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 ウィンザー城ニュースネタ


260 :名無しさん@ピンキー:2009/05/12(火) 21:02:34 ID:02yU67u1

  10 :おさかなくわえた名無しさん:2009/05/01(金) 15:19:10 ID:ggUL7ObS
  4月30日、イギリスのウィンザー城のプライベートの敷地の芝生で酔ったカップルが白昼堂々セックスを始めた。
  突然始まったセックスに通行人は興奮。
  ゴールデンウィークでイギリスを訪れていた日本人観光客は20分以上もビデオを撮っていたとか。
  他のやじうまも写真を撮ったりしてたとか。
  その後カップルは逮捕された。

  http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/5248440/Sex-on-Queens-lawn-at-Windsor-Castle.html
  http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/royals/article2404128.ece
  http://www.dailymail.co.uk/news/article-1175342/Royal-romp-Couple-caught-having-orf-lawn-outside-Windsor-Castle.html



  これはひどい。イギリスもだけど日本・・・


それは飲まされたというよりは流し込まれた、あるいは飲み込まされたと言った方が正しい。

 世界会議最終日、順調に議題を消化してその日は午後を少し過ぎたところで全日程が終了した。
夜は夜で交歓パーティがあるわけだが、その前に皆で軽く遅いランチを食べようということに
なったのが始まりの終わりで、そのランチに酒が入ったのが終わりの始まりである。
 発言権の強い大国は会議に臨む際はそれなりにストレスを持っているものだ(若干名除く)。
国としての自分の発言はそのまま国民の生活に影響するわけだから当然である。
 その会議の終了は、十年目の借金を完済したくらいの解放感で、そういった解放感に駆られた
バカが数人揃えばノンストップ・ザ・アルコール目指せ1000%である。
 飲む。
 飲んで、絡む。
 酒癖が悪い、と言って一も二もなく挙げられるのは、間違いなくイギリスだ。彼はさして
酒豪でもないくせに飲む。とても飲む。ウォトカやビールやワイン等々の名産地で自身も
かなり強いザル共と同じペースで飲む。
 そしていつまでも潰れない。
 しかし脳は早い段階でとっくに頭蓋の中でメルトしているので、脱ぐ、飲む、脱がす、
暴れる、飲む、この辺りのことしかできなくなる。
 そんな彼をかろうじて止めてくれる、周囲の国々にとっては天使のような存在が、
セーシェルという南の島の少女――イギリスの恋人だ。きっと趣味は慈善事業やゴミ拾いに
違いないと言われている。
 彼女は、傍にさえいれば、彼が暴れる際は止める。彼女は彼女で恋人が他人の前で全裸を
晒すのは耐えられないという個人的な都合を抱えているのだが、理由はどうあれ、止める。
 イギリスも、彼女の言うことは酔っていても聞く。
 ……聞かないこともある。
 セーシェルが上半身を脱いだ体に脱ぎ捨てられたワイシャツを掛けて、
「それ以上脱いだら絶交ですからね。絶対、口きいてあげませんからね」
 と絶交宣言をした。
 脳みその九割がスミレによく似た紫色になっているイギリスでも、それが愛しい恋人である
ことは認識できたらしく、真っ赤な顔に焦点の定まらない目つきでちょいちょい、と彼女を
手招いた。
「なんですか、もー」
 苛つきを隠さない様子で手の届く範囲まで寄ると、イギリスは手に持っていたブランデーを
瓶に直に口をつけてラッパ飲みをした。
 あぁあぁと声をあげながらセーシェルが瓶を取り上げようとした瞬間、イギリスは唇を
つけるものを瓶から彼女に移した。
「ぎゅっ……っ!?」

