GATTAI
【メインCP】ポーランド×ウクライナ
【傾向】二人は幼なじみではなく、最近つきあい始めた設定。
エロがなんか中途半端。あと、少しDMCネタあり。
この世に女として生を受けたからには、常に新しいことに挑戦し続けねばならない。物心ついた時から、彼女はそう思っていた。
「バンドをやってみようと思うの」
そう言ってベラルーシがロシアの前に姿を現したのは、とっぷり日も暮れた夜のことだった。
「バ、バンド……?」
いつものように体を震わせて妹から距離を置くロシアに、ベラルーシはこっくりと頷くと、可憐な容姿に似合わぬ、肩からさげた派手な改造が施されたギターを抱えあげると、唐突に首を激しく上下に振り始めた。俗に言うヘッドバンキングである。
「私は最後の独裁国 昨日兄さん犯したぜ 明日は姉さん掘ってやる!」
「ね、姉さんまで!?」
地の底から響いてくるようなしわがれた声で絶叫するベラルーシには、既に最愛の兄の姿も見えていないようだ。
「ガッタイ ガッタイせよ〜! ガッタイ ガッタイせよ〜!!」
「ひいい〜!助けて〜!!」
完全にク○ラウザーさんになりきって声を張り上げるベラルーシから、ロシアは泡を食って逃げ出したのであった。
(合体、か……)
昨夜、差し入れを持っていこうとロシアのもとを訪ねたウクライナは、そこに一緒に居たベラルーシが歌っていた事を思い出していた。
「?どうしたん?」
ウクライナと向かい合わせになってベッドに座り、彼女のブラウスのボタンを外していたポーランドが、怪訝そうに尋ねる。
「あっ、ううん、何でもないの」
「そんならええけど……」
ポーランドはブラウスのボタンを下の二つほど外さずに残しておくと同時に、上のリボンもそのままにしてある。
なぜ全て脱がさないのかウクライナは疑問に思ったが、頭の上にポーランドの手が静かにのせられると、
彼が何も言ったわけでもないのに、自らベッドからおりて床に膝をついた。既に自身を露わにしているポーランドは、
ウクライナの胸に左右から手を添えると、ペンの数本は平気で入りそうな魅惑的な谷間に自身を挟みこんだ。
「あっ……。すごい……」
その感触に思わず声をあげるウクライナに、ポーランドはいたずらっぽく尋ねる。
「何がすごいん?」
「だって……。すごく熱くて、ドキドキしてる……。男の人ってこうなってるんだなって……。
やっぱりポーちゃんも大人の男の人なんだね。子供の頃ロシアちゃんのを――ふにっ!?」
まだ話している途中だというのに、ウクライナはいきなりポーランドに頬をつねられた。
先程の嬉しそうな態度とは一転、ポーランドの表情は険しいものになっている。
「こんな事やっとる最中に他の男の名前出すなんて、どういう神経しとるん!?」
そう言われれば、確かにそうである。彼女はその鈍感さゆえ、恋人のみならず弟妹や隣国の者から顰蹙を買っていた。
「ら、らってそれは子供の時の話で、ロヒアひゃんやベラひゃんと一緒にお風呂に入ってた頃のことを……」
「そんでも許せん!」
素直に謝罪しないウクライナに益々怒りを露わにするポーランドは、彼女の頬をつねっている手に力をこめた。
「い、痛いっ!ごめん、ごめんね、ポーちゃん」
涙を流してやっと謝罪したウクライナに、ポーランドはまだ納得いかないような顔付きでフンと鼻を鳴らすと、
彼女の頭を掴んで亀頭を口の中に押し込んだ。
「んぐっ!」
そしてそのまま、ウクライナの頭を前後に強く揺さぶる。
「ん、んんんっ!」
ウクライナは苦しそうに眉をひそめるが、ポーランドは頭から手を離そうとはせず、冷たい声で告げる。
「手が留守になっとる」
彼の無表情な物言いに恐れをなしたのか、ウクライナは胸に両手を添えると、ゆっくりと上下に動かし始めた。
滑らかな乳房でこすり立てられ、ポーランドのモノはどんどん硬さを増してゆく。
ウクライナはいきり立ったモノを胸で揉みたてつつ、亀頭を舌全体で円を描くように愛撫する。
「……ハァ」
ふいに、ポーランドの吐息がウクライナの頭上から聞こえてきた。
(ポーちゃんも、気持ちいいのかな?)
