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6_63-71


 〜スイスのブラコン日誌〜

  近親相姦ネタ


Ж月Λ日
光る石を拾う。
放ってはおけなかった。ただそれだけなのである。

μ月ν日
光る石が食事を取る姿は良い。
心が癒される。空腹のはずだが、全てが満たされる。

Σ月Ψ日
光る石が笑えるようになった。
心地よい。

Ω月ω日
光る石の体調が回復したようだ。
愛おしい。
――今まで、何もいらなかった。失うのが怖かったから、何も求めなかった。
だが、今はこやつだけは失いたくない。
愛おしい我輩の妹、光る石、リヒテンシュタイン。

δ月υ日
けしからん! あやつは無防備すぎだ!
あんな姿を! まだ我輩の前だったから良かったものの、他の輩の前だと考えると……
明日からは、自衛の為の自宅講習を行うことにする。

ρ月Ю日
妹はなんであんなにずれているのであろうか。
スカートの裾が風に吹かれて舞い上がった時は、顔を赤らめる癖に、
風呂上りに我輩の前で我輩のワイシャツ一枚でうろつくのは顔色一つ変えないのはどういうことだ。
あまつさえ、『私の下着踏んでますわ』と身を乗り出して、我輩の尻の下にあったショーツを取ろうとするだなんて!
ワイシャツの隙間から胸元が見えてしまうだろうが!
……まだ平原だが。

ι月∬日
いい加減、敵……『男』に対しての対処の自衛方法を教えるべきだろうか。
我輩の隣で気持ちよさそうに眠る妹の姿を見て、自問自答をした。
今は兄妹という立場になっているが、身内が敵となりうる現状、こんなに無防備でいいのだろうか。
薄いネグリジェをはさんだだけの胸が当たる。吐息が当たる。腕を絡ませるな。
――今夜は眠れそうにないのである――

ψ月θ日
今日から、実地による自衛訓練を行うこととする。
ああ、これは訓練だ。決してやましい心などない。

妹を我輩の部屋へと呼び出した。
すんなりときた。
異性の部屋へ単独でくるという行為に抵抗は無いらしい。
まずはそこから教えないといけないか。
「お兄様、今日は何を教えてくださいますの?」
無垢な瞳で、我輩の顔を見上げる姿はとても愛おしい。
だが、ここで気を抜いてはいかん。
咳払いを一つ。
「今宵は、敵に捕らえられた場合の対処法について訓練を行うのである」
「はい、お兄様」
「リヒテン、お前は我輩が守る。だが、万が一にも敵に捕らえられた場合、どうなるかわかるか?」
小首を傾げ、しばらく沈黙した後……
「お茶はだしてくださいませんよね」
……ああ、やはり妹は妹であったか。
気の抜ける答えに、肩の力もぬけそうになる。だが、ここで訓練を終わりにしてはならん。
なるべく声を低く、威圧感を与えるよう我輩は言葉を綴る。
「まずは束縛、そして尋問があると思うべきである。
男に対しての尋問は、力づくと思って間違いない。だが、女に対する尋問はそればかりではない。
その理由としては、一つとして女は痛みに強いという点だ。女は生を育む以上、それに対する痛みというものも絶えずついてくる。
それに耐えられるよう痛みには強いように作られているのである。
そして、二つ目としては……軍人には男が多いという事だ。それがどう意味かわかるか?」
二つ目の問いかけ。無論、答えは期待してはいない。
再び、首をかしげ、しばし沈黙し
「お料理を作るための人手が欲しい?」
そう来たか。
もういい。やはりこやつは軍にはむいておらん。我輩の腕の中で静かに寝ている方が似合う。
「否!! その答えを今教える。
……リヒテンシュタイン、服を脱げ」
「え?」

