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 【BADEND無限ループ】

  若干言葉攻め?&凌辱風要素あり


「く!離しなさい…っこの、」
「お断りだな」
 悲痛な叫びはピシリと酷薄に遮られる。
 利き腕を後ろに捻りあげられ机につっぷしたまま、捕らわれの女馬族は、
ニヤニヤ笑う背後の男を必死に睨み上げた。
 太ももの間には男の膝が挟み込まれ、足を閉じる事ができない。
 あらわな背中に、剥き出しの太ももに、いやらしい目線が注がれている
のを感じ――机に押し付けられた彼女の頬は、じわじわと羞恥に染まって
いく。

 馬上で戦うハンガリーの鎧は、軽さを追求し、最低限の部分しか覆わな
い装飾的なものだ。
 処女神めいた可憐な容貌の彼女が、白い肌を晒し戦場を駆け巡る姿は、
常に味方の兵士達を熱狂させ鼓舞してきた。
 だがそれは同時にある種の男達の劣情と征服欲を強烈にかきたてもする
――今彼女を捕らえるプロイセンはまさにそうした男だった。

 無理な体勢をとらされたせいで、挑発的なラインを描くウエスト。豊満な乳房は机に押しひしゃげられいやらしく形を変えている。
 薄い下着に覆われた尻を突き上げた恥ずかしいポーズで――腰を、擦り
つけられている。
(いや…こんなの、まるで)
「なんだ…期待してんのか?」
 ざらついた低音で囁かれ、ハンガリーは思わず過剰にびくんと背中をの
け反らせた。
「っ…ち、違…!」
「旦那が、いるくせに」
 ぽつりと呟いて目を伏せると、プロイセンは豊かに流れるウェーブのか
かった髪に鼻先を埋めた。
 懐かしい、郷愁を誘う甘い香りを吸い込みながら、後ろから手を伸ばして
彼女の胸元の革紐を解きはじめる。
「なにを…!?」
「…犯してくれって言ってるようなエロい格好だな」
 鎧の締め付けから解放された白い乳房が、ふるんっとこぼれ出た。皮手袋
に包まれた両手のひらがすかさずそれを包み込む。
「この身体で…あの澄ました貴族を、たらしこんだわけか」
 ふにゅふにゅたゆたゆと自在に形を変えるマシュマロのような柔肉を堪能
しながら、プロイセンは桜色の先端をやわやわとつまむ。
「ちょっと俺にも楽しませろよ…いいだろ?『ハプスの奥様』?」
「な…っ!?」


 サディスティックな口調と裏腹に男の指加減は優しく絶妙だった。
 冷たい革の感触でやんわり転がされるたびに胸の先がきゅんきゅんと
しこって、ハンガリーは混乱の涙を流す。
「…ぅ、やだ……っひ!?」
 下半身に、男の熱い高ぶりが押し付けられた。
 布ごしでも判るほどに脈打つ欲望に彼女は思わず息を飲む。
 背中にぴったり覆い被さって性器を密着させたまま、プロイセンは彼女の
耳たぶにゆるく噛みついた。じわじわとねぶりはじめる。
 なめくじが這うようないやらしい愛撫だった。ぐちゃぐちゃ淫靡な音を
たてて聴覚を犯し、押しあてたペニスを支点にゆるゆると腰を動かしていく。
「…っ、…ひぅ、…やっ!?」
 深い溝を押し広げるように円を描いたかと思うとやわやわと突く――耳の
穴に突っ込んだ舌とシンクロさせるような動きで、レースに覆われた秘裂を、
自らの剛直をつかって繰り返しなぞる。
「っ…、嫌ぁ…っ」
 布ごしのもどかしい凌辱に、じわじわと湧きだした愛液で徐々にハンガリ
ーの下着が濡れはじめた。
 ちゅ、ぴちゃ、くちゅと耳元で響く唾液の音が、まるでこれから行われる
行為のいやらしさを予告しているようだ。
 意思に反して沸き上がってくる甘い期待にぞくっと腰が震え、ハンガリー
は慌ててかぶりをふる。
「や、やめ…て、やめなさ…っふぁん!!」
 ひときわ強く性器を擦りつけられ思わず高い喘ぎをもらした口にプロイセ
ンの唇が吸い付いた。
 侵入する舌に口内を蹂躙され背後から乳を揉みしだかれハンガリーの脳内
で快楽の火花が弾ける。
 その隙にプロイセンは稲妻の早さで彼女の下着を引き摺り下ろす。
 突然外気に触れた不安にきゅっとすぼまった膣にすかさず押しあてられる
熱い先端。
「ふあっ」
 いつの間に取り出したのか、ぬるつく剥き出しの亀頭に優しくなだめるよ
うに膣口をぐりゅんとなぞられ、そのままぶちゅぶちゅと音を立てて一気に
真奥まで侵攻される。
「んんんん――っ」
 待ちかねたとばかりにうねうねと絡みついて彼を迎え入れる自分を感じ
ハンガリーは絶望の悲鳴をあげた。
「や……や、っ…嘘…っ!抜い、てぇ…っひぅんっ」
 言葉と裏腹に彼女の膣は涎を垂らしながら堅く太いプロイセンのものを飲み
込んでいく。蠢く幾重の襞で貪欲にもっともっとと吸い付く。
「…っは、」

