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 クリスマス撃墜のお知らせ 土希洪小ネタ



露天風呂まで続いている廊下の途中で、仲居が旅館三大自慢を教えてくれた。いわく、風景・効能・卓球
「……卓球?」
 ハンガリーは首を傾げつつ、つい好奇心が出て脱衣所の隣のガラス戸を引いた。
 ピンポン玉が飛んできて、彼女の顔の近くの壁にめり込む。
「おうおう、またアウトじゃねえか! どうなってんでぇ、テメェの制球はよぉ!」
「……わめくなトルコ……次で殺す……」
 もろ肌脱いだギリシャがピンポン玉を宙に投げ、打つ。
球は一度もバウンドしないままトルコの顔面に向かって飛び、よけられ、
その後ろにいたハンガリーにどこからか取り出したフライパンで叩き落された。
「何やってんだ!……じゃなかった、二人とも何やってんですか、もう!」
「おうハンガリー。風呂入る前にちょっと汗かいとこうと思ってたらよぉ、こいつが下手すぎて話になんねぇんでよ」
「トルコが入ったら風呂がかわる……」
「て、てめぇギリシャ、どういうことでぇ!」
「せっかく露天風呂なのに……トルコ風呂になる……」
 ハンガリーは口を押さえた。
「言うに事かいてグレード下げるみたいな言い方しやがって、俺に喧嘩売ってんのかぃ!」
「露天風呂とトルコ風呂は……ムサカとムスカぐらい違う……。だから今ここで俺がお前を倒す」
「理屈はわからねえがいい度胸でぇ……なぎ払ってやらぁ!」
二人の喧嘩を幼少から見慣れているハンガリーは、頭を抱えてため息をついた。年末までこの二人はこの調子なのかとあきれた。
「ねえ、ちょっとぐらい仲良くして下さいよ。血の気多すぎですよ。そんなふうにバトってるの見たら、
私もなんか攻撃本能が出てきて昔を思い出しちゃって誰か引き倒して自由を奪ってもう出ませんよって言われても止めないで続けて
感覚なくなるまで乳首もマリアツェルもいじめて騎乗位で一晩中喘がせたくなっちゃうじゃないですか」
「……ハンガリー、リアルすぎる」
「お坊ちゃんなんだから、ちゃんと手加減してやんねぇ」
「うー。やっぱり二人と一緒に居ると、昔の野生が戻ってきますね」
「いやあ、俺達のせいじゃねえよ。って、風呂はいりに来たんじゃねえのかい」
 タオルを持ちなおし、かつての騎馬民族は笑顔で首を振る。
「私もいっぱい汗かいてから、お風呂はいろうと思って」
 そう行って卓球場を出て行くのを見送り、トルコはギリシャをふりかえった。
「なんでぇ、急に静かになりやがったな。俺はてっきりハンガリーに「発散するの手伝う」ぐらい言うと思ったのによ」
「んー……お風呂と戦闘の関係について……考えてた」
「そりゃ哲学じゃなくてダジャレでぇ」




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[ハンガリー][ギリシャ][トルコ][クリスマス企画]

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