| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
日原さん、感想ありがとうございます。 確かにこの小説はかなり実験的で、分かりにくく作ってあります。 分かりにくさは意図したものですが、やはり少々やりすぎたかな、と反省も感じますね。 アピールに関しては、盛り込んでません。 説教臭くなるのが嫌だったからです。 生活と暴力が諦観によって結び付いていることを表現したかったのですが・・・ テーマとしては、やはり重すぎですかね。 もうちょっと明るい話が書きたいです。 技術とはそれと感じさせないところに上手さの神髄があるのだと思います。 その点ではまだまだ勉強の必要ありですね。 |
| by 木村 勇雄 2006.06.20 02:19 [7] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
拝読しました。 こんばんは。日原武仁です。 少し難しいな、と思いました。分かりにくいというのがより正確かもしれません。 DVを主題に置いているのならば、それに対する何らかのアピールを織り交ぜても良かったのではないでしょうか? これは日原の感覚的なものなのかもしれませんが、ツールとして使うにはDVは少々重過ぎるように思いましたので。 それから技術的な要素を詰め込みすぎてしまったように感じます。おそらくは試験的な試みの産物なのだと思いますが……。 学ぶところの多い作品でした。 |
| by 日原武仁 2006.06.19 21:05 [6] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
感想、どうもありがとうございます。
>侍さん ひらがな表記の「わたし」は確かに女性的な柔らかさを持っていますが、作品の内容と登場人物の性格に合わせて使わないと、やや軽い印象を持たれてしまいます。 この部分で女性と分かりにくかったのは、やはり私の描写不足ですね。
>直さん 改めて感想ありがとうございます。 裏技使われてしまったww 昨今は男性がDVの標的にされることもあるらしいですが、まだまだこの問題は女性特有のものですからね。 レーダーやシシオドシ・・・シニカルな表現って難しいです。もうちょっとここら辺上手く書きたいです。でも、直さんの感想を見るとおおむね成功のような気も。ありがとうございます。
ダブルミーニングはシュールレアリスムの発想です。 同じものに二重の意味を持たせて表現することですが、この作品では電球と月がその役割を担っています。 月には古来から女性の意味がありますし、家の外灯も同じく女性(主婦)の位置づけになりますから、その部分で結びつきます。 さらにそれが「消えてしまえ」と思うことは自分が消えてしまえと思うことにつながります。 だが消えない。コピーアンドペーストのところで自分が増幅され、存在を増し、逃げることができなくなってしまう。 結果、女性は家に戻り外灯を見る。 迎え入れるために点された外灯。 ですがそこには逃げられない存在としての自分も厳然としてあるのです。
と、自分の作品について語ってしまうのは悪い癖ですねww 直さんの感想、嬉しかったです。 |
| by 木村 勇雄 2006.06.18 00:10 [5] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
ども、西向くです。
性別のわかりにくさの問題です。 直さんの書き込みを見て思ったのですが、たしかに「わたし」とひらがなで表記すると女性っぽくなりますね。自分は、大人の女性でも「わたし」をあまりおかしく感じないので、そりゃあいいなぁと思いました。使おうw |
| by 西向く侍 2006.06.17 16:07 [4] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
これはおそらく、苦しみから立ち直っていくような、そんな話なんだろうな、と思います。ですからそうだと勝手に結論付けて、感想を書いてみます。 どうも、直です。
確かに性別は、わかり難いかもですね。十代とかだったなら、俺とかあたしとかできるんですが、もう大人になってしまったなら、男の人も私と言いますからねぇ……。 でも、僕は初めから女の人だとわかってましたよ? ブログでテーマは「DV」だと書いておられましたから(裏技)。
例えば、三歩だから散歩のところや、なぜか突然出てきたシシオドシや、私はレーダーになった、索敵、や、コピーアンドペースト、世の中楽になったものだ、と言うところあたりで、雰囲気を和ませることに成功していると思います。それで何となく、立ち直っているな、とか思ったんでしょう。
で、ダブルミーニングが何なのかよくわからなかったりするのですが、スカートではいかにも具合が悪い、の後の、誰も見ていないのだが、はいらないような気がします。
でも、これは良かったです。素晴らしいです。それに、短かったですし(笑) では。 |
| by 直 2006.06.16 20:29 [3] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
木村です。 どうも、ありがとうございます。
>最初の方は男 うん、間違えても仕方ない書き方ですね。 一人称の盲点でもあります。 なぜなら、自分のことを「自分は女で」なんて言わないし、今回の場合は対人会話もないからです。 ちょっと工夫が必要でしたね。
>SF 直接的に表現しなかったのは、主人公の夫(?)に対する恐怖を表現したかったからです。 あえて夫(?)も登場させず。 できるだけ間接的に、おどけた言い方をしながら、彼女が自分の怯えを決意に変えていく様子が表現できてれば良いんですが……難しいですね、こういうのって。
ありがとうございます。 今回はけっこう五里霧中なので助かります。 |
| by 木村勇雄 2006.06.15 21:10 [2] |
| RE:深夜(第二回テーマ小説・お題「月」) |
ども、西向くです。
読みました!
ドメスティックバイオレンスがテーマですかね? 最初の方はなぜか主人公が男だと思いこんでました(^^; スカートうんぬんのくだりで、やっと女性だと気づき……まぁ、これは自分だけかもしれません。
「レーダー」や「ロックオン」や「赤いほほ」がさっぱりわからなくて、単純な自分は本気でSFなのかと思ったりもしました。そして、最後に納得。もう一度読み返しましたよ。 何度も読み返すとまた味が出てくる良い作品だと思います。 |
| by 西向く侍 2006.06.15 19:17 [1] |