木よりも硬く、鉄よりも錆びにくい物。
- 226 01/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:07:43.78 ID:gM8XD6CTo
-
最近、タタラが作り出した弩。
.「ヘ
x l..'
∧_∧ Lッ n__n
(,, ^Д)ノ. ;;) (ー゚ ,,)
l U/ . .,;;从,.::: (( ハ ;;;;ゝ/)
〜L__つ .( (:::);:) .LL_つ
´''"''""`'"''""`'"'"`"'" ノV/7Vヘ "^´''"''"'"'^´''"''""
- 227 02/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:08:40.27 ID:gM8XD6CTo
-
その弩のお陰で、力のないものでも狩りをする事が
∧/ニゝ カシュッ!!
ミ,, ゚дx---==,Σ ───=─=─=‐ ≫─l>
ミlll つ」0-' ̄ ... _
L_コ==ミ --‐──O' ::
し´、」 γ <\ / `, ミ:;、, ,
∧,,∧ヽ "''´゙"''´゙"'゙''" ≡[ミ .つ ̄ "''´゙"''´゙"'゙''""'´゙"(::ミ彡-≪
ミ ,,゚彡| ミ ミ ヽ;;->
.(}二{]≡ミう し'"J
ミ// .ミ l| "''´゙"''´゙"'゙''""''´゙"''´゙"'゙''" 、|/ ww,, w
し'"J.|/ "''´゙"''´゙"'゙''""''
"''´゙"''´゙"'゙''""''
できる様になったのだが・・・
- 228 03/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:09:47.79 ID:gM8XD6CTo
-
/ゝ` -、
// `- 、 - 、
_、 . // ヘ 、
,---| 1=,ヘヽ─────────‐.//─── `、 ヘ
) ̄0  ̄ 0 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .//三三三三}/ l}))
」 . // ,ノ _ノ
/. /i|~i」 ̄`、_____,----─//_, - ' ´ ̄ _ '
.「___/_i '、、> L、_ - '  ̄
タタラが作った弩は全て木で作られている為、
弩自体の強度の事が少々心配だった。
- 229 04/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:10:44.24 ID:gM8XD6CTo
-
仕掛けの要である弩機が、
万が一壊れてしまえば矢は発射されない。
/へ
{ i j^ヽ
l L_1 ヘ
| ̄^○ ̄ ̄○^ ̄ ̄|
| |
|____________,,__,,|
ヘ '、
ヘ ヘ_
ヽ___」
弩機だけでも、木よりも硬い物を使わないと
何れ壊れるだろう。
- 230 05/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:11:47.51 ID:gM8XD6CTo
-
しかし、あの鉄は、作るにも加工するにも一苦労する。
・・・いや、苦労せずに作れる物など在りはしないが、
(; ザラザラ…
∧_∧ );: (;: ∧∧ アチー
(;´Д`) ,,,;;人,,;;从,○===と(Д゚;)
/ つ\0 シュコー… i`;:^;:^;:^;:'^;;'^;:i ヽ[:::::|
/ , < >`--、 |;: ;: ;: :; :;: ;: ;: :| ノ;;i;;;;;;ゝ
(_/ヽ_)|;:;:;:;:;:;:;:;:;`===二二二二二);:;:;:;: ;:; :;;;::;: ;:ヽ し ヽ)
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'`' ̄`ヽ"::'::'"::"::`::'::"::'::"::'::"::"::'':: ̄ ̄"`ー-、
;ヽ;;:;:ヾ;:;:;:;:ゞ;:;:ヾ;:;:ゞ;:;:;:;:;:;:;:ゞ;:;:ヾ;:;:;ゞ:;/;`ー''―''
;\;:=;:==;:;==;:;=;;:=;:==;:;==;:;=;;:=;:/;
`"''"'^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"'"
鉄という物は貴重な物。 漆黒の漆を作るのにも使う。
それ以外で硬い物は・・・
- 231 06/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:12:41.96 ID:gM8XD6CTo
- ┌ヌイ─ カラクリ ───────────‐
|弩の仕掛けの事でも考えているのか?
└────────────v────
┌────────────‐
|え、ええ、まぁ・・・そうですよ。
└──────v──────
n__n
.∧_∧ (ー゚ ,,)
:, (,, ^Д) iハ;;;;;;ゝ
;;) ( ∞ ) | (ノ⌒>
,;从 〜Lつと) L/ヽ) ))
"^´''"''"´''"''" (::(::.);:) "^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
Lニニニフ ./ル7Vヘ 、Yii,, w wwW
"''""`'"'"` Lニ」
- 232 07/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:13:45.55 ID:gM8XD6CTo
- ┌────────────────────────‐
|あれも木で作りましたから、少々心配なんですよ、強度が
└─────────v───────────────
┌─────────────────‐
|そうか。で、どの位の硬さならいいんだ?
