■ 覚醒光天 明露来臨! ■

[あとがき]




「七梨さーん、お届けものでーす!」


「ご苦労様です。」


太助は配達された荷物の差出人を見てげんなりした。


「また親父か・・・」


荷物の差出人は太助の父、七梨太郎助のものだった。


「いいかげんに変な物おくってくんなよ・・・」


中身は一つの鈴だった。


「あーあ、手紙なんかよむ気もしねえな。どうせろくなものじゃないし・・・」


太助は一緒に入っていた父の手紙も読まずにその鈴をしまおうとした。


しかし、


「あ!」


太助は鈴をうっかり落としてしまった。


ちりーん・・・


すずはきれいな音色を出しながら床に落ちた。


「きれいな音色だな・・・じゃなくて!!」


太助はその音色にうっとりとしてしまった。


ぴかっ!


突然、鈴から光があふれ出てリビングを包み込んでしまった。


「うわああ!!やっぱりぃ!!」


太助は嫌な予感が的中した。


光が消えると、太助の前に女の子が立っていた。


その女の子は茶色の髪でポニーテール、さっきの鈴が髪留めとして使われており、
背丈は太助より少し低く、控えめなチャイナドレスのような感じの格好。


「また・・・出てきた・・・」


太助は呆然としていた。


だすつもりはなかったが事故で出てきてしまったのだ。
そう、床に落とすというつまらない事故で。


「あ、あの・・・あなたがご主人様ですか?」


女の子はおどおどしながら太助に話し掛けた。


「え?多分、そうだとおもうけど・・・」


太助はそう答えた。


「わ、私、覚醒光天の明露(メイルウ)っていいます・・・どうかよろしくお願いします・・・」


「あ、ああ、よろしく。そういえば俺の名前がまだだったね。俺は七梨太助。よろしくなメイルウ。」


「は、はい、こちらこそ・・・」


メイルウは相変わらずおどおどしている。
それになんだか太助の顔色をうかがっているような感じだ。


「ところで、覚醒光天って?」


「あ、はい!今説明します!」


メイルウはあわてて説明を始める。


「そんなに慌てなくてもいいよ。」


「す、すいません!」


太助がメイルウに落ち着くように言う。


「な、なにから話せばいいでしょうか?」


「おいおい・・・」


太助はメイルウの様子に呆れながら答える。


「じゃあ、俺が質問するから、メイルウはそれに答えればいいよ。」


「分かりました・・・」


「まず、覚醒光天っていうのは?」


「覚醒光天というのはご主人様の秘められた力を覚醒させるのが役目の光の精霊なんです。」


「秘められた力?」


「そうです。人間はだれしもがなにかしらの力を秘めているものなんです。
私はそれを覚醒させることが役目なんです。」


「そうか。」


「あ、あの今の説明でわかっていただけたでしょうか?」


メイルウは自信なさげに太助に訊く。


「ああ、十分わかったよ。じゃあメイルウの能力ってどんなの?」


「私の能力はこの鳳天鈴で生物以外のものを自在に作り変えることです。」


「実際につかってくれないか?」


「は、はい。虚無再誕!」


メイルウはその言葉と共に鳳天鈴をテーブルの上に置いてあった湯のみに向けて鳴らした。


「・・・なんにも変わらないぞ?」


「え!そんなはずは・・・」


メイルウは慌てて湯のみを調べた。


すると・・・


どっかーん!


