神の声を聞く者
- 497 Kakis Erl Sax ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:15:14.87 ID:m4SNUcq+0
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『ネ申の声を聞く者』
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/日 ∠ム / 才 十 丿ホ二 ナ 土ケ う  ̄フ │
/ 小 乂口 ノ\ ιこ レ 又 イ│亅 と/子乂んる /\ レ
、.._ /~" ̄~""''''""~ ̄~""`ヽ、
~i" / l.l.| l }
:、_r/,. l .| ; } '.' || .}
V ,!、|、,-- ,〉ヽ; . __,,./〔 |
‘ー" } ハ~|""~ ) } .|
ノ、{ 〉.l、 ノ_{,}._|
原作:初代1◆zhFdGsjV7M
2ちゃんねる 未来技術板 『原始人に技術を教えるスレ』(2005〜2006年)
ttp://www2.atwiki.jp/rokurei60/
- 498 02/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:16:24.02 ID:m4SNUcq+0
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これは、槍も、袋も、火も、ありとあらゆる技術がなかった遠い、遠い昔のお話です。
昔々、あるところにホッシュという男がいました。
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ミ ・д・ミ ほっしゅほっしゅ!
"'''''''"
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ホッシュは、素手で石を割り、木を倒し、
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/
..、ヾ::::ヽ::\ / /
\::ヾ::::ヽ::\ / /
\::ヾ::::ヽ::\ / ほっしゅ!
\::ヾ::::ヽ::\ / ,,,,,.,.,,,,
\::ヾ::::ヽ::\ ミ・д・ ミ
\::ヾ::::ヽ:/ o> ○)
ミシミシ… ,\,,,|::〈__-≡三ニ≡≡ )
; , l''''| ::r :::| .:;;::; \,_)
;; /.::/ :::|i :.ハ._,,.
ノ,;ノ : ::八 :::\_
' ;:´.:: :/.::ヾ::\:::ー
- 499 03/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:17:21.32 ID:m4SNUcq+0
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七人の女と二十人の子供を養いました。
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♪ ♪
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r'⌒Y⌒Y⌒ミ ・д・ミ ほっしゅほっしゅ!
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∧_∧ ∧∧ ∧_,,, ∧,,∧ / | | | |ヽ
( ‘∀‘) (*゚ー゚) (#゚;;-゚) 彡*゚ー゚ミ |( ゚∋゚ )|
( ) | | |;:;:;:;| (´つ ミ J( 'ー`)し |( )|
| | | | | (#;;:;;| 〜ミ ミ ( ) | | |
(__)_) し`J し`J し`J | | (_)__) (‘∀‘)
∧∧ ∧__∧ ∧∧ ∧__∧ (A`)
(*゚ー゚) ∩・∀・) と´⌒っ゚ー゚)っ c(∀・c⌒`つ ( )
(Ou uっ (O uっ | |
∧∧ ∧__∧
と( ゚д) と(,, ´∀)
と´ つ / `つ ( ゚∋
` 〉 (_,/´ ┘ r'⌒Y⌒Y⌒( ・∀) r'⌒Y⌒Y⌒ ( )
※子供多すぎて以下略
- 500 04/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:18:16.21 ID:m4SNUcq+0
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しかしホッシュも年を取り、力は衰えて行きました。
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ミ ,,"д"ミ <ほしゅ………
"'''''''"
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そんな中、川から一頭のサイが村を荒らしに来たのです。
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、.._ /~" ̄~""''''""~ ̄~""`ヽ、
~i" / l.l.| l }
:、_r/,. l .| ; } '.' || .}
V ,!、|、,-- ,〉ヽ; . __,,./〔 |
‘ー" } ハ~|""~ ) } .|
ノ、{ 〉.l、 ノ_{,}._|
- 501 05/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:19:03.26 ID:m4SNUcq+0
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ホッシュの部族にナナッシという男がいました。
ナナッシは、母と妹であり妻である女と2人の子供と暮らしていました。
彼らは幸福に暮らしていました。
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*_,,∧ ∧_,,∧ ∧_,,*
( ´ω`) ( ^ω^) (^ω^*)
( ) ( ) ( )
| | | | | | | | |
(__)_) (__)_) (__)_)
ハ ハ,
(*^ω)r ,、,,、
( o (ω^)r
( )
- 502 06/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:19:41.39 ID:m4SNUcq+0
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ある日、ナナッシが両手いっぱいに果実を持って洞窟に帰った時、
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、
♪ ∧,,_∧ − (!,)∧_,,∧ ♪ ヨッチン ペ
(^ω^` ) 、= ∩´^ω^`) <帰ったよ
( つ(!,)つ(!,)三 ヽ (!,)⊂ノ
ミ (( (⌒ __) )) = (( ( ⌒) ))
し' っ − c し'
※グモソ語(gumosopo pero)
2003年頃より2ch言語学板でつくられた人工言語。2006年末衰退。
ttp://www6.atwiki.jp/gumosopo/pages/1.html
、
(!,)∧_,,∧
∩;・ω・`)
ヽ (!,)⊂ノ
( ⌒)
c し'
- 503 07/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:20:19.80 ID:m4SNUcq+0
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彼がみたのは、蓄えてあった果実の食い荒らされた姿と足をケガした母、
そして、動かなくなった妻と二人の子供の姿でした。
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/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
(::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
:::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"