└──────────v───────
ソウデスネェ… n__n
.∧_∧ (ー゚ ,,)
:, (,, ^Д) ∞;;;;;;ゝ /
;;) ( ∞ ) | -'
,;从 〜Lつと) し`J
"^´''"''"´''"''" (::(::.);:) "^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
Lニニニフ ./ル7Vヘ 、Yii,, w wwW
"''""`'"'"` Lニ」
- 233 08/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:14:46.36 ID:gM8XD6CTo
- ┌.∧_∧──‐ ギルティ ─────────────────┐
|(,, ^Д) あの武の民からの戦利品だという剣、 位でしょうか。..|
└────────────────────────ー ┘
┌──────‐ギリンダ─── .n__n..┐
// ∧∧.. ..|あー、あれか。 あいつ・・・.. (0 -,,)|
/ //(゚Д-,,) └───────────────┘
+ <二二二]と[:::[::::)
+ ノ;;;;i;;;;ゝ ∧,,∧
し `J + ミ ゚Д゚彡
==[二二二> + ミ:::ヽソ:ミ
+. 〈二二ミ:::::|::::ミ==
し' `J
┌───‐ ガルフ───────────────┐
|じゃなく、狩狼が今持ってるあの剣か、 n__n |
|あれの作り方までは、知るわけ無いよな?..(ー゚ ,,)..|
└────┌.∧_∧────────────────┐
|(,, ^Д) ええ、知りませんよ、そんな技術まで..|
└──────────────────-┘
- 234 09/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:15:46.98 ID:gM8XD6CTo
- ┌──────‐ ギリンダ ────────────‐
|んー・・・しかし、あいつなら知ってそうじゃないか?
|あの時も、「炎によって溶かした〜」って言ってたしな。
└─────────────v─────────
┌ギリンダ ─────.┐
|あの人・・・ですか?└──────────‐
└────┐そうですねぇ、知ってそうですが・・・
.└────v──────────
ン、ドウシタ?
n__n
.∧_∧ d(ー゚ ,,)
:, (,, ^Д) ヘハ;;;;;;;ゝ
;;) ( ∞ ) | (ノ⌒>
,;从 〜Lつと) し`J
"^´''"''"´''"''" (::(::.);:) "^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
Lニニニフ ./ル7Vヘ 、Yii,, w wwW
"''""`'"'"` Lニ」
- 235 10/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:16:46.88 ID:gM8XD6CTo
- ┌───────────────────‐
|そんなに物理的な借りを作るのが嫌なのか?
└──────────v─────────
┌.∧_∧───────────────┐
|(,, ^Д)いえ、そういう訳ではありませんが、.└───────‐┐
└─────────┐・・・本当に彼は知っているでしょうか?|
. └────────────────┘
.,<  ̄`、 ィ<  ̄` 、
/ へ / ヽ
l __,>-─< . l
l , ´ l
ヽ 、 /
.V ─- -── ./
l7テニ下、 ,r干ニニヘ、 V
{l }_j::::i }_ノ::::::i l} l
.八弋;;;:」 .l::;;;;;;:ノ ノ .{
l "  ̄´ , ` ̄ "" ,l
'、 ノ_____
ヽ、 r__、 . ィ<ニニニニニフ/
` ''ーァ - = ''" 7/`─-、__.ノ
/;;::;;::;;:'、 /ノ;;::;;::;;::;;::;;\
/;;::;;::;;l{=====}l;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;:`ヽ
/;;::;j;;:::;;::;;::;;::人;;::;;::;;::;;::;;::;;:イ;;::;;::;;::;;::;;::;;:ヘ
./;;::;/;;::;;::;;::;;::/∧ヽ;;::;;::;;::;;::;;::l;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;:ヽ
./;;::;;:l;;::;;::;;::;;:://::::ヽヘ;;::;;::;;::;;::;;、;;::;;::;;::;;::;;::;;::;;::;ヘ
┌────────────/l ┐/:::::::::ヘ、;;::;;::;;::;;:ハ、;;::;;::;;::;;::;;::_ノ
|まっ、なにも収穫が無かったら、 .└────────────
└──────┐その時は一緒に考えてやるから 行って来い
┌.∧_∧ . ──┴────┬──────────────‐
|(,, ^д) そうですねぇ・・・...|
└────────── ┘
- 236 11/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:17:36.96 ID:gM8XD6CTo
- ┌─────────────
|・・・では、ここをお願いします。
└───────v─────‐
. ∧_∧ . n__n
(,, ^Д) (ー゚ ,,)
:, / . | ス . ∞;;;;;;;ゝ
;;) .li〜、) . l ク .l ⌒>
,;从 し´J li ッ . し`J
"^´''"''"´''"''" (::(::.);:) "^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
Lニニニフ ./ル7Vヘ 、Yii,, w wwW
"''""`'"'"` Lニ」
┌───ヘ─────‐
|ああ、ここは任せろ。
└─────────
- 237 12/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:18:28.16 ID:gM8XD6CTo
-
- 238 13/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:19:33.46 ID:gM8XD6CTo
- ┌──────────────‐
|すみませんが、今いいでしょうか?
└──v────────────
┌───────‐
|・・ん? なんだ?
└────v───
、i ⊃
∧_∧ - ∧∧
.(,, ^Д) (゚Д゚,,)
/ | .〈::::[::|
〜ヽ) . l ノ;;;;;;l;;ゝ
(( .(/ 、」 し`J
"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
┌───ヘ──────────────‐
|貴方に、少しお聞きしたい事が ありまして
└──────────────────
- 239 14/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:20:36.36 ID:gM8XD6CTo
- ┌── ギルティ - モラル ナギ ───────┐
|あの武の民。モララー族の戦利品の中に、..└────
└─────v───────┐剣がありましたよね?
. └─────────‐
┌─────────‐
|ああ、あの剣の事か。
└──────v───
∧_∧
(,,^Д^)
/ つ
〜、j l ∧∧
. し`J (゚,, )
´''"''"'"'^´''"''`'"''"'" .|:::::::::〉
ノ;;;;;;;;;;ゝ
し`J
'"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^
┌─────ヘ──────────────‐
|「炎で溶かした〜」っと、あの時言っていたので、
|もしかしたら、製造方法を・・・と思いまして。
└────────────────────
- 240 15/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:21:40.11 ID:gM8XD6CTo
-
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ーー、
( まっ、この位の事は教えてもいいよな?.)