湯のみから突然光が噴出しリビングの天井を貫いた。
そしてその光はさらに勢いを増し、リビングの天井に大穴を開けた。


「す、すみません!まさかこんなことになるなんて!ごめんなさい!」


メイルウは必死に太助に謝った。
その様子はなんだか怯えてるような気がする。


「い、いや、いいよ俺が力を見せろなんていったからこんな事になったんだ・・・」


太助は真っ青になりながらメイルウに言う。


「主殿!何事だ!」


この音にびっくりしてキリュウがリビングに入ってきた。


「キリュウ・・・い、いやさ、親父の送ってきた鈴からメイルウってのがでてきて、それで・・・」


太助が慌ててキリュウに説明する。


「あ、き、キリュウさん・・・」


「メイルウ殿!そなたもここに?」


「は、はい、キリュウさんもご主人様に?」


「あ、ああ。そうだが。」


「よかった・・・知ってる人に会えて・・・」


メイルウはほっとした表情だった。


「キリュウ。知り合いか?」


「ああ、昔からのな。主殿、ちょっと・・・」


キリュウは太助に耳打ちをする。


「いいか、主殿。メイルウ殿をあんまり刺激するな。」


「なんでだ?」


「メイルウ殿は人間恐怖症なのだ。」


「人間恐怖症?」


「そうだ。人間をみたとたんに怯え出すのだ。主の場合は役目でなんとか我慢できるらしいが。」


「なんでそんなに人間が怖いんだ?」


「さあ・・・本人が何も語ろうとしないのだ。私には検討もつかない。」


「厄介だな。まさか人間恐怖症の精霊なんてな。」


太助は困ったように呟く。


「主殿、これも試練だ。だが一つだけいっておこう。
メイルウ殿は一度きれると我ら三人がかりでも抑えることはできない。刺激するなとはこういう事だ。」


「そんなにすごいのか?」


「ああ、外見からは想像もつかないがな。」


「そうか・・・とりあえずメイルウの人間恐怖症をなんとかするってのが目標だな。」


太助は決意に満ちた表情でメイルウを見る。


「あ、あの・・・そんなに見つめられると、私・・・」


メイルウは顔を赤くして俯いてしまった。


「あ、ごめん・・・」


太助もつられて赤くなってしまった。


「主殿、これでは私みたいではないか・・・」


キリュウもなんだか恥ずかしくなって真っ赤になってしまった。




そんな状態がしばらく続いて・・・





「あんた達何赤くなってるのよ?」


ルーアンが外から帰ってきた。


「わっ!ルーアン!いつの間に!」


その言葉で我にかえった太助がびっくりしたような声をあげる。


「今帰ってきたのよ。そしたらたー様が真っ赤になってて、どうしたのよ?」


「い、いや、なんでもない。」


太助は慌てている。


「ふーん。あら?そういえば、あんたはメイルウじゃないの?」


ルーアンはメイルウに気づき声をかける。


「あ、ルーアンさん!まさか、ルーアンさんも?」


メイルウは驚いたようにルーアンに言う。


「ええ、あたしもたー様につかえてんのよ。」


「そうだったんですか。よかった、キリュウさんだけじゃなくルーアンさんにも会えるなんて。」


メイルウは嬉しそうな声をあげる。


「あら、そう?じつはシャオリンもいるんだけど。」


「えっ!シャオさんも!」


「そ、あんたシャオリンと仲良かったしね。」


「シャオさん・・・懐かしいです。もう何百年ぶりでしょうか・・・」


メイルウは目を輝かせながらそう言っていた。


「そういえば、ルーアン。お前いつも精霊が来た時って嫌な顔するはずなのにやけにおとなしいな。」


太助がルーアンにひそひそ話をする。


「あの子がきれるとものすごく怖いのよ。だから下手な事いえないの。」


「それはキリュウから聞いたよ。人間恐怖症なんだってな。」


「そ、キリュウと違ってあたしには心当たりがあるんだけど。」


「心当たり?」


「あの子を見かけるときっていつも周りの人間の様子がピリピリしてんのよ。
なんていうか、あの子をまるで厄介者のように見てるような・・・」


「それで、メイルウもそれに影響されて?」


「そうじゃないの?それ以上はあたしにも分かんないわ。」


「そうか・・・」


太助は再び困った表情になった。


「ただいま。太助様、今帰りました。」


玄関からシャオの声がする。
シャオは買い物に行っていたのだ。


「あ、シャオが帰ってきたな。」


「え、シャオさんが!」


メイルウがそういって玄関の方へ向かう。


「シャオさん!お久しぶりです!」


「メイルウさん!わあ、お久しぶりですね。もう何百年ぶりですか?」


シャオも嬉しそうにメイルウに応える。


「シャオちゃん。知り合いか?」


たかしが後ろからシャオに訊く。


たかしだけではない。
乎一郎、出雲、花織、翔子も一緒だ。
シャオの買い物帰りに偶然を装ってついて来たのだ。


「あ・・・あああ・・・」


メイルウがたかしの声を聞くと同時に青ざめ始めた。


「メイルウさん?どうしたんですか?」


