セーシェルの日記
朝。起きて魚獲って喰ってまた寝た。
昼。暇だったのでイギリスさんちに公衆電話からコレクトコールで電話かけたら
留守電だった。
ムカついたので急遽イタ電に変更。
「変態紳士ってなんだよ! 変態と紳士は同じ人間の中で共存できないだろ!
紳士は変態分ゼロだからこそ紳士なんだよ!」
「ていうかお前はただの変態だろ! 紳士成分はどこにあるんだ!
兄貴にはいじめられては泣いて、隣の国の髪型真似しては泣いて、
義弟に独立されては泣いて、紳士がそんなしょっちゅう泣くか!
紳士が弟の夢壊すようなこと言っていじめるか!
クリスマスに全裸薔薇の男と肩くんで裸エプロンに蝶ネクタイで世界を闊歩するか!」
と考えつく限りの悪口を並べててみたり、
「ふんふんふふーん♪……インテリ眉毛……ぶふッ」とか適当に鼻歌歌いながら
思い付いたことを口にして自分で笑ったりして留守電のメモリーいっぱいに
しておいた。
ちょっとスッキリ。
夜。イギリスさんから電話がかかってくる。
『なんだあの留守録……』
心なし声が震えていた。
「なんのことですか」
公衆電話からかけたのになんで分かったんだろうか。
『セーシェル共和国から電話かけてくるような奴はおまえしかいないだろ!』
ぬかった。今度からはエチオピアまで電話を借りに行こう。
『で、なんの用だったんだ。』
「なにも」
『なにも?』
「ああ、あえていうなら一つ」
『なんだ』
「大事な処女返せ。」
『………………お前俺のこと嫌いだろ』
「はい!」
即答した。むしろ即答より早かった。「嫌いだろ」の「い」と「だ」の間で返事した。
そしたらイギリスさんは黙ってしまった。
回線が切れていいなかったので耳に受話器を当てたまま無言合戦開始。
しばらくして遠くから音が聞こえてきた。
『…………ぐすッ』
泣いていたらしい。
743 :名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 21:52:02 ID:CH8JRGSd 続きじゃなくて前提だけど>>737は 「酔っぱらってベロベロになったイギリスに口説かれまくって体を許したが ホテル行って朝起きたらイギリスは酒飲んだ後のことを何も覚えてなかったので ムカついてるセーちゃんと結構負い目に感じてるイギリス」 という設定だ。
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