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サイが彼らを襲ったのです。
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- 504 08/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:20:53.79 ID:m4SNUcq+0
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ナナッシは嘆き泣きました。
理不尽にもかけがえのない妻と子供たちを奪ったサイが許せませんでした。
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{{::∧,,_∧::}} ハミュ ノピオン ヤ ウルス ザカ ペ
_{{::(;ω;`li)::}} なぜ……。あいつ許せないだよ……
.{{::O^ソ⌒とヽ::}} 、
{{::(_(_ノ、_ソ::}}. (!,) 、
(!,)
;;;三圭三;;
:;;;三圭圭圭三;;
::;;;圭圭三;;:
- 505 09/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:21:29.74 ID:m4SNUcq+0
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しかし、サイが身に厚いまとう皮は人の歯と爪では傷一つつけられません。
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;
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0;
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0: l | : . : . : . : . : . :
,.-―- 、'_ | ': : :: : :: : : : : : :
/ ;. | l::: : : : : : : : : : :
/ _,.イ cっ | :::.:... ノ::: : : :: : : : : : :
〈 ヽ/ _ )、 l | : :::... ´:: : ::: :: : : : : :
ヽ/ -'´ ` _ノ ト、 :: : ,'::: ::: ::: : : : : :,.
ト、_,. -‐''"´ :| i::::: : : :: : -'´
ト、_____、_.ノ ノ.: .: :: : ´
. . . . . `ヾ―- ...,,,__,.イ .: .: :::: : : ;'
:.:.:.:. :.:. :. :. : `゙'''―――- '´ .: .: ::: : ,´ ̄
i:::: : :: : :: : :
`、::: : : :: : ( ,.イ `"'':: : :: : : :::::.:. :
―-::: : :: : :::ノ :.:.: .:.: :.:. :.::: :: :
- 506 10/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:22:08.26 ID:m4SNUcq+0
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倒すことができないこの獣は、これからも村を襲い続けるでしょう。
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/⌒\、
γ⌒〜ヘー-----〜´⌒ /f)/f) /|
γ \__/|//
/ ) ヽ o ノ
( | ) _)
\ 人 ノ 人____ノ
〉 _ノ .\、 〈 イ ノ
| ノ `〜--------`〉 ⌒ノ ノ
| | | | / ノ
(__)__) (__)
,,,;;;;;; ΛΛ ,、... ::::;;;;; / ⌒・〜
,,,;;;; / ⌒ ) ::::;;;;; / ;・ ヽ;),、..
/ ;:/ つ.・. ( ) ∪:::::::::.
〜( ) V V ;;;;;;:::::::::,,,
〜 ⊃
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そして、サイが大切なものを奪っても、人々は嘆き悲しむことしかできません。
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- 507 11/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:22:37.56 ID:m4SNUcq+0
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超えることのできない世界の理に、ナナッシは絶望し、叫びました。
「誰かオラたちを助けてくれ!」と。
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\_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_/
≫ ≪
≫ ショマ, グモソ ビット タスク ≪
≫ 誰か、オラたちを助けてくれ!!!!! ≪
≫ ≪
/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヽ |⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ヽ|
。+。∧_∧ 。
・。゚ ( ;ω; ) 。+。
。* と( )つ *゚
。 ゚ ((_人_)) ゚。゚。
- 508 12/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:23:19.26 ID:m4SNUcq+0
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その助けを求める声は、世界の壁を超え、
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- 509 13/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:23:53.96 ID:m4SNUcq+0
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ネ申々の世界にまで届きました。
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2ちゃんでも見るか。
∧∧
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(( 〈::::[:::)つ[] , ( )
ノ;;;;;i;;;| []ヽ[:;;;;]
し`J | |
世界の旅人(16) 元ヒッキーのヨット乗り(15)
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λ,,λ || | // ./// | |、|_|
ミ* 彡 ,-l|_|_γィソハ |_|、|_|,,
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ l|\\ロ(川リ从ロ\ Θ \,
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美人過ぎる医大志望(17) 異世界に行きたい語学少女 (16)
λ_λ $_$
( ) (::::::::::::::)
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/旦|――||// /| /旦|――||// /|
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三流高校生(17) 営業部海外派遣員(39)
- 510 14/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:24:32.66 ID:m4SNUcq+0
- ※年齢は2005年1月(2004年度)当時を推測。
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│高城虎太郎:生年月日1918年?
