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 奥様耐久日記

【メインCP】 墺洪
【傾向】  洪さんモブからのいじめ描写あり
【その他】 最後だけ墺洪
苛め描写と怪我描写が駄目な人はNGするっす


「ううっ!やめ…くうっ!これ以上は、はあっ!このっ…許さないっ!」
テーブルにうつ伏せに押しつけられ、下半身をまさぐられるハンガリーは、喘ぎながらも憎悪のこもった眼差しを向ける。
身につけているのは髪飾りひとつ無い、まろやかな尻もほっそりした腰もテーブルに卑猥に押しつぶされている豊かな胸も晒されたままである。
両腕は絹のハンカチで後ろに拘束され、両肩は左右とも二人の凌辱者の手でテーブルに押しつけられている。
しかし、その凌辱者とは荒くれ男ではなく、仮面のように無表情の二人の下女である。
「あら、嫌だ。許さないですって。」
「怖いわあ。まるで雌のケダモノのよう。いつ噛みつくかわからないわ。」
ころころと甲高い笑い声を上げる貴婦人たちが、くいと顎を上げて下女に合図すると、下女たちは貴婦人の眼を楽しませるためにハンガリーの尻を割り開いた。
最も隠しておきたい部分を興味本位の眼にさらされて、ハンガリーは思わずギュッと目を瞑る。
下女に囲まれて楽しげに語らう貴婦人達は、皇帝の縁者に当たる高貴な生まれ、つまり、ハンガリーの夫オーストリアの上司の一族の女性。
並の男なら数人がかりだろうが返り討ちにできるハンガリーが、羞恥に唇を噛みながら逃亡すらできないのはそのためだ。
オーストリアが皇帝の付き添いで視察に出掛けた間、暇を持て余した貴婦人達に目を付けられたのがハンガリーの不運だった。
連日の夜遊びと厚化粧で日に日に老けていくこの放埓な貴婦人たちは、結婚してもなお瑞々しい乙女の容姿を保ち続ける美女を嬲ることに暗い喜びを感じていた。
とはいえ、大怪我を負わせたり貞操を奪うような真似をしては、いくら上司の血縁者とはいえオーストリアの逆鱗に触れるのは間違いない。
身体をさして傷めつけず、尊厳を揺さぶって弄ぶ技術を心得ているほど、貴婦人達は狡猾だった。

「さあさ、そのテーブルに仰向けになりなさいな。これからたっぷりと遊びましょう。」
胸を隠しながら床に座り込むハンガリーを、瀕死の獲物をいたぶる猫のような眼で貴婦人が誘う。
「嫌ですっ!」
「あらそぉお?残念ねえ?」
所狭しと指輪の並んだ手で弄ばれる花飾りを見て、ハンガリーの顔が青ざめる。
これは、彼女が誰より愛する夫からの贈り物。
いつも肌身離さず身につけている彼女の無二の宝物。
ようやく覚悟を決めたのか、青ざめた顔をしたハンガリーはのろのろとした動きで重厚な造りのテーブルに横たわった。
胸をしっかりと覆う腕と、固く閉じられた脚を、下女たちが絹縄でテーブルの四本の足に固定する。
「そんなに怖い顔をなさらないで?私達楽しく一緒に遊びたいだけなのよ?」
「あらあら、立派な胸をしてらっしゃるのね。ここまで大きくなったのは誰のお手柄かしら?」
猫なで声で話しかけたり、乳首を軽く抓ったり、貴婦人達は楽しげに磔にされた生贄に話しかける。
ハンガリーはただ眼を閉じて、愛する人の名を何度も心で呼んだ。
(一人ぼっちの時に優しくしてくれた人、甘い声、優雅なしぐさ、愛しい人、あなたのためなら何だって耐えて見せます。)
(だからどうか、遠くからでも私のことを想っていてください。)
悪戯はどんどんエスカレートし、羽根で無防備な脇腹を擽られ、細い革紐で胸は奇妙な形に絞りあげられ、髪掻き棒で肉芽をぐいぐいと押し潰される。
ハンガリーはひたすら歯を食いしばって耐えた。
頬を涙が一筋伝っていく。
「あら、この娘、私達が相手じゃご不満だそうよ?」
「本当に、さっきから泣き声一つ上げないじゃない。」
不満げな貴婦人の様子を見て、ハンガリーはようやく解放されるのかとほっと身体の力を抜いた。