我輩の言葉が理解できなかったのだろう。あっけにとられた表情で我輩の顔を見返した。
「聞こえなかったのか? 我輩は服を脱げといったのだ」
「えっと……は、はい、わかりましたわ」
頬を赤らめ、ドレスの腰紐を解く。衣擦れの音が響き、ファスナーがおろされる。
一度だけ、我輩の方を見た。許しを請う瞳だ。だが、我輩は首を横にふった。
見る見る間に瞳が潤んできた。そんな姿も愛おしい。
白い肩が露になり、胸あたりで手がとまる。躊躇しているのだろう。
我輩は目で指示をする。早く脱げと。
さすがは我輩の妹だ。声に出すことなく、瞳だけで意思疎通ができた。
するりドレスを脱ぎ捨てると、恥ずかしそうに胸を手で隠す。
ほんのりピンクのビスチェと、シンプルなドロワーズ。
ビスチェよりは薄い下着一枚の方が萌え……ではなく、燃えるのだが。今度、さりげなく注意しておこう。
「まだ残っているではないか。それも脱ぎ捨てるんだ」
「でも、お兄さま……」
今にも泣きそうな妹の姿。多分、このままではこれ以上無理なのであろう。
少々荒療治であるが、我輩はある言葉を口にした。
「この家の主である我輩の言う事に逆らうつもりであるか? そんな者はここには必要ない」
長年一緒に過ごしてきてわかったことがある。妹は誰かから見放されるのが怖いのだ。
まあ、あんな事があったのだから、仕方がない。
予想通り、妹は涙を溢れさせ、我輩の腕にしがみついてきた。
「イヤです! お兄様、リヒテンシュタインを見捨てないでくださいまし! なんでもいたしますから!」
――くらりと欲望に負け、妹を抱きしめたくなる。が、どうにか崖淵で押しとどめ、軽く頬にキスを落とした。
「我輩は憎くてやっているわけではない。あくまでもリヒテンの為にやっているのである。
さあ、訓練を続けるのだ」
「はい、お兄さま」
今度はためらいも無く脱ぎ捨てた。
傷一つ無い白い肌。華奢で壊れそうな身体。まだ未熟な胸。毛も生えていない陰部。
潤んだ瞳と羞恥に染まった頬が相まって、一つの芸術作品を作り上げていた。
「では、訓練を再開する。
戦場では兵士の欲望が滞積される。それを解消させる為に女を宛がわれることもある。
しかし、それは稀な事だ。ではそれを解消する為に、どうするか。
それは簡単である。敵兵を使えばいいのである。
その敵兵が女であれば、こんな幸いな事はない。尋問と称して、欲望を発散してしまえばいいのだ。
……聞いているのか? リヒテン」
「あぁっ!」
ぼんやりとしている妹の方に触れた途端、甘い声をだし、ぴくりと震えた。

まあ仕方が無い。我輩という男の視線に、美しい裸体がさらされているのであるから。
あまりの羞恥に膝はすでにがくがく、息も荒く、立っているのもやっとのことだ。
「何、声を出しておる! これは訓練である! それなのに、何ていう醜態だ!」
我輩の叱咤に、背筋を伸ばそうとするが、突き刺さる視線に背は更に丸くなるだけ。
「その根性を鍛える為の訓練だ。我輩が行う尋問に耐えて見せろ」
「は、はい、おにぃさま……」

――さあ、ここからが本当の訓練である。

我輩はただ、妹を見つけ続けるだけ。何も声をかけずに。
前をみれば我輩の視線。顔を背けても突き刺さる視線。
何をされるわけでもなく、ただ見られているだけ。
それが妹には強い刺激となっているのであろう。
身じろぎの回数が増えてきた。特に足の付け根。
もじもじと足をすり合わせる。濡れた音が微かに聞こえる。
きっとその感覚が何かは理解できていないであろう。
それでいい。まだその感覚を理解させてはならぬ。まだ訓練は始まったばかりなのだから。

