ロマーナのくるんいじり
にょたりあ注意
- イタリア人の名前は基本的に語尾がoだと男性、aだと女性になるみたいなので、ロマーノをロマーナに変換してます
ロマーナは、鏡に映る自分のくるんと伸びる髪を見つめた。
最近気づいたのだが、自分と妹以外にこんな特徴のある髪をした者はいない。
しかも今日始めて気づいたのだが、
このくるんは人に触れられると、凄く変な気持ちになるのだ。
身体が熱くなって、息があがって、そして、凄く‥気持ちいい。
今日の昼、スペインに話を聞いてくれと頼まれて、
話を聞きながらくるんと伸びた髪をいじられた。
その時はフランスが前に言っていた「焦らしプレイ」という言葉を思い出したのだけど。
ロマーナはくるんと伸びた自分の髪に、そっと手を伸ばした。
他の部分の髪と同じ、柔らかい茶色のくるんに触れる。
指でそっと撫でると確かに気持ち良くなったけど、なんだか昼間と違う。
昼間スペインに触られた時はもっと‥
「‥んっ‥‥」
スペインに触れられた時の事を思い出したら、
昼間感じた変な気持ち良さがロマーニャの身体によみがえってきた。
スペインの褐色の長い指が、自分のふわふわと長い髪の中から、
くるんと伸びた敏感な髪を探し当て、摘み上げる。
武器のタコが出来た硬い指先で、自分の敏感な部分を挟み、すりあげる。
「‥はっ‥‥ぁん」
少女の小さな白く柔らかい指とは違う、
大人の男の人の指。スペインの、褐色の長い指。
男の熱い体温や、匂いや、広い背中を思い出して、南伊の少女はたまらず膝をついた。
「‥はあ‥‥はぁ。‥なんなの、この気持ち」
髪の先だけではなく、身体の奥が熱い。
初めて感じる自身の熱に戸惑う少女は、
何か知っていそうなフランスに、次に会った時にそれとなく聞いてみようと思った。
それから暫くして、
スペインの家にフランスが遊びに来た時にさりげなく聞いてみたロマーナは、
フランスにしては珍しく困ったような顔で言葉を濁されて、
「んーー、とりあえずそこを剥き出しはまずいから、これつけとけ。な?」
と、ヘアバンドを渡されたのだった。
「スペイン、本当にお前はド変態だな」
「ええ!?人んちに来るなり、いきなり何やねんフランス。
何の事か解らんけどお前にだけは言われたないわ」
「いやいや。俺も幼女には手を出さないぜ。
さすが幼い子大好きでスパンキング好きのド変態なだけあるな」
「人聞きの悪い事言わんといて!俺かって子供に手出したりせーへんわっ!!」