「じゃあ、新しいおもちゃを持ってきて頂戴な。」
下女が膝まづいて差し出したのは、細くしなやかな鞭である。
(解放は…まだされないみたいね…)
落胆はしたが、鞭ならばまだ今までよりはマシなぐらいだろう。
今でこそごく普通の女性として暮らしているが、必要とあれば戦場に出ることもある。
並の人間よりははるかに痛みに対して耐性があると自負している。
おまけにこの華奢な鞭は、礼儀教師が生徒の手の甲を叩いたり、女主人が下女の折檻に使う程度の玩具のようなもの。
打った場所が少しの間赤い蚯蚓腫れになる程度で、たいして傷も残らない。
大方、痛みといえばせいぜい慣れない靴で足を傷める程度の貴婦人のことだ、鞭うてばひいひいと泣き出すものだと思ったのだろう。
(来るなら来い!だわ。)
「公爵夫人さま、伯爵夫人さま、それでは参ります。」
女主人のほうを向いて、鞭を持った下女が恭しく一礼する。
「あなたもたっぷり楽しんでいいわよ。」
「いつも打たれてばかりだものね、使えない娘だから仕方ないけれど。」
自分も何度か鞭うたれた経験があるのだろう。
黒髪の大人しげな下女は少し震えながらテーブルに歩み寄ってきた。
ハンガリーの足のあたりに立ち止まって、怯えるような眼で彼女を見る。
(かわいそうに、大丈夫よ、私はあなたを恨んだりはしないからね。)
口に出しては言わないが、眼でそう語りかけた。
「…ごめんなさい…」
下女は今にも消え入りそうな声で小さくつぶやくと、細い鞭をこわごわ振り上げる。
パシン!
乾いた音を立てて、ハンガリーの白い内腿に赤い跡がついた。
(っつ…)
痛みがないわけではなかったが、案の定、大したものではない。

「アンナ!命令と違うでしょう?!」
「なんて使えない子!あなたも同じ目に会いたいの?」
いらだつ貴婦人の叱咤を受けて下女は哀れなくらいに震えあがって、鞭を高く掲げる。
「ごめんなさいっ!」
ピシィッ!
「ヒッ!あがああっ!!」
鞭の一撃は、ハンガリーの開かれた脚の最奥、もっとも敏感な部分を蹂躙した。
「よくやったわ!もっとよ!もっとやりなさい!」
乾いた鞭の音が次々と上がり、白い体が絶叫とともに跳ね上がる。
貴婦人達ははしゃいだ声をあげながら、悶え苦しむハンガリーの姿を楽しんでいた。
見る間に白く形よく膨らんでいた谷間を挟む丘は赤く腫れ、薄い粘膜は充血しきっている。
肉芽までもが膨れ上がって、別の下女が腰を支えて鞭打たせた蟻の戸渡りにも赤い筋だらけだ。
「ほほほほほ!ああ、おかしい。私、久々にこんなに笑ってよ。」
「鞭打たれている時のあなたの叫び声ときたら、雌熊のほうがまだ上品でしてよ?」
あまりの痛みに眼の焦点も合わず、小さく震えながらぐったりとしているハンガリーを解放し、貴婦人達は彼女の性器を覗き込む。
「こんなに腫れあがって血まで…どんな尻軽女だってここまではならなくてよ。」
「こんな醜い処で、旦那さまを楽しませることができるかしら?」
その言葉にハンガリーの虚ろな目から涙がこぼれおちる。
「あらあら、悲しいの?見せてあげるわ、あなたの身体がどうなっているかよーくご覧なさいな。」
下女がハンガリーの上半身を起こし、開かれたままだった脚の間に顔を向けさせる。
彷徨っていた焦点が合った瞬間、彼女の枯れた喉からひっと空気を飲む音が聞こえた。
そして、堰を切ったように涙があふれ出し、無残に腫れあがった股間に流れ落ちていく。
彼女の耳にはもう貴婦人の哄笑は聞こえない、痛みさえ感じない、頭の中にあるのは愛する人のことだけ。
(オーストリアさん、オーストリアさん、オーストリアさん、どうしましょう、私、私の、こんなになっちゃったら、オーストリアさん、私のこと嫌いになってしまうかも。)
(こんなに腫れあがって、醜くなって、オーストリアさんと、もう身体をつなげない、一緒になれない、私、もう、あなたを感じられない)
(オーストリアさんは、こんな所を見てどう思うかしら、私が嫌いになるかしら、優しい、オーストリアさん、きっと、慰めてくれるだろうけど、私、妻の務めが果たせない)

