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作品公開掲示板

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LAST 2007-03-01 14:51
短編作品を募集してます。遠慮なくどしどし投稿下さい
隻翼の指輪(第一回裏テーマ企画)
「アンジェラ、知っているか。
俺達天使は、人間に恋をすると
羽根が片一方無くなるんだ」
「え、本当に?」
「ああ、だから気をつけなお前も」
「大丈夫!私は、お兄ちゃんと
結婚するんだから」
「トホホ・・・・・。」


――――――――――――――――――――

「あっつー」
大学からの帰り道、葛霧 翼はそう唸った。
「ちっ、もう秋なのに。なんて暑さだ・・・。
ん?」
そう言っていた時、目に女の姿が
はいってきた。
「・・・・・・・・・。あの女、背中から羽根が
生えている。天使?」
目を擦ってみたが、その女の羽根は消えない。
周りを見たが、その天使に誰も
気づいていない様だった。
「何で俺だけに見える?・・・・・!」
翼は気づいた。幼い頃、自分の目に映った
色々な、幻想生物に・・・・。
(そうか、俺の目にはそういうのが
見えていたな。)
思い出していた。そして、その天使に
声をかけた。
「大丈夫ですか?」
天使が、吃驚して後ろをむいた。
「わわわ、私が見えるの?」
「あ、はい。ちょっとした事情がありまして。
大丈夫ですか?羽根から血が出ているみたいですけど」
見ると、彼女の目から涙が出ていることに
気づいた。
「はい。怪我したんです。帰ろうと思ったけど帰れなくて」
「だったら、私の家に行きましょう」
「えっ・・・・・・」
「別に、何もしませんよ。
手当てするだけですよ。さ、行きましょう」
「は、はい」
そう言って、翼の家に帰った。



――――――――――――――――――――
アンジェラは翼に手当てをしてもらい、
治るまで住まわせてもらう事にした。

――――――――――――――――――――
翼とアンジェラが一緒に住みはじめて6ヶ月が経ったある日、
翼は、アンジェラに言った。
「なあ、お前の翼小さくなっていないか?」
「・・・・・・!」
アンジェラは驚いて、鏡を見た。
(この間まで、肩まであった翼が見えなくなっている!
まさか、私・・・・・。翼さんに恋をしてしまったの?
この間から感じていたドキドキ感は、恋だったの?)
アンジェラはそう思った。
(人間と恋しては、私は、天使でいれなくなってしまう。
でも翼さんと居るとお兄ちゃんといるみたいであたたかい。いや
それ以上の感じが心の中にある。恋は、素敵だけどこの人を
愛したら一生飛べ無くなる。でも・・・・・。)
悩んでいると、後ろから声がした。
「なあ、アンジェラ。ちょっと話がある」
と翼がそう言ってきた。
(なんだろう?)
そんなことを考えながら話を聞いた。
「あのさ、俺達一緒に住み始めてもう六ヶ月たつ。
 そこでお前にプレゼントがあるんだ。はいこれ」
それは、小さな箱だった。
「開けてみて」
そう言われたアンジェラは箱を開けてみた。
中には、桃色の羽根の形をして真ん中に赤の宝石が付いている
指輪があった。
「わあ。綺麗です。これを私に?」
「ああ、この前宝石店を通りかかった時、これが目に留まったんだ。
 ほら見て!」
そう言って翼は、手を見せた。そこには、同じ形をしているが、
アンジェラのとは羽根の形が逆になって、色も水色の指輪がはまっていた。
「あっ、もしかしてこれ、ペアルックって言うやつですか?」
「ああ。この二つにはな、名前があるんだ。
 そっちの方には、『希望の翼』、こっちは『の翼』。そして、総称で
『片翼の指輪』と言われているそれとお前にもう一つ言うことがあるんだ。
あのな、俺・・・お前のことが・・・好きなんだ。付き合ってくれないか!」
「えっ・・・・」
アンジェラは驚いた。まさか、そんな事を言われるとは思わなかった。
「でも・・・」
悩んだ。自分はどうすればいいのか、確かに心の中では私も好いている。
でも、天使でいれなくなるのはいや、なんだけど・・・・。こんな恋は
初めてした。胸がこうキュンとなるような感じ。ときめくと言う感じ。
もし私がここに残れば、天使でいれなくなるのは確かだ。でも今は、
それ以上の幸せを感じられると思った。故に、彼女は決心をした。
「はい。喜んで、お付き合いします!」
と。そうして二人は、付き合うことになったが、数日経った日、
事件が起こった。
 ドンドンドンドン。
早朝、五月蝿くドアが叩かれた。
「は、はい」
とアンジェラが出るとそこには
「アンジェラ、久し振り!何しているんだ、探したぞ」
と兄のソレムがいた。
「お、お兄ちゃん・・・・」
そう言ったとき、運悪く翼が来てしまった。
「誰だ、そいつは」
そう、ソレムは言った。
「お前こそ」
翼が言った。
「む。翼が片方無い。お前まさか!」
「ええ、私は、この人を愛しています。だから」
「さあ、帰るぞ。その翼を治す為に」
「いやよ、私は」
「だめだ、帰るぞ。さあ」
ソレムが連れて帰ろうとした。
「待てよ、お前。嫌がっているじゃないか」
そう翼が言った。
「ふん、黙れ。私は、妹の幸せのために連れて帰るんだ」
そう言って、飛ぼうとした。
「待てくれ、アンジェラァァァァァ!」
「翼さん!」
しかし、ソレムは無視をして連れて帰っていった。

