小ネタ
「なあ、どうして向こうばっか見てんの?」
そう言いながらポーランドはウクライナの胸を押し潰すように揉む。
「だ、だって弟だもの。心配くらい……」
「……ウクはいつもあっちばっか見とる。あんな……」
ぐちゅりと結合部が鳴る。一度引き抜いたポーランドはまた激しく腰を揺らす。
「っあぁっ!」
「アイツはウク傷つけるばっかやろ? なのに何で!?」
「っあ……私、は……」
ウクライナに何も言わせないように口を塞ぐ。
粘着質な水音がその部屋を支配する。
「……ポーランド、ちゃん」
「見んなし。モスクワの方もリトも何も見んな」
ウクライナを見ないままポーランドは言う。
「ウクは俺の方だけ見てればいいし」
いつもと何ら変わらない、彼らしい物言い。
しかし加虐的な笑みを浮かべながらウクライナを見下ろしていた。