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 かぐや姫台湾

日台でかぐや姫パロものの前編を投下します。

【メインCP】日台
【サブCP】一瞬だけ台湾総受け 
【傾向】ギャグ。
    パロ>>>>>エロ。今回投下分のエロパートは最後の1レスのみ。
【その他】 台湾含む未登場国家捏造。中国と台湾が兄妹関係。
      捏造に寛大な人向け。


むかーしむかし、月にある二人の兄妹が住んでいました。

「ば・か・兄ー!いつもいつも子ども扱いして!」
「何言うある!お前は実際まだまだがきんちょあるよ!我の言うこと聞くよろし!」

とはいっても、これはむかーしむかしのお話なので、某超大国がもう一つの大国と張り合って人間を月まで飛ばし、
「やった!この一歩は小さな一歩だけど人類にとっては大きな一歩なんだぞイエヤHoo!YES WE CAN!オッバーマ!」とか言う前のこと。
なので、彼らは人間ではなく、まあいわゆる宇宙人。

宇宙人にも兄妹喧嘩はあるようで。
「いくら月の人口が多すぎるからって、私が男の人と付き合うのを禁止するなんて!」
「しょうがねえあるよ!今、月では人口爆発が起きてて、一カップルに一人しか子供を生んじゃいけねぇ一人っ子政策してるくらいある。
 誰もいねかった地球に別荘作ったりもしたけど、そうしたら逆に地球のほうが人増えちまったあるね。 
 ……ともかく、そんな状況なのに、わざわざ台湾まで男と付き合って結婚する必要ねーある。
 台湾はずっとうちにいて、家を守ってればいいある」
「やだ!私は恋愛結婚したいの! 運命の人にに出会って、燃えるような恋愛の末結ばれたいの」
「……漫画の読みすぎある。地球から輸入しすぎたあるね」
「違うもん!女の子の普通の夢だもん!」
「普通の女の子ならもっと大人しくするよろし!」

ふぬぬ〜……と両者睨み合いが続いた。

わずかな時間の後、もういい、と台湾が堰を切ったように駆け出した。
「こんな家……もう出てってやる!」
「待つある!月を出て行ってどこに行くあるね!?」
兄の声を背中に受けながら、台湾はある場所に向かって走っていった。


「はぁ、はぁ……」
台湾が目指したのは、家の倉庫にほっぽかれてあった自家用ロケットだった。
そのロケットは長細い円筒の形をしており、円筒には縦に筋のようなものが走り古びて黒ずんだ緑色に変色していた。
「これ、まだ動くかな。哥哥が前『新しい別荘に連れてってやるある!』みたいなこと言って、結局使わなかったんだよね」
コックピットに乗り込む。多少埃はたまってるが、台湾がスイッチを入れるとウィン!と機体が起動した。

(どこに行くか、って?)
「地球に決まってるじゃない」

台湾はボードを操作し、目的地を地球に定めた。
「地球は月より人口が多いんでしょう?だったら、素敵な人もきっといっぱいいるはずよね」
ロケットが轟音を鳴らし地上から離れる。操縦席の窓から、慌ててこちらに駆け寄ってくる中国の姿が見えた。
「再見(バイバイ)、哥哥♪」
台湾は見せ付けるようににっこり笑って中国に手を振り、ひゅうん!と加速して空の彼方に消えていった。
***
ところ変わって、ここは地球の島国の、秘境のような竹林。
「ふう……、今日の分の竹はこんなものでいいですかね」
この山奥に、一人のおじいさん―――というには童顔すぎるが、まあおじいさんと呼ぶことにしておく―――が住んでいた。
「いやいや全く……年寄りに竹取りは辛いですね。腰が痛くなってきました」
うん、やっぱりおじいさんでよかろう。
「どこかから妹属性の女の子が降ってきて、『お兄ちゃん、私が手伝ってあげるよぉ☆あ、これ竹じゃないたけのこの山だった!キャハ☆』みたいなことにはならないでしょうか」
おじいさんはエロゲ脳だった。