しかし、メイルウはそれに答えない。


「い、いやあーーー!!」


そういってメイルウは奥の方に逃げていってしまった。


「メイルウさん!」


「な、なんだ?」


たかしは逃げていくメイルウを見て唖然としていた。


「野村君・・・とうとう女の子に嫌われる体質になりましたか。」


「違う!あの子は俺の熱き魂に恐れをなしたにすぎないのだ!」


「それじゃあ駄目だよ。たかし君。」


たかしの言葉に乎一郎がつっこむ。


「でもひどい怯え様だったな。一体なんなんだ?」


翔子がシャオに訊く。


「それは中でお話しします。とりあえず上がってください。」


シャオはみんなに中にはいるように言った。




リビングでシャオはメイルウの紹介を始める。


「さっきの方は覚醒光天 明露さん。光の精霊さんです。」


「また新しい精霊か・・・」


「そうです。鳳天鈴という心清きものにしか音色が聞けない鈴から呼び出され、
ご主人様の力を引き出すのが役目の人なんです。」


「で、なんで俺の顔をみたとたんに逃げ出したんだ?」


「野村君がよほど怖くみえたんでしょうね。」


「なんだと!」


たかしが出雲にくってかかる。


「たかし君!今はそれどころじゃないよ!」


乎一郎がたかしを止める。


「それは、メイルウさんが人間恐怖症だからです。」


「それって人間が怖いってことか?」


「そうです。ご主人様は大丈夫みたいなんですけど・・・」


「なんでそんなに人間が怖いんですか?」


「それは・・・」


シャオが思いつめた表情で答えようとする。


「それは?」


みんなが身を乗り出してシャオの言葉を待った。


「私にも分かりません。」


「だああああっ!」


みんなが一斉にこける。
真剣に聞いてて馬鹿みたいである。


「メイルウさん、自分のこと話そうとしないんです。」


「あの子なんでも自分でかかえこむタイプだからね。」


シャオの言葉にルーアンが付け加える。


「でも、気を悪くしないでくださいね。メイルウさん、とってもいい人なんですから。」


「けどシャオ。こっちがその気でも向こうがああじゃどうしようもないぜ?」


翔子が言う。


「ならばこの宮内出雲にお任せください。」


出雲が名乗りを挙げる。


「そっか、おにーさんなら女の子の扱いになれてるもんな。」


「そういうことです。私がみごとメイルウさんの心を開かせてあげましょう。」


そういって出雲はメイルウの隠れている洗面所へと向かった。




「あなたがメイルウさんですね。」


「やっ!こないで!」


メイルウはなおもおびえている。


「何も怖くありませんよ。私は宮内出雲と申します。怪しい者ではありませんよ。」


出雲はメイルウを落ち着かせるように静かに言う。


(見つけたぞ、化け物め!)


メイルウの心の中ではそんな声が響いている。
出雲の言葉は聞こえていなかった。


「わ、私は化け物なんかじゃありません・・・だから・・・」


「あなたは何をいってるんですか?化け物とは・・・」


(お前が悪いんだ、お前が村に災いを呼んだんだ!)


「来ないで!私に構わないで!虚無再誕!」


メイルウはそういって鳳天鈴を鳴らす。
すると洗面所の品物が一斉に姿を変える。


それらは弓矢の形を取り、出雲に向けて矢を発射した。


「うわっ!」


出雲は危険を感じ洗面所から逃げた。

「はあ・・・はあ・・・危ないところでした・・・」


リビングに帰ってきた出雲はそう呟いた。


「おにーさんでもだめか。かなり厄介だな。」


翔子も言う。


「じゃあ俺の熱き魂で!」


「野村先輩・・・それじゃあもっとひどいことになりますよ。」


「俺に不可能はない!」


「多分、野村君には弓矢じゃなくて大砲くらいは撃ってくるでしょうね。」


「う、それじゃあ俺の熱き魂をもってしても死んでしまう・・・」


たかしがたじろぎながら言う。


ドッカーン!


突然洗面所から爆音がした。


「な、なんだ?」


太助がびっくりしたように言う。


「まさか!」


「恐れていたことが起こってしまった・・・」


「あの子、キレたのね・・・」


三精霊が冷や汗を流しながらそういった。


「どうするんだ?メイルウってお前らより強いんだろ?」


「大丈夫よ!あたし達が必ず止めてみせるわよ!」


「その通り。主殿は心配されるな。」


「メイルウさん・・・どうして・・・」


そして、メイルウがリビングへと入ってきた。


「私は化け物でも災いを呼んだつもりでもないのに、なんで分かってくれないんですか!」


メイルウはそんなことを口走りながら鳳天鈴を取り出す。


「なんかさ、メイルウちゃんってやばくないか?」


「たかしくん!」


たかしの言葉を乎一郎が止める。


「虚無再誕!」


その言葉とともにリビングのテーブルが小型の大砲になる。
その砲身はたかしに向けられた。


「う、うわあっ!」


たかしは慌ててその場から逃げる。


ズドーン!