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜〜'
゚。
∧∧
(,,-Д゚)
∞::::::〉
∧_∧ ノ;;l;;;;;;;ゝ
. ( ,,^) し`J
( . l '"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^
- 241 16/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:22:36.25 ID:gM8XD6CTo
- ┌───────────────────────────
|いいか、あの剣の製造方法はな。まず、緑色した石と黒色の石。
|この二つの石を炉で溶かす。 溶かすときには土器で作った器が
|必要になるな。 その器に上手い具合に石の量を調整し、溶かす。
|その石が溶けるまでの間にでも、剣の型を作るといいだろうな。
└─────────────v─────────────‐
∧∧
. (,゚Д゚,)
.〈:::∞:::〉
ノ;;;;;l;;;;ゝ
し `J
'"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^
┌─────────────ヘ─────────────‐
|それ自体の作り方は、木を削り剣の形が出来上がった所で、
|粘土の中に埋める。埋めたらそれ事燃やし、木が焼かれて
|できた空洞に、二つの石を溶かした物を流し込む。
|あとは、流し込んだものが固まれば、粘土を叩き割って終わりだ。
└───────────────────────────
- 242 17/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:23:24.09 ID:gM8XD6CTo
- ┌─────────────────‐
|それと、二つの石を溶かしたものは、
|触れると危険だから、決して触れるなよ?
└──────────v───────
∧∧
(゚Д-,,)
エエ、解リマシタ |∞:::::〉
∧_∧ ノ;;l;;;;;;;ゝ
. ( ,,^) し`J
( . l '"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^
〜 . l
. し`J
´''"''"'"'^´''"''`'"''"'"
┌───────────ヘ───‐
|まぁ、後は・・・そっちで頑張ってくれ
└───────────────
- 243 18/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:24:20.54 ID:gM8XD6CTo
- ┌──────────────────‐┐
|色々と教えて頂いて、ありがとうございます。.|
└────v┬─────────────┴─┐
|剣以外に、聞きたいことはあるか? .|
└─────────v─────‐┘
∧_∧ ∧∧
.(,, ^Д) (Д゚ ,,)
/ | . l[:::::::〉
〜ヽ) . l ノl;;;;;;;;;ゝ
.し`J し`J
"^´''"''"'"'^´''"''""`'"''"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"
┌───ヘ──────────────‐
|・・・・いえ、あれ以外は特にありませんよ。
└──────────────────
- 244 19/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:25:14.63 ID:gM8XD6CTo
-
┌────────────────────┐
|そうか、まぁ何か困った事があれば、言ってくれ。|
└────────────────────┘
┌─────────────────┐
|ええ、「困った時」に貴方を頼りに来ます。 |
└─────────────────┘
- 245 20/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:26:21.77 ID:gM8XD6CTo
-
( ∧_∧
n__n /_ ;; (Д^ ,,)
_(,, ゚ー) ,;从 . |. ヽ
`ー7;;;;Jつ━( (::::);:) l (ノ〜
t__ノ_ノ ,V/7Vベ (_ノ 、」 ))
∧/ニゝ´''"''"´∩∩ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
ミ,, ゚д彡 (゚Д゚,,) Lニニニニ」
ミ う7 }} と /70 ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
〜ミ0「ニニニニ」 .Lニニニl」)〜
´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´'
- 246 21/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:27:20.92 ID:gM8XD6CTo
- ┌──────────‐
|で、「答え」は聞けたか?
└────v──────
┌────────────────
|ええ、聞けましたよ。アレの製造方法。
└───────────v────‐
ソレデ必要ナ物ハ?
n__n ∧_∧
(,, - 0) . ,;) (Д^ ,,)
く;;;;;;;ハ ,;从 l ヽ
.<⌒'、) .lil ( (::::);:) .l (ノ〜
. li し`J li ||.,V/7Vベ し`J
∧/ニゝ´''"''"´∩∩ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
ミ,,゚д゚彡 (Д-,,) Lニニニニ」
ミ う7 }} d /70 ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
〜ミ0「ニニニニ」 .Lニニニl」)〜
´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´'
- 247 22/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:28:04.88 ID:gM8XD6CTo
- r-メルドルキアス−テウシールミアス────────
|緑色した石と、黒色の石。あとは・・・
|その二つの石を溶かす為の場所・・・ですね。
└───────────v───────
r-メルドキアス−───.ツェペルニアフログ ────‐アス‐─‐
|緑色した石ねぇ・・・。漆塗りの蛙に使ったあの石か?