│当時86歳? (生きていれば) 1944年(26)→東征0年夏?
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│弗山金次:生年月日1965年?
│当時39歳? 2010年(45)→東征0年春ごろ
├───────────────────────────
│ペル:生年月日1987年?
│当時17歳高校二年 2009年秋?(22)大学四年→東征0年春
├───────────────────────────
│ネーノ:生年月日1987年?
│当時17歳高校二年 2011年(24)→東征1年春
├───────────────────────────
│ギコ:生年月日1988年?
│当時16歳高校一年 2009年夏?(21)大学三年→東征0年春
├───────────────────────────
│シオン:生年月日1988年11月30日
│当時16歳高校一年 2006年12月(18)高校三年→東征0年春
├───────────────────────────
│ドクオ:生年月日1989年?
│当時15歳中学三年 2007年夏?(18) 高校三年→東征紀元前44年
└───────────────────────────
・ドクオは現世最年少、history世界最年長。
・history世界では3歳違いのギコとシオンは同学年。
・2歳違いのペル、ネーノも現世では同学年。
- 511 15/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:25:26.06 ID:m4SNUcq+0
- 原始人に技術を教えるスレ
1 :オーバーテクナナシー:05/01/21 00:49:25 ID:par2h6Ns
うっほ!オレ原始人!
最近、体が石みてーに硬い生き物が、村を荒らして困ってるんだ。
おいらの、コブシじゃ、てんではがたたねぇ。
おれらは、この生き物に『サイ』と名前をつけただよ。
だれか、「サイ」を退治できる道具を教えてくれないか?
ルール説明
原始人におこっている、色々な問題を技術の力で解決してください。
1−原始人は現在あらゆる道具もっていませんが、一度教えた道具を忘れることはありません。
2−現在の原始人は木、水、土、石、空気等の抽象的な事柄を知っていますが、それの細かな分類がありません。
3−一度教えた技術や、植物や動物、鉱物などの細かな分類は『』をつけて、名前を定義してあげてください。
4−原始人は非常に賢く、器用です。多少無理な方法でも、時間をかけてやってしまいます。
5−原始人は暇人です。星空も夕暮れから明け方まで眺めたり出来ます。
6−原始人は怪力ではありません。素手で大木を倒したり、岩石を割ったりは出来ません。
7−原始人が必要な資源は村から徒歩で取りにいけるところに全てあります。
あとは、必要時に追加するかもしれません。
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- 512 16/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:26:02.31 ID:m4SNUcq+0
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ナナッシはネ申の声を聞けるようになりました。
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! .|
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 ̄ ̄ └┘□
________________
∧_,,∧ /バル アンチオ プカルセ パーン ジャフ, アーハ ジャフ チョミ
(;・ω・) < 頭の中に板のような、声のような物が浮かんでるだよ。
( ) \
| | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(__)_) ロ □
ロ ロ □
ロ . 。 . ロ
- 513 17/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:26:35.63 ID:m4SNUcq+0
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ネ申々はナナッシに様々な知恵を授けました。
そして、あるネ申が言いました。
「石と石をぶつけて割って、尖った石を作れ。尖った石を木の棒の先に蔓で巻いて付けよ」と。
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∧∧
(,:::::::::) ,
(( 〈::::[:::)つ[]
ノ;;;;;i;;;|
し`J
>18 :オーバーテクナナシー:05/01/21 22:26:27 ID:gZiMyJ0F
> 丸い石ふたつを、川原でぶつけて割れ。何回か石を割ってれば、丸くない尖った石ができる。
> くくりつけるためには、木に絡みついた蔦を使え。尖った石で何度か強く擦ってから引っ張れば、
> あまり力をいれなくても千切れる。その蔦の先のほうを持って、石と棒の端をぐるぐる巻け。
> 巻いた下に先端をくぐらせて更に巻け。巻いてくぐらせて巻いてくぐらせて巻け。
> 引っ張っても石が取れなくなったら、立派な鈍器の完成だ。
- 514 18/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:27:11.46 ID:m4SNUcq+0
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男たちは、ナナッシが伝えたネ申の言葉に従い、その道具を作りました。
