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LAST 2007-03-01 14:51
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ファントム・ペインV 〜見上げる月のある空で〜(第二回企画テーマ小説)
「と言う訳で。お月見を決行します!」
 凛々しく高らかに宣言する副部長である木月先輩に向け、俺は挙手して意見する。
「その前に『と言う訳で』の説明をして下さい」
 黒板前の教卓に奮然と立ち、部員を睥睨していた副部長は轟然と言い放った。
「わたくしがしたいからですわ」
 臆面も無く、堂々きっぱり断言された。
 想像していた答えと一語も違わない回答に、この部に入って何度目か……それも数えたくないほど重ねたため息をついた。
 時は放課後。場所は天文部の部室。俺の所属する部活動はまたもやこのお嬢様副部長――木月恭子(きづき きょうこ)の一言で決まったしまったのだった。
「部長。よろしいですわよね?」
 言いながら先輩は窓へと目を向ける。彼女の視線の先では窓辺に座り、静かにお茶を飲んでいた部長がどこかぼんやりとした眠そうな目で遠くを見つめ、
「うん。いいねぇ……。お月様の下でお茶を飲んだらきっとおいしいだろうねぇ……」
「当然ですとも。僭越ながらこのわたくし、木月恭子が最高級のお茶を用意致しますわ。どうかご期待下さいまし!」
「うん。楽しみだねぇ……」
「はい! おまかせ下さいませ!」
 太陽のような笑顔で嬉しそうに木月先輩は言う。今日も部長に対する先輩の愛情は熱い。もっとも、いつもあんな感じの部長に彼女の気持ちが伝わっているのかは怪しいけれど。
「今日の木月ちゃんも部長にラブラブだね」
「ラブラブだよ」
「……まあ、いつものことだからな」
 甲高い女子の声に気だるそうな男子の声が続く。
 二年の麻生優希(あそう ゆき)、麻生優美(あそう ゆみ)の双子の先輩。そして同じく二年の神杉雅弥(かみすぎ まさや)先輩だ。ちなみに、木月先輩も二年生で部長が三年。部長は名前を榊原貴志(さかきばら たかし)と言う。
 そして一年の俺――川上修司とあと一人が加われば天文部の全員が揃うんだが……
 と、その時だ。部室の扉を開け、女生徒が姿を現した。
「お、遅れてすいませんでした……」
 頭を下げる彼女に木月先輩は微笑みかけ、
「待っていたわ、由梨さん。早く席に着いて」
 と、席に着くよう促がした。大沢さんは素直に頷くと俺の横の席に座る。
 ふふふふ……。何を隠そう実は俺――大沢さんと同じ部活だったりします。おっと、始めに断っておくけど、大沢さんが目当てで入った訳じゃないぜ? なにせ俺が先に入ってて後から彼女が入部してきたんだからさ。
 しかも、しかもだぜ? 俺がファントムだと知り、一緒に“ファントム・ペイン”を冒険した翌週に大沢さんが天文部に入部届を出しにきたってことは……ちょっと期待してもいいかな、とか思わないか? 
 なんてね。実際、大沢さんにそんな気持ちはありはしないのだろう。俺達“ファントム”は仲間を作りたがる傾向……一緒にいたいと思う気持ちが強いからな。ある意味本能的なところからくる行動の結果でしかないんだろうけど。
 でもさ。大沢さんと一緒にいられる時間が増えるのを手放しで喜ぶくらいは構わないだろう?
「これで全員揃いましたわね? 確認の意味も込めて繰り返しますわ。今週の土曜日、午後の七時にお月見会を行います。詳しい準備等は追って連絡しますから今日はこれで解散とします。部長、よろしいですわよね?」
 弾んだ声で聞く木月先輩に部長は舟でも漕いでいるような動きで頷いた。
「はーい。部活しゅーりょー。優希ちゃん。これから何しようか?」
「うーん……。パフェでも食べて帰らない? あ、そだ。神杉くんも一緒に来る?」
「……おれは甘いものはあまり……」
「だーいじょうぶ。そのお店には激辛パフェもあるんだよぉ? 甘い物が苦手の人もばっちりフォロー!」
「……じゃ、行くか……」
 行くんですか!? と思わずつっこみを入れたくなる会話をしながら麻生・ツインズ・先輩と神杉先輩は部室を出て行った。
「戸締り、お願いしますわね」
 声の方に振り向けば、木月先輩と部長が並んで部室を出るところだった。
「ごきげんよう〜」
 本当に機嫌よさそうにして木月先輩は部長と共に帰って行った。ああして一緒にいる所を見ると、部長は何も言わないがきっとまんざらでもない気分なのだろう。……あの緩んだ顔からは全然判らないので完全な俺の推測だけど。
「……お月見かぁ……」
 ぽつりともれた呟きに目を戻せば、大沢さんが夢見る少女な表情を浮かべていた。
「楽しみだね、修司君」
「……そうだね。楽しみだ」
「うん!」
 強引に副部長が決めた行事だけど、大沢さんの笑顔が見られたからこれはこれでいいことだ。