大砲が火を吹いた。
壁に穴があく。


「みんな・・・みんなそう・・・私が災いを呼ぶって思ってる・・・」


メイルウはそう呟く。


「だったら、本当にそうしてあげる!これはあなた達が望んだことなのよ!」


メイルウはそう叫ぶと、鳳天鈴を鳴らし始める。


「虚無再誕!」


そしてリビングの家具が全て大砲に変わった。


「まずい!万象大乱!」


キリュウの言葉で大砲が全て見えないほど小さくなった。


「あんた!いい加減にしなさいよ!いつ、誰があんたが災いを呼ぶと思ったのよ!」


ルーアンが叫ぶ。


「あなただってそう思ってるじゃないの!虚無再誕!」


「させないわよ!陽天心召来!」


リビングの物全てに陽天心をかけた。


「どう?あんたは命持つものは作り変えられない!陽天心ならあんたの力を封じることができるわ!」


「でも、これはどうですか?虚無再帰!」


そういってメイルウは鳳天鈴をならす。


「えっ!そんなの聞いたことないわよ!」


ルーアンは焦った表情で言う。
すると何も無い場所から大砲が現れた。


「嘘!なんで?」


「さあ、覚悟してください!」


メイルウは大砲をルーアンに向ける。


しかし、


「やめてください!メイルウさん!」


シャオがメイルウの前に立つ。


「あなたも・・・あなたも私が災いを呼ぶと思ってるんですか・・・」


「いいえ、私はそんなこと思ってなんかいません!
でも、メイルウさんがどうしても信じられないなら構いません。私を撃ってください!」


「シャオ!何いってるんだ!メイルウ!シャオを撃つならまず俺を撃て!」


太助がメイルウに向かって叫ぶ。


「そんな!太助様!」


シャオがびっくりして太助を見る。


「元はといえばお前を呼び出した俺の責任だ!責任は俺が取る!だからシャオには手を出すな!」


太助のその言葉にメイルウは我に返った。


「わ、私・・・一体何を?」


そういってメイルウはその場に倒れこんだ。


「メイルウさん!」


シャオがメイルウに駆け寄る。


「こ、怖かった・・・」


太助は腰が抜けて座り込んでしまった。


「なんだよ、せっかくシャオに男らしいとこ見せたのに途端にそれか?なっさけねーな、お前。」


「じゃあ、山野辺はあそこに入っていく勇気があったのか?」


「冗談だよ。あたしはあんなとこ頼まれたってはいらねえよ。」


「あのな・・・」


太助は呆れ顔だった。

「こ、ここは?」


メイルウはベッドの上で目を覚ました。


「メイルウさん!よかった・・・」


メイルウのかたわらにはシャオたちが居た。


「私、あんな恐ろしいこと・・・」


メイルウは後悔の気持ちで一杯だった。


「いや、俺たちがメイルウの気持ちを考えずにあんなことしたからこんなことになったんだ。謝ることはないよ。」


「でも・・・」


メイルウはまだ申し訳なさそうな表情だった。


「じゃあ、メイルウはなんでそんなになってしまったんだ?」


「分かりました。お話します。」


メイルウが自分の過去を話し出した。


「私はひとりの老人に仕えたんです。その人は村でもかなり気味悪がられていて、
妖怪の類だとか噂されていた人だったんです。でも私からしたら村の人のほうがおかしいでしたけど。」


「なんで?」


「村の人はとにかくよそ者を嫌うんです。よそ者は村に災いを呼ぶといっていました。」


「それであんたは災いを呼ぶって思われてたわけね?」


「そうです。だから何かよくないことが起こるとすぐに私のところに来て
『お前が災いを呼んだんだ。お前は疫病神だ!』っていうんです。」


「ひどい奴らだな・・・」


「そして、ついにそれは起こってしまいました・・・村人が私のご主人様を殺して私も殺そうとしたんです。」


「それで、どうしたんですか?」


「私は人を傷つけるのが嫌で必死に逃げたんです。」


メイルウはここまで話すと辛そうな表情になった。


「でも追い詰められて、私は罵声をたくさん浴びせられました。そして・・・」


「私たちに言った言葉と同じことを言って、村人をすべて・・・」


「そう、私は何かがはじけて・・・気が付いたら周りは血の海でした。」


「それからどうしたんですか?」


「それ以来、私は人間が怖くなり、ご主人様以外の人を避けるようになったんです。
でもそれがかえって人間に嫌われる原因になりました。そしてそれが私の人間恐怖症に拍車をかけたんです。」


「そうだったんですか。」


シャオが辛そうにメイルウにいう。


「でも、メイルウ。ここはメイルウが思ってるようなとこじゃないんだ。
平和だし、みんな良い奴ばっかだし。だからさ・・・」


「ええ、分かっています。みなさんいいひとばかりなんですよね。
でも人間恐怖症は長年体に染み付いててしばらくは・・・」


「なあ、メイルウ。」


翔子がメイルウに話し掛ける。


「なんですか?」


「ほら、大丈夫だよ。今あたしが話し掛けたのに平気だっただろ?」


「あ・・・そういえば・・・」


メイルウは驚いた表情だった。


「これからよろしくな、メイルウ。」


「俺もよろしくな。メイルウちゃん。」


「僕もよろしくね。」


「あたしだって、よろしくおねがいしますね。メイルウさん。」


「恋にお悩みの時はぜひ宮内神社におこしください。私がきっと力になるでしょう。」


みんながメイルウに声をかける。