 きゅうきゅうと締め付ける感覚に低く呻きながらプロイセンは膣壁の感触を
味わうようにねちこく二度三度出し入れを繰り返した。
「相変わらず…、なんて…身体だ…っ…」
 ひと擦りするたびに脳の中で幾百の花が咲き乱れるかのような爆発的な快感
が拡がる。
 絶え間なく沸き上がり全身をさらっていかんばかりの甘い波に耐える為、
プロイセンは鎧からこぼれ出た乳を激しく揉みしだく。
「…くっ…っ!!」
 腰を大きくグラインドさせ臍の裏にあたる部分をこするとハンガリーの身体
がひときわ跳ねた。
「…ここ…だな?」
 繋がったまま抱え上げて窓枠に手をつかせる。ガラス戸に頬と乳房を押し付
けさせ片足を抱いて、弱い部分をえぐるように突き上げる。
「ひ、ぁ…っ…熱っ熱い…っ」
 ハンガリーがぽろぽろと涙を流し腰を蠢めかせる。胎内で無数の唇にちゅっ
ちゅっと吸い付かれているようなすさまじい快感がプロイセンを攻める。
「はっ、すげ…ああ、畜生…っ」
「や、ああっ…」
 白磁の背中がいやらしくくねる。激しいピストンに金の髪が舞う。
 勝利と栄光をもたらす馬上の女神が、男の上でモノをくわえ込み淫らに腰を
ふっている。
 その光景がプロイセンをたまらなく興奮させた。
「…淫乱め…!あいつにどんだけ仕込まれた?ああ?ベッドのお作法は…っ
お家芸だもんなあっ」
「そんな…ことっ、ひ、きゃ、ぁああん…っ」
 耐えきれずずるずると床に崩れ落ちるハンガリーの足を押し広げ今度は正常
位で深く挿入した。
 より結合部の密着感が強まる。熱い粘膜は充分すぎる程潤んでいるのにキュウ
キュウと食い締める為動くのがキツい。
「は…他の男に突っ込まれてそんなに嬉しいか…!?」
 無理矢理引き抜くようにして激しく腰を動かせばジュッポジュッポと音が鳴り、
ハンガリーの腹がなまめかしくビクビク跳ねる。
「ああぁそうだよな旦那のだけじゃ足りねえよな?昔からこいつが大好きだ
もんなお前はよ!」
「い、やあ、ああ」
 頬を真っ赤に染めていやいやとかぶりを降るが、腰は浮き、自ら奥へ迎え入
れるように八の字に蠢いて陰茎にむしゃぶりつく。
「ほら、射精すぞ…っ一滴残らず注いでやるよ…この、」
「っ、やだっ嫌あっ…中は…っ」
「なにが二重帝国だ夢見てんなクソ女お前は一生…っ俺の精液便所なんだよ!!!」
 悲鳴のように叩きつけ、熱い体液がどくどくと弾けて――ふたりは、同時に上り詰めた。


 窓を開け放たれ明るく風通しのよかった倉庫の空気は、情事の余韻でねっとり
と重い。
 古い武具や年代物の調度品が林立する床の上、彼らは弛緩した身体を重ね
荒い息を吐いていた。
 外は晴天。絶好の虫干し日和である。たしか倉庫整理をしていたはずなのに
なにをやっているのだろう――

「…重い。ね、どいて」
 恥ずかしさにわざとぶっきらぼうな口調で言うと、ハンガリーは自分の上で
動かなくなったプロイセンの頭をわしゃわしゃと撫でる。
「…聞いてる?ねえ、こら。プ」
「プ言うな畜生クソ女…」
 ハンガリーの首筋に顔を埋めついでに膣には陰茎を埋めたまま、プロイセンは
ぎゅううと彼女を抱きしめる。
「うわ、え?ちょっと鼻水?」
「…っひぐ、…うるせえ馬鹿…っ俺様が、俺様があの頃どんな気持ちで…っ」
 真っ暗な声で恨みがましく呟くプロイセン。
 鎧を着せるまではノリノリだったくせに、昔にもどった気分でプレイをするうち
に、当時の感情まで思い出してしまったらしい。
「…あのね。あんたってなんでそう執念深…っあ」
 泣きじゃくりながら、繋がったままの下半身をくにくにと甘えるように蠢かされ、
ハンガリーが甘く喘ぐ。
「ねえちょっ、…ひぁんっ…な、泣くか愚痴るか動くかどれかに…っ」
 すっかり堅さを取り戻したプロイセンが、ずっちゅずっちゅと腰を動かしはじめ
る。泣いていたはずの赤い目の奥には、いつの間にか鈍く欲情の火が灯っている。
相変わらずの絶倫だ。