└────v──────────────────
ソウデスネ
.: ∧_∧
:: (^Д^,,)
,;).,イ ヽ
n__n ,,;;从ヽj (ノ〜
( ,,゚) (::(:: ,):).!_jl__}
くー';;;;ゝ V/7Vベ''"´'' ww,,w
'⌒;:: 、) "''"´''"' /フl
し`J /// ww
´''"''"´''"'' l_T/
ww,, ww
r─────────/l─テウシールミアス───────‐
|もしそうだとしたら、あとは黒色の石と場所だけですね。
|溶かす場所は・・・土器に詳しい方等に聞いてみます。
└──────────────────────ー
r─────ヘ──テウシールミアス ‐──
|そうか、じゃ残りは黒色の石だけか。
└───────────────
- 249 23/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:28:50.80 ID:gM8XD6CTo
- r────────────
|まっ、頑張って探してみるさ
└───‐v────────
n__n :. .r────────
_(,,゚ー゚) :: ..|いつもすみません。
.'く;;;;ハ;;ゝ (::. └─‐v──────
<^'、) i〉 .从;;, ∧_∧
. し`J (:(; ::)::) (^,, )
ww,,w '"''"´''" /V7/ベ、 / ',
「'.、ヽ '"''"´''""´''ヽj 〜
.\\ '、 し`J
ww, .\j_,l ww,,w ''"´''"'"''"
r────ヘ─────────────‐
|いや、何、気にするな。君の助けになれば
|この位の事大丈夫だからな。
└──────────────────
- 250 24/56 [sage] 2011/02/05(土) 19:29:45.61 ID:gM8XD6CTo
- r─────────
|それじゃ、行ってくる r────────
└──v────── .|ええ、気をつけて
. └───v────‐
. n__n ::. ∧_∧
.「(0 - ,,) ,;) (Д^ ,,)
'、ハ;;;;;ゝ . ,;从 l ヽ
j (ノ⌒> . . ( (::::);:) .l (ノ〜
.L/ 、) )) . ,V/7Vベ し`J
∧/ニゝ´''"''"´∩∩ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
ミ゚д゚,,彡 (゚,, ) Lニニニニ」
ミ う7 }} 「と .ヘ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
〜ミ0「ニニニニ」 .Lニニニl」)〜
´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´'
r───ヘ─────
|お気をつけて、妹様
└────────‐
- 251 25/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:30:42.38 ID:gM8XD6CTo
-
r〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( さて、ショボンさんに聞いてみますか。 それとも・・・? )
( まっ、それ専用の場所を作った方がよろしいですね。 )
`ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー0ー〜ー〜ー〜'
゚ 。
::. ∧_∧
,;) (Д^ ,,)
,;从 ∞ l
( (::::);:) . l 〜
,V/7Vベ し`J
∧/ニゝ´''"''"´∩∩ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
ミд゚ ,,彡 (Д゚ ,,) Lニニニニ」
ミ う7 }} 「と .ヘ ´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"
〜ミ0「ニニニニ」 .Lニニニl」)〜
´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´''"''"´'
- 252 26/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:31:27.64 ID:gM8XD6CTo
-
翌日。
- 253 27/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:32:06.25 ID:gM8XD6CTo
-
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ -||8
| ̄l ∧_∧ n__n ∩∩
| | . (^Д^,,) (゚д゚x) (゚Д゚,,)
| | ./ .ヽ (∞ ) .(l U
l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l i_l (ノ l l^> .| 〜
| ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l し`J . し`J し`J
| ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄| "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
| ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l|
゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´
- 254 28/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:32:54.02 ID:gM8XD6CTo
- r───────────
|こんな感じでいいのか?
└───v───────‐
r─────────────
|・・・私に聞かれても困ります。
└───────v─────‐ . l ̄|
r─────── . デデー─ | | ─‐ ン
|まっ、そうだな。 . | |
└───v───‐ l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
∩∩ n__n ∧∧ l ̄;;「二二;;「 ̄;;l ̄;;l
( ,,゚) .( x゚) ( ,,^) | ̄;;lL;;;;;;;;;;;;」 ̄;;l ̄;;l ̄|
(l U ( ) ,' ヽ |l ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄|
〜 |"`'' <⌒' .l"`''^〜 U ''´゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´
し`J し`J . し`J
"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
- 255 29/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:33:49.37 ID:gM8XD6CTo
- r─────────────‐
|で、後は何をすればいいんだ?
└─────────v────
r─────────────‐ カラクリ ‐───────
|後は・・・、とりあえず私と一緒に仕掛けを作ってください
└────────────────v───────‐
|おう、分った。
└──v───
| ̄l ∧_∧ n__n ∩∩
| | . (,, ^Д) (д゚x ) (Д゚ ,,)
| | ./ .ヽ (∞ ) .(l 0
l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l i_l (ノ l l^> .| 〜
| ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l し`J . し`J し`J
| ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄| "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
| ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l| . r───────────ヘ──‐
゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙ |では、私はあれを見ていますね。
└──────────────
r─────/l───‐
|ええ、お願いします。
└─────────
- 256 30/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:34:29.24 ID:gM8XD6CTo
- 只今作業中・・・・・
. l ̄|
| |
ザッ | |
ジョリ ∩∩ l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
ジョリ ザッ ( ,,゚) l ̄;;「二二;;「 ̄;;l ̄;;l
∧_∧ ザッ n__n ジョリ / 、」. | ̄;;lL;;;;;;;;;;;;」 ̄;;l ̄;;l ̄|
ジョリ (,,^Д^) (゚д゚x) 〜 ) |l ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
. / う」 u 0と .ヽ `''^`"''´゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^
〜( つlニニ0 ∀ 「ニニと )、_,
"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
- 257 31/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:35:29.25 ID:gM8XD6CTo
- r─────────
|こんな感じでいいか?