「なんだ! その足の動きは!
さては何か中に隠しているのであろう。足を広げろ!」
「な、何も隠して……なんてぇ」
「広げるんだ!」
「は……はぃ」
もうすでに我輩の顔は見れていない。羞恥にまみれた表情で、恐る恐る足を肩幅に開いた。
つーっと液体が足を伝い落ちていく。
その感覚ですら、声を出してしまいそうになり、唇をかみ締めて留まった。
威圧感を与えるよう、ゆっくりと近づき、妹の前にしゃがみこむ。
毛も無く、割れ目がはっきりとわかる。絶えず、割れ目から溢れる愛液が淫猥であった。
臍にふれ、ゆっくりと下降していく。途中、すでに勃起した陰核に触れた途端、小さく声を上げた。
「あ……ぁ……」
「その反応はやはり何か隠しているようである。探索を続行する!」
割れ目に指を入れる。とろりとあふれ出す愛液。
顔を近づければ、甘酸っぱい顔りが鼻をかすめる。
「ここに何を隠しているんだ! この香りはチーズか?」
指で小陰唇を開くと、指を一本中に沈めた。生き物のようにびくびくと動き続ける感触が気持ちよい。
二本、三本と徐々に増やしていく。その度に、指をぎゅっと締め付ける。
コレが指ではなく、陰茎だったらどんなに気持ち良い事か。

もうすでにここまで来てしまったのだから……


――いっそ奪ってしまっても問題はないであろう――


ズボンを下ろす。すでに暴発しそうな陰茎が顔を出した。
まるで思春期の若造のように思えて、少々陰鬱だ。
こんな行為など、慣れているのに。慣れすぎてもう感じもしないはずなのに。
自分を保つため、様々な事もやった。女とも寝た。男とも望まれれば寝た。
全ては自分のためだ。

だが……久しい感覚が身体を駆け回る。
この少女を征服したいと身体が叫ぶ。


切なげに声を押し殺す妹を壁に押し付け、唇を奪う。
口の中に進入する。舌で蹂躙する。
足腰の立たなくなった妹の股に足をいれ、固定する。
そして……濡れそぼった膣へと侵攻した。
最後の砦を破壊。
「っ!! ぁぅ……」
健気にも声を押し殺し、攻撃の痛みに耐える。
「さすがは! 我輩のっ! 妹だ……くっ、声を出せ! 侵攻を食い止めろ!」
「ぁ……んっ! お兄様お兄様!! お兄様の……が熱い……です! 私の中をもっと!」
「ああ! もっともっと、強くいくぞ!!」

――性行為を覚えたてのような衝動で。ただただ、腰を強く打ち付ける。
絶え間ない快楽におぼれまいと、我輩に抱きついてくる妹。
全身にかけめぐる快楽の麻薬は身体を蝕んでいき……

我輩は精を解き放ったのである。

「す、すまん」
身体の中の熱を妹の中に放出した途端、
自分のやらかした事の重大さに冷水をかぶったかのような感覚を覚えた。
腕の中には、全裸の妹。股からは、赤のまじった白濁液がとめどなく溢れ出している。
「気がついたらリヒテンを侵攻してしまって……本当にすまないである」
疲れ果てた妹の瞳から涙が一筋。
ああ、我輩が泣かしてしまった……
銃を妹に渡すか……それとも日本にセップクの仕方を教えてもらうか。
後悔しか思いつかなかったのだが……
頬に何かがあたる感覚。それは妹の口づけであった。
妹は満たされた笑みを浮かべていた。
「まあ、そんな事もありますわ。
……お兄様、また、リヒテンシュタインに訓練してくださいまし」

嗚呼、我輩にはもったいないぐらいの妹である。

Π月π日
今日も訓練である。
男性の仕組みと対処法について。
まじめに学んでくれている。

Ю月☆日
今日は妹とイギリスのサッカー予選だ。
2-0で負けてしまったが、良い戦いだった。

Θ月Α日
変態紳士をセダーンした。
我輩の妹に変な事を吹き込んだ罰である。
ああいう事をやっていいのは我輩だけである!!