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ケファ パリン
石を割る
ガッガッ ガッガッ ∧,,_∧
∧∧ _ 人彡(ω・` )
__ 人彡(Д゚,,) (;:;:;:そ てと )
(;:;:;:そ てと ) lニニニニニl 〈;;] /] Y ( つと )
_ Y (っとl ) l三三三三l __ __
ivw,,, 〈;;i 〈;;] """ (;:;:;:;:)__ ,、〈;;;l ,、viw,,,,,,,
ヽvw〃,,,. "'""'"" ""(;;:;:;:)(;:;:;:) 〈k;〉`'
ガッガッ ガッガッ ∧_∧
∧_∧ _ 人彡(∀・ )
__ 人彡(´∀` ) (;:;:;:そ てと )
(;:;:;:そ てと ) lニニニニニニニニl 〈;;] /] Y ( つと )
_ Y ( つと ) l三三三三三三l__ __
ivw,,, 〈;;i 〈;;] """ (;:;:;:;:)__ ,、〈;;;l ,、viw,,,,,,,
ヽvw〃,,,. "'""'"" ""(;;:;:;:)(;:;:;:) 〈k;〉`'
∧,,∧ ギュ…
,、viw,,,,,,, ( ) =============X二>
=====( つX二> ============X二>二>
,,,,viww ( ) =============X二>>>
イテ ワイジャクサ サ ボゥ ケファ クット
蔓で棒に石を付ける
- 515 19/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:27:41.37 ID:m4SNUcq+0
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして、男たちはそれを持ってサイと戦いに行ったのです。
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=====∩======X二>
∧∧
(#゚Д゚) フエ アボナルセ グモソ
と| ) 我らはお前を滅ぼさん!!
ノ ∪
(_/
∧,,_∧ ――――∧_∧
(`・ω・) _____( ´Д`)
<二X=======と つ== ―――==○====○=====X二>
__/ (__) __/ (__)
―――(__) ―――(__)
/|
lX/
//
/∧_∧
(^( ・∀・)つ =====∩======X二>
//\ ( ―――(・∀)
// ) (__)
(__)
- 516 20/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:28:40.08 ID:m4SNUcq+0
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ネ申が授けし、牙なき人間たちの牙。
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\;;;/;;;;;;;;;/
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黒く輝く石の牙は、
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- 517 21/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:29:26.47 ID:m4SNUcq+0
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猛獣の爪でさえ貫けぬ
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:~""''.>゙' "~ ,、、''‐'、| :::::::::::::。::::::::::: . _ . . ..::::::::::::::::: ..::::::::
゙、'、::::::ノ:::::::_,.-=. _〜:、 ::::::::::゜::::::::::/_.}' : ... :: :::::::::::::::::: :
``、/:::::::::__....,._ `゙'Y' _.ェ-、....._ /_゙''i゙ノ、ノ :::::::::::.... .... .. .:::
,.--l‐''"~..-_'.x-='"゙ー 、`'-、 ,:' ノ゙ノブ.<またまたご冗談を
" .!-'",/ `'-‐'') /\ `/ でノ-〈 :.... .... .. .:....
.-''~ >'゙:: ‐'"゙./ ヽ.,' ~ /
//::::: ', / ,:'゙
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:( )ゝ ( )ゝ( )ゝ( )ゝ無茶しやがって..........
.... i⌒ / i⌒ / i⌒ / i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
.. 三 | 三 | 三 | 三 | ... ............. ........... . .....
... ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
- 518 22/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:30:20.22 ID:m4SNUcq+0
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
石のように硬いそのサイの皮を易々と貫いたのです。
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// ,
// 、 .
