朝とパジャマと兄妹と
113 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2010/04/24(土) 16:22:08 ID:ty7uegz4 ハンガリーとリヒテンは出るか?って言われてるけど、確定情報が少ないよなぁ なんか延期しそうな感じもするが、まぁ楽しみに待ってる The本ネタだけど、リヒテンが着るはずだったパジャマをスイスが、 スイスが着るはずだったパジャマをリヒテンが、それぞれ着るのって そこはかとなく官能的だ スイスはあれを自分用と思ってるみたいだが、後日本当のことに気づいたりするんだろうか 114 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2010/04/24(土) 22:49:40 ID:OmJPBgCQ >>113 なんかまるかいてでは気付いてたようだな 「(リヒテンは)自分のパジャマを寄越したりして」とか言ってた 気付いたお兄様はパジャマをこっそりオナネタにしてても良いと思う 115 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2010/04/24(土) 23:04:18 ID:ty7uegz4 >>114 まるかいての歌詞は知らなかった、教えてくれてありがとう パジャマを汚さないようにできるのか 汚れてしまったら洗濯はどうするのか 大変だなお兄様は 116 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2010/04/25(日) 23:31:25 ID:ZwYlgOQV 慌てて自分で洗濯できるのである!とか言いそうだなw
>>113-116を見てネタが浮かび
>>117氏に先を越されたけどキニシナイ!
【メインCP】スイス×リヒテンシュタイン
【傾向】自慰(♂) 本番無し
【その他】小ネタ
朝露眩しく光るアルプスの夜明け。
天気は快晴。雲一つない澄み渡る青空の下、高峰の万年雪をバックに鳥の囀り響く何とも清々しい外の風景をよそに
陰鬱な気分に浸る男が一人。
「あー…」
長く気だるいため息。
ここ最近スイスの目覚めは不快感に始まる事が多かった。
一度しっかりと深呼吸をこなし心の準備を済ませてから、恐る恐る上掛けを剥いでみる。
ある程度の予測はついていたものの、やはりというか何というかそこには想像通りの光景が。
妹から兄へと贈られた、ピンク基調で丈の短いフリル多寡な可愛らしいパジャマ。
その寝巻きが今、幻想的な愛らしさとは裏腹に男性的な現実の前で大変な事になっていた。
じわりと濡れ広がり変色した股間部分。
もちろんの事、スイスは夜尿症など患ってはいない。となれば…。
「………また、やってしまった、……のである…」
淫夢を見た記憶がある。妹が相手だった。
言葉通りまさに夢心地の中で交わり合い、いざ最高潮というその時に
突然に夢と現実の間に橋渡しがなされ意識が完全、とまではいかないが半分ほど呼び覚まされた。
夢の中で頂点を迎えるとどうなるか、現実の思考で気が付いた時にはもう遅い。
発射準備に入ってしまったものを止める事などできるはずもなく、
焦燥感を抱いたまま強烈な快感の波に飲まれてしまい、
そして今この惨状という有様だ。
「本来はリヒテンのものだったと思うと…、妙に意識してしまって…、昂ぶってしまう。……いかんな」
改めてパジャマを一瞥し、一人ごちる。
被害はなかなか広範囲に渡っていた。
生暖かさとぬめぬめした感触は嫌悪感以外の何者でもなかったし
微妙に固まりつつある粘液は縮れた毛と絡み合い微妙な痛痒さを引き起こす。
更に衣服と上掛けの中で篭り蒸された独特の臭いがツンと鼻へ届きスイスを現実へ呼び戻した。
何はともあれ処理をしなくては、今のこのような場面を妹に見られでもしたら一大事である。
腰を浮かし下着ごとパジャマのズボンを勢いよく一気に引き摺り下ろすと
朝という時間帯ならではの生理現象真っ只中の自分自身と目があった。
「………お前と言う奴は…」
意気消沈の主人をよそに。
既に一回役目を果たしているにも関わらず尚も猛々しい姿を保つ自身の奔放さにスイスは辟易した。
常ならば自然におさまるのを待っているところだが
一刻も早く汚れたパジャマを洗い場まで持って行きたかったスイスは早急な手段にでる事にした。
右手でぎゅっと自身を握る。
「ん……」
慣れ親しんだ感触に思わず声を漏らす。
そしてそのまま握った手を上下に動かし竿を扱き始めた。
目を閉じて、先ほどまで見ていた夢の記憶の糸を手繰り寄せる。
妹、リヒテンシュタインを欲望のまま好きにした夢を。
「兄さま…」
声や、その肉感の生々しさを思い出しながら手を動かす。
鈴口からは透明な粘液がにじみ出て、指に絡ませて、先端にこすり付け、ぬるりとした快感を自身に加えた。
「兄さま」
現実感を帯びる声にスイスの熱はますます高まり自然と息も荒くなる。
「っ、リヒっ…。…っく、リヒテン…!」
握る手に力を込めて、加速する上下運動に合わせ、先端からの粘液も量を増した。
スイスの熱の塊は限界を超えて更に膨張し、今まさに快楽の頂点に達しようとラストスパートをかけたその時に。
「兄さまっ!」
リヒテンシュタインの声が聞こえた。妄想や夢でなく、隣から。
「あの、先ほどから何度かお呼びしたのですが、何やら夢中になられていたようで…」
ぺこりと頭を下げるリヒテンシュタイン。兄を呼ぶ為に声を張り上げた事を詫びているようだ。
いやそれよりも。
いつからそこに居たのであるか!?妹よ!