●月×日
妹の姿が見えない。
……子供ではないのだから、一晩ぐらいは……
やっぱり気になるので、イタリアでも締め上げてみた。
やはりわからない。
リヒテン……

●月△日
オーストリアの家を探す。いない。フランスの家を襲撃する。いない。
出会い頭にイギリスをとりあえずセダーンしてから、探す。いない。
ドイツは留守だ。

●月□日
どこにいる。

●月▽日
いないいないいないいない
どこにもいない

●月◎日
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン
リヒテンシュタインリヒテンシュタインリヒテンシュタイン

●月Ф日
やっと帰ってきた。問い詰めてみれば、『お仕事で少々。ご連絡差し上げられなくてすみません』
ということだ。
何かある。絶対にあるはずだ。

●月☆日
黒組織をセダーンした。
これで全て解決だ。

◎月△日
妹がおかしい。
最近になって部屋に閉じこもる事が多くなった。
朝になって、目を赤くして眠そうにしている姿をみかけることが多くなった。
部屋の中から、何かを切り裂くような音も聞こえる。
イギリスと連絡を取り合う事がおおくなった。
日本と連絡をとるのはいい。だが、やはり変だ。


◎月▼日
今日も訓練である。
今日は妹から習いたい事があるといわれたので、妹の部屋で訓練を実行することになったのである。
久しぶりに入る妹の部屋。
内心期待しながらも、何事もなかったかのように部屋に向かい、ドアをノックする。
「こほん……リヒテンシュタイン、はいるぞ」
「あ、お兄様」
ドアを開け……

ドアを閉めた。

見間違いか? それとも白昼夢か。
あんなに可愛らしかった妹の部屋が、あんな事になっているのは。
「あら、お兄様、どうかなさいましたか?」
やっぱり見間違いではなかったようだ。
麗しい妹の背後には、どうも普段の妹からは想像できない凶悪なアイテムがごろごろしていたのだ。
壁には鞭、床にはバイブ、犬のしっぽや犬耳まである。
もしかして、こういう趣味に目覚め、攻めて欲しいということなのか。
いや、我輩とて、こういうアイテムを使うのは嫌いではない。
妹は愛おしい。だが、泣き顔もそれはそれで……
「お兄様?」
いつの間にか、息のかかるぐらいの距離で首をかしげている妹。
大きな瞳、長いまつげ、白い肌、手錠……
手錠?
なぜ、我輩が手錠をされているのだ?
あまつさえ、いつの間にか部屋の鍵を閉められている。
「リヒテンシュタイン! これは一体どういうことであるか!」
「お兄様、今日はリヒテンシュタインの訓練に付き合ってくださいまし」
卑怯なり。
そんな笑顔で懇願されたら、拒否権などあっても無いようなものだ。
一度だけ、首を縦に振った。

――それが悪夢の始まりだったのである。


いや、正直言って、もう思い出したくは無い。
いきなり服をむかれ、全裸でベッドに縛られた。
怪しい本を片手に、我輩に向かって鞭を振るう。
肌に当たる場所、角度、強さ、そして音を確認しながら、一つ一つメモをする。
……無論、我輩の下半身の様子を見ながら。
痛みという範囲はすでに超えてしまい、一種の快楽を感じてしまっているのが情けない。
いや、妹の腕がよいのだ。きっと、先天的な才能があったのだろう。
そう思わないと、我輩は我輩を見失いそうだった。
鞭の動きがとまった。
終わったと思った。これで解放されたと思った。

――甘かった。

手足が解放された後、一度は部屋から逃げ出せるチャンスがあった。
もちろん、そのようなチャンスは逃す我輩ではない。
逃げ出した。……しかし、妹に回りこまれた。
妹は縄を使った。
我輩は縄で縛られた。様々な屈辱的な格好で。
縄だけで済めば本当に良かったのだ。

――もう婿にいけないのである――

「このアイテムは……『肛門で大暴走』ですの? この太さよりはこちらの方が……」
「お兄様、犬耳お似合いですわしっぽもぴったりですのよ」
「こういう縛り方だと、陰茎を主張させられる……と」
「お兄様、『赤ちゃんプレイ』ってご存知ですか?」
「あら、まだ出してはいけませんわ。えっと、この薬は……あらあらあら、あまり効果がないみたいですわ」
「お兄様は、このボンテージとあっちのボンテージ、どちらがお好みですか?」
「ん……こうやって……ちゅっ、舌で念入りに……吸い上げて……難しいですわ」

こうして、我輩は三日三晩、リヒテンシュタインの相手をさせられて……


――我輩、しばらくヒキコモッテモイイデスカ――





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