オーストリアを愛する彼女にとって、彼に避けられること、二度と関係を持てなくなることは死刑宣告と同じだった。
凌辱者達が去った後の暗い部屋で全裸の彼女は、人形のようにテーブルに転がったまま考え続ける。
このまま狂ってしまいたいとさえ願ったが、それは不可能だった。
下女たちに引き裂かれた衣服は部屋のあちこちに散らばっていたが、握りしめた花飾り以外拾い集める気力もない。
ドアのほうを向いたまま転がっている彼女の、美しい白い乳房や太ももと、真っ赤に腫れあがった性器の対比が残酷だった。
そっと指で下腹部に手をやり、焼かれたような痛みに手を離す。
これでは性交はおろか、愛撫を受けることさえ不可能だろう。
ハンガリーはテーブルに顔を伏せて泣いた。
ぜえはあと肩で息をするような泣き方で、涙も声ももはや枯れ切っていた。
「ハンガリー?!何をしているのです?しっかりしてくださいハンガリー!」
だから突然部屋に入ってきたオーストリアのことにも彼女は気付かないままだった。
視察の付き添いを終えて、オーストリアはゆっくりと今度の演奏会で披露する曲について考えながら廊下を歩いていた。
「あの…お話が…」
黒い髪の地味な下女だ、しばらく考えてから公爵夫人付きのアンナというメイドだと思い当たる。
土気色の顔をして、罪におののく罪人のような眼をしながら、うら若い下女が大きな扉の前で震えていた。
「どうなさったのですか、何か失敗でも?私から公爵夫人にとりなしましょうか?」
「違います…違うのです…ああ!申し訳ございません!私、ご主人様が怖くて、怖くてたまらなくて!」
下女は我が身を抱いて座り込んでしまった。
「おお、マリア様、どうかお許しください。オーストリア様、奥方様は、この部屋に…私めのせいで…ひどい怪我を…」
オーストリアはとっさにドアを開け放つ。
差し込んだ光の中で、顔を伏せたあでやかな裸身が無残に転がっていた。
「ハンガリー?!何をしているのです?しっかりしてくださいハンガリー!」
「いやあっ!」
思わぬ拒絶にひるんだオーストリアを、ハンガリーは死刑執行人を見るような眼で見る。
「お願いです…見ないで…」
艶やかな身体をひねって、彼の視線から遠ざけようとしているのは、下女の言う怪我のことだろうか。

「駄目です。貴方が怪我をしているのなら手当をしなくては。」
「いやっ!見ないで!見ないでえっ!」
責め苦に弱った体は簡単に男の腕に捕らえられ、痛ましい秘所が露わになる。
「これは…」
悪戯の度を過ぎている、ただの辱め、他社の尊厳を奪い去るような、卑劣そのものの行為。
ハンガリーが小さく体を震わせる。
もはや涙も枯れ果てたのだろう弱弱しい嗚咽を上げながら、私の足元にうずくまる。
「きらいにならないで…おねがいです…」
どれほど気に病んでいたのだろう、気丈なハンガリーのものとは思えないほどか細い声。
肩を抱いて抱き起こすと青ざめた美しい顔が不安げに私を見返していた。
「なってくれと頼まれても聞けませんよ。浅い傷です、すぐに手当すれば数日でよくなります。」
「ほんと…?よかった…わたし、まだ、あなたのおくさんでいられるんですね…」
縋るように身体を寄せてくる彼女の温かい感触に安心しながら、アンナに手伝わせて服を着せて自分の部屋へ連れ帰った。

「傷薬を塗るのですが…耐えられますね?」
ハンガリーはこくんと頷く。
さすがに腫れあがった患部に指で塗るのは無理だろうから、アルコールに一度浸して乾かした鳥の羽根で塗るようにとの医師のアドバイスに従うことにした。
「脚をちゃんと開いて」
彼女を羞恥からか戸惑うそぶりを見せたが、そろそろと自ら脚を開いていった。
「あ、あの…普通、お薬って指で塗るんじゃないんですか…?」
薬を浸した鳥の羽を見てハンガリーが困惑したように尋ねる。
「できるだけあなたに痛い思いをさせたくないので…もうすこし開けませんか?」
「だって、恥ずかし…ひあっ!」
ひんやりと湿って柔らかいものが、敏感なうえに腫れあがって熱をもったモノに触っている。
思わず腰を浮かせるのは仕方ないとして、これでは治療が全く進まない。
彼女の後ろに座って胸に身体を預けさせ、ひざの裏に手を添えて大きく足を開かせた上で左腕で抱いて身体を抑え込む。
「は、は、は、恥ずかしいですよこの格好…」
「我慢なさい。」

つ、と羽根が患部に薬を塗るたび、ハンガリーは耐えきれず甘い声をあげて身体を震わせる。
そのたびに身体を抑える左腕にたぷんたぷんと柔らかな感触が伝わってきて、正直に言わせていただくとこちらも限界です。という状態。
「あの、あの、これ、毎日やるんですか…?」
「一日三回ですね、まあ腫れはすぐにひくとは思いますが」
つつ、とわざと肉芽を刺激する羽根の動きにハンガリーはじわりと愛液を滴らせ始めている。
「いちにちさんかい?!無理!無理です!頭がおかしくなっちゃいそうです!」
「薬が流れてしまっては効果がないと思いますよ?いい子になさい。」
頭をなでてやるとせつなげなため息をもらしながら、豊かな胸を揺らす。
「治ったら、こんなに我慢させてる責任絶対にとってもらいますからね…?」
潤んだ目で恨めしげに言う彼女、左腕には相変わらず心地いい弾力、甘い香り。
「望むところです。ですから、今は治療に専念なさい。」
治療の分どころか、三倍は返さないと釣り合いがとれませんよ。と心の中でつぶやいた。



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