声にならない叫びが体内で響かせて、スイスは凍り付いてしまっていた。身も心も。
行為の様子をそのままに下半身を露出させ自身を握った姿勢で固まり、
そんな姿を妹に見られていたという事実に思考はフリーズして真っ白になっていた。
「お話は聞かせて頂きました。私の作ったパジャマが兄さまを苦しめていたなんて…」
リヒテンシュタインの長い睫が伏せらせる。
贈り物が汚された事よりも、
間違って自分のパジャマを渡し兄の精神の均衡が崩れてしまった事を悲しんでいるらしい。
「…責任を取らせていただきます」
何か決意したように呟くリヒテンシュタイン。
顔を上げぐっと小さな手のひらで握りこぶしを作ると、その勢いのままベッドに身を乗り出し
依然、天を仰いだままの怒張冷めやらぬもう一人の兄さまにそっと触れた。
「リ、リヒテンシュタイン!?」
他人の手肌に触れられるという未知の刺激により、ここでやっとスイスの硬直は溶け
更に予期せぬ妹の行動に思わず裏返った声が出た。
そんなものに触れさせる訳にはいかぬ!止めさせるのだ!とスイスの脳裏で理性が声高らかに主張するが
自身を握ったリヒテンシュタインの手が小刻みに動き始めると
発射寸前だったという状況も手伝い、快楽を求める本能の前で理性は容易く折れてしまった。
「ん…、熱い、です」
慣れた自分の手つきと違い、
どことなくゆっくりで、動きも単調、ストロークも短くぎこちないものではあったのだが
実の所、異性と意識してやまない妹の手で擦られる刺激に
剛直は今すぐにでも弾けてしまいそうだった。
少しでも長くこの快楽の時を愉しもうとスイスは歯を食いしばり耐え忍ぶ。
「…くっ、…っ……!」
「あ…、ビクビク…しています」
止め処なく溢れる先走りで手や指が汚れる事も構わずにリヒテンシュタインは一心に奉仕を続けた。
擦る動きに先走りの粘液が混ざり合わさって、
竿を握るリヒテンシュタインの小さな手の内からくちゅくちゅといやらしい音が響く。
音はスイスはもちろんの事リヒテンシュタインにも興奮を与え、僅かに頬を紅潮させながら兄を導く為の動きを加速させた。
ただの上下運動だけでなく、手首にスナップを効かせ揉みほぐすように扱いてみたり
親指で裏側の敏感な部分をぐりぐりと押して新しい刺激を与えた。
すると踏ん張ろうとしたスイスの健闘も空しく
元々高まっていた快感はぐんと更に急上昇して頂点を目指し、いよいよ臨界の時を迎えた。
「…!あっ、…くぅっ…!」
まるで噴水のように勢いよく、白い欲望がスイスの発射口から噴出した。
一度中途半端に止めていたのが影響しているのか、夢精後にも関わらず驚く程量が多い。
「っ!」
その量と勢いたるや、凄すぎて奉仕していたリヒテンシュタインの顔にかかってしまう程に。
「…う、…ぁ、…ぅ、…っ…、……、…………………」
荒く息をつくスイス。
長い時間をかけて射精を終えたスイスに訪れたものは恒例の倦怠感と、
そして今すぐにでも粉微塵にでもなって消えてしまいたいくらいの罪悪感だった。
妹のパジャマを汚しただけで飽き足らず、自慰を見られ、
そして手伝ってもらい、挙句放出したものを妹の顔にかけてしまうなど。
「…リ、リ、リヒテンシュタイン。あの…、これは、だな、その…、だな。つまり…」
言い淀むスイス。
普段からして饒舌といえる性質ではないもののこの状況においてはいつにもまして言葉がうまく紡げない。
そんなスイスを見つめながら、
それでもシーツに垂れないように顔にかかったものをどこか陶酔した様子で手で拭いながらリヒテンシュタインが。
「あの、…兄さま」
どこか遠慮がちな呼びかけ。
それはスイスがよく知る、頼みごとやねだり事を言う時の妹の態度であった。
「パジャマも汚れてしまいましたし、私も顔を洗わなくては…」
おもむろに指で形を作り、人差し指で一点の方向を指し示す。
スイスの目線は指の先を追う。確かその方向には………洗い場付きの浴室が。
「もしよろしければ、一緒に…洗ってくださいまし」
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