 口移しでセーシェルの喉に流し込まれる酒。
 さすがはキスが世界一巧い国、とでもいうべきか、驚き拒絶しようとする唇からほとんど
こぼすことなく飲み込ませる技術は変態行為以外の役には立たないが匠の技といえば技である。
「にゃっ……なにすっ……!」
「うるせぇな、おまえものんどけよバカ」
「えっ、や、やですっ、やですーっ!」
 逃げようとするセーシェルを捕まえて、幾度も瓶を煽ってはセーシェルに口づけて飲ませる。
 周りも助けてやればよかろうに、酔っ払いが酔っ払いのすることを止めるわけはないし、
こんなときセーシェルを助けてくれそうな女性陣――ハンガリーやベルギーなどは、
不幸なことに別の店にふりわけられていた。
「……………………………けふっ……やっ……っギリスさ……むっ………………………………
ぷっ、ちょっと……みんな見っ………………………………えふっ、あぅ、見てっ……やっ……
……………………きゅぷ、う……………………………………んっイ、イギリス、さん〜、
あっ……………………」
 キスをするたびに顔が赤くなり、ようよう酔っていく少女というのは見ている分には大変
艶めかしく美しいものである。
 数十度の口移しの結果、普段それほどに酒を飲みつけないセーシェルはイギリス以上に
前後不覚になっていた。


 これが、夜中だったらまだ救いもあったのだ。
 食事が終わったらどんなに酔っているものでも、まだ理性の残った誰かが親切にタクシーに
詰め込んでホテルまで帰らされる。
 今回の開催国はイギリスだから、アメリカあたりがイギリス宅に一本電話を入れれば
とっととそれ用の慣れた人間が回収に来る。その後は何をしてようが誰の迷惑にもならない。
 だが。


 夜のパーティまで時間があると言うことで、目を回しているセーシェルを抱えてイギリスは
上機嫌でデートにしゃれこんだ。
 セーシェルの意識は雲の上なのでデートは成立していないのだが、本人はまったく気に
ならないようであった。幸せなことである。
「セーシェル! セーーシェル!! ウィンザー城だぞ、見ろ! ウィンザー城、俺の上司の家!
 あれお前よりも長生きしてるんだぞ! すごいだろ! もっと近くで見るか!? 見るな!?」
 観光名所を歩きながらセーシェルをエスコート(しているつもり)するイギリスは、
何を話してやってもセーシェルが無反応なことにしばらく歩き回ってからようやく気がついた。
 芝生にセーシェルをおろして、軽く揺する。
「おいー、セーシェル? だいじょぶか?」
「……う…………」
 なやましい吐息をもらしながら、薄くあけたセーシェルの目に映ったものは、大好きな恋人。
 ここで、セーシェルは盛大な勘違いをした。
 二人がセックスをする際、セーシェルが意識を飛ばすことは頻繁にあり、それは意識を
取り戻すと同時に二回戦に突入するのとほぼセットになっている。
 アルコールによって、現在がまだ昼間だとか、外であるとかそう言ったことを判断する能力や
理性的なものを失ってしまっていた酔っ払いその2セーシェルは、今がその時と思いこんだ。

 イギリスの首に腕をかけて、しなだれかかる。顔に触れ、唇を求める。
 酔っ払いその1がそれを拒む理由はなかった。
 少なくとも、三分の二以上脳が耳からこぼれてしまってからっぽな頭では、思いつかなかった。

 芝生の上で折り重なったカップルが激しいキスを交わすところまでは通りがかる観光客も
見て見ぬふりをしていた。
 そこから男が少女のブラウスに手をかけ、太ももを撫でながらショーツをおろす。
 ベルトを外して、勃起した局部を露出させ、その屹立が少女の体へ差し込まれていけば……
観光客は大喜びである。
 たわわなおっぱいが男の骨張った指五本に潰されてぐにぐにと形を変える様子、膝に
ショーツを引っかけて腿を閉じさせたまま膝から下を開かせて挿入する、いわゆる四十八手で
いうところの『理非知らず』で少女の体が揺さぶられる姿を、そして少女が好きな男に
抱かれて愛らしく喘ぐさまを、通りがかっておいて鑑賞して行かなきゃ嘘だ。
 そこがベッドの上だと思いこんでいるセーシェルはいつものようにイギリスの名前を切なく
呼ぶものだから、しているカップルが誰と誰なのか明らかにバレバレで、観光に来ていた
フランス人は大いに笑い、イギリス人は祖国の痴態に泣いた。
 涙目のイギリス人に袖を引かれながら警官が駆けつけた時は、二人は共に果てて余韻を
楽しんでいる最中であった。
 
