小ネタ
「ごめん、ロシアちゃん…やっぱり約束守れなかった」
「姉さん…!それは困るでしょ、僕も…姉さんも」
約束が守れなかったときの措置は、この間伝えてあった。
でも僕だって、大切な姉さんにそんなことさせたくないんだ。
まさかそんなことにはならないだろうって、このくらい脅しておけば払うだろうって、
そう思って言っただけの、おふざけだったはずなのに。
「わかってる。覚悟はできてるの」
白く華奢な指が、はちきれそうな胸元のボタンにかかる。
僕の背後に居並ぶ部下たちの喉が鳴った。
「ダメッ…姉さん!」
せめて、僕しかいないところで。
しかしその願いも空しく、独特のオノマトペと共にサスペンダーの隙間から豊かな乳房が押し出された。
「この時期に寒いのは嫌なの。…ねえ、ちょうだい。天然ガス…欲しいの…」
自らその両手で薄く色づいた乳首をつまみ、弄ぶ。
「ねぇ…ロシア…ちゃん…」
乳房を押し上げるように揉み上げ乳腺を絞り上げると、感じているのだろうか、
口元が緩み、目元に朱がさし始める。
「ほら、出るわ…私のおっぱい…」
ぽちり、と先端に滲んだ乳白の粒はふるふると震えながら大きくなり、そして筋を引いて零れ落ちた。
それを合図にしたかのように、凍っていた空気が動き出した。
背後の部下が、一斉に姉さんに押しかかる。
ソファの上に押し倒された姉さんの胸はもみくちゃにされ、
粗暴な言葉が掛かるたびに幾筋もの母乳を吹き上げさせられる。
僕はもう、声も出ない。足も動かない。ただ、姉が僕を呼ぶ声だけがわんわんと耳の奥に鳴り響く。
その中に甘い嬌声が混じっているのを知りながら。
姉が求めているのは僕だけだと知りながら。
部下たちの手によって下半身さえも暴かれていくその姿を、ただ、見つめていた。