―三年後―

「ハァ」
アンジェラが帰っていってから三年が経った。
この三年、ずっと溜息ばかり吐いていた。
ドンドンドンドンドン。
「はい」
そう言って、扉へと向かって行った。
「どちら様ですか・・・・あっ!」
「ただいまです」
そう、そこにはアンジェラがいた。
「どうしたの?何で此処に?」
「あの・・・。実はですね、戻ったとき始めに喧嘩したんです。
 その後、喧嘩をやめて話し合ったんです。翼さんの事が好きなのかとか。
 私は、はっきり言ったんです。そうよって、そして話し合った後
 兄はこの指輪を見て、わかったと言ってくれたんです」
「そうか、じゃあこの先ずっと・・・」
「はい。あなたと一緒にいますこの家で」
こうして、二人は末永く暮らした。

by 夕凪 帷 2006.06.10 00:31

RE:隻翼の指輪(第一回裏テーマ企画)
 瓜さんのコメントを読んで思ったのですが、もし私の感想で気分を害されたのなら申し訳ありません。
 自身では良かれと思い書いたことですが、それが余計なお節介であったならば謝罪します。

 お目汚しの文章は削除します。
 出過ぎた真似をお許しください。
by 木村勇雄 2006.06.10 00:31 [4]
RE:隻翼の指輪(第一回裏テーマ企画)
はい。
どもー、長時間のバス乗車で疲れた瓜です。

まず、テーマが面白いです。
テーマかな?
天使は恋をすると羽が片方になるという設定。
面白いと思います。

キム兄が厳しいことを言ってるので瓜はユルーク。
えっと、思ったことが二つ。

一つはナレーションみたいなのは止めた方が良いかと。
自然な感じでそこまで持っていけたら良いと思われます。

もう一つは、展開が早すぎること。
途中まで言い感じに進んでいた話が最後の方でいきなり3年後ってのはあれ?って感じでした。

まあ、瓜は帷を知っているので言いますが。
筆力はあるので、溜め引きを良くすれば良いと思われますよ。
腐らず、書きましょう!
by 瓜畑 明 2006.06.05 21:21 [3]
RE:隻翼の指輪(第一回裏テーマ企画)
最初の、「私は、お兄ちゃんと結婚するんだから」というところと、翼、と言う名前で、もしかしてネタ被ったか!? とビックリした直です、どうも。
ちなみに、僕の方が早かった! やーい、とか考えたのはナイショです。

まず、そんなに改行をしなくても良いのではないでしょうか。読みやすさもそんなに変わりませんし、大丈夫ですよ。

あと、喧嘩して止めて話し合っただけなのに、三年も経つでしょうかね。もしかしたら二年くらいずっと喧嘩していたのかもしれませんが、一年とかでも、問題はないと思いますよ。

あと、最後の文章は、こうして、二人は末永く暮らしました、とした方が良いのではないかと。でも、それだと最後だけ敬語になって、矛盾してしまいますね……。どうなんでしょう。

とはいえ、良い話でした。所々を少し直したら、もっと良い話に仕上がると思いますよ。
では。
by 2006.06.03 01:53 [1]
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