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 クリスマス撃墜のお知らせ カナダ×モブ



(困ったことになった。)
自分の出した要望のためとはいえ、こんなことになるとは。
浴槽に顔を半分うずめ、カナダは自分の置かれた状況に困惑していた。
クマ五郎さんを抱きかかえるようにして湯船につかるカナダ。
そのまわりをとりかこむ数人の裸の女性国家。
(なんでこんなことになっちゃったんだろう…)
たしかに自分はクマの助さんといっしょにお風呂に入りたいと言った。
でもなんで女の子たちまで一緒なわけぇ?!

「きゃああ、かわいー」
そんなカナダの杞憂を無視し、女性国家達は無邪気にクマと戯れている。
(カナダがクマ吉さんを抱えている以上、それはつまり目の前で、ということだけど)
もちろん彼女らの体は裸、前すら隠していない。
カナダはクマ太郎さんの背中に顔を押しつけ、なるべく彼女らの姿を見ないようにしながらこう思った。
(この子たち、頭おかしいんじゃないの?!
異性が目の前にいるっていうのに!)
まだあまり湯船につかっていないというのに、その顔はゆでられたように真っ赤である。

しかし、女性国家もさすがにクマのためとはいえ異性の前で裸になるというような
はしたないことはしない。その謎は意外に早く解けた。
「クマさん、一人でお風呂入れるなんてお利口ねぇ!」
「飼い主はだれなの?どこの国?」
(…なーんだ、僕のこと見えてないのか…)

カナダは、安心したような悲しいような複雑な気分になった。
普段から影の薄いカナダ。
それがクマ二郎さんに興味が集中すれば、その姿を見失うなどたやすいことなのだろう。

(ああでもこれなら僕が体を見られることもないし、
僕が彼女らの姿を見ないようにしてやりすごせば大丈夫かな)
カナダがそう思い安堵したその矢先に、
「クマさん、体洗ったげる!」
と言って一人の国(カナダはその国の名前を知らなかったが、浅黒い肌をしてることから南国の
国家だろう。)が、横からクマ二朗さんに密着してきた。
(!?)
カナダが動揺したのは、南国がこちらにくっついてきたはずみに、
彼女の乳がカナダの体にもろに押しつけられたからだ。
巨乳とはいえないまでも、張りのあるその胸の感触は、
カナダには初めてのものだった。
(う、うわわ、ちょっとちょっと)
カナダは慌てふためいたが、声は出せなかった。
ここで声を出したら自分の存在が気付かれてしまう――(いや、自分は普通にここに
いるのに気付かれてないのはおかしいんだけど!)――それはそれで気まずいような気がした。
だが、そんなカナダを尻目に、
「ずるーい、わたしも」
そう言ってまた一人の国(金髪色白、色素が薄い。巨乳)がクマ太郎さんに飛びつき、
わたしも、わたしも、と言ってさらに二人の国(一人は少女、茶髪、貧乳。もう一人は短髪
ボーイッシュ、銀髪、胸は標準)がカナダ達に近づいた。
(わわわ、だめぇ)
数人がクマにのしかかるように飛びついてきて、ついにカナダはバランスを崩して
湯船にどぼん!と体を沈めた。

だがそれでも彼女らはカナダに気付かないようで、
きゃっきゃっとクマ吾郎さんの体をふいたりしている。
カナダは水中で半ばパニック状態で態勢を整え、閉じていた目を開くと、
女性たちの色とりどりの陰毛が眼前ででそよいでいた。
(――――ッ!!!)
カナダはさらにパニックに陥ったが、クマ衛門さんを女性たちは輪になるようにとりかこみ、
クマ佐衛門さんの体の下、彼女たちの足の間という位置からは逃れられなかった。

この幸せ(?)な状況は、カナダの肺機能が限界に達し、
クマ次朗さんの体の下から「もうだめえぇぇぇぇ!」とカナダがざばーっと現れ
とうとう女性たちに気付かれるまで続くのだった…




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[カナダ][クリスマス企画]

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