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 冬の日




毎日毎日雪ばかり降る寒い地域に住んでいた。
住む家なども隙間風の入る廃墟のようで吹雪が通り過ぎることを待つ生活だった。
こんな寒い世界に生まれたことを怨んだこともある。
それでもこんなつらい世界に僕一人じゃなく姉と妹がいたことは救いだ。
僕たちは寒さと飢えに毎日震えていたけど、三人で寄り添っていれば温かかったし幸せだった。

ある日のこと慣れたと思ったそれまでの寒さを軽々と超えるほどの寒波が僕たちを襲った。
どれだけ三人寄り添っていても寒さは増し、吹雪から守ってくれる家も寒さからは守ってくれない。
僕にぴったりとくっついているベラルーシの手は寒さにかじかみ真っ赤になっている。声をかけても反応が鈍い。
このままじゃ僕たちは凍死してしまうかもしれない。国だからそう簡単に死ぬとは思えないがそんな考えになるほどの寒さだった。

「ロシアちゃーん」
「お姉ちゃん!」

家の外から呼ぶ声がした。
このままでは凍えてしまうからと泊めてくれる家を探しに行ったお姉ちゃんが帰ってきたみたいだ。

「お姉ちゃんどうだった?」
「あのね、ここからちょっと行ったところの家の人が今晩お部屋を貸してくれるって!」
「本当に!?」
「うん!これで今夜は寒い思いしなくてすむよ!」

貧しいこの国で僕たちみたいな子供を泊めてくれる人がいることに驚いたが、この寒さから逃れられると思って無条件に喜んだ。
お姉ちゃんは僕と妹の手を引き泊めてくれる家に向かった。

「ここだよ」

お姉ちゃんが指差した家は一般家庭よりも裕福そうな家だった。

「ごめんくださーい」
ノックをし声をかけると扉が開いた。
扉を開けたのは10代半ばくらいだろうか、僕達の見た目より幾分が年上の少年だ。

「どうぞ」
少年に促され室内に入ると古びたソファに少年を数十歳年をとらせたような男が座っていた。
この男がこの家の主人らしい。

「本当にありがとうございます!これで妹も弟も凍えなくてすみます」
「お邪魔します」
「いいんだよ、こんな子供達が凍えるのを見過ごせるわけないさ」

粗末なもので悪いけどと食事も用意してくれた。
黒パンと少し具の入ったスープだけの簡素なものだったけど温かいだけで幸せだった。
話を聞くと十年前に妻が死にそれから息子と二人で暮らしているらしい。
客もあまり来ないから人が来てくれて嬉しいと笑った。

食事が終わり通された部屋はあまり使われていなかったのか少し埃っぽかったけど隙間風だらけの家に比べたら天国のようだ。
ベッドが二つあったが片方はお姉ちゃんが一人で使い、もう片方は僕と妹が使うことになった。妹が決して僕から離れようとしないからだ。
小さい体で寒さに耐えたベラルーシは僕たちよりも体力の消耗が激しかったようで、ベッドに入るとすぐに寝息が聞こえた。

「ロシアちゃんも早く寝なさい」
「うん、おやすみ」

久しぶりの温かい寝床にすぐ睡魔が押し寄せてくる。
うつらうつらしていたところにカチャリと小さな音が耳に入った。
薄く目を開けるとお姉ちゃんが部屋から出ようとしているところだった。
こんな時間にどこに行くのだろうというちょっとした好奇心と、このまま置いて行ってしまうのではないかという恐怖でそっと後を追う。

お姉ちゃんの向かった先は僕たちが通された部屋から一番遠い部屋だった。

うっすら開いた隙間から覘くとベッドに腰掛ける主人がいる、その部屋は主人の寝室のようだ。泊めてくれたお礼を言いに行ったのだろうか、お姉ちゃんの義理堅さに驚きつつ僕もお礼を言うために扉を開けようとしたそのとき、主人の手がお姉ちゃんの服に伸びる。
一つ一つボタンを外されて、着膨れていたお姉ちゃんはあっという間に裸になった。

その年頃の少女にしては発達して丸みをおびた胸、適度に脂肪のついた柔らかい足、丸く柔らかそうなお尻。身長と不似合いな大人の女性のような体が暖炉の火に照らされる。

何も着ていないお姉ちゃんに主人のものではない手が触れる。部屋の中をよく見ると主人のほかに息子もいるようだ。
息子は恐る恐るというふうに膨らみかけの胸に触れる。はじめはやわやわと触れるだけだったが次第にがっつくように強く揉んでいる。揉むというよりもしがみついているようにすら見える。

