にゃんこ食べざかり日記
ハロウィンということでお菓子にまつわる話にしてみた
たぶん夢魔の仕業ってことで
【メインCP】 なし
【傾向】 ベルちゃんがお菓子に囲まれるだけ
【その他】 お菓子が犯し…なんでもないっす
触手描写と食い物描写が駄目な人はNGするっす
「ん…ふああ…なんやろ?なんか甘い匂いがする…」
ベルギーはゆっくり身体を起こした。
しかし、いつものようにベッドのスプリングがきしむ音はせず、むにむにと柔らかい弾力だけが手のひらに残る。
「え?あれ?ええええええ?!なんで?な、なにこれえ?」
ベルギーの眠っていたはずのベッドはたくさん並んだ大きなふかふかのマシュマロになっていて、周りには森の中の花畑が広がっている。
昨日ベッドに入った時には、確かに自分の部屋だったのに、着ていたはずのパジャマもなくなって、かわいらしいワンピース姿になっている。
しかもあたりには思わずうっとりするような甘いお菓子の匂い
ベルギーは恐る恐る木の枝を折って口に含んでみる。
「んっ…わぁ!めっちゃおいしい!」
木だと思ったものは、チョコレート好きでは右に出るものはいないと自負する彼女も思わず笑みがこぼれるほど、美味なチョコレートでできていた。
(そうか、これは夢なんや。それでうちの願望が反映されてるわけやね!)
食い意地が張りすぎではないのかと少し恥ずかしかったが、夢やしいくら食べても太らない!という喜びのほうが勝った。
「木の葉はパイ菓子で、小石はゼリービーンズ、あっちの木の実はなんやろ…ん!キャンディや!」
大喜びで森の小道を歩いていく彼女は、また木の実をもぎ取って口にする。
どうやら中には糖蜜が入っていたらしく、ベルギーのミルクのように白い腕と柔らかなワンピースにねばねばと甘い糖蜜が垂れた。
まるで不思議の国のアリスになったよう。
蜂蜜色の髪を輝かせて、ベルギーははじめて遊園地に来た女の子のようにはしゃいでいた。
次々に甘いお菓子を食べても、不思議とお腹は一杯にならないし、飽きることもない。
(なんて素敵な夢なんやろ!)
ふと見ると白やピンクや茶色の大きなきのこが群れをなして生えている。
「わあ、美味しそうやなあ!」
眼を輝かせるベルギーだったが、いくらなんでも大きな大きなきのこを思い切りほおばるのは恥ずかしい。
諦めきれずにためつすがめつしていると、きのこの先端に小さな穴があるのに気がついた。
「いただきます♪」
ちゅっと音を立ててきのこの先端に舌を入れると、中からどんどん甘いクリームが湧き出してくる。
(ミルククリームかな?こんなの食べたことないわあ…美味しすぎて身体がとろけてしまいそう。)
赤子が乳を吸うように夢中でクリームを舐め、吸い上げるが、どくどくと溢れだすクリームは、一向に止まる気配はない。
既に、飲みきれなかった分のクリームが、ベルギーの頬や胸や脚の間を汚していたが、彼女は気にしようとはしなかった。
背後から聞こえてくるずるずると這いずるような音や、周囲のきのこや森の木が徐々に姿を変えていることも
ベルギーは全く気付かないままである。
最初に気付いた異変は、ブーツ越しに何かが足首を締め付けてくる感覚だった。
「む…ぷはっ…、なんやこれ?」
かわいらしい編上げブーツの足首にぐるぐると巻きついているのは、紐のような形の真っ赤なリコリス菓子。
脚を振って引き千切ろうとしてみたが、切れる気配はなく、逆に、ぐるぐると脚を這い上って来る。
「や、やだ、何これ?!気持ち悪い!あっちいきい!」
じたばたと脚を振る内に、愛らしい菓子の花の根元からするすると伸びたリコリスがベルギーの手首に、胸に、腰に、ぐるぐると巻きつき始める。
「いや!いやや!離して!何するのん?」
木の上からもするすると伸びてきたリコリスに絡めとられて、ベルギーの体はいまや宙吊りにされていた。
地上から延びるリコリスは拘束の役目を終えて、どこか楽しげにベルギーの肌を這いまわっている。
敏感な太ももの内側を擽ったり、愛くるしいワンピースに包まれた胸を絞りあげたり、丸みを帯びた尻に張り付いたり、意思があるように乙女の体を蹂躙する。
「ふあっ…そんなとこ…いやあっ!こんな夢いやっ!早く覚めてえ!!」
懇願したところで平和で甘い香りの漂う森の中、彼女の悲鳴を聞く者の姿はない。
突然、ぽたぽたと木々の上から何かが降ってきた。
うっとりするような香りは、彼女にもよく憶えがあるアップルジュースのようだが、ベルギーにはその香りを楽しむ余裕などなかった。
「いやあああああああ!!!!!」
水をかぶった綿菓子がとろけるように、彼女の身に着けていたワンピースは雫となって、とろとろと彼女の肌から滑り落ちていく。
リコリスに縛り上げられたまま、ベルギーは生まれたままの姿を晒すことになってしまった。
(いや!いや!こんな夢!こんなの夢やもん!眼を覚ましたらうちの部屋で!いつも通りの朝で!)