 
 場所もわきまえずに体を一つに繋いで愛を確かめ合うカップル。
 その周囲には観光客の人だかり。
 そこにまぎれて、携帯電話をいじっている国が一人いた。その隣にもう一人いた。
「日本さん、何をしているんですか」
「いえ、こういった機会は貴重ですので、記念にと思いまして」
 枯れて乾いて干物寸前の日本は、若い(片方はちっとも若くないが)二人の同類がまぐわう
ようすをみながら、さりとていつもの死んだ目を輝かせることもなく、機械的に携帯の機能を
フル活用して撮影にいそしんでいた。
 デートをしているつもりだった台湾は、日本の謎の行動への理解に苦しんだが、ふと、
もしかして今夜の……と髪のくるんをぴーんと跳ねさせた。
 ぴょこぴょこくるんを震わせながらラブを飛ばして日本の腕にしがみつくと、
「あっ……ダメです! 画面が揺れちゃいますので、私に触らないで下さい」
 怒られた。
 がっかりした台湾は屋台にとぼとぼフィッシュアンドチップスを買いに行った。
 一人で近くのベンチでまずいフィッシュアンドチップスを食べている間、日本は二十分も
二人を撮り続けていた。
「……くすん」
 鼻を鳴らした淋しい台湾は、今日はなにがなんでも日本さんの布団にもぐりこんでやる、と
固い決心をかためた。


 
 警官に回収されたイギリスとセーシェルは、酔いが冷めると直ちにイギリスの上司直々に
呼び出された。夜のパーティはキャンセルである。
 上司は優雅に紅茶を飲みながら、さんっざん重く厳しい沈黙の叱責を二人に向け、
声に出しては最後にただ一言、
「慎みなさいね」
 と、それだけを、とても平坦に言った……。
 言葉にもできない羞恥にセーシェルは真っ赤になってイギリスをなじった。なじりまくった。
「信じ、信じられませんっ……ひ、人がお酒でわけわかんないことになってるからって……
あんな、あんなところで……あんないっぱいの人の前でぇっ……!」
「俺じゃないからな! あれはお前から誘ったんだからな! 」
「そんなことあるわけないじゃないですか! 私はイギリスさんみたいなやれるならどこでも
いいみたいな、そんなんじゃないです! ぜってぇー違います!」
「違くねぇよ! 俺覚えてるんだからな! いいか、俺があのへんを歩いていたらだな、
お前ちっとも返事しやがらねぇから、俺が介抱してやろうとしたら、」
「仮に! 仮にですよ!? そうだとしてもなんでそこで始めちゃいますか!?
 わかってるんだったらやめるか、ちゃんとしたところまでいけばいいじゃないですか!」
「……そ、そりゃそうだけど……俺も酔ってたし、だな……」
「ばか! ばかばかばかばかばかばかぁー!! どうしてくれるんですかぁー!!」
「俺に言ったってしょうがないだろ、ばかぁー!」
 そんなこんなと延々言い合っていても、その日のうちにもう一度同じベッドに入っているの
だから世話ないカップルである。

 
 ――後日、日本の巨大掲示板の某ニューススレにある動画がうpされた。
 ニュースにもなった、あのウィンザー城にて白昼堂々セックスしているイギリス人の動画だ。
 20分ほどのその動画は、うpされてから30分で実に6000DLを記録し、うp主は「ネ申」
とさかんに讃えられた。
 だがそれも40分ほどのこと。
『特定した。>>XXXは祖国』
 という書き込みと共にうpされた動画に映っていたものは、真剣に他人のセックスを
撮影している祖国と――
 離れてぽつーん、とほったらかしにされている、淋しげな隣国の少女だった。
「湾ちゃん(´・ω・`)カワイソス」
「台湾ちゃんほったらかしてこんなアホなことしている祖国は氏ね」
「祖国見損なった。俺中国か韓国に移民するわ」
「祖国ぅぅぅぅぅぅ俺だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ三次元がいらねぇなら俺にくれええええええ
ええええええええええええええええええ!!」
 という魂の叫びが続々と書き込まれ、スレは阿鼻叫喚の渦。
 伸びに伸びて消費されたスレッドは一晩で30スレ。

 歴史に残る祭りになったという。




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