。

『ベラルーシ。薬服用後、『兄さん結婚』と呟き、俺の前から消える。手には縄やら手錠やらを持って。
 そのため、臨床結果は不明』

「ま、ベラルーシに関しては、少々残念だったが、その他は良い結果を得られたから良しとしよう。
問題点は疲労感と記憶障害だ。
これを踏まえ、改善した薬をベルギー、台湾、ベトナムに昨日から投与し、新たな臨床効果を……」
途端に席を立つ男が数人。その誰もが目を血走らせ、息を荒げる。
「そんな美味しい事をなぜ早く言わないんだぞ! ベトナム待ってろ」
「ベルギー、待ってろや。アイスプレイしてやる」
「台湾台湾台湾! にーにが可愛がってあげるある!」
何か言いたそうなドイツなんか気にも止めず、男達は我先にと会議室を出て行き。
「……改善したから、3〜6週間、毎日服用することで効果が現れるんだが……」
目をつぶれば、襲おうとして、返り討ちにされる男達の光景が脳裏に鮮明に浮かぶ。
「ま、自業自得か」
小さくため息をつくと、ドイツは一人、会議室の片づけをし始めた。




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