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 露ベラ←リト



リトアニアは寝室の入口のそばで身体を潜め、極限まで気配を押さえ込み中をそっと覗き込む。
 部屋の内側では、背徳的な行為に耽る妹と、その兄が居た。
 髪飾りのリボン以外何一つ身に付けていないベラルーシは、まるでロシアの愛玩動物のように見えた。
 それは見た目だけでなく、彼らの行動からも難なく感じ取れる感想であった。
 そそり立つロシアの性器を目の前に、ベラルーシは恍惚とした表情で奉仕する。
 口腔に捻じ込まれた兄の一物は、ベラルーシの小さな口には到底収まりきれない大きさを持つ。
 むんと咥内を占領する男の匂いが、ベラルーシの頭に靄を掛け、理性を剥ぎ取っていく。
 滲む先走りの苦い液が喉を滑り落ち、それをこくんこくんと飲み下していく度に少しずつ、ベラルーシは従順になっていくのだ。
 ちゅぷちゅぷと音を立て、嬉しそうな顔つきでロシアの性器を口淫する。
「巧いね。もっと舌を使って」
 ベラルーシの髪をくるくると指で弄びながら、ロシアは涼しい顔で更にそう命じる。
「……はい」
 言われるがままに、ベラルーシは唇の間から覗かせた舌でぺろぺろとロシア自身を愛撫する。
鈴口から雁首にかけて何度も丹念に往復させ、陰茎全体をきゅぅと舌で締上げれば、ロシアもぶるりと腰を震わせる。
 次第に濃厚な物へと変わっていく液体を喉で味わいながら、ベラルーシは上目遣いでロシアにねだった。
「兄さん、下さい……」
「仕様がないコだね」
 指先で遊んでいた髪をむんずと掴むと、ロシアはベラルーシの頭を自身の股間へ一層押し付けた。
 睾丸からせり上がる吐精欲のままに射精すれば、勢いよく飛んだ飛沫がベラルーシの顔をどろどろと汚す。
 頬にかかった白濁を掌で掬い取って、何の躊躇もせずに口へと運ぶ。
「美味しいです……」
 顔を赤らめてそう言うベラルーシと、彼女の頭をつまらなそうに撫でるロシアの姿に、リトアニアは背中を流れる嫌な汗が止まらない。
 これが、数十年掛けた調教の結果だろうか。
 異常だ、二人とも。おかしい。狂ってる。気色悪くて反吐が出る――。
 こんなにも異様な関係を彼らがもう何十年も続けているという話を、リトアニアは随分前から知っていたが直接目の当たりにするのはこれが初めてだった。
 けれどリトアニアに、二人の爛れ壊れた関係を咎める事は出来なかった。

 ベラルーシは、兄を愛している。
 たとえどんなに歪んだ形であったとしても、二人の間には確かに何らかの情が存在している。
 それが事実である限り、彼らを止めることが何の意味を持つというのだろうか。
 それが分かっていたからこそ、リトアニアはベラルーシ達の関係を嫌いこそすれ、脅かそうとは考えなかった。
 視線の先では、既にベラルーシの細い身体がロシアの性器で串刺しにされていた。
 腕を兄の首に架け全身をだらりと持たれかけさせた彼女を、ロシアが上下に激しく突き上げる。
 結合部から溢れる愛液がベラルーシの太腿をぬらりと光らせ、ゆっくりと足を伝い落ちていった。
 一物を抜き差しされるたび、ベラルーシは痩身をびくんびくんと弓形に反らして、気持ちよさそうに嬌声を上げる。
 熱い吐息に塗れたその声が、石造りの部屋で恥ずかしいほど大きく残響した。
「あ、兄さん……っ、にぃ、さんっ!」
 ロシアの襟を皺がつくほど強くぎゅっと握り締めて、ベラルーシは快感に声を漏らす。
 その艶濡れた表情を薄い笑みで視姦しながら、ロシアはベラルーシをぐいと引き寄せた。
 密着し、繋がったままの二つの身体が嫌らしく絡み合う。
 両腕で体を固定され、立ったまま激しく突かれているベラルーシ、の白い肌が、リトアニアの目には猛毒だ。
 絶頂が近しいのか強張らせた肩を軽く痙攣させている彼女に、ロシアは容赦せず攻めを続ける。
 舌を絡ませる濃厚な口付けを交わし、糸を伝う唾液をそのままに、濡れた舌先で彼女の乳房に吸い付く。
 こりこりと硬く尖った乳首は薄く桃色に色付いて、ロシアの舌遣いに悦ぶように左右に揺れた。
「……っ、もう、駄目です、ぁっ、イっ……」
「まだだ」
 にべも無く切り捨てて、ロシアはベラルーシのそこから唇を離した。
 唾液でてらてらと輝く乳首の卑猥さに、ベラルーシは思わず目を背ける。
「しっかり見ていて」
 そう口にしたとおり、ロシアは入念にベラルーシの乳頭を嬲った。
 尖らせた舌先を用いて蛇の様にちろちろと舐め、乳首が硬く勃起する様をベラルーシ本人にまじまじと見せ付ける。
 ロシアに命じられたとおり、目を逸らさずにそれを見つめているベラルーシが、羞恥と興奮で頬を染める。
 これ以上無いほどツンと大きくなったそこを指でしゅっと擦り上げれば、特大の嬌声が室内に響いた。

