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9_7-14


 国際全裸会議

前スレ>>727の
まーた変態紳士の国がやってくれました。
ttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090704_nude_work_office/

というわけでイギリスで世界会議やったときは全員裸でお願いします。
のネタです。

【メインCP】中ウク、露ハン、伊セーシェル、仏台、独ベラ、英リヒな、くじ引きカップル。
【サブCP】なし
【傾向】 基本バカエロ。
【その他】
本番は無し。
カップリングは実際にアミダクジで決めてみたので、特に意図はありません。
本当にただのノリのみのバカエロです。それでも良い方はどうぞ。
NGは『世界全裸会議』でおねがいします。


「ふははははははっ! 今日の会議の舞台は俺んちだ!
ってことで、皆全裸になれ!」
「誰だ! イギリスに酒飲ませたのは!!」
唐突なヘンタイ発言に、ドイツがすかさず突っ込みを入れた。
某月、いつも持ち回りでやっている世界会議での出来事。
いつものように会議室に集まり、いつものようにアメリカが仕切ろうとした時だった。
G8の割には、カナダの代わりに中国が参加していたり、女性がそろえられていたり、少々疑問を抱いていたのだが、
細かいことかと思い、誰もがさらりと流していた。
「あほですか! このまゆげ変態紳士!」
女性の一人、セーシェルが声を荒げて文句を言う。
しかし、イギリスはにやにやとした笑みを浮かべ、
「ここは俺んちだ。だから俺がルール! 法律だぁっ! 
……というのは置いといて。国同士の結束力と士気を高めるために、経営心理学者である……」
真剣な眼差しで淀みもなく、裸でいることの利点をつらつらと語り始めた。
一見、無茶に思えるだろう計画も、口八丁のイギリスの説明に、誰もが納得せざる終えない状況になり、
「そういう事ならば、お兄さん喜んで裸になるぞ☆」
いち早く、フランスが服を脱ぎかけ、イギリスがすぐに静止した。
「まて。ここは交流の意味をこめ、男女ペアになってお互いの服を脱がすというのはどうだ?」
女性陣は少し頬を赤らめるが、反論はないらしい。すでにイギリスの言葉の魔術に飲み込まれたというわけか。
「で、どうやって相手を決めるの? 私は兄さんがいいんだけど」
「まあまて。日本には『アミダクジ』という、平和的に決定する方法があるというんだ。
今回はそれを採用させてもらう」
壁に大きく貼られた紙には、各国の名前。そして縦線が引かれた先に、女性の名前。
日本にルールを語ってもらい、運命のくじは引かれたのだった。


「まずは外れ組は……おおっ、日本と……俺かぁ。
ま、ヒーローは女の子を剥くものではないんだぞ」
はずれを引いたことに、半分は安堵、半分は口惜しさを感じつつも、ある意味命が救われた事に、大きなため息をついた。
女性とはいえ、ここにいる女性は心身共に強い。命の危険さえあるだろう。
「では、私は交流の証として、ビデオでもとらせていただきますか」
「おっ、日本の撮影機材は一流だもんな。……後でコピーよろしく」
イギリスが耳元で呟くと、日本は力強く頷いた。
日本の撮影準備は終わった。アメリカの観賞用ポップコーンとコーラもそろえた。
――さあ、サービスの時間…ではなく、交流の時間の開始だ。

「まずは……えっと、最初は中国さんとウクライナさんですね」
「我の出番であるか?」
「え、私ですかぁ?」
興味なさそうな中国と、すでにもう泣きそうなウクライナが一歩前に出てくる。
巨乳美人がぷるぷると涙目で中国を見つめる姿は、妙にそそるものがあり、誰もが生唾を飲み込んだ。
「で、では、交流を開始し……」

「ほいある」

気の抜ける掛け声と共に、目にも留まらない手つきで、ウクライナの服に手を伸ばす。あっという間に白い肌が露になった。
ぷるんとした胸が大きく弾け、たゆんたゆんと音を立てそうなほど揺れる。
大きく上下に揺れ、段々とゆれが収まっていく。
大きな胸のわりには、控えめな乳輪と薄い色をした乳首。
男女共に誰もがその白い巨乳に目が釘づけになった。あ、いや、貧乳マニアな日本は除くが。
あっという間に脱がされてしまったウクライナは、しばらく何が起こったか理解できず、ただ立ち尽くし、

