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 151案をためしに


151 :名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 14:39:45 ID:a4niAp2n
    リトアニアとロシアの仲に嫉妬するベラルーシ。
    ある日ロシアに「リトアニア呼んできて」と言われたもののその気になれず、
    リトに向かって
    「さっきロシアさんに叱られちゃった・・・なぐさめて(体で)」
    勿論リトが自分を好きだと知っての計画的犯行。
    しかし、事を行っている最中にロシアさん登場。
    「楽しそうだね。 僕 も ま ぜ て よ 」

    というホラーを妄想したんだけど、ボリュームありすぎて書ける気がしない。
    誰か書いて。 

ベラルーシはひと気のない廊下を一人歩きながら、悩んでいた。
それはバルト三国の一人、リトアニアのことだ。彼には普段からよく親切にされており、エストニアなんかには「仲が良いですね、目の毒です」だのなんだのと冷やかされたりもしている。
ベラルーシも、それが単にリトの性格から行われているだけことに気づいていた。
あの人のいい笑顔を浮かべる青年のことを、彼女はけして嫌っていない。
だが、苛々している。それはリトアニアがまぎれもなく、ロシアの一番のお気に入りだからだ。
 ロシアは彼の代わりにベラルーシが雑用をこなしても、そんなことはどうでもいいのだ。
「ありがとう。ところで、リトアニアを呼んできてくれないかい?」
そう、それが彼女の主人の決まり文句だ。どれほど口で労わってもらおうと、感謝されようと、それは体の深いところまで染みてはいかない。
ラトビアやエストニアだって、同じように声をかけてもらっただろう。
 今日もロシアから彼を呼びに行くよう言いつけられた。彼はリトアニアの顔が見えないとひどく気にする。リトの部屋へ続く廊下を歩きながら、胸がざわざわ騒いでいる。
ひそかに好いていることを、本当はロシアにきちんと伝えたい。だが、ただ空気のように扱われている今の状態で、いったいどんな返事が聞けるというのか。ベラルーシはそう自嘲した。
そして、ますます特別扱いをされるリトアニアに嫉妬した。
いつの間にか、彼の部屋の前に来ていた。乱暴に叩きたくなるのをこらえてながらノックをする。ドアはすぐに開いた。
「あれ、どうしたのベラルーシ」
 リトアニアの嬉しそうな顔を見て、今までの悶々としていた気持ちがふっと消えた。素敵な考えも思いついたからだ。
笑顔を見せた彼女にどんな勘違いをしたのか、リトアニアは一瞬赤くなって、緊張したようにおし黙った。その様子に、彼女は内心更に笑う。
「ロシアさんに叱られてしまったの。私悲しくって、……他に誰に話して良いか分からなかったから」
「……それで、僕のところに来たの?」
言い終わる前に、ベラルーシはリトアニアの胸に飛び込んだ。
「慰めて欲しいの」


熱い舌を絡ませ、深く口付けを交わしながら、ベラルーシは頭はひどく冷静になっていた。
ここで時間をかければ、待ちきれなくなったロシアが部屋に来るだろう。呼び出しを無視したと勘違いされて、おそらくリトアニアは叱られる.
……多分、言いつけを完遂できなかった自分も。
だがそれでよかった。気に入っている部下と関係した女――と頭の片隅にででも思われれば、せめて『空気』よりはマシだ。
好きな人に嫌われようと怒りをもたれようと、それは『どうでもいい誰か』ではない。
「泣いてるの?」
リトアニアの声で、ベラルーシは自分の顔をぬぐった。
涙には、同僚を罠にはめる情けなさや、こんな方法をとる自分への軽蔑もあった。だがリトアニアは気づかずに、ただ気遣うように髪を撫でる。
普段からの優しさを思い出して、ベラルーシは胸が痛んだ。自分を好いているからこそ、山ほど笑いかけてくれただろうに、今はその気持ちを逆手にとっているのだ。
ベラルーシは表情を殺して、自分から服を脱いだ。ブラを外し、ガーターに手をかけたところで、体が浮く。抱きすくめられ、そのままベッドに連れて行かれた。
寝かせられて、肌を上からゆっくり撫でられていく。
リトアニアの指が残っていた下着に触れると、そのままずらされいく。ベラルーシも足をもちあげてそれを手伝った。
奥を指がなぞる。まだ濡れていなかったそこは、控えめな刺激にさらされてすぐに湿り気を帯びた。
「はっ…ぅんっ……ん、ん…」
「足、開いて……動かせないよ」
「は、え? あ……」
刺激をこらえている間に、いつの間にか両足を閉じていたらしかった。リトアニアの腕をがっちり挟んでしまっている。
おずおずと足を開くが、「もっと」とうながされて普段は絶対にしない角度まで足を開いた。思わず目を閉じて、顔をリトから背ける。
「こっち見て」
すぐにそう言われてしまう。恥ずかしさを無理やりおさえて、そっと目を開く。
リトアニアと目があった瞬間、それまで周りを愛撫していた指が、膣に入った。
「きゃあ、あっ…ああ……くぅ、……んんっ!」
息を吐くのにまぜて誤魔化そうとしたが、胸も一緒に刺激されては、もう喘ぎは止められなかった。
甘い刺激に体に力が入らない。くったりしていると、リトアニアが突然密着していた体を離した。
焦ったように服を脱いでいく。ベラルーシが股間に手を伸ばして触れると、彼の苦しそうな顔がさらに辛そうなものに変わる。


すでに高ぶった下半身に触れて、ベラルーシは少しためらった。ちらちら入り口に目を向けていると、リトアニアが不思議そうに聞いてくる。
「どうしたの」
「……なんでもないわ」
思惑に気づかれたくなくて、余計に積極的になった。男根を上下にさすり、先端を舌で舐める。口に入れて強く吸うと、リトアニアが短い声を上げた。
裏筋を舐めながら袋のほうにも手を伸ばす。軽く揉みしだいただけで、すぐに音を上げた。
ベラルーシ、もう入れたい」
「……だめ。まだ」
「もう、我慢できないって」
ベラルーシが体を離す前に、抱きすくめられて力づくで体勢をかえられる。
覆いかぶさったリトアニアの胸に手をついて、「まだ」と繰り返すが、純粋な力の差で、押し返すことも叶わなかった。
挿入される瞬間、深く口付けられた。歯や、舌が何度もぶつかる。息も自由に出来なくて、苦しさにあえぐ。
「ん、んっ…んん……はあ、あっ…」
ようやく顔を離して、大きく息を吸う。二人の顔の間にある熱がを、どちらが吐いたものだかもうわからない。
重なった肌は汗で接着されているようだ。
ゆすぶられるたびに、ベラルーシは何も考えられなくなっていった。
体の快感を求める声が強くなっていく反面、反抗しようという声が弱くなっていった。
(違う、あの人じゃない。この人は違う。ロシアさんじゃ……けど……)
知らないうちに、リトにしがみついていた。ぎゅ、と自分と違う体にむかって力を込める。部屋の中の水音が大きくなる。

限界が来た、というとき、部屋の外が急に騒がしくなった。
 がちゃ、とノックもなしにドアが開く。鍵をかけ忘れていたのだろう、あっても無意味だったかもしれないが。
入ってきた人物を見て、リトアニアが固まる。
少しも笑っていなかったロシアは、ひどく冷たい目でそれを見ていた。





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