耳にはビュービュー吹く風の音しか聞こえてこない。

胸を揉んでいた息子はお姉ちゃんをベッドに転がして赤ん坊のように胸をしゃぶりだした。風の合間から「あっ」と言うお姉ちゃんの声が聞こえる。

その様子を見ていた主人はベッドに寝転んだお姉ちゃんの足元に立ち何か話しかけているようだ。
ここからじゃ息子の体が邪魔でお姉ちゃんの顔は見えない。主人がもう一度何かを言うと徐々に足を開いていった。

開いた足の隙間に主人が入ると太ももの間、股に顔を埋めた。何をしているのかわからないが、主人が顔を埋めてからお姉ちゃんの足がピクピクと跳ねる。

耳にはビュービュー吹く風の音と爆ぜる暖炉の火の音が聞こえる。

しばらくして主人が顔を上げ何か話し出した。またお姉ちゃんに話しかけているのかと思ったが、左胸にしゃぶりつき右胸を揉んでいた息子に話しかけているようだ。
息子の口から放されたお姉ちゃんの胸は唾液でぬらぬらと光っている。

主人が退くとお姉ちゃんの足の間が見えた。そこは胸と同じくぬらぬらと暖炉の光で光っている。まさかそんなところに口をつけたのだろうか、と僕は自分の常識と照らし合わせるがありえない。

考えていると息子が先ほど主人がいたお姉ちゃんの足の間に入った。
先ほどまで服を着ていた息子はいつの間にかお姉ちゃんと同じく裸になっている。目に入った男の股には見慣れているはずなのに、まったく違う自分の物よりも太く大きいモノが上を向いていた。

主人がお姉ちゃんと息子になんらかの指示を出すとお姉ちゃんは足を大きく開き膝を立てた。こちらに背を向けている息子は何をしているのかまったくわからない。
息子がじりじりとお姉ちゃんの方に動くとお姉ちゃんは両足をじたばたと動かした。まるで嫌だ嫌だと駄々をこねる子供のようだ。
主人がもう一度お姉ちゃんに話しかけるとぴたりと足の動きが止まる。息子は両手でお姉ちゃんの腰を掴んだ。

耳には風の音と爆ぜる火の音とお姉ちゃんの「痛い」とすすり泣く声が聞こえる。

息子は尻を前後に動かしているだけで、あの動作でどうしてお姉ちゃんが痛い思いをするのだろう。
なぜお姉ちゃんが泣きながら痛い目にあっているのかがわからないが、お姉ちゃんが泣いているのなら僕が守らなくちゃいけない。そう思うが足はまったく動かない。

息子と同じように裸になった主人は息子のよりも太いモノを掴みお姉ちゃんを呼んだ。
お姉ちゃんにニヤニヤと何か話しかけベッドの上に乗る。そこからは息子の背中が邪魔をして何をしているのかわからない。
息子の前後運動は速さを増しそのたびにお姉ちゃんの体が揺さぶられる。

耳には火の音とお姉ちゃんの聞いたことのない上擦ったような声と息子の苦しいような息切れが聞こえる。

息子が大きく腰をお姉ちゃんに当てた、その瞬間時が止まったようにお姉ちゃんと息子は体をびくりと震わし動かなくなった。

主人に話しかけられ息子はのろのろとお姉ちゃんの足の間から離れる。息子がいなくなったためこちらに足を向けているからまだ顔は見えないがお姉ちゃんの様子が見えるようになった。
お姉ちゃんの様子を伺うと膝を立て開いた足の間から白いものが流れるのが見えた。とろとろと股から流れ出す白いものの中に赤い色を見てなぜか嫌な気分になった。

主人は寝転がっているお姉ちゃんの手を引っ張り上げベッドの上に座らせ、今度は自分がベッドに寝転ぶ。
ここにきてはじめてお姉ちゃんの顔が見れたが、暖炉の灯りのせいなのか顔色は悪いのに頬は紅潮しどこか目が虚ろに感じた。普段笑顔を絶やさないお姉ちゃんのぐったりとした顔を見て胸が騒ぐ。
声は聞こえないが手の指示を見ると座れと主人は言っているように見える。