// /⌒\、 、ノし//
γ⌒〜ヘー-//--〜´⌒ /f)/f/'⌒ヽ( /| __
γ ;;;・; { ================== ―― ―
/ ) ヽ ’. ノ ノ  ̄ ̄
( | ;;・;κ;;; ) _)
\ 人 ;//・;; ノ ;;;・;___ノ
〉 _ノ .\、 // ; 〈 ζ三X================
| ノ `〜 -//-----〉 ⌒;;;・;  ̄ ̄
| | | // | /X================
(__)__) (__))
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナナッシの妻と子供たちを殺したサイは、ついに死んだのです。
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- 519 23/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:31:06.44 ID:m4SNUcq+0
- 21 :サイの最後@1:05/01/22 01:12:39 ID:P2JcQseR
それは、昼間のことだ。
俺はいつものように、うまい餌を食いにいった。
いつものところに、それはある。
後ろ足だけ出歩くサルたち住処にだ。
やつらは、それを食べるために巣に持ち帰るみたいだが
俺はそいつをやつらからいただいちまう。
やつらはギャーギャーとうるさいだけで、俺の鎧の前には
やつらの、爪も牙も役には立たない。
俺を止めることは不可能さ。
いつものところにそれはあった。
甘い果実だ。
木の上にあるそれは普段は食べることができない。
しかし、ここにはある。
だから、俺はそれをいただく。
気分よく食べようとしたときに、奴らは後ろにたっていた。
いらついたので、何匹かを頭突いてやった。
これで、奴らはいつものように逃げるはずだった。
だが、ちがった。
奴らは前足にある”何か”を俺に向かって振り下ろした。
痛かった。こんなに痛い思いをしたのは初めてだった。
”何か”は俺の鎧に突き刺さっているじゃないか。
このサルども脆弱な爪しか持っていなかったはずだ
豹だって俺の体に爪を立てるのは苦労するはずだ。
なのに、次々と振り下ろされる”何か”は俺の鎧を安々と貫く
俺の命が尽きる前に理解できたのは、”何か”が石でできていることだけだった。
- 520 24/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:31:58.94 ID:m4SNUcq+0
- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
村の者たちは大いに喜びました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヴォンゴレ ワーイ!!!
とても うれしい
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / + 。 + 。 + *
∧_∧ / /
(´∀` / / + ./ 》〉 (_ヽ + 。 * 。
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/ ュヘ | * ヽ ヽ ・∀・)_ 。 ∧∧〒 ! ' * ∧,,_∧ | |
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- 521 25/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:32:37.09 ID:m4SNUcq+0
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ネ申は、その皮で怪我人を運ぶ担架を作らせました。
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λ,, λ
ミ* 彡
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31 :オーバーテタナナシー:05/01/22 10:30:52 ID:a5T4WfDy
>>22今殺したサイの皮をはがして川の水で洗いなさい。
黒曜石で大体で良いから四角に切りなさい。このとき黒曜石が欠けるので石の上ではしないように。
それを岩の上において丸みの有る石で軟らかくなるまで叩いたりこすったり曲げたりしなさい。
右と左の端を小指の長さ分の幅、内側に折り曲げなさい。
もう一回折り曲げて端の部分が合わせて3枚重なるようにしなさい。
重なった部分にサイの骨や黒曜石で折り目の向きに合わせて穴を何個か空けなさい。
このとき穴と穴の間は手のひらの長さ分で作業は石の落ちて無いところで。
丈夫でサイの皮より長い棒を2本拾って来て穴に沿うようにおきなさい。
穴につたを通して棒と結び付けなさい。
完成です。
2本の棒の端をそれぞれ4人で持つとサイの皮の上に色々な物が置けます。
病人運ぶのにも使えます。使わないときは丸めておけます。『担架』と言います。
追伸、鎌の持つところ『柄』や『担架』で使った棒は乾いてて硬いものがいいです。
どんな棒がいいかは色々試してみなさい、あとあと役に立つので。
- 522 26/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:33:13.74 ID:m4SNUcq+0
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怪我人は洞窟に運ばれ、ネ申がもたらした知恵によって救われました。
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before
∧_∧ _,,..,,,,_ ∧,,_∧
(;´∀`) / ,' 3 `ヽーっ (´・ω・)
( ヽl ⊃ ⌒_つ> ( )==
===ヽ)====================(/===
( (_/ `_) (( (_/ `_)
after
._,,,.._ n カンクバラン ペ
(( n/ ,' 3 `E) 私は治された
(ヨ j!