「これも脱がすあるか。メンドクサイある」

下半身のズボンをもあっという間に脱がす。どのように脱がしたのかは、中国のみが知っている。
さすがは年の功というべきか。
むっちりとした太腿、さわり応えのありそうな尻、そして魅惑の秘所までが大勢の目にさらされてしまい。
「いやぁぁぁっ!!」
しゃがみこんで身体を隠すが、すでにもう遅い。
「中国さんってば、中々の技ですねぇ」
「だな。だけれども、もう少し脱がせる楽しみが欲しかったんだぞ。総合点数30点というとこか」
いつの間にか、審査員のような感想を述べる日本とアメリカ。二人に苦笑を浮かべ、
「女の裸なんてもう見飽きたある。で、我を脱がして……は無理そうあるね」
べそをかくウクライナの目の前で、潔く自ら服を脱ぎ捨てる。すると、視界にもろに股間が入ってしまうことになり、
「やぁぁぁっ!」
再び、ウクライナの悲鳴が聞こえたのも、良い思い出だろう。


「次は……おおっ、少しは期待できるか。ロシアとハンガリーの出番だぞ」
「ん、僕の出番か。楽しもうね。ハンガリー」
無邪気な笑顔で言うが、何故か手には凶悪な水道管を装備していた。
負けずとハンガリーも優雅に微笑んで見せる。
「よろしくおねがいしますね。ロシアさん」
やはり、手にはフライパン装備中。
にこやかに笑う二人だが、取り巻く空気はシベリアより冷たい。

じりじりと二人は間合いを詰め……先に動いたのはロシアだった。
「えい♪」
手を動かしたのはどうにか見えた。しかし、それが何をやろうとしたのかまでは、理解できる者はいない。
微かに聞こえた何かが破ける音。一瞬遅れ、ハンガリーのスカートに深いスリットが入った。
「ちぇっ。胸元狙ったのに。残念」
「そんな動きじゃ、まだ甘いですよ」
お返しとばかりに、フライパンが振りかざされ……ロシアのコートの裾が切れた。
「OH! フライパンで物切れるんだ」
「いえ、あれはハンガリーさんぐらいしかできないような……やっぱりロシアさんが有利みたいですね」

先ほどとは打って変わって、まるでバトル映画のような光景に、一同は息を飲んだ。
武器を振るうたびに、二人の肌が徐々に露になっていく。
しかし、両者とも血は一滴も流しておらず、技のレベルの高さをうかがわせる。
友愛とか、友好とか、もうそんなの誰もが忘れ、二人の戦いを手に汗握って観戦し……
ハンガリーの首元に水道管が迫る。
一歩引いてさけようとしたが、とっさの事だったので踏み出が甘く、かわし切れない。
一閃。その一撃で糸が切れたかのように服が崩壊を起こし、しなやかな身体が皆の視線にさらされることになった。
下着すらも、もうその用途をなしておらず、つんと天をむく胸が呼吸をするたびに上下に揺れる。

「あーもう私の負けね。さすがはロシアさん」
身体に残った服だった布を自ら破り捨てた。その姿はどんな男よりも男らしく。
すっとロシアに手を差し出す。その手をとるために彼女の前へと出てきて、握り締め……る前に、その手は姿を消した。
「そーいうことで、今度は私がロシアさんの服を脱がしてもいいんですよね。
ふふふっ、無邪気な悪魔が涙を浮かべるシチュエーションも中々美味しいわよね。ハァハァハァ」

「え? え? あのさ、僕をそんないやぁぁぁぁぁぁっ!!」

腐の悪魔の手に、今度はロシアの悲鳴が辺りに響き渡った。

「乙女泣きしているロシアさんは置いといて……あ、ベラルーシさん、ここで襲うのは禁止ですからね。
次は……っと、イタリア君とセーシェルさんですね」

「はいはーい。がんばるであります♪」
「うぃ〜あんまり乗り気じゃないけれど、頑張るしかないですよね。とほほ」
半分諦めモードに入っていたセーシェルがとぼとぼと前に出てきた。