ウクライナがそっと上目づかいにポーランドを見ると、頬を紅潮させて瞳を閉じた彼の顔があった。
それがなんだかとても嬉しくて、ウクライナは唇をすぼめると音をたてて亀頭を吸い上げた。
ポーランドはそれにとうとう根負けしたのか、おもむろにウクライナの頭から手を離した。
ウクライナは解放された嬉しさに、すぐさま肉棒から口を離した。だが、胸に添えられた手はそのままだ。
「ポーちゃん、なんだか、すごくアソコがジンジンするよお……」
既にぐっしょりと濡れた股をこすり合わせてウクライナが懇願すると、ポーランドは最初に見せたニヤニヤした笑みを浮かべて、
「フフン。女の本能で欲しがっとるんよ」
ウクライナの体を後ろに押して谷間から肉棒を引き抜き、彼女の手を取ってその場に立たせた。
「ほら、下も脱いで」
「う、うん」
ウクライナは待ちきれないという風に急いだ仕草でズボンをおろし、次にブーツを脱ごうとしたところ――。
「あっ、ちょっと待った!」
ポーランドがいきなり大声を上げたものだから、ビックリしてブーツにかけた手を止めてしまった。
「な、なに?」
「ブーツはそのままにしといて」
「どうして?」
「どうしてってお前……。そっちの方がずっとエロいし」
「え〜?そうなの?」
「そんなことも知らんの?これが男のロ・マ・ン」
そう言って額をツンとつつかれてしまっては、その言葉に従うしかない。
ウクライナは言われた通りにブーツは脱がず、脱いだズボンを両脇にどけた。
「でも、ブーツを履いたままで、どうやって……するの?」
頬を赤らめて訊くウクライナに、ポーランドはニヤリと笑うと、彼女の肩に手をかけてくるりと後ろを向かせ、
部屋の中央までグイグイと押していった。
「ちょっ、ポーちゃん?」
動揺するウクライナに、ポーランドはテーブルが置かれたところまで来ると、
「ここですればええ」
とテーブルを指差した。
「ええ?ここ?でも、こんなところでしたら、テーブル、壊れちゃうよ……」
ウクライナが咄嗟に想像したのは、テーブルの上でポーランドに組み敷かれている自分の姿だった。
グラマラスなウクライナの上に、男のポーランドが乗って派手な情事を繰り広げたら、何年も買い替えてないこんなボロテーブルなどあっという間に壊れてしまうだろう。
「ちゃうちゃう」
しかしポーランドは苦笑して片手を顔の前で振ってみせると、自分と同じ方向を向いたウクライナの片足を抱え上げた。
「えっ?なになに?」
困惑するウクライナをよそにポーランドは先走りにまみれた自身をワレメにあてがうと、一気に腰を突きだした。
「あ、あああっ!」
いささか乱暴ともいえる挿入に、ウクライナの声が部屋中に響き渡る。ウクライナが必死で息を整えている間に、
ポーランドはもう片方の手でブラウスからはみ出した胸をやわやわと揉む。
「……動いてもええ?」
両手をテーブルについて荒い息をつくウクライナ。テーブルはこの為のものだったのだ。
「い、いいよ……」
本当はもう少し余裕が欲しかったのだが、ポーランドの要求にはできるだけ答えてあげたいというのが彼女の願いだった。
ポーランド軽くうなずくと、ゆっくりとピストンを開始した。
「あ、ああんっ!」
しっかりと腰を掴み、奥まで打ちつける。それに反応した内壁が、肉棒を食いちぎらんばかりにきゅうっと締まる。
「やあんっ!ポーちゃん、そこダメえっ!突かれると、ピリピリするよう……」
甘い嬌声をあげるウクライナに、ポーランドは耳元で囁く。
「ウクこそ……。キツくしすぎだし」
「ううう……。なんか、すごいエッチだよお……」
上半身はブラウスのボタンを半分ほど外して胸だけを出しているし、下半身に身につけているものはブーツのみであとは丸出しだ。