r─────└──v──────‐
|ええ、そんな感じです。 |
└──v───────┘──────‐
|一通り覚えたら、俺一人でもできるか? l ̄|
└────────v──────── . | |
| |
.∩∩ l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
( ,,゚) l ̄;;「二二;;「 ̄;;l ̄;;l
∧_∧ n__n / 、」. | ̄;;lL;;;;;;;;;;;;」 ̄;;l ̄;;l ̄|
(,, ^Д) (д゚ x) 〜 ) |l ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
. / う」 u i'」と .ヽ `''^`"''´゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^
〜( つlニニ0 ∀ 0/ニと )、_,
"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
r──ヘ──────‐ ヒェルアン ───────
|できると思いますよ?記憶力の良い貴方なら。
└───────────────────‐
- 258 32/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:36:20.25 ID:gM8XD6CTo
- r────‐メルドルキアス ────────‐
|ところで、緑色した石ではアレでしょうから、
|何か、名前をつけてみますか?..┌───
└───────v──────┴───────
|ああ、そうだな。 同じような色の石が
|他にあるかも知れないしな。 ┌───
└────────v───‐┘
ジョリジョリザッ ザッザッ ジョリ サッ
∧_∧ n__n
サュッ (,,^Д^) (゚д゚x) ジョリ
. / う」 u 0と .ヽ
<」 〜( つlニニ0 ∀ 「ニニと )、_, l'」
゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
r──────ヘ─────
|それで、どうします? 名前。
└────────‐───
- 259 33/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:37:26.73 ID:gM8XD6CTo
-
┌───────────‐メリア───.ル.―──― メリアルキアス .┐ .、i/
|∧_∧ たとえば、ですが。 草のような色ですから、草色した石 | _- 、.l ,-、
|(,, ^Д)h という様な感じに、と、これでは見た目のままですね。 | w`、.l//`ww
└─────────────────────────.─┘ "''"´^"''´''"
ネタマシィ ┌─────ジェク──────────‐.クジェクス..───────ーn__n-┐
ヽ ∩∩ ノ. |誰かの事を嫉妬した時の顔と似てるから、孔雀石ってのはどうだ?..(Д- x)|
〜 (:::゚д゚) 〜.└───────────────────────────────┘
┌∧_∧─.クジェクス..───────────┐
|(,, ^Д) 孔雀石ですか、それはいいですね。 |
└───────┬─────────ー┴───────────ー-...n__n-┐
. |名前も決まったことだし、後で他の奴にも言っておくか。 (Д゚ x).|
. └──────────────────────────┘
- 260 34/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:38:16.99 ID:gM8XD6CTo
- ━━━[ パチュリーさんによる補足説明 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
何故、緑色を見て、「嫉妬した時の顔と似てる」という言葉が出た理由は、
緑色は、西欧では嫉妬の象徴とされ、嫉妬によって血の気が引いた状態を表すから、
緑色には嫉妬の他に、未熟、未経験等の意味があるわ。
また、嫉妬は、グリーンアイズ。嫉妬深いはグリーンアイドね。
___ _
/ヽ/\ ,. ''"´ `ヽ.`ヽー、.「`.r-t、 何故、緑の眼=嫉妬なのか、
.ト、 '、., '´. r─vート-ー' 丿 `! |/ L_ それはシェイクスピアの戯曲の中に
./ \ア´「`ーァこ>‐-'ー`'ー<_コァ<_/ , ´ .| 「緑色の目をした嫉妬」や、
く._,/.`ヽ>'"´: : : : : : : : : : :`<_/ \∠,,__」 .「緑色の目をした怪物」というセリフがあり、
「 `rァ'´: / : : : :!: : : : : ;l: : :、: : i\ ハ、l 緑の目=嫉妬 という使い方が
く_イ´ ,': :.!/-─-i_八_/ト-─-レ: : Yヽ、」 そこから広まったらしいわね。
!: : :| : :l r=rt=、 ィテt=ry!.: :| : :l
`ヽ」: :」 { 弋以 弋似ハ!_ハ: :! あと、少し関係ない話だけど、目が緑色になる
/i_l:7,,` "´,,ノ: :l.!: : l 病気があるわ。目の中にある角膜と水晶体に
八、ゝ、 r--、 ノ: : !: : i: | 栄養を満たす房水が何かの原因で濁ったときに
.'、 rー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ:/: : l 瞳が青っぽく緑色に見える、緑内障という目の
{ /´ ̄.::.::.::.::!' ̄`i.::.::.::.::.::.::.`y': /:,l 病気がある。この病気が進行していくと、
.[.ゝ!::.::.::.::.::.::.::.!::.::.::.!.::.::.::.::.::.::.::.l__.:: l 視野が狭くなり、失明にまでいたる。
くソ',:.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.l::.::.::.::.::r-'ヾヽ;,:j
',::.::.::.::.:__|:.::.::.|___.{ ノ」ノ まっ、人が誰かを嫉妬した時、その周囲の状況が
',.::/´ l} ̄ ̄{l `ヾ¨iソ´ 見えなくなるのと、緑内障の病気に似ていたから、
.V l}.l ll ll l.{l ヽ .  ̄ノ 緑色を見て・・・嫉妬と
<「/´ヽ」}||.|| ||.|| ,ゝ <`「/> . { ・・って、何の話だっけ?
<ノ、_「ー、-<__l-、_,7、_,<ノ、l,_ノ
'こ>‐'ー{_\」-l,\_/、_こ>ー'~ まぁ、兎に角 嫉妬は緑色しているらしいわ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 261 35/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:39:06.84 ID:gM8XD6CTo
- ┌────────────────‐
|シャモンさんも、誰かに嫉妬した事が?
