クリスマス祭り開催のお知らせ
クリスマス祭り開催のお知らせ+前書き
<3日前お知らせ>
「もうすぐクリスマスですね。今年も良いクリスマスにしましょう」
僕は倉庫の中から、あるものを取り出しました。
サンタクロースといえば、この白い袋。不思議な不思議な袋なんです。
この袋がないと、サンタクロースとしてお勤めできません。
「えっと、破れはありませんね。おや?」
まだ空っぽのはずの袋の中に、一枚の手紙が入っていました。
クリスマスらしい彩の可愛らしい手紙。
一年は触れていないはずですから、昨年のモノでしょうかね。
僕は首をかしげ、その手紙を読んでみました。
『クリスマス祭り開催のお知らせ
クリスマスのお約束
・イベントは『サンタクロースなフィンランド視点』で繰り広げられます。
・フィンランドの袋からは、相手が望むものが出てきます。それがどんなものでも。
・期間は3日間。12月24〜26日。
・祭り参加作品は、名前欄の所に『タイトル+@クリスマス痴祭りのお知らせ』を書いてください。
・もちろん、イベント期間でも普通の投下は大歓迎です。
・ネタかぶりは気にしない。
詳しい事、相談したい事があれば、したらば板→ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12227/まで
あなたの参加をお待ちしております』
「……パーティの招待状ですかね。去年のだと……もう必要ありませんよね」
少し不思議な文章に、僕は疑問を抱きましたけれど、その手紙を窓際に置き、袋の手入れを始めました。
そして……クリスマスの準備のため、その手紙の事などすっかり忘れてしまいましたけれど。
もし、その時に気がついていれば。
もう少し、その手紙に疑問を抱いていれば。
あの惨劇は防げたのかもしれませんね……
クリスマス痴祭りまであと3日……
その日がどうなるかは……そこのあなた次第です。
<2時間で始まるんで最後のお知らせ>
「さ、てと。そろそろ、最後の確認と行きますか」
僕はサンタの衣装をタンスから出して、サイズの確認。
途中で破れたりしたらみっともないじゃないですか?
「よし、今年もまだ大丈夫だな〜」
サンタのトレードマークの服を着て、雪車もクリスマスらしくデコレーションを施す。
この時間も楽しいけれど、やっぱりプレゼントを渡す瞬間の皆の笑顔がこの寒い季節を乗り越える一番の原動力なんですよね。
「今年は皆、なにが欲しいのかな?」
サンタの袋の中は空っぽ。
何故ならの袋は、その人が望んだものが何でも出てくるんです。
だから入れておく必要は無いんですね。
僕は窓の外を見れば、北欧の冬空に星が光っています。
窓辺には一通の手紙。
でも僕は別段気にも止めず…
ああ、この時この手紙をもう一度しっかり読んでおけばこんな祭りは防げたんですよ…ねぇ。
『クリスマス痴祭り開催のお知らせ
クリスマスのお約束
・イベントは『サンタクロースなフィンランド視点』で繰り広げられます。
・フィンランドの袋からは、相手が望むものが出てきます。それがどんなものでも。
・期間は3日間。12月24〜26日。
・祭り参加作品は、名前欄の所に『タイトル+@クリスマス痴祭りのお知らせ』を書いてください。
・もちろん、イベント期間でも普通の投下は大歓迎です。
・ネタかぶりは気にしない。
詳しい事、相談したい事があれば、したらば板→ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/12227/まで
あなたの参加をお待ちしております』
あと2時間少々で僕も出発します。
そうだ、花たまごの世話をスーさんにお願いしないと!
さあ3日間世界中を飛び回って皆でモイモイしましょうか!
<痴祭り開始のお知らせ@クリスマス痴祭りのお知らせ>
「さてっと、今年もこの日がやってきましたか」
この時期がくると、非常に忙しくなる。でも、それすら楽しい。
仕事着に着替え、大きな白い袋を抱える。
今はまだからっぽだけれども、相手が望むものか勝手に出てくる不思議な袋。
僕にも詳しい仕組みはわからないけれど、『サンタクロース』だからの一言で誰もが納得しくれます。
雪山に向かって口笛を吹く。
しばらくして澄んだ鈴の音、そして軽やかなトナカイの足音。
可愛らしい8匹のトナカイの到着です。
立派な角をもったトナカイの頭を一匹一匹撫で、
「ダッシャ−、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドンダ−、ブリッツェン、元気だったかな?」
うん、目も活き活きとしているし、毛並みも最高です。
これならば今年も最高のクリスマスを皆さんに贈れそうですね。
用意していたソリをトナカイ達にセットし、準備完了です。
「それでは行ってきますね。お留守番お願いします」
「ん……」
「シー君にもプレゼント忘れちゃだめですよ」
言葉少なめに手を振ってくれるスーさんと、元気一杯のシーランドに手を振り、ソリは動き出しました。
夜空に輝く星と月。オーロラのカーテンが僕らを見送ってくれています。
「よし、今年もがんばりますよ〜モイモイ♪」
――そして、素敵な聖夜を届けに、僕らは出発しました――
と、いうわけで、イベントの詳細です。
テーマはクリスマス。
フィンランド視点にて話は繰り広げられます。
サンタクロースであるフィンランドは、不思議な袋を所持しています。
この袋は、相手が望むものが何でも出てきます。
普通の玩具はもちろん、大人の玩具から怪しい薬、はたまた想い人まで出てきてしまうそうです。
フィンランドが渡したプレゼントによって引き起こされる大人のクリスマス……
もちろん、フィンランドがそういう目にあうのもアリです。
その聖夜……性夜は皆にとって忘れられない夜になることでしょうね。
クリスマス痴祭り開催のお知らせ
クリスマスのお約束
・イベントは『サンタクロースなフィンランド視点』で繰り広げられます。
・フィンランドの袋からは、相手が望むものが出てきます。それがどんなものでも。
・期間は3日間。12月24〜26日。
・祭り参加作品は、名前欄の所に『タイトル+@クリスマス痴祭りのお知らせ』を書いてください。
・もちろん、イベント期間でも普通の投下は大歓迎です。
・ネタかぶりは気にしない。
あなたの参加をお待ちしております
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