 あっと言う間に月日は過ぎて。今日はお月見会の当日だ。
 天気は晴れ。初夏の夜は涼しくて月見には絶好の日和。学校の屋上に設けられたお月見会場――コンクリートの床の上に運動会なんかで使う青いシートを三重に敷き、その上の折りたたみ式の机と座布団を置いただけのものだが――には天文部が揃い、各自のコップには色取り取りのジュースで満たされていた。
「細かい挨拶は抜きで参りましょう。お月様と皆さん全員に……乾杯ですわ!」
「かんぱーい!」
 木月先輩に続き、部員全員が唱和する。唇を軽く湿らす程度に口を付けると、各自コップから箸に持ち替えた。
 机の上には和洋折衷に中華を含め、様々な料理で埋められていた。これらの大半は部長と神杉先輩の二人が作ったものらしい。神杉先輩は自宅が中華飯店だから分かるとしても、部長はどういう経緯でこれだけのものを作るスキルを身に付けたのだろう?
「さすが部長ですわ。このおでんの絶妙な味加減! 天才的ですわ」
「いやぁ……。木月君が手伝ってくれたからねぇ……」
 何かを口にする度に感嘆の声を上げる先輩に、部長がマイ湯のみでお茶をすすりながらふらふら身体を揺らしながら答えていた。
 料理を作るとき、女性陣も手伝った。が、あまりの二人の手並みの良さに何も出来ず、ご飯を炊いておにぎりを作ることしか出来なかったらしい。大沢さんの手料理が食べられるかも! と少なからず期待していたんだが……非常に残念。なので目下のところ俺は大沢さんが握ったおにぎりはどれだろうと探索中だ。ああ、ちなみに俺は会場の設営と飲み物の調達係担当だった。結構なハードワークだったことをここに記しておく。