 あれから百年余。 今やハンガリーは悲しき×イチ。プロイセンはプロイセンで
弟に国を任せ、当時の外道ぶりが嘘のように丸くなった。
 裏切り出し抜きいがみ合い、かつて本気で殺しあったこともある二人は、平和な
時代で何故かずるずると腐れ縁を続けている。

 ハンガリーの腰を抱えたまま、プロイセンは口で皮手袋を外し、鎧をもどかしく
むしりとる。
「邪魔だ、脱げこんなもん」
 言いながら自分も軍服を脱ぎ捨て、裸になって覆い被さる。
「ん…あんたが、着せたんでしょう…?」
 冷たい床の上、互いの体温が心地よい。
 全身ぴったりとくっついて、ふたりしてゆるゆると腰を絡めあう。ぞくぞく、と
奇妙な愛しさまじりの快感が再び二人の身体を熱くしていく。

「…っ、ね、…せめて、ベッド…」
 言い終えないうちにあむと唇に食いつかれた。やわらかく腰を揺らされ、思わず
漏らした甘い喘ぎは口内に吸い込まれていく。
「んーっ…ふっ、んっん」
 ぢゅく、ぢゅ、唾液と愛液が音高くなり腰の動きが次第に激しくなる。プロイセン
が身体を起こした。ハンガリーの片足を抱えて大きく突きはじめる。床に押し付け
られた乳房が白い鞠のように弾む。
「…ひゃ、うっ、ああ…っ激し…っなん、で…っ?」
「…うるせ…っ何百年も何百年も人の気持ち…弄びやがって…っ」
 ずっちゅんずっちゅんと激情にまかせた容赦ない抽送。普通なら壊れてしまう程の
苛烈なセックス。
 けれど何百年にわたり彼に犯され続けてきた身体は悦びしか感じなくて、自分は
おかしくなってしまったのではないかとハンガリーは不安になる。

「…っあいつと…どっちがいい?…言えよ、この…っ」
「…っ、ぁあああ、ゃ、そんな、の…っ !」
 知るものか。
 政策上結婚できたとはいえ、オーストリアとは結局最後まで清い仲のままだった
のだから。
(あんたと一緒にしないでよ乙女心は複雑なのよ短絡馬鹿どスケベ野郎…)
 心の中で罵るが、身体が勝手に受け入れるのは何故かいつもこの馬鹿どスケベ
野郎なのだ。
 ちんちんが早く生える裏技だとかなんとか騙されて初めてを奪われた時も、大事な
所を取り返す為に夜討ちをしかけたはずが逆にハメられた時も(二重の意味)、結婚
式の直前控え室に殴りこまれウェディングドレスのまま散々犯された時も。
「…っや。…っさっきイったばっかなの、にぁ…はああぁん…っ」
 彼女のありとあらゆるポイントを知り尽くした巧妙な攻めにいつだって最後はなすが
ままになってしまう。
 ぱちゅん、ぱちゅんといやらしい飛沫の音が響いて結合部から愛液が飛び散る。

 こんな男。甘い言葉のひとつも吐けない。いつだって強姦まがいの無理矢理にしか
事を運べない大馬鹿者。
 泣きそうな顔で必死にすがりつき口汚く罵りの雨を降らせながら、そのくせ的確に
彼女の気持ちよいところを攻めたてる。
「…大嫌いだ…っ、クソ女…」
「…ん…っ私も…嫌いよ…ばか…っ」
 熱く潤んだ瞳で罵倒しあって互いに舌を絡めあう。
 いつまでたっても素直になれない馬鹿同士が交わす口付けは涙と鼻水でしょっぱか
った。格好悪いことこの上ない。

 傷つけあって泣かせあってとろとろと溶けて心地よくて、ああ本当に進歩しない。

 いつか伝えられる日がくるんだろうか。お互いもう少しだけ色々と上手になったら。
 考えるだけで耳が熱くなって、ハンガリーは男の固い髪に顔をすりつけた。

(こんなことする相手、今も昔もあんただけ、なんて)

 そして今日も馬鹿者ふたりは殴りあうように愛しあう。

GAME OVER.




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