ヽ ) ,ノ ))
∪∪
- 523 27/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:33:50.67 ID:m4SNUcq+0
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ネ申は、死んだサイの皮を剥ぎ、袋を作らせました。
両手だけでしか持てなかった果物をいっぱい持ち帰ることができるようになり、村は豊かになりました。
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ッ;:; ッ゛; ッ; ッ;゛(!、); ッ;; ッ;(ゝ) ッッ ッ; ッ ゛
ッ; ッi ;ッ/゛ ゛;ッ; ッ; ッ゛; ; ゛ ;゛゛;゛゛;
l | ッ; (ゝ)゛_;ッ; ッ; ゛ ;゛ ; ッ; ッ;゛
ッ"ッl"ll|ッ ゛ ;ッ; ッ; ゛
| l i |/ "ッ.゛;ッ
i | .l|
i | l || フラウン フルット コン ザカ
| i| l| たくさん 果物 持 てる だよ。
゙| │ l| 、
i l l || ♪ ∧,,_∧ − (!,)∧_,,∧ ♪ __
│l | l | (^ω^` ) 、= ∩´^ω^`) ヽ:::::::/
i |||| ( つ(!,)つ(!,)三 ヽ (!,)⊂ノ /::::::::ヽ
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i | l |ヽ . し' っ − c し'
,r';,人 (ヾ、\ (!、) (;) ,,
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サイは多くの命を奪いましたが、その皮は多くの命を養うものになったのです。
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- 524 28/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:34:41.07 ID:m4SNUcq+0
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長老ホッシュは、ナナッシを『ネ申の声を聞く者』と呼びました。
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≫ ≪
≫ フエ ア "セリ ポ アーハ キキス エリ"アニュ ≪
≫ お前は『ネ申の声を聞く者』じゃ!! ≪
≫ ≪
/⌒Yヽ |⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
ヽ| ∧_,,∧
(^ω^;)
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ミ ,,"д"ミ ニア | | |
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- 525 29/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:35:21.22 ID:m4SNUcq+0
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ネ申々は、ナナッシの求める知恵を授け、
ナナッシはネ申の知恵によって村を豊かにして行ったのです。
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ミミミミミミ ミミミミミノミミミミミl|::::::::::::l|ミヽ "`"'"^´ / / / / / / /
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- 526 30/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:36:16.82 ID:m4SNUcq+0
- 95 :1:05/01/28 23:57:11 ID:RKWfbGp9
カリカリ・・・カリカリ・・・カリカリ・・・
乾いた音をたてて、木の軸が回る。
『火おこし器』の音だ。
はじめは、うまく回らなかった軸だが、軸の先を細く削ったり
軸そのものに太い木を使い
やわらかく、しなやかな蔦をつかったりと、多数の改良を重ねた結果だ。
軸は回すたびに、勢いを増し、やがて、軸の先から白い煙が上がる。
木の焦げる独特なにおいもする。
やがて、煙の隙間から、赤い光が見えるようになった。
その光にゆっくりと息を吹きかけると、光は大きくしっかりとしたものになる。
光の上に、小枝を乗せ、再び息を吹きかけると、そこには、炎が宿っていた。
ついに、彼らは、『火』を手に入れたのだ。
もし、文明の夜明けと言うのがあったとしたなら、この炎の色がその色だろう。
あらゆる獣を退け、あらゆる獣を滅ぼし、力を生み、力を育て
人類が地球上の生物の頂点である証
『火』
このときから、彼らは、獣におびえる弱者から、あらゆる獣に恐れられる強者になったのだ。
- 527 31/31 ◆CcpqMQdg0A [] 2011/04/26(火) 16:37:03.63 ID:m4SNUcq+0
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めでたしめでたし。
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ミ_`:;,, :;,, :; ::;;、;;: ;: ; ;: | | | |;:;: ;:;:;: ;: ;: ;: ;: ;: ;: ;:'iミ\;: ,,;
"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""`'"'"`"'"^´''"''"'"'^´''"''""^
トゥター モー
ヨク シヴィスク ク レ モナ ∧∧ 面白かったモー
今日の音読はこれです。 イク アレ (∀`*) ダー, シャンシャ
γィソハ なぜここに? ( u はい、先生
川 ゚ー) ___ ∧∧ U^U ∧∧
ノ ]っ| ||≡≡:;| (∀・ ) (∀・ )
く_iつ 0 ||≡≡:;| u\u__っ u_u_っ
ジャス クエ、イスク ホエ ̄ ̄ {:`Y´::::} アシュト アシュト
ジャス君読んで下さい ___ ミ゚ー ゚*彡 書く、書く
||≡≡:;| 〆ミ:ソノ:::ミ8
||≡≡:;| ミ:::ミ::::::ミつ8彡