└──────v──────────
┌────────────────────────‐
|ん?・・・まぁ、な。 誰でも"凄い奴"には嫉妬するだろうな。
└────────────v────────────
∧_∧ n__n
(,, ^Д) (д-x)
. / う」 u 0と .ヽ
<」 〜( つlニニ0 ∀ 「ニニと )、_, l'」
゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
┌─────ヘ───‐
|・・・凄い奴、ですか。
└─────────
┌────ヘ───────‐
|まっ、言わずも判るだろうが
└────────────
- 262 36/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:40:09.03 ID:gM8XD6CTo
- ┌─────────────────────
|アンタやショウが言っている、 "ギリンダ" の事だ。
└────────────v────────‐
┌──────────────
|おや、知っていらっしゃましたか。
└────────v─────‐
∧_∧ n__n
(,, ^Д) (д゚ x)
. / う」 u 0と .ヽ
<」 〜( つlニニ0 ∀ 「ニニと )、_, l'」
゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
┌────────ヘ─────‐
|そりゃな。それに大体予想はつく
└──────────────
- 264 37/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:41:14.60 ID:gM8XD6CTo
- ┌─────────────────────‐
|まっ、アイツの呼び方は人其々だしな、
|所で、何故"ギリンダ"なんだ?理由はあるのか?
└─────────v────────────
┌ギリルナギ─ リツカ ルダ─────────────‐
|.ギコ族の見慣れぬ者で、ギリンダって所でしょうか。
|まぁ、特にこれといった理由はありませんよ。
└───────v──────────────
エエ、ソウデスヨ
∧_∧ n__n
(,,^Д^) (x゚д゚)
「ノと u 0 つl」
<」 〜( つlニ 0 ∀ 「ニと )、_, l'」==
゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
┌─────ヘ───‐
|そんなものなのか?
└─────────
- 265 38/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:42:09.30 ID:gM8XD6CTo
- ┌───────── アス ──────
|とりあえず、それらしき石を探してきたぞ
|まっ、これで合っているのか判らんがな。
└────y────────────‐
n__n ┌───────────‐
(,,゚ー゚)') |お疲れ様です、ショウさん。
l'く;;;;;ハ;ゝ . └───v────────
Lヽ). l ┌─────‐
(( .(_,ヽ」 .|お疲れさん
"´"''´゙''"`''^`゙''"`''^`"''´゙' └────v─
⊃ ⊃
∧_∧ n__n
(Д^ ,,) ('(д゚ x)
/ う u ヽ と ヽ
<」「ノ〜( つlニ 0 ∀ 「ニと )、_, l'」」==
゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙''"`''^`"''´
- 266 39/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:43:01.82 ID:gM8XD6CTo
- ┌───── アス ───────
|それで、この石はどうするんだ?
└──v───────────‐
┌────────────‐
|先程作った炉で、溶かします。
└────────v────
┌─────────────
|ナガト、それに火を入れてくれ
└──────────v──‐
.∩∩ l ̄
.( ,,゚Д) l ̄;;「二
n__n ∧_∧ n__n / 、」. | ̄;;lL;;;;;;;;
.( ,,゚) (^Д^,,) ( x゚)') 〜 ) |l ̄;;l ̄ ̄;;l
.iニニi;;;;ゝ 0-7と', / ノ `''^`"''´゙''"`''^`"''´ ゙'
.L___,i ヘ) <」「ノ {つと__)〜 _, つ l'」」==
し`J ゙''"´ "''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´゙'''´゙'
"´"''´゙'^`゙'`''^`"''´゙' ┌──ヘ───‐
|はいっ、只今
└──────
- 267 40/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:43:59.10 ID:gM8XD6CTo
- ┌─────────────‐
|・・・で、どうやって溶かすんだ?
└────v─────────
┌──────────‐アス─────────
|その土器の中に、二つの石を入れるそうですよ?
└──────────v──────────‐
┌─────────────テウシー ‐
|量はどの位だ? っとは言っても 黒 は
|少量しか持ってこなかったが。
└────v────────────
n__n ∧_∧
(,, - 0) .(Д^ ,,)
.lニゝ;;;;∞ その土器 と ヽ
.L_」 l ↓ l (ノ〜
し´J ┌'、_ノ┐ し´J
'^`"''´゙''"`''^`"'^`"''´゙''"`''^`"゙''"`''^`"''´
┌── メルド ── テウシー ─────ヘ───‐
|では、緑多めの、黒少なめで行きましょうか。
└───────────────────
- 268 41/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:44:47.18 ID:gM8XD6CTo
-
1.木を削って作った弩機の部品を粘土に埋め、穴を開ける。
n__n
∧_∧ (゚ー゚,,)_
(,,^Д^) く;;;ハ;;;;ゝ'
/ う__0__ _____ _____ .〈,l____(/⌒>
. 〜と _)| ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄|J
'^`"''´゙''"`''^`"'^`| | | |´゙''"`''^`"'^`"''´゙
- 269 42/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:45:36.21 ID:gM8XD6CTo
-
2.次に、陰干したその粘土ごと中の木を燃やし、空洞を作る。
ゴォオッ
.∧_∧ ...::::... ..:::... ..ノ、::... n__n
(,, ^Д) ;; ,,: .ヾ 人..ノ、 ソ).:::ノ )..::.. (ー゚ ,,)
/r {、 .:: :.. :)Vィ'、 ,乂 ..:: :ヘ..::: ;;..:. iハ;;;;;;ゝ
〜ヽ) .lj .::: .:: ソ ::..从 V ::... .. ::, ゞ,: :.. 〈| U⌒>
し´J .. :: ::.::( | ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄| )::: ..: . し´J