 ……変化が現れたのはお月見開始から一時間くらいたった頃だろうか? きっかけは優美先輩だった。
「いやー! 楽しいねぇ! 北上くん?」
 そう言っていきなり背中から抱きつかれた。その急激な勢いを殺しきれず、俺は手にしたウーロン茶をこぼしてしまい――その飛沫が前に居た優希先輩にかかってしまった。
「あ、すいません。先輩。すぐに拭きますから」
 言って俺はポケットからハンカチを取り出し……一瞬迷ったが先輩のスカートに手を伸ばした。
 いきなりだ。何の前触れも無く優希先輩が泣き出したのだ。
「あーん! 汚されちゃった……汚されちゃったよぉ! もうお嫁にいけないぃー!!」
 はい? ちょ、ちょっと待って下さいよ? 俺がこぼしたのはウーロン茶ですよ。しかもほんの二、三滴くらいですよ? どうしてそんな話になるんですか!?
「あーあ……。やっちゃったね、北上くん……。専門用語で言うところの若気の至り、てやつ? これはもう責任を取るしかないねぇ……」
 さっきよりも身体を密着させて背中から顔を出し、ニヤニヤニタニタ笑いながら優美先輩が言ってくる。
 ……先輩ってあれですね。小柄ながらにけっこうあって背中が微妙に気持ち良――じゃなくて! あー、でも先輩の熱い吐息が頬に当たって何というか――酒くさい……
 誰だよ!? 酒なんか持ち込んだ奴は! てことは優希先輩が泣いているのも酒が入っているからなのか……? 飲んだのか飲まされたのか分からないけど……味で気付いて欲しかった……。と嘆いても後の祭り。俺の立ち位置はかなりまずい。
 眼前には赤ちゃんのようにひたすらにエンエン泣く優希先輩。
 背中にはチェシャ猫のようにひたすらニヤニヤ笑う優美先輩。
 両極端な双子――しかも酔っ払い――に挟まれ、どうしたものか困り果てる俺に、横合いから力強い声が響いた。
「……どうした。何かあったのか……」
 声の正体は神杉先輩だった。これ幸いとばかりに助けを求める。
「あのね。北上くんが優希ちゃんをお嫁に行けなくしちゃったから責任を取らなきゃー、て話をしてたんだよ」
「ち、違いますよ! ただ俺は優希先輩にウーロン茶をこぼしてしまっただけですってば!!」
 人聞きの悪いことをさらりと言われ、俺は必死になって真実を伝えた。
「……そうか。分かった……」
 重々しく頷くと神杉先輩は持っていたコップの中身を一気に飲み干し、
「……それならば男らしく責任を取るしかないな……」
 だめだー! この人も全然分かってないぃー! しかもよく見れば左手に『大吟醸・天空』とか書かれた一升瓶を持ってるし。そんでもって今も手酌でもって勝手に飲んでるただの酔っ払いだぁ……。ねぇ、ここ学校の屋上だよね? バレたら相当マズくない?
「もう。さっきからうるさいですわよ。静かにお月見を楽しみなさいな」
 今度こそ天の助け。この時ばかりは木月先輩の不機嫌な声が女神の歌声に聞こえます。
「まったく。静かになさいませんと……わたくし、脱ぎますわよ?」
 は? ええ……と、ですよ? それはあれですか。服には鉛か何かが縫い込んであってそれを脱ぐことによってパワーアップした拳での鉄拳制裁をお見舞いするわよ、という婉曲的な意思表示ですよね?
 かなり前向きに好意的に解釈した――であろう俺は夜の静寂を壊している元凶に目を向けた。
 ……依然として泣き止む気配なし――
 俺は再び木月先輩を見た。先輩はふう、とため息をついた。
「仕方ありませんわね……」
 呟き、セーラー服に手をかけた。そのセーラー服はどこからどう見ても普通の布地にしか見えないものだったので、事ここに到って木月先輩も酔っていると気付く俺。
「ちょ……先輩。止めて下さいって!」
 少し見てみたいような気持ちを振り切って俺は腰を浮かす。が、 
「ダーメだよ。北上くんは私とい・る・の」
 甘い声で耳に囁く優美先輩。それと裏腹な強靭な締め付けで俺は身動き出来なくなっていた。
「止めたまえよ、木月君」
 リボンを外し、セーラー服を今まさに脱ごうとした先輩を制止するどこか芝居掛かった声が響いた。
 木月先輩の肩に手を乗せていたのは……部長だった。
「君が今ここでそんなことを行うのはもったいない。君にはもっと相応しい舞台がある。そう! それは世界だ」
 ……あー、部長も酔っていらっしゃる。なんだろうね。あの妙に熱血な部長と言うのは。そんなノリだからだろうか。木月先輩も瞳にめいっぱいの――洒落じゃないけど――星を浮かべて「がんばります、コーチ!」とかやってるわけですけれど――まあ、80年代熱血スポ根なら放っておいてもいい……よな?
 という訳で再び問題は振り出しに戻る。
「優希先輩。俺が悪かったですから泣くのを止めて下さい。ほら、先輩はどこも汚れてませんし、ちゃんとお嫁に行けますよ。それは俺が保証しますから」