その時。

ひゅるるるるる……と空から音がした。
「?」
見上げると、何やら竹のおばけみたいな物体が、こちら目掛けて降ってきている。
「な……何事ですか!?」
空から声が聞こえた。
「ぎゃ―――!やっぱ哥哥製のロケットは哥哥クオリティだったぁぁぁぁ!!操縦がきかなああああい!!!
 脱出ぅうぅううう!!!」

台湾はロケットの緊急パッチから飛び出した。少し遅れてパラシュートが開くが、着地までに間に合いそうに無い。
「危ない!」
日本は思わず台湾のほうに駆けて行った。
「きゃあああ!」

ず……どん。

少し離れた所で重い音がした。ロケットが地面に墜落した音だ。

「あ……」
台湾は日本の両腕にしっかりと抱きとめられていた。
日本の右手は台湾の背中に、左手はひざに回されており、まあいわゆるお姫様だっこである。

「空から女の子が降ってくる……こんなこと、二次元以外でもあるんですね」
台湾は日本の顔をまじまじと見る。
「あの……ありが」
「シータ」
「は?」
「シータとお呼びしていいですか?私のことはパズーと」
***
「すみません、さっきのは冗談です」
はぁ……。とよくわからないという顔をする台湾。
二人は日本の家の客間で正座し、机を挟んで向き合っていた。日本の家は古めかしいが立派な佇まいで、一人で住むには広すぎるくらいだった。
「ええと……ありがとうございました」
いえいえ、と日本は茶を啜りながら微笑んで応対する。
その静かな笑みは、いつも喧しい中国に慣れた台湾にはとても新鮮なものに映った。

「では……台湾さんは、お兄さんと喧嘩して家を出た、と」
はい、と言い台湾は少し日本から目を逸らした。
兄と喧嘩して家を飛び出した、という大筋は嘘ではないが、自分が月の住人であることは伏せておいた。
今の地球人は、自分たちが月からの移住者であることなどとうに忘れ去っており、月に人がいるということを知らない。
せいぜい兎が餅ついてるとか薬を混ぜてるとか懸想しているくらい。

(月の住人だなんて言ったら、エイリアン扱いされちゃうかもしれない)

台湾は俯き、この善人そうな日本に嘘をついている気まずさを堪えた。
しばしの沈黙。
「……では、台湾さんはこれからどうします?」
「はぇ!?」
そういえば。
飛び出した時はとにかくこの家から出たいという気持ちでいっぱいで、何も考えていなかった。
「あ……そうですよね、どうしましょう……」
住む所も、お金も、職もない。
地球に行けばなんとかなるだろうと。漠然とした予想図しか思い描けていなかった。

じわりと目に涙がたまる。
(これじゃ、哥哥に子供って言われても仕方ないわ……)
それを見た日本は少し焦った表情を作ったが、しばしあごに手をあてて考え、心を決めた。
「―――わかりました。本当は未婚の男女が一つ屋根の下に住むことは褒められた事ではないのですが。
 ……生活の目途が立つまで、ここにいて良いですよ」
台湾が顔をあげる。そこには柔らかな微笑みを浮かべた日本がいた。

台湾は日の本にいるような暖かさを全身に感じた。
***
「しかし……、実際に妹属性の女の子が空から降ってきて同居してるわけですが」
竹林の中、日本は竹を鎌でぎこぎこやりながらひとりごちた。
「これなんてエロゲ」
「にほんさーん!」
台湾が両手に竹を抱え、笑顔で駆け寄ってくる。
「これだけ取ってきました!」
「ああ、お疲れ様です。すみません、私の仕事なのに手伝って頂いて……」
「いえ、私居候だし、このくらいしないと」

台湾は日本の家の近くの町で仕事を探していたが、いかんせん身元不明職歴無し、なかなか仕事が見つからなかった。
時機も悪く今は天下の金融危機、本国在住の若者でさえ職にあぶれるという始末。
余所者でこれといった資格も無い台湾に仕事が見つかるはずがなかった。