「ん、んんっ、……はん!」
「嫌らしいコだ。……こちら側もしてほしい?」
まだ触れられていない右の乳房をちょんと突付かれながらそう問われ、ベラルーシは素直に頷く。
「お願いします……舐めて、下さい」
 何故、そうも従順になれるんだ。
 あれだけ鬼畜で、人を人とも思わない男のどこがそんなにもいい?
 ……彼の何が、そうまでキミの心を縛り付ける?
 思考は迷宮の奥に入り込み、どれほど考えようと、答えなど出るわけも無い。
 ああ、もっと早く、彼女を自分のものにしてしまえばよかった。
 せめて、この想いだけでも伝えておけば。
「……っ、もう、駄目です、ぁっ、イっ……」
 びくびくと身体を震わせて達した彼女を、労わる事もせずロシアは己の欲望のまま突き上げる。
 ガシガシと腰を打ち付けられるその衝撃に、ベラルーシが失神しかけながらもロシアへ縋り付く。
 既に足に力は入っておらず、ベラルーシはロシアへと完全に身体を預けている。
「んっ……ふはっ、っく」
 膣壁を穿たれ、子宮を突かれる感覚に、ベラルーシが疲弊した声と懊悩した表情で喘ぐ。
「そろそろ出すか……」
 一方、対するロシアは汗ひとつ掻かぬ涼しい顔でそう口にした。
 その言葉に、腕の中のベラルーシが悦んだような顔を見せる。
 ロシアがびゅくびゅくとベラルーシの中に精液を流し込むと、彼女はそれに合わせ全身を痙攣させた。
 奥に直接出される感触に身悶えながら、ベラルーシはくたりとロシアの胸に頭を埋める。
 その頭を無理やり引き剥がして、ロシアは何も言わずベラルーシから距離を置く。
「あっ……」
 上からも下からも精を浴びせられ、未だ精液塗れの妹に、ロシアはふっと冷たい視線を送った。
 彼女をそうしたのは自分自身だろうに、彼の瞳は下賎の女でも見るような蔑視のそれに溢れていた。
 そうして何一つ言葉を交わさぬまま、ロシアは静かな足取りで部屋のドアへ向かう。
 その後姿を、よろよろと覚束無い足で立ち上がったベラルーシが縋る様な目で追う。
「また、来るよ」
 そんなベラルーシの表情など、恐らく見なくとも重々分りきっているのだろう。
 振り返りもせず低音な声でロシアがそう告げれば、ベラルーシの顔に明るい微笑が射した。

 性交の後の気だるげな雰囲気を微塵も寄せ付けず、ロシアはこちらへと一直線に歩いてくる。
 そこに立つリトアニアの前で立ち止まると、憮然とした顔で不平を言う。
「――居たんだ」
「白々しいですね。もっと前から気付いてたんでしょう?」
 ロシアはその言葉に答えを返さず、
「君は、ベラルーシに惚れているんだろう」
 余りに直接的な言葉でさらりと言われて、 リトアニアはくすくすと笑った。
「……、全部お見通しなんですね。ロシアさんは」
 笑みを崩さぬまま、リトアニアはロシアに答えの分かりきった問いかけをする。
「それで、分かってて見せ付けたんですか。あのコが誰のものか、俺に分からせる為に?」
「そうだよ」
「あのコの身体も命も、犯すのも殺すのも、全部貴方の手の中って?」
「そう。あれは僕の物だからね」
 思わず激昂で青筋走ったリトアニアの両腕が、ロシアの肩へと伸びる。
 掴みかかったその手を、ロシアはちらりと視線を動かしてつまらなそうに眺めた。
「……そんなにあのコが大切なら、僕から奪えばいい。奪えるものならね」
 平坦な口ぶりで返すと、凍りつく相手に構わず、ロシアは長い廊下を無音で去って行った。
 独り取り残されたリトアニアは、その場でなにも言えずガンと地鳴りに似た音を立てて、リトアニアの拳が眼前の壁を殴り付けた。
 苛立ちと、後悔と、苦悩と、欲望と。
 リトアニアの胸の内の多くの物がどろどろと溶け合い、混ざり合って一つになっていく。
 吸寄せられるように自然と、リトアニアはベラルーシのいる部屋へと向かっていた。
 先ほど抱かれた姿のまま、ろくに服すら着ていない裸の彼女が、そこには居た。
「こんにちは、ベラルーシ。随分とそそる格好だね?」
 その声に振り返った彼女は、まるで蛇に睨れた獲物のように怯えた顔をしていた。



871-874: 露ベラ←リトに続く



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