「あれ、セーちゃん元気ないね」
「そりゃ、元気ないですよ。何で裸にならなきゃいけない……ひゃうっ」
耳元から走った刺激に、声を上げ、顔を赤らめた。耳元にはイタリアの顔がある。彼が耳たぶを軽くかんだのだろう。
「え? え、イタリアさ……やぁ…ん」
「セーちゃんの身体って綺麗だよね。日焼けした肌がすごく魅力的だもん」
耳元で甘い言葉をささやく。
手は肩を滑り降り、肩口から手を差し入れる。ゆったりとした服は彼の手の進入をあっさりと許してしまい。
「あ、セーちゃんノーブラなんだ。触った感触はつけてないほうが気持ちいいけれど、形崩れちゃうからした方がいいよ。
今度一緒に買いにいこうか」
肩の大きく開いた服を腰元まで下げる。二つの形の良い胸が空気にさらされた。
恥ずかしさに頬を更に染め、彼から顔を逸らす。気にせずに彼は胸の突起に唇を落とし、スカートにも手を伸ばした。
南国の花が描かれたスカートの中は、すでに湿っており、指を差し入れると濡れた音を立てる。

「あはっ♪ もう下着意味ないね。それだったら脱いじゃってもいいよね」
純粋な眼差し。彼女は小さく頷く。両端のリボンを解けば、アッサリと外れた。
下着にキスを一つ。さりげなくポケットの中にしまいこみ、彼女を抱き寄せる。
「じゃ、最後の砦も壊すよ? いいよね」
「……はい……」
首元に吐息がかかる。ワンピースのファスナーが下ろされ、身体を隠していた布がはずされた。
健康的に日焼けした肌。魅力的なうなじに軽く歯を立ててみる。びくっと身体を震わせ、涙目で彼を見つめ、

「じゃ、そろそろ中に……」
ズボンの中から、硬くなった自身を取り出す。割れ目に数回擦りつけ……
「あー、会議中だから、そういう事は後でヤってくれるかい?」
空気を読む気ないアメリカがずばっと言い放った。あっという間に甘い空気は打ち砕かれ、セーシェルは我に返った。
周りにはにやにやと生暖かい目を向ける者たち。
「ふゃゃゃゃぇぇぇぇぇぇ!」
顔を赤らめ、自分の手で身体を隠す。
「童貞と聞いていてたのですが……女の子の扱いがうまいですねぇ」
「さすがはイタリアってとこだね。色気はあった。85点だな」
相変わらずのマイペースな審査員兼進行役が感想を述べ、更にセーシェルの顔が赤くなったのは言うまでもない。

「それでは、気をとりなおして……フランスさんと……台湾さん……ですか」
「はいはいはい♪ やっとお兄さんの出番だね。じゃ、台湾ちゃん、お兄さんがたっぷりと可愛がってあげ……」

「待ってください!」

今にも襲い掛かりそうだったフランスを静止する。
一見おとなしそうに見える台湾だったので、フランスは少し面食らってしまった。
こほんと咳払いをし……すでに全裸になっている人たちの方に視線を向けないようにして。
「今までの結果から見ると、先に脱ぐと不利な気がしました。
ですから、今度は私からフランスさんをぬ……脱がせて……」
「いやーん☆ 台湾ちゃんったら積極的♪ でもお兄さん、そういう女の子も好きだぜ」
おちゃらけてくれているおかげで、気恥ずかしさは多少減った。こういうところはフランスに感謝しなければいけない。

お互い向かい合い、沈黙する。
震える手で彼の服のボタンを外す。恥ずかしさでまともに顔が見れない。
上着を脱がし、ブラウスに手をかけた。服越しに感じるほどよくしまった身体。
「くんくんくん、台湾ちゃって良い香りするね。シャンプーは何使って……」
「黙っていてください!」
沈黙に耐えられなかったのか、フランスが軽口を叩こうとするのを戒める。
彼も彼で、何となく恥ずかしくなってきたのだろう。視線が宙をさまよい始め。

「あとその一枚……ですけど」
残りは一枚。股間を隠す下着のみ。
これに手をかけてしまえば、この羞恥は終わる。しかし、女としての何かも失ってしまう気がしまい。

「えいっ」

ぎゅっと目をつぶり、下着に手をかけた。するりと下着を下ろそうとし……むにっとした何かをつかむ。
「や、そ、それお兄さんの」
「えっと、これ、下着じゃないですよね。もしかして下着の中に何か隠していたんですか! ずるいです!」
目をつぶったままだから、ソレが何かは理解できない。
形を確認しようと軽く手を動かす。細長いもの。先っぽが少し膨らんでおり、暖かい。
「えーと、ナマコじゃなくて……あ、亀さん隠しているんですね!」
「亀は亀だけど、そんなにもんじゃ……くぅっ」
握り締めると徐々に硬くなっていき、びくびくと血液反応が感じられた。
「新種の亀さん? そんなもの下着の中で飼ってたんですか? フランスさんってちょっと不思議です」
「不思議は台湾ちゃんの方で……ふぁっ、そんなこすらないで! 握られるとお兄さん……くぅ、だ、ダメだっ!」
「ひゃっ! 亀さんなんか熱いもの出しましたよ。うー、亀さんの割にはイカ臭いような」
目をつぶったまま、彼の股間……男性器を握り締める台湾に、一同は乾いた笑いを浮かべ……あえて見なかったことにした。