 なだめるように言う俺の言葉に、ぴたりと優希先輩が泣き止んだ。ほ、とりあえずは一安心だ。散々泣きじゃくったせいでアルコールが抜けたとか? いづれにしても正常な思考力が残っていたことは喜ばしい限りだ。
 なんて俺が安堵したのも束の間、次の瞬間には大きな間違いだと気付いた。
「じゃあ……北上くんがお嫁にもらってくれる……?」
 ……何とおっしゃいました? いや、そんな泣きはらした潤んだ瞳と上気した頬なんかと一緒に切なそうに言われるともう、なんと言うか……
「あー、ズルーイ、優希ちゃんだけぇ。じゃあ優美も北上くんのお嫁さんになるぅ」
 そんなことをのたまうと優美先輩はより強く俺を抱きしめてきた。
 二人の美少女に挟まれ、天国な感触と地獄のシチュエーション……俺、もう泣いていいかな……?
 そんな弱気なことを考えていた時だ。今度こそ本当の救世主が現れた。
「二人とも止めてください。修司君が困ってるじゃないですか」
 そう言って割り込んでくれたのは誰あろう大沢さんだった。どういう風にやったのかは分からないが、いつの間にか俺は優美先輩から引き剥がされ、頭を大沢さんの胸元に押し付けるような格好で抱きかかえられていた。
 ……何かいい匂いと柔らかい感触が相まってここはもう天国だね。……まあ、なんとなく酒臭い天国なのはご愛嬌というか知らないフリをするとして……。ああ、畜生!“ファントム”でなかったらもっとこのふわふわ感を実感出来たんだろうに……! この時ばかりは我が身の病気を呪うね。
 俺を抱えた姿勢のまま、大沢さんは二人を睨み、口を開いた。
「それにこれは有史以来から私のものだって決まっているんです! お二人には渡せません!」
 声高に宣言する大沢さん。はて。彼女の言う『これ』とは俺のことであろうか? そんなことは一言も聞いたことのないのだが……? と言うか。大沢さんにとって俺はもの扱いなんでしょうか……?
 そんな大沢さんの主張を優美先輩は鼻で笑う。
「へへ〜んだ。それが私達のものなのは生物の発生時から決まってるんだも〜ん」
 残念でしたぁー、と付け加えて優美先輩は舌を出すと俺を取り返そうと手を伸ばす。
 大沢さんはそれをかわすように身を捻る。
「ならこっちは神話の時代からです!」
「ビックバン以来だも〜ん」
「天地開闢からです!」
 ……お気に入りのオモチャを取り合う子供のケンカみたいになってきたわけだけど。しかしなんだね。二人――正確には三人かな?――に取り合われるのは悪い気分じゃないけれど……俺の意思はどこにいってるんだろうね? あ、あと俺のことを『これ』とか『あれ』とか『それ』と言うのは止めてほしいなぁ……
 喜んでいいのか悲しんでいいのか考えていた俺は、ふと二人が静かになったのでちらりと覗き見る。二人は言う事が無くなったのか、ものすごい顔をしながら睨み合っていた。 
 さぁて、どうしたもんだろうね。問題の事の発端は間違いなく俺なのだけれど、だからと言って俺が何か言ったところで治まる雰囲気でもなさそうだ。このまま取っ組み合いにでもなったらどうしようか……。などと他人事のように本格的に危惧し始めていた時だった。不意に頭を拘束する力が弱まり、その代わりに重圧が加わってきた。 
 何だと思って俺が頭を起こすと――正直、少しばかり呆れたね。双子先輩は折り重なるように横たわり、大沢さんは俺にもたれるような恰好で気持ち良さそうに眠っていたからだ。きっと怒ったせいで一気にアルコールが回ったせいだからだろうけど……
「……はぁあ」
 俺は小さくため息をついた。ぐるりと周りを見回せば起きているのは俺だけで。部長は木月先輩と並んで眠り。神杉先輩は屋上のフェンスに背中を預け、三本の一升瓶に囲まれて寝息をたてている。
 食べて騒いで飲んで寝て……やれやれ、みんないい気なもんだ。どうやら俺だけ貧乏くじを引いたらしい。
 とさ、と何かが倒れる小さな音ともに下半身に重みが掛かる。見やると大沢さんが倒れ、俺の膝を枕にして静かに眠っていた。
 たまにはこんなのもいいかもしれない。彼女の頭が触れている感覚は薄いけれど、その心地好い重みと息遣い、染み込んでくるような温かさは悪く無い。
 初夏とはいえ夜風は身体に悪いだろう。全員を起こして回り、起きなかったら部室から毛布を持ってこなきゃいけない。ま、大沢さんを膝枕して――本当は逆を希望したかったが――間近でかわいい寝顔を見られたんだから、これからの手間は良しとしようじゃないか。カメラを持ってないのが悔やまれるぜ、本当にさ。
「見上げる月のある空で……なんてね」
 どこかで聞いた詩の一文を口ずさみ、俺は綺麗な満月を眺めていた。
by 日原武仁 2006.06.17 20:32