台湾は無駄飯食らいの申し訳なさから、職安所が休みの時などはこうして日本を手伝っていた。
だが、一刻も早く職を見つけて自立しなくてはという思いと相反する気持ちが、台湾の中にはあった。

(だって、お仕事が見つからない限りは、日本さんの家に居られるんだもの―――)

台湾の持ってきた竹を紐で縛りながら日本が言う。
「けれど、実際台湾さんが居て下さってありがたいですよ。最近、歳のせいかこの仕事が辛くって……」

(でしたら)

―――ここで、一生、一緒に暮らしませんか?

ぼうっとそんなことを考える。
(私、きっと、この人に会うために地球に来たんだ)
「どうしたんですか?」
「いえ、なんでもないです!」
顔が真っ赤だった。
***
頻繁に色んな場所の職安に通っていたせいか、台湾の評判は、すぐに町中に広がった。
山奥の偏屈爺の所に、かわいいお嬢さんが住んでいる、と―――。
「ほんと愛らしい子よね、うちがもっと裕福だったら、お店に雇いたいけど」
「きっとあの爺の孫かなんかが、面倒見てやるために家に戻ってきたんだろう。泣かせる話じゃねえか」
そんな風に、「爺思いの気苦労娘」の話は背びれ尾ひれ胸びれが付いていって。
ついには、台湾は「最高に気立てのいい町一番の美少女」ということになってしまい。
近所の豪族や貴族から、求婚の申し込みが相次いだ。

「えーっと、今日も手紙が来てますよ。何々。『お前の起源は俺なんだぜ。付き合ってくれなきゃ謝罪と賠償を要求するんだぜ』」
「最初から最後まで意味が分かりません」

「今度は違うお方から。『ってゆーかアンタ、まじイケてるって評判じゃん?(君ω君*)ノ俺と付き合わない的な☆(>∀君)』」
「……顔文字うざいんですけど……。そんな喋り方の人とお付き合いしたくありません」

「また来ました。『あなー、あなたの評判聞きました。今度一緒にお化粧のお話でもしませんか』」
「いや、遠慮し……って一緒にお化粧って、えええ!?」

「『タシデレ。私と一緒に御仏にお祈りし、世界の平和を守りませんか』」
「宗教の勧誘じゃないですか」

「『お前の事が気に入った。傍に居て、欧米との戦いで傷ついたこの私の体を癒してくれないか』」
「あ、これはけっこうまともだし一番男らしいかも……。ってこれ差出人、女の人じゃないですか!!百合は板チです!!!」

……まあ、こんな感じで。
「でも台湾さん」
「はい?」
「少しくらい、お会いしてあげてもいいんじゃないですか?手紙だけじゃその人の人となりなんて分かりませんし」
「でもぉ……」
台湾は気が進まない様子で目を背けた。
(―――だって、私は日本さんを―――)

しばし間が空き、日本は少し遠慮がちにこう言った。
「……それに、もしご結婚なされば、これ以上お仕事を探さなくても住む所や食べるものが」
台湾の胸に針が刺さるような痛みが走った。
「……それ以上、言わないで下さい」
(なんで、そんなこと言うんですか……)


その晩は泣き明かした。
***
追記。
理由も無く会わないのも世間体が良くないから、と台湾は「相手の愛情を試すテスト」として求婚者にそれぞれ難題を押し付けた。

「『メッコール2L一気飲み』!?あいごおおおお……。ぬ……ぬるくしてもきついんだぜ!!」
「『「て」を一文の中に二回以上使うの禁止』ってゆーかこんなん簡単じゃん的な?……あ」
「『女装禁止』それならこの話は諦めますかね(キッパリ)」
「『気孔波の修得』……これはできるかも……。ちょっと30年ばかり山篭りしてきます」
「私のは要求というよりまともな返事だな。『すみません、そういう趣味は無いのでお断り致します。真に貴女の心をを癒せる方が見つかりますように』
 ……仕方ない、彼女のことは心の片隅に咲いた小さな梅の花とでも思って遠くから想うだけにするか。私が引くことが彼女の幸せならそれでいい」