お姉ちゃんは主人の下腹あたりを立ち膝で跨いだが、何か言われたようで主人に背を向けるように半回転した。
太い主人のモノを握りそっと腰を下ろしていく。主人のモノがお姉ちゃんの股に触れたとき一瞬お姉ちゃんの動きが止まったがすぐにまた下りる。
何をするのだろう、主人のモノがあるのならそれより下りれるはずがない。子供でもわかる話だ。しかしお姉ちゃんは腰を下ろしていく。主人のモノはどこかに消えたかのようにお姉ちゃんはぺったりと主人の下腹部にお尻をつけた。
顔を見ると歯を食いしばって痛みか何かに耐えているようだ。主人の顔は扉にさえぎられて見えない。
主人は手を伸ばすとお姉ちゃんのお尻を両手で掴みぐにぐにと揉みはじめた。
息子はお姉ちゃんの前に立つと自分のモノをお姉ちゃんに向けた。息子のモノはお姉ちゃんの股から出てきたような白い液体と赤い液体がべったりとついていた。お姉ちゃんは震える手でそれを手に取るとそっと口につける。啄ばむように口をつけ赤い舌でちろちろと嘗めた。

それに僕は衝撃を受けた。そこはおしっこをするところで汚いはずだ、僕のものと大きさや形状は違うとはいえ使う行為は同じだと思う。

急にビクンとお姉ちゃんの体が跳ねる。お尻を揉んでいた主人の左手がお姉ちゃんのお尻の中央にあった。揉むというよりも指でなにかをいじっているように見える。
お姉ちゃんは息子のモノを握ったまま半泣きの顔をフルフルと横に振っている。何を言われたのか諦めたように頷きゆっくり腰を上げた。そうすると先ほどまで見えなかった主人のモノがどこに隠れていたのかまた見えた。
上げた腰を今度はゆっくりまた下ろし始める。上げて下ろす上げて下ろす、息子が先ほどした前後運動のように今度はお姉ちゃんが上下運動を開始した。
上下運動の間主人はお姉ちゃんのお尻を揉んだり、お尻の穴のあたりを指でいじったりしている。

息子のほうは急にお姉ちゃんの頭を押さえつけ無理やり自分のモノを口に突っ込んだ。
苦しげに顔をゆがめるが吐き出そうとせずもごもごと口を動かしている。
丁寧に丁寧に息子のモノを嘗める。

その間も上下運動は止めない。まださほど大きくない胸も上下運動に合わせて揺れる。

ふいに主人がお姉ちゃんの腰を掴みぐんっと下ろす。
突然の衝撃に驚いたのかお姉ちゃんの目が見開き、また体を震わせた。
そしてすぐに苦しそうな顔をすると口の端から白いトロトロした液体が流れ落ちる。
息子のモノを口から出したいようだが頭を押さえつけられているため出来ないようだ。
咽が二・三度動くとその手から解放された。むせたのか前かがみになり咳き込むと口から白い液体が零れ胸に落ちる。

お姉ちゃんが主人の上から退こうとするとまた主人のモノが見えた。さっきまではお姉ちゃんの足に隠れて主人のモノがどこに消えたのかわからなかったが、前かがみになったため繋がっているところがわかる。
お姉ちゃんの股にお尻じゃない穴がありそこに入れていたのだ。主人のモノを出そうとすると繋がった場所から少しずつ白い液体が出てくる。一気に抜くとどばっと白い液体が出てきた。
力尽きたように倒れるお姉ちゃんに息子が胸元に零れた白い液体を塗りたくっている。息が上がったお姉ちゃんにもう抵抗する体力などなさそうだ。

仰向けだったお姉ちゃんを主人がぐるりと回してうつ伏せにし、股の穴に指を入れ白い液体を絡ませるとお尻の穴の周りをいじりだす。
顔を上げるのもつらそうなお姉ちゃんは涙を流し止めてくれと訴えているようだ。
主人はニヤニヤするとお姉ちゃんに言った。


耳には風の音も火の音も聞こえず、お姉ちゃんの乱れた息と主人の「弟と妹が寒さに震える姿が見たいのか」という言葉だけが届いた。

床にくっついて動かなかった足はあっさりと離れ、通ってきた廊下をふらふらと歩く。

借りた部屋に入ると何も知らないベラルーシは部屋から出た時と同じように寝息を立てていた。
ベッドに入るとベラルーシの体温が伝わってきて温かい。

僕はぎゅっとベラルーシを抱きしめると暖かい春の訪れと

飢えも寒さも知らない暖かい世界を切望した。




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