「さーて、次いくぞ」
「ちょっ、ま、お兄さんを助け……あっ、またそんなこすられるとまたぁ〜」
助けを求めるフランスをさらりと無視し、アメリカは次の対戦表……もとい、『アミダクジ』の結果を眺めた。


「さてっと、次は……ドイツさんとベラルーシさん。面白い組み合わせで……おや?」
日本が紹介する前に、すでに次のカードは対面していた。

「…………」
「………」

威圧感のある態度で二人はにらみ合う。
長い間、沈黙し……
「……規約に従わなければならない」
「わかってる。……どうせ兄さん以外は興味ないからどうぞ」
「すまない」
淡々と彼女の服を脱がしていく。
胸元の紺色のリボンを外す。背中のファスナーを下ろし、ワンピースを床に落とした。
肌を隠すのはシンプルなブラジャーとショーツのみ。
それだけの姿になっているのに、彼女は動揺一つ見せない。
どちらかというと動揺しているのはドイツの方だろう。
手にしっとりと汗をかき、微かに震えている。
視線をはずし、できる限り彼女の裸体を見ないようにはしているが、下着まで手にかけるとなるとそうもいかない。
彼女の背中に手を回し、ブラジャーを外そうとしたが、手が震えるためか中々外せずせない。
あがけばあがくほど、彼女と抱き合う形になってしまい、更に同様が走る。
「……童貞野郎。こう……」
冷たい声で、髪をかき上げる。魅力的なうなじが露になる。彼女は背中に手を回し、ブラのホックを外した。
すとんと地面に落ちる。
固まるドイツに、一つため息をつき、するりとショーツも下ろす。
仁王立ちで立つ姿は、どこか神秘的で。

「じゃ、今度は私が脱がす。おとなしくしてて」
やはり淡々と彼の服を脱がす。全裸なのに、そんな事気にもしていない様子で。
靴を脱がし、ワイシャツのボタンを外し、ズボンをおろし……
下着に手をかけた時点で、彼女の腕が少し停止し……微かに染まる頬。
目を逸らして一気に下着をずり下ろす。
そして、二人は全裸となった。
「あー、何か淡々と脱がす方が妙にエロティックですね」
「だな。これは意外な伏兵だったぞ。91点」
日本とアメリカの採点など二人の耳に入らない。
二人はただ見つめあい……やがて二人とも頬を赤らめ、気まずそうに目を逸らしたのだった。

「さて、オオトリは主催者で、無茶な事いいだして混乱に導いてくださったイギリスさんと、リヒテンシュタインさんです。
さあ、皆さん拍手をおねがいします」
「ちょっ、俺がリヒテンシュタインをか?」
少し酔いが覚めてきたのか、目を見開き、周りを見回した。
もう彼と司会者二人以外は全裸になっている。

「さあ、イギリスが言い出した事なんだから、しっかりとやるんだぞ」
期待に満ちた瞳に、彼は思わず後ずさり……
「……大丈夫です。私は大丈夫です」
健気に微笑むリヒテンシュタイン。しかし、頬は赤く染まり、小さく震えていた。
こんな少女を脱がすなんて事できそうにない。ここは恥じをしのんで自分だけ全裸になろう。
そう決意し、ボタンに手をかけた時だった。
そっと手にふれる柔らかな感触。彼女の手がボタンを外す手を止めたのだ。
「ダメです。お互いの服を脱がすのが交流でしたよね。それは私の役目です」
震える手が彼の服のボタンを外していく。肌が服の隙間から見えるたびに、視線が逸らされた。
どうにか脱がし終え、最後の一枚になった時、手が止まる。泣きそうな顔を見た途端、イギリスは覚悟を決めた。
「最後ぐらいは自分で脱ぐ。お前は後ろ向いてろ」
「いえ。規則は規則ですから。私だってできますもの」
深呼吸し、心を落ち着ける。震える手をどうにか押さえ、一気に最後の砦を打ち破った。
一同から溢れる拍手。やり遂げたという安堵感で、彼女の膝ががくがくと震えていた。

