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 さようなら、またいつか

 731 :名無しさん@ピンキー[sage]:2009/11/28(土) 02:01:07 ID:EfsV41i8
    コミックス発売記念にセージ×双子を投下


    されてる夢を見た 正夢になれ 

>>731に触発されてちびさんエロパロ書いてみた。
残念ながら双子ではない。
あと、規制に巻き込まれたから携帯からの投稿。

【メインCP】
セージ×百合子
【傾向】
純愛っぽい
【その他】
時代考証はしてない。
英国時代のセージをちょっと捏造。
とりあえず、細かいことは目をつぶってください。




 夜汽車が来るまで、何時間もあった。
 駅の待合室は無人。古びた火鉢の中で、灰が白くなっていく。暖を取る二人の間に言葉はないが、つないだ手が離れることはない。
 窓の外では雪が降り積もる。ざわめきが凍る。
「……っくしゅ」
 小さなくしゃみの音で、静寂が揺らいだ。
「風邪ですか?」
「いえ、灰が鼻に入ったみたいで」
「まあ」
 少女は目を見開き、微笑した。かすかに赤い目元をこすったあと、長い三つ編みを指でもてあそんだ。ちらちらと隣の少年に目をやること数回、やがて、意を決したように口を開く。
「……英国の、なんて町ですか? セージさんが行くのは」
「グラスゴー、です」
「住む場所とかは、どうなってるんですか?」
「えっと、向こうの学校の寄宿舎に入るそうです」
 英語は大丈夫なんですか、まあちょっとは、わあセージさんすごい私なんて全然ダメです、そんなことないです。はばかるような小声の会話が続く。
「向こうに、着いたら」
「はい」
「……手紙、送ってもらえませんか。どんな内容でも、いいですから」
 彼の手を握る、彼女の小さな手がふるえていた。やわらかな唇も同じようにふるえ、瞳からあふれる涙で濡れている。
「ごめんなさい。見送るときは、笑顔でいようって思ってたんです。だけど、ずっと泣きっぱなしですね」
「……」
「英国は、どうして遠いんでしょうか」
 彼女よりは一回り大きい手が、白い頬にふれた。熱を持った指先が涙をぬぐう。瞳と瞳が互いをとらえ、やがて、唇がふれ合うのと同時に閉じられた。
 彼女を待合室の長椅子の上にゆっくりと押し倒し、セージはセーラー服のスカーフをほどいた。抜き取ったそれを落とすかどうか迷い、結局、腕置きにかける。
 ボタンを外して現れた肌着をまくり上げると、下着をつけない素肌がさらされる。寒さのせいか肌は粟立ち、胸の頂点はちぢこまるように立ち上がっている。
 ひかえめな膨らみを手のひらで包み、転がす。彼女は涙をこぼしながら、彼の愛撫を受け入れている。鳥肌は次第に収まり、ほのかに色づくようになった。
 まくり上げたスカートからは、ふっくらとした太もも。内側をなでれば、彼女は小さく息をのむ。下着におおわれた足の付け根をこすった途端、握った手に力がこもった。
「大丈夫ですか」
「へ、平気です。……私のことは、構わずに」
 そう言うと、ふいと目をそらしてしまう。
「でも」
「……恥ずかしいんです。その、だから、あの、気にしないでください」
 よく見れば、髪の合間からかすかにのぞく耳は真っ赤だ。彼の顔も次第に赤くなり、口元を手で押さえた。
「あ、あの、すみません。いきなりこんなこと。嫌なら止めますから」
「嫌なんて、そんなこと! ……ああもう、早くやってしまってください」
 消え入りそうな声で言うと、ふいに彼女は吹き出した。がちがちに固まっていた身体から力を抜き、目をこする。つられたように彼も息をつく。
 下着を脱がせ、あらわになった秘所を見て、彼はごくりと生唾をのんだ。おそるおそる、割れ目を指でなぞる。まだ少女である彼女のそこは堅く、侵入を拒むように乾いていた。
 だが年若いのは彼も同じで、用意が不十分であることを知る由もない。カチャカチャとベルトをゆるめ、すでにいきり立った自身を取り出す。息を荒くしながら近づけるが、場所が分からずに彼はあたふたする。
「もう少し、下です」
「……あ、どうも」
「そこを、右……っぁ、そう、そこです……っ」
 セージは一度深呼吸した。ほどけかけた三つ編みや、細く呼吸をつむぐ唇や、雪のように白い胸元などに目をやる。
「いい、ですか」
「……はい」
 うなずきの数秒後、腰を進める。
「んぅ、はっ、ぁあっ……」
 悲鳴に近い声が、狭い待合室に満ちる。苦しげな彼女を見つめる彼も、眉を寄せていた。こちらは痛みではなく、快楽が原因の大部分だったが。
 冷たい空気に包まれていても頭は熱を持って朦朧とし、ひたすらに突き上げることを命じる。彼は従順にそれに従った。ぐちゃぐちゃと、濡れた音が立つ。
「せ、セージ、さ……ん」
「……はい」
「好きです……、好きです、好きです……っ!」
「はい、……っぐ」
 彼は息を詰めると、すぐに精を吐き出した。


 ピー、と夜汽車の出発を告げる笛が鳴る。汽笛とエンジンの音が耳をつんざく。
 ホームと汽車の窓越しに見つめ合う二人の距離が、少しずつ遠くなる。彼女は手を振りながら、唇を動かす。
 その動きを食い入るように見つめたあと、その意を解して、彼は泣きそうな顔をしたのだった。




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