プロイセン×ハンガリー小ネタ
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窓から差し込む朝日が眩しい。
特に用事もない日の朝はのんびりしたものだ。俺はぐっと背伸びしながら上体を起こした。
あー、爽やかな朝が気持ちよすぎるぜー。
「うんん……」
腰の辺りから小さく唸る声が聞こえてくる。白いシーツに包まったまま身じろぎし、茶金の長い髪がさらりと流れた。
「なに、もう朝なの?」
ふわああ、と口元を手で隠しながらあくびするハンガリー。
のろのろとした動作で起き上がろうとすると、体にかかっていたシーツが外れてふくよかな胸があらわになった。
はっと意識を覚醒させたハンガリーは顔を真っ赤にさせてシーツを手前に寄せる。
「おいおい、今更だろ?」
にやりと微笑んで頬を染めた顔を両手で包んでやりながらシーツの上からハンガリーの体の上に乗り上げると、あいつはふいと視線をそらせて耳まで色を変化させていた。
ああ、もう、だからそう恥ずかしがらなくてもいいだろう?
起き上がろうとしていたハンガリーの体を倒して、シーツ越しにその体温を感じる。
お互いを隔てているのはその薄いシーツだけだ。昨夜はお楽しみだったからな。
横になってもつぶれずに張った胸の頂点の桃色がわずかに透けて見える。
頬から首筋、鎖骨の辺りをなぞって胸へ手を伸ばした。
手のひらに収めきれないほどの乳房を揉みながら、乳首をつまんでシーツの上からぺろりとなめる。
「ぷ、プロイセン!」
あわてて逃げようとするハンガリーをベッドにぐっと抑え込んで、いつの間にか起床していた俺の息子を太もものあたりに押し当てた。
あわわわと口をぱくぱくさせるハンガリーからシーツを剥いで、唇を合わせて口を塞ぐ。
舌を絡めながら胸への愛撫を再開し、もう片方の手は下半身に伸ばした。
花弁をまさぐると、そこはすでに湿り気を帯びていた。
「こ、このっ、やられっぱなしにはならないんだから!」
なぜか勝ち誇ったような顔をして見せたハンガリーがギンギンに覚醒した俺の息子を両手で掴む。
「うっ……」
急な攻撃にさすがにひるんで体を固めると、ハンガリーはそのまま俺の股間に顔を埋めて息子の裏筋を根元から先端へとつうっと舐めあげた。
亀頭を口に含んで俺を見上げるハンガリーの頭を撫でてやっているうちにだんだんと意識が遠のいていく。
なんかもうすごく気持ちいい。
ハンガリーが口をめいっぱい使って俺にフェラしてくれている。
あのがさつで自分を男だと思い込んでいたこの幼馴染がずいぶんと丸くなったもんだ。
「あー、やばい、ハンガリー、ちょ、待て。出る出る、出るから。……アッー!」
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「……という夢を見たんだ」
くそっ、あと少しで挿入できたのに。
そう悔しそうに舌打ちしたプロイセンを、ドイツはつぶれた豆腐を見るような目で眺めていた。
兄さん、いい年こいて夢精した言い訳がそれなのか。
おしまい