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 枢軸×セーシェル


学ヘタネタ。お茶は甘露です。被害者ドイツでw


「SATUGAIしてやるですーーーーーー!!」
「そんな言葉、女子がいうもんじゃない!!!!!!」
ドイツが大暴れするセーシェルの口を塞ぎ首根っこを押さえた。
「それって日本の音楽マンガのだよね。セーシェル、もう読んだんだ〜」
イタリアはのんきに人差し指と小指を立てている。
日本は他人事の様にマンガを書いていた。

セーシェルがイギリスに宣戦布告してから放課後の日課になりつつある光景である。
宣戦布告しようがしまいがイギリスはセーシェルを呼びつけなんだかんだ言い、フランスもちょっかいを出す。
この倉庫に来てひとしきり叫んでからマンガを読みふけり、寮に帰ってハンガリーとハンガリー秘蔵のマンガ(彼女筆かどうかは想像に任せます)を読みふける。
それがセーシェルのストレス解消になりつつあった。
今日もセーシェルは、ドイツの拘束を振り切って今日の出来事をつらつらつらつらとイタリアとドイツに愚痴っていた。
20分ほど一気に喋って一息つくと日本がお茶を出してくれる。
4人が同時にお茶をすすり、ふ〜〜〜〜〜っと息をつく。落ち着く瞬間だ。
「あ〜今日のお茶、玉露だ〜美味しいんだよねえ〜」
イタリアはお茶菓子のぬれせんべいに手を伸ばそうとしている。
「で、セーシェルさんはイギリス君に復讐するんですか?」
真顔で日本がいきなり呟いた。
ぶしゃーーーーっと茶を吹いたのはドイツとセーシェルだ。
互いに正面に座っていたので顔がびしょぬれである。
「ちょっと、本や原稿に飛ばさないでくださいよ!全く・・・」
「ふ、復讐って日本サーン??」
「いやそんなに怒っているのなら復讐でもすれば宜しいかと、あ、抹茶チョコもどうぞ」
「あ、頂きます・・・って復讐かあ〜〜なんとかあの眉毛をぎゃふんと言わせたいんですけど、なんか何やっても返り討ちにあいそうで」
「まあ向こうは腐っても大国だからな。お茶をくれ、日本。」
「ぬれせんべえ、面白い感触だね〜もにゅもにゅ」
「まあここに来てグチ言ってマンガ読んでるとそれなりにストレス解消にはなってるんで・・・ひっく」
「しゃっくりですか?セーシェルさん、お茶をゆっくり飲みなさいな」
セーシェルは日本が入れ直してくれたお茶をゆっくり飲み下す。
その玉露とかいうお茶は日本の国では最高級クラスのお茶ということだ。
だが、島から出たばかりのセーシェルは日本茶等知る訳も無く、一杯目は少し苦いなあと思って飲んでいた。
しかし二杯目に感じた豊かな甘みにささくれた心がほんわり癒された様な気持ちになっていた。
「あー美味しい!もう一杯下さい!!」
「どうぞ、日本の茶は癒しですからね。抹茶チョコもおいしいでしょう?」
「最近紅茶ばっかりだったからなあ〜これ何杯でもいけますね!チョコもおいしい〜おかわり!!」
ようやく空気も和み、やれやれと行った風情でドイツは本に目を落とし、イタリアは抹茶チョコをつまんでいる。
と、この瞬間までは普通のお茶会だった。