その上、ポーランドは必要最低限のブツしか出しておらず、トップもボトムもきちんと身につけている。こんな格好では、二人とも全裸の方よりずっと淫靡だ。
「あ、あああ!あうっ!」
激しく突かれる度に、頭の中が蕩け、意識が薄くなっていく。
だが、同時に、先程から気になっていたある言葉が、ウクライナの頭の中で何度も浮かんでは消えていくのだ。
(これが……)
一際腰を強く打ちつけると、ポーランドはそのままウクライナの膣内で自らの精を放ち、彼女もまた彼に連動するように絶頂に達した。
「ねえ、ポーちゃん」
事後、二人でベッドで並んで横になっている時、ウクライナはポーランドに声をかけた。
「ん?」
ポーランドはベッドサイドに置かれた灰皿にタバコを置いてウクライナの方を振り向く。
「友達ってどうしたらできるのかなあ……」
悄然とした面持ちで言うウクライナに、ポーランドは大きく息をついた。
「なんや、まだそんな事気にしとったん?」
「そんな事って……ひどいよ!私は真剣に悩んでるんだから!……ポーちゃんにはリトアニアちゃんがいるもんね。うう……」
「ちょっ、変な勘違いされたら困るし。お前もハンガリーみたいな趣味持っとったんか?」
「違うけど……羨ましいもん……。男の人ってさ、恋人ができても男の人同士でいつまでも仲良くしてるじゃない……」
自分より年上なのに、まるで子供のように唇を尖らせて拗ねるウクライナが可愛くて、
ポーランドはくくくと笑い声を押し殺すと、唇をウクライナの耳元に寄せた。
「あいつは長い付き合いの友達やけど……。一番は、お前……」
その熱っぽい言い方に、途端にウクライナの顔が耳まで真っ赤に染まる。
「うううう……」
やはりどうやっても、彼にはかないそうもないと、ウクライナは思った。そんなウクライナなど露知らず、
ポーランドはケロっとした顔で言う。
「深く考えんでも、友達ぐらいすぐできるって。俺がリトと飲んでるみたいに、お前も女同士気楽に酒飲める時が絶対来るし。
そんで俺のことなんかほったらかしになるかもしれん。実際、お前狙ってる奴ってすげー多いんよ?」
「そ、そうかなあ〜」
ポーランドいう「狙ってる奴」とは、ウクライナが友達になりたいと願う人種とは随分違うのではないかと、
これには鈍い彼女も大きな疑問を抱いた。
「それに、お前には俺がおるやん。それに、弟妹も」
(弟妹……)
言われた途端、ウクライナの顔にロシアとベラルーシの顔が浮かんだ。
今は離れて暮らしているし、色々と問題もあるけれど、どちらも自分の大切な家族だ。
(それに……)
ウクライナは例の言葉を思い出す。
(ベラちゃんが言ってた合体ってのが、さっきまで私とポーちゃんがやってた事なんだよね……?
ポーちゃんとは結婚はできないけど、こうしていつでも一つになれるから……)
むしろポーランドとはきょうだいではなく他人で良かったのだと、自然と笑みがこぼれた。
「何なん?ニヤニヤして」
「なんでもなーい」
枕を抱きしめてポーランドに背を向けるウクライナに、ポーランドは上からダイブして体全体を抱きしめた。
「きゃっ」
「言うまで放さんしー」
「ちょっ、苦しいよおー」
そうして、恋人たちの夜はふけてゆくのだった……。
その頃ベラルーシはというと――。
カクカクカクカクカクカクカクッ!!
「ぎゃああ――!!」
「ひえええ〜!ベラルーシちゃんの公開近親逆レイプだ――!」
リトアニアが見る前で堂々とロシアを犯していた……。
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