無題
「あ、あ、」
「ねえ、ベラルーシ」
リトアニアの靴が、横たわり足を開いたベラルーシの敏感な部分を踏みつける。
革靴の底を、剥き出しにされたそれに容赦なくぐりぐりと押し付け、回すように動かせば、ベラルーシは激しく身悶えた。
ぬちゃ、という音がだんだん水気を増してくる。
「いた、あっ、ああ」
目をぎゅううとつむって、ベラルーシは痛みを耐えているのか。それとも何か別のものを耐えているのか。
リトアニアにはそれが分かって、彼は微笑みを浮かべると足の動きを止めた。大きく開かれたベラルーシの足は閉じようとしない。
ミルク色の肌の中で、中心だけが卑猥にてかり、真っ赤に、ひくひくとびくついてるのがいやらしい。
「ベラルーシ、僕のこと、好き?」
「嫌い」
ベラルーシは即答する。リトアニアには微笑みながらてらてらと光る靴先でベラルーシの乳首をつつく。
は、あふ、と小さく喘いでいるのを確認してから、その柔らかく豊かな乳房を思い切り踏みつけた。
「あ、っぐ!」
息がつまったようで、浅い呼吸を繰り返す彼女に、リトアニアは囁いた。
「好きだって言ったら、内緒にしておいてあげる」
「………」
「ベラルーシが、ロシアさんでオナニーしてたって」
リトアニアがベラルーシの部屋の扉の隙間から見たもの。それは、ベラルーシが足を広げて、兄の名前を呼びながら自分を慰めている光景。
彼女の指が動き回る音はぐちゃぐちゃとうるさくて、扉の外のリトアニアにさえ聞こえるぐらいだっだ。
直接的に言われ、赤面するベラルーシ。しかし中心からは蜜が溢れでていた。
「オナニー思い出して感じてるの?」
「やめ…て…」
「ベラルーシは淫乱だね。嫌いな男にクリトリス踏みつけられて感じて」
「やめて!好きって言うから、やめ…て」
苦しそうに言うベラルーシだが、その女の部分はもう既に、屈辱と期待で涎をだらだらと流していた。
リトアニアは笑って、ベラルーシ、愛しているよ、と言うと、また彼女の女を踏みつけた。
「あっ…やあっ」
靴先がぐちゅ、と音を立てた。すぐに彼女の体は反応する。
「あ、あっ、すき、すき、す、すきなのっすきっ、あっ、やっ」
リトアニアは更に強く、抉るように踏みつけ始める。ベラルーシの足が跳ねた。
「あ、あ!すき、す…やあっもういっちゃ…ああっ!あっ、すき…すきです!すきですっにいさっあああああああ!」
びくびくと激しく震え、兄を呼びながら絶頂を迎えたベラルーシを、リトアニアは蹴り飛ばした。
気絶しているようで、彼女は動かない。リトアニアは自嘲気味に小さく笑った。