お茶を飲み終えたセーシェルの様子がおかしい。
まず気付いたのはドイツだった。何か頭がグラグラしている。落ち着きが無いというかなんと言うか・・・
じっと見ているとセーシェルもこっちを見る。
にっこり笑いかけられた・・・刹那、がっったあああああああん!!
タックルされ椅子ごと倒された。
「あzsdfghjkl。;/:?????」
とっさの出来事に反応できずにいたら腹の上に馬乗りになられた」
「ドイツさんって背、高いですよね〜」
セーシェルはとろんとした目で見つめてくる。
「あの眉毛ちびと大違い・・・」
これは何かがヤバいと瞬間的に悟ったドイツは自慢の腹筋で起き上がろうとした時、くるっとセーシェルは体の向きを変えドイツのズボンをいきなりはぎ取った。
「あq2z3ws4えdx5rfc6v7b8ん9いjもk、pl!!!???????」
いきなり下半身をトランクス一丁にされドイツは声にならない叫びをあげた。
彼女は手際よく最後の防衛戦もさっさとはぎ取った。
いきなり空気にさらされたドイツ本人は恐怖と驚きで縮こまっている。
「どSMのDVD見てニヤニヤしてるやろーがな〜〜〜にあわててるんですよ。」
「な??それをなんで・・・」
「その奥の本棚の奥・・・解りやす過ぎなんですよ男ってヤツわ〜」
今ここでマンガ風な表現をするなれば、ドイツからみたセーシェルの背中にはニヤニヤという字を背負っていたに違いない。
「男って単純」
「やめろーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
本能的に危機感を感じ力一杯叫ぶドイツを尻目に、セーシェルはそういい終わるか終わらないかの間にドイツ自身を自らの口にくわえた。
柔らかい感触がドイツを包む。鳥肌が立つ・・・
普通の状態ならそこでウハウハで乱交になるのであろう。
しかし、今のドイツは恐怖心が圧倒的に勝っているため勃たない。
目に一杯涙を溜め「nein、nein・・・」と呟いている。
つたないフェラチオを止め、色々と手で何かやろうとしていたセーシェルは口を尖らせる。
「おっかしいなあ〜ハンガリーさんのマンガではこうやってしたら勃ちまくるって書いてあったのになあ〜」
ハンガリー!
その言葉を聞いたドイツは正気に戻り、女の子は好きだけど今の異常事態に対応しきれず部屋の隅でがくぶる状態のイタリアを呼んだ。
「ハンガリーに電話しろ!!助けてもらうぞ!!!!!」


風紀委員会室にハンガリー舞曲の着メロが響く。
「・・・電話みたいですね」
風紀委員会室には委員長のオーストリアと、ハンガリーの二人だけ。
オーストリアは鳴り響く電話を無視しハンガリーのスカートの下に手を伸ばす。
それを合図にするかの様に二人は甘く深く口づけをかわす。
しかし電話の音に落ち着かないハンガリーは少し離れオーストリアに問いかけた。
「ん・・・オーストリアさん・・・電話・・・出なくてもいいんですか?」
オーストリアは平然とした顔で、行為を続けている。
「イタリアがどうせこけたとか怖いもの見たとかそんな電話ですよ。放っておきます。」
と言い放った。
半ば当たっていた。

「・ぇええええ、ハンガリーさんでないよおおおおおおおお」
「出るまでかけ続けろ!!って言うか探しに行け!」
「・えええええええ間違えてオーストリアさんにかけちゃってたあああああああ」
「!!!!!!終わった・・・」
諦めたドイツは取りあえず力ずくでセーシェルをはぎ取る事にした。
女子相手に力ずくは避けたかったのであえて行為を受け止めていたのだがもう限界だ。
つたない技でも時間をかければ生理現象で勃ち上がっては来る・・・
服を掴もうと腕を伸ばした瞬間、セーシェルは立ち上がった。
「どーこーいーくんでーすかああああ?」
ドアを開けようしている日本とイタリアをセーシェルは睨みつける。
「逃がしません!!!」

腰履きに履いていたイタリアのズボンはボクサーブリーフごとずり下ろされ、日本もあっさりズボンだけ強奪された。
ポイポーイ。
次の瞬間、3人分のズボンと2人分のパンツは倉庫の外に放り出されていた・・・
その後どうなったかは・・・漫研倉庫前に落ちていたズボンを不審に思いドアを開けた巡回中のオーストリア(すっきりつやつや)のみ知る事実である。
ただ3人とも下半身のみ裸で大泣きしていたというのをハンガリーに嬉しそうに語っていたという。

「だから三次元の女は嫌なんですよ!!!」
男子寮の部屋で日本は怒りを原稿にぶつけている。
もの凄い執筆スピードだ。しかしネタは妹に犯される兄モノである。
さすが日本。転んでも只では起きない。
それを横目にイタリアは現実逃避するためにマンガを読んでいる。
ショックから立ち直りきれてないドイツは自室に籠っていた。
「なんでセーシェル、あんなに酔っぱらったみたいになったんだろうねえ・・・」
読んでいるマンガの1Pに昔の人は刺激物が少なかったから玉露で酔っぱらうと書いてあった。
今日のお茶は玉露に抹茶チョコ。
「これか〜」
一人で納得のイタリアであった。

一方セーシェル。
なんか途中から記憶が無い。
気がついたら時分の部屋でハンガリーがいて「覚えてる?」と聞いてきたがお茶を飲んだところまで覚えているがその後の記憶が全くない。
なんで今日も普通にハンガリーとレディコミを読みふける。
このマンガは非力な女子が野郎に勝つための秘伝書だとハンガリーに教わった。
「いつかこうやってあの眉毛をぎゃふんと言わせてやるんですよ!」
ハンガリーはただによによするだけだったw







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