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 兄弟の会話

  にょたりあ注意

  •  ドイツとにょたイタ、イギリスとにょた日本さん要素有り


やはり自分達は兄弟と思う瞬間。

「いいか、せーの、で出せよ」
「わかっている」
「「…せーの、」」

机の上に二人で出したメモの切れ端には、揃いも揃って同じことが書いてあった。

「てゆーかお前…既にやってるだろ」
「まぁ…一通りはやったな…うむ…そっちは?」
「な…、馬鹿!してるわけねぇだろってかできねぇよ!!」
「…それもそうだな」
「それより俺にしたら、お前の方が先にやってたのが意外だけどな…」
「あー…いろいろと理由があってだな…」

日本がイタリアに余計な物をやったせいで。
ぽつり、と体格のいい方が呟いた。

「余計な物?あの空気読みすぎな日本が?」
「酔ってたんだ、運悪く」

割と細身の方の男が、ふーんと言葉をもらした。

「で、何もらったんだよ」
「…奥義書だ」
「何の…て、あれか、今まさに話題にしてる」
「四十種以上もあったんだぞ…」
「はは…冗談きついぜ」
「本当だ…昔の日本は、昔のイタリアに負けないくらいだ、ある意味で」

体格のいい方が、少し劣化して黄ばんだ一冊の本をどこからか取り出してきて、それを細身の方に渡す。
どうやら恋人から没収してきたようだ。
そして細身の方は、微妙な感じにまずい物をみた時のような顔をした。

「…あの変態眉毛が喜びそうな内容だな…」
「やらかしたらしいぞ、三日かけて」
「え」
「本を片手に、三日三晩」
「げ…」
「気絶しても」
「…なんでお前もそこまで聞いてくんだよ」
「愚痴を聞いてくれと頼まれただけだ…会議の愚痴こぼしついでに」
「まさか…1ヶ月前にぐったりして帰ってきたのは、」
「正解だ…」
「うわー…そりゃあ俺なら勘弁だな」

細身の男は遠い目をして天井を見つめた。

「…こういう話してたら、いかに俺らがまともなのかがわかったぜー」
「…」

しかしドイツは意外と一途で純な、欲望が実現したら死んでもいいかもなと笑う兄に返答できなかった。
何故なら自分と恋人は、兄と自分が好きな体位である対面座位云々よりやばい俗に言うソフトSMチックなものまでやらかしていることを。

体位とか何やらの話

(すまん、兄よ…)




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[ドイツ][プロイセン]

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