'^`"''´゙''"`''^`"'^`| | | |´゙''"`''^`"'^`"''´゙
- 270 43/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:46:10.89 ID:gM8XD6CTo
-
3.孔雀石と錫石をるつぼの中にいれ溶かす。
( ::)
( ::)
( ::)
. l ̄|
| |
| |
n__n l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l
( x゚) l ̄;;「二二;;「 ̄;;l ̄;;l ̄
/ J | ̄;;lL;;;;;;;;;;;;」 ̄;;l ̄;;l ̄|~
_,- ) |l ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄ ̄;;l ̄
`''^`"''´゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^`"''´ ゙''"`''^''"`''^
- 271 44/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:47:14.18 ID:gM8XD6CTo
-
4.二つの石が溶けたら、るつぼを持ち上げ、
先程の空洞に流し込む。
::. .:: n__n
ドロォ .:: . (д゚ ;)
( (( (○━━0と ヽ
___ )) ) ___ ._____ili______ `, ⌒>
. | ̄ ̄ ̄ ̄|_| ̄ ̄ ̄ ̄| (_/ヽ_〉
^`"''´゙''"`''^`"'^`| | | |´゙''"`''^`"'^`"''´゙
- 272 45/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:48:09.68 ID:gM8XD6CTo
-
5.全てに流し込んだら、冷えるまで待つ。
) (.:: n__n
(( ) ).. (;-д) -3
____ )) )___ ____(( (____ ∞ )
. | ̄ ̄ ̄ ̄|_| ̄ ̄ ̄ ̄| (つ と)、_
^`"''´゙''"`''^`"'^`| | | |´゙''"`''^`"'^`"''´゙
- 273 46/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:48:58.34 ID:gM8XD6CTo
-
6.冷えたのを確認すると、石斧で粘土を叩き割る。
そぉい
ガッ n__n
/ (゚д゚x)
| ̄ ̄ ̄ ̄|<ニl三三=─
| |ヽ l ヽ
|____| L/`、_〉
^`"''´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`"'^`
- 274 47/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:49:41.63 ID:gM8XD6CTo
-
7.中から出てきた物を組み立てると
∧_∧ n__n
(,, ^д) (д゚ x)
i う、] つ 「ノと ヽ
〜Lつ と) L7l_「ノ==l_l (ヽと_」、_
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`
- 275 48/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:50:19.00 ID:gM8XD6CTo
-
8.青銅製の弩機の完成。
しおだれー
∧_∧ikコ . lkコn__n
(,,^Д^)') ('(゚д゚x)
i 、」 / ヽ し',
〜Lつと) (ヽと_」、_
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`
- 276 49/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:51:07.81 ID:gM8XD6CTo
-
9.そして、その弩機を使い弩を作ると
∧_∧ n__n
(,, ^Д)./Z (( φ(д゚ x)
l つ// ` ==---tと l
〜L__つ ヘ ` ̄'ーLと__」、_
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`
- 277 50/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:52:03.11 ID:gM8XD6CTo
-
10.青銅製の弩機が入った弩の完成
.「ヘ /l
x l ' ' l.L
∧_∧ Lッ ッ」n__n
(,, ^Д)ノ ((д-x)
l U/ ヽし l
〜L__つ と___」ノ⌒
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`
- 278 51/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:52:47.52 ID:gM8XD6CTo
- ━━━[ パチュリーさんによる補足説明 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
銅鉱石の融点(固体から液体に変わる温度)は約1083℃以上の高温を発生させる炉と
ふいご、それと、溶けた銅を精錬する技術などが開発されねばならなかった。
銅製品は石器に比べ欠けにくいし、変質もせず、長期に使用できたうえに、
もし破損した場合には、溶かして何度も作り直すことができた。
___ _ しかし、人類が見つけ出した最初の金属で
/ヽ/\ ,. ''"´ `ヽ.`ヽー、.「`.r-t、 ある銅は、石器に比べて劣る点があった。
.ト、 '、., '´. r─vート-ー' 丿 `! |/ L_ それは、柔らかすぎることであった。
./ \ア´「`ーァこ>‐-'ー`'ー<_コァ<_/ , ´ .| 古代の鍛冶屋は、銅鉱石に他の鉱石を
く._,/.`ヽ>'"´: : : : : : : : : : :`<_/ \∠,,__」 混ぜてみたり何度も試し、ついに、錫鉱石を
「 `rァ'´: / : : : :!: : : : : ;l: : :、: : i\ ハ、l 混ぜると遥かに強度が高く、道具・武器に
く_イ´ ,': :.!/-─-i_八_/ト-─-レ: : Yヽ、」 .適する金属になると気づいた・・・らしいわ。
!: : :| : :l r=rt=、 ィテt=ry!.: :| : :l
`ヽ」: :」 { 弋以 弋似ハ!_ハ: :! こうして人類が創り出した最初の人工的金属(合金)
(∨i_l:7,,` "´,,ノ: :l.!: : l である青銅が生み出された。銅と錫の混合比は、
くと.)、ゝ、 r--、 ノ: : !: : i: | 現代では錫10%が最適とされ、青銅時代の製品は
{l=rー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ:/: : l というと、3%〜33%と様々。経験的にしだいに
. ,∨´ ̄.::.::.::.::!' ̄`i.::.::.::.::.::.::.`y': /:,l 10%前後に近いものを多く作り出していったそうね。
.[.ゝ!::.::.::.::.::.::.::.!::.::.::.!.::.::.::.::.::.::.::.l__.:: l
くソ',:.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.l::.::.::.::.::r-'ヾヽ;,:j しかし、銅鉱石に比べ錫鉱石の産地が限定され