しかし、まだ終わらない。今度は彼女の番だ。
「あー、後ろからやるから。そんな緊張しなくてもいい」
緊張は感染するもので、女性の服を脱がすのに慣れているはずのイギリスですら、顔を赤らめ、視線が泳いでしまっていた。
背後に回る。一同に見えぬよう、体で覆い隠し、背中のチャックを下ろす。
ふわりとドレスが床に舞い落ちる。清楚なブラジャーやそれとおそろいのショーツ。そして、白い肩が目に痛い。

「本当にいいのか?」
同意を求めたつもりだった。
だが、それは逆効果で、耳元でささやかれた言葉は身体を熱くし、肩を更に震わせる結果となった。
「んっ……お願い……します……くぅん…」
羞恥に耐える姿は健気で。緊張をほぐすよう、肩に優しく触れた。首筋にキスをする。
「……俺に任せろ」
「はい、お願いします」
ブラのホックを外……そうとしたが、フォックが見当たらなかった。あるはずのものが見当たらない。
混乱し始めたイギリスに、彼女は何か言いたげに唇を開きかけ、思い切って身体を対面状態に向けた。
視線を外そうとする彼の顔を手で押さえ、赤面して胸元を指差した。
「これ……胸元で外すタイプです……お願いします」
「あ、ああ……」
まっすぐに向かれるとお互い妙に気恥ずかしい。彼はもうすでに全裸なのだから、彼女も目のやり場に困る。
どうにか前のホックを外し、胸の砦を取り去る。豊かとは言いがたいが、ふんわりと柔らかそうな胸。
触れてみたいという欲望に襲われる。しかし、そこは『紳士』という肩書きを胸にどうにか押さえ込んだ。
ここまできたらもうどうとでもなれと、彼は肩膝をつき、しゃがみこんだ。
ショーツに手を伸ばす。少女はぴくりと反応し、小さく頷く。
ゆっくりと下着を下ろしていく。
はえてもいない美しい割れ目に目が釘付けになりかけたが、どうにか足からショーツを外すことに成功し、高らかに下着を掲げた。
それは、勝旗を掲げるかのように、風になびく。

「さ、これでおしまいですね。それではお疲れ様でした」
「ちょっと待て。肝心な会議はこれからだ。それに、日本、お前だって脱ぐのが礼儀ってもんだろ」
勝手に締めて、とっとと帰ろうとしていた日本の肩を、イギリスががしっとつかんだ。全裸で。
「そうだな。規約は守るのが日本の美ってものだろう」
「そーだね。日本も楽になっちゃいなよ」
もう片方の肩をドイツの手がつかみ、にこやかに肩をぽんと叩くイタリア。やはり二人とも全裸で。
「死ねばもろともある」
「だね。裸になったって凍死しないから安心してよ」
何かを悟ったかのような顔で呟く中国と、にこやかに怖い事をいうロシア。全裸以外のなにものでもなく。
唯一の着衣仲間であるアメリカに、救いの手を求め……日本は驚愕した。
すでに全裸になっており、楽しそうに日本いじりを観戦していたのだから。
「よーし、女の子の諸君、日本をむいちゃうぞ。フランスお兄さんに続け♪」
高らかに宣言するフランスの言葉に、女性たちの瞳がきらりと輝いた。皆、全裸で。
「ちょっ、ま、こんな爺の裸なんか見たって面白くないで……アァァァァァァァァァ!!」
「日本さんの裸体……いい資料……ハァハァハァ」
「やっぱり日本さんって褌なんですねぇ」
「うぁ〜これ、どうやって外せば。まあいいです。ひっぱればきっと外れますよね」
「お兄様より華奢な身体なのに、結構筋肉がついてますわ」
「……ぷっ、ほーけー」
「ダメよ。本当の事いっちゃ。日本ちゃんだって気にしているはずよ」
嬉々として服を剥ぐ女性陣(全裸)にもみくちゃにされ、日本は涙目になっていた。

――そして――
「……なんか日本、羨ましいんだぞ」
傍から見ていると、ただのハーレム状態な日本の状況に全裸なアメリカがぽつりと漏らす。
『だな』
日本以外の男たちは大きく頷き……ただその惨状を眺めているしかなかった。全裸で。




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