相変わらずベトナムさんが一番モテそうである。

***
夜。
「いいですか、けっして中を覗いてはいけませんよ」
はぁ、と台湾は少し訝りながら返事をした。

このところ、日本は夜になるとこのように、台湾が自分の部屋に近づかないように指示するのだった。
言われなくても、夜に日本の寝床に行くなどという大胆なことを台湾が出来るはずがないが、こう言われると拒絶されたようで少し寂しかった。
「……私、日本さんのこと襲うとでも思われてるのかな」
(ううん、日本さんの意図なんてわかんないし)
台湾は釈然としない気持ちのまま、眠りについた。

(―――明日は仕事が見つかりますように。……出きれば、日本さんちの傍の職場の)
***
深夜、不思議な声がして、台湾は目を覚ました。
(なんだろう……?少し、高い、女の人の声……)
今、時は草木も眠る丑三つ時。山の奥で梟がほーほーと鳴いていた。

寝ぼけ眼をこすりながら立ち上がり、廊下に出て声の主を探った。
どうやらその声は、日本の方から聞こえてくるようだった。
(日本さんの部屋に、女の人が……?)
信じられない気持ちだったが、襖に耳を当て、息をひそめた。

『……お会いしたかったです。日本さん』
「……私もです」
『あの……あ、恥ずかしいんですけど』
「何ですか」
『あなたのこと、ずっと待ってて……私、も、我慢できな……あッ』
「おやおや、こんなになっちゃって……かわいいですね、今夜はゆっくりお相手してあげますよ」
『あん、にほんさぁ……ん!』

次いで始まる、くちゅ、くちゅという水音。
『あ、ふぁ、ああああ!』女の嬌声。
「ふ……っく、まだまだですよ……」少し息の荒い日本の声。


台湾の心臓は早鐘を打っていた。
襖から耳を離したいのに、釘付けになって動けなかった。
(え、これって……)
『はぁあああん!』やたら甲高い女の声が聞こえる。「ふっ」と日本が息を吐く音が聞こえた。
(ヤッてる、よね?)

どっくん。どっくん。どっくん。

(あああ、私、本当に子供だったんだわ)

(日本さんはなんとなく、こういうのと無縁の人だと思いこんでた。いや、思おうとしてた)

これ以上その場に居てその音を聞くのは辛い筈なのに、だんだんと台湾の体は火照り、指が秘所に伸びていった。
そこからはすでに蜜が溢れ出し、指で少し嬲るとぞくぞくっと背筋を走る快感に襲われた。
「ふぁあっ」
思わず台湾の口から甘い言葉が流れ出したが、襖を隔てた場所に日本が居るのを思い出して慌てて声を押し殺した。
「ふぬぅ……」
これ以上はやめなきゃ、と思うが体が欲求に抗いきれない。
次第に指が秘部の奥深くに進んでいった。くちゅ、と水音がし、随分濡れていることが分かる。
(やだ……こんなとこで一人でしてるってバレたら、日本さんに軽蔑されちゃうのに)
だが、その背徳感までもが台湾の行為をいっそう激しいものにさせる一因でもあった。
(ん……はぁ……)
「―――素敵ですよ」
(あ……ありがとうございます……)
襖越しに聞こえる日本の声を、自らの行為と重ね合わせる。
目を閉じると、まるで自分と日本がまぐわっているような錯覚を受ける。

幾分か時間が過ぎた。台湾の秘所はしとどに濡れ、掌までが愛液で染まっていた。
絶頂が近いのを感じる。日本に貫かれる自分をイメージし、ここぞとばかりに深く指を突き立てた。

(あ……好きです、日本さん……)
「私も、愛してますよ」

偶然に台湾の心の声と日本の声が会話した。
(はあああああああっ!!!)
台湾は声に出さず絶頂を迎えた。



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