',::.::.::.::.:__|:.::.::.|___.{ ノ」ノ ていた為、青銅製品は高価で、ときの支配層の
',.::/´ l} ̄ ̄{l `ヾ¨iソ´ 祭器・武器・装飾品として使用されたにとどまり、
.V l}.l ll ll l.{l ヽ .  ̄ノ 一般庶民はあいかわらず木製品や石器を農耕具や
<「/´ヽ」}||.|| ||.|| ,ゝ <`「/> . { 道具として用いている場合が多かったそうよ。
<ノ、_「ー、-<__l-、_,7、_,<ノ、l,_ノ
'こ>‐'ー{_\」-l,\_/、_こ>ー'~ そのため、大衆的金属である鉄器が出現するまでは、
人間社会に歴史的な大変革をもたらすことはなかった。
と、この本には書いてある。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 279 52/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:53:33.34 ID:gM8XD6CTo
- ━━━[ パチュリーさんによる補足説明 ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
銅の融点は約1083℃。これは先程言ったけど、古代の炉だと、このままでは溶かせない。
___ _ しかし、そこに錫を加えることにより、銅の融点が
/ヽ/\ ,. ''"´ `ヽ.`ヽー、.「`.r-t、 約875℃にまで下がり、溶かしやすくなる。
.ト、 '、., '´. r─vート-ー' 丿 `! |/ L_
./ \ア´「`ーァこ>‐-'ー`'ー<_コァ<_/ , ´ .| また鋳造性(溶けた金属を型に流し込む加工法)
く._,/.`ヽ>'"´: : : : : : : : : : :`<_/ \∠,,__」 はよくなり、同時に硬さが上昇する。
「 `rァ'´: / : : : :!: : : : : ;l: : :、: : i\ ハ、l
く_イ´ ,': :.!/-─-i_八_/ト、_l_」_レ: : Yヽ、」
!: : :| : :l r=rt=、  ̄ ̄ !.: :| : :l このように、銅に錫を加えることにより高温を
`ヽ」: :」 { 弋以 ー─ -!_ハ: :! 出せない古代の炉でも簡単に合金を作る事ができた。
/i_l:7,,` ,,ノ: :l.!: : l 900℃位の温度だったら、木炭などを燃やし空気を
八、ゝ、 r--、 ノ: : !: : i: | 十分に送り込めば、持続できる温度らしいわ。
.'、 rー'三三ニヽ∠ニ三三__ヽ:/: : l
{ /´ ̄.::.::.::.::!' ̄`i.::.::.::.::.::.::.`y': /:,l
.[.ゝ!::.::.::.::.::.::.::.!::.::.::.!.::.::.::.::.::.::.::.l__.:: l まぁ、既に鉄を作れる環境がある時点で、青銅を作る
くソ',:.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.l::.::.::.::.::r-'ヾヽ;,:j 為の物は揃ってるわね。土器製のるつぼ、燃やす為
',::.::.::.::.:__|:.::.::.|___.{ ノ」ノ の木炭、空気を送り込む為のふいご、と。
',.::/´ l} ̄ ̄{l `ヾ¨iソ´ あとは、それらを使い、青銅を作り出すための知恵
.V l}.l ll ll l.{l ヽ .  ̄ノ
<「/´ヽ」}||.|| ||.|| ,ゝ <`「/> . { ・・・かしら?
<ノ、_「ー、-<__l-、_,7、_,<ノ、l,_ノ
'こ>‐'ー{_\」-l,\_/、_こ>ー'~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
- 280 53/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:54:22.06 ID:gM8XD6CTo
- ┌──────────‐
|使い心地はどうですか?
└──v────────
┌──────‐
|ああ、悪くない。
└──v────
カチャ
n__n カチャ
∧_∧ (,, ゚ー)k---==,
. ( ,,^) く;;;;;/う」0-' ̄
( l <⌒L_」=l
〜 l し´J
し`J ´゙''"`''^`"^`"''´゙''"`''^`
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''
- 281 54/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:55:00.50 ID:gM8XD6CTo
- ┌─ これ ─────────────────────‐
|で、青銅の事はどうする? どうするか決めるのはアンタだぞ?
└──────────v───────────────‐
┌───────────────────────‐
|・・・流石に言いますよ、他の方々にね。 それに、
|ショボンさんの土器や、彼の知恵あってのものですから
└───v────────────────────
┌─────────────────────‐
|そうか、・・・で、あいつには僕から言っておこうか?
|どうも君は、あいつの事が苦手らしいしな。
└───────────────v──────
n__n ,___
(゚д゚x) n__n
(∞ ) ,(゚ー゚,,)
. l l⌒> <0ハ;;;;;ゝ
∧_∧ し`J l (ノ⌒>
.( ,,^) ^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"'' し´J
( l ^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''
〜 l
し`J
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"'' ∩∩
( ,,゚)
┌───ヘ─────‐
|ええ、お願いします。
└─────────
- 282 55/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:55:45.07 ID:gM8XD6CTo
- ,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
( これで、強度は解決できましたが・・・ )
( 残りは、矢を装填する手間・・・ですか。 .)
`ー〜ー〜ー〜0〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚
_へ
<,,^д^)
. ( ∞ )
〜 l
し´J
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''
- 283 56/56 ◆K3L.8ZfPmE [sage] 2011/02/05(土) 19:56:25.72 ID:gM8XD6CTo
- ⌒⌒
⌒⌒
,〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー、
.( ・・・偶には、狩りに参加するのもいいですね。. )
`ー〜ー〜ー0ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜'
。゚
_へ
< ,,^)
( l
〜 l
し´J
^`"''´゙''"`''^`"^`"^`"''
続く