ふるふると首を振る彼女を、再び悪夢に招くかのように赤いリコリス菓子はミルク色の裸身を妖しく縛り上げていく。
乳房の上下をきりきりと締めあげられ、ぷるんと絞り出される張りのある乳房の先端をぱくりと口をあけた魚のグミ菓子が咥え、つつく。
そこから逃れようともがくたびに、乳房がたぷんたぷんと揺れて酷く淫猥な光景を繰り広げていた。
ぐいぐいと膝のあたりを拘束していたリコリスが左右に脚を広げ、窄まりさえもグミの魚たちに啄ばまれる。
強面の兄を持ったばかりに、ろくな「お付き合い」もしてこなかった彼女には酷な仕打ちであった。
空中を自在に泳ぐ鮮やかな菓子の魚に責められ、紐菓子に自由を奪われ、時折、ぱくりと歯のない口が開いた蜜漬けの果物に敏感な肉芽を齧られる。
(あかん…あかん…これ以上は…頭おかしくなってまう…)
「お願い、お願いやから、もう終わりにして…夢から覚めさせて…」
息も絶え絶えの祈りも、絶望へと変わった。
むくりむくりと、先ほどの茸達が鎌首をもたげる蛇のように軸を伸ばし、グロテスクな形状へ変化していく。
むりやり左右に脚を開かれ僅かに口を開いた秘裂に、グロテスクに伸びあがり始めた茸がぐりぐりと先端を押しあて始めた。
「お願い!かんにんしてえっ!そんなの絶対はいらへん!おねがい!おねがいやから!」
乱れる蜜色の髪も、涙に濡れる碧の瞳も、もがくたびに妖しく揺れる乳房も、いまや、菓子達の思うがままだった。
先端からもはや卑猥なものにしか見えないクリームを滴らせながら、チョコレートの触手は執拗にベルギーの秘所を突破しようとしていた。
じっくりと柔らかい丘に身を沈めて、さらにその先の狭い膣内へと身をよじりながら触手は進む。
触手の動きが緩慢なのは、嬲りものにされ、無残に脚を開かされているベルギーの、それでもなお必死の抵抗のためだった。
ほろほろと涙をこぼしながら健気な抵抗を続けるベルギーが、突然、身体を跳ねさせた。
「…っ!ーーーーーー!!!!」
閉じた窄まりの襞を舐めるように、蜜漬けの菓子が自らの体を擦り付けているのだ。
抵抗が緩んだ瞬間、触手は子宮口からその奥へ這いこんだ。
「くるしっ、やめ、こわれ、がっ…はっ…」
大きく体を反らせて苦しむベルギーだったが、痛みに悶える度に内壁が擦られて苦痛が増すだけだった。
リコリスはもがく彼女を逃がすまいと締め付けを強め、柔肌へ赤い菓子がぐいぐいと食い込んでいく。
「ふうっ…ふっ、ふっ、ふっ、ふ…あぐっ…いだっ、痛いぃ…」
ピンと脚を伸ばし、身体を弓なりに反らせ、浅く粗い呼吸を繰り返すしかできない彼女のほうが
クリームと愛液に塗れながら膣を貪るように突く触手や、いまだ妖しく蠢く菓子達よりも、菓子で作った美々しい飾り人形のようだった。
彼女の反応が薄くなったと見たのか、こつんこつんと何かが木の幹を跳ねあがっていく。
(な…に…?)
色とりどりのゼリービーンズが小さく跳ねると、未だ触手に蹂躙されていない後ろの穴へむりやり身体を押しこんだのだ。
「ふあああああああ!!!???」
一つ目が侵入に成功すると、黄緑、ピンク、水色、黄色、赤、紫と色とりどりのビーンズが順に無理やり体内に入り込む。
「やあああああああああああ!!!!!」
再び反応するようになった彼女を触手がさらに責め立てた。
(子宮の中で…ゴリゴリ音する…気持ち悪い…でも…)
ゆるく開いたままのベルギーの唇を別の触手がゆっくりと塞いだ。
これ、チョコレートの味、彼女が何より大好きな、チョコレートの
(おい…しい…わあ…)
身体の痛みがだんだん和らいで、それどころかたまらなく気持ちよくなっていく。
くちゅくちゅと音を立ててとろけていく口の中のチョコレートの味が愛おしい。
いつのまにか、薄紅色の乳首は立ち上がり、滴る愛液は痛みを緩和しようとするものよりはるかに多い。
「もっと…もっと、ちょうだいな…あまーいお菓子」
うっとりと細められた眼には、無邪気な食欲ではなく暗い情欲の炎が確かに灯っていた。
(終了)