ありがとうございます。
 みなさん、感想ありがとうございます。

>木村さん
 いつもいいことばかり書かれているので日原としては照れ照れです。

>直さん
 ええ、王道ですとも。そしてお酒の力は偉大なのです。優希を気に入ってくれてありがとうございます。

>西向くさん
 一気読み、お疲れさまでした。彼らはあくまで画面前でプレイし、病気の影響で痛みだけを感じます。全体のイメージは.ha○kです。同一世界観の小説は構いませんとも。どんどん書いちゃって下さい。

 ここで言うのもおこがましいのですが、次の話しはみなさんの予想通りゲーム内の話になります。ご期待に添えるよう頑張ります。
 それでは。
by 日原武仁 2006.06.17 20:32 [4]
RE:ファントム・ペインV 〜見上げる月のある空で〜(第二回企画テーマ小説)
ども、西向くです。
読みました!というか、関連モノってことでファントム・ペインの1〜3を読みましたよ。

1を読んだときは、まさかこんな展開になるとは思ってもみませんでした。しかし、こういったラブコメ路線の方が好きなので、ぜひこの流れでつづきをお願いしますw
木村さんや直さんも書いてますが、贅沢を言えば、次はゲーム内の話を希望です(^^)

そういえば、気になったのでひとつ質問なんですが、ファントム・ペインってMMORPGなんですよね?プレイヤーは実際にヴァーチャルな世界を疑似体験(たとえばマ○リックスや.ha○kやナツ○クモのように)してるんでしょうか?それともパソコンの画面でプレイしながら、ファントムという病気の症状としてのめり込み過ぎて(?)画面の中のキャラクターを自分と一体化してるのでしょうか?

お許しが出れば、同一世界観で小説書いてみたいなぁなどと思っているので、聞いてみました(^^)
by 西向く侍 2006.06.17 16:52 [3]
RE:ファントム・ペインV 〜見上げる月のある空で〜(第二回企画テーマ小説)
これは王道ですねー。もう大沢さんはアウトオブガンチュウになってしまいました。優希先輩が好みです。……まぁ、とりあえずこれは置いときまして。
どうも、直です。

新キャラが何人も出てきましたが、わかり難いということはありませんでした。それぞれのキャラがハッキリしているからでしょうかね。

というか、大沢さんもけっこう大胆だったりしますねぇ。同じ部活に入るなんて。これはもう両思い決定じゃないか、と一人で盛り上がっております。

キャラ的に言えば、もう少し神杉くんに何かあってほしかったな、と思います。もしかしたら、これからなのかもしれませんが。例えば、双子で神杉くんを取り合ったり。

そういえば、今度はゲーム内での話でしたね。優希先輩は出ないのか、と少し残念です。
とはいえ、一読者として続きが気になります。何だか急にラブコメっぽくなりましたけど、ラブコメは大好きですから。
では。
by 2006.06.16 21:01 [2]
RE:ファントム・ペインV 〜見上げる月のある空で〜(第二回企画テーマ小説)
木村です。

う〜ん、相変わらず安定してますね。
複数人のキャラクターを見事に書き分けています。
ファントム・ペインと現実世界と交互に書いていっているんですかね。
今回は現実世界ということで、主人公たちの日常が良く見えるテーマでした。

というか、主人公うらやましすぎ。
私もこんなうらやましい環境にありたいですが、主人公、現実感がないんですよね(泣
そう考えると可哀想でもあります。

日原さんの作品の良い所は、余計な説明をしないところですね。
作品に集中できる。
総じて連載ものや特殊環境ものは説明に大きな枚数を割きがちなんですが、それをしないで今ある物語を楽しませてくれる。
その上で背後の設定や主人公たちの感情を表現されているのでとても読みやすいです。

次回はファントム・ペイン内の話しと予想し、楽しみに待っています。
by 木村勇雄 2006.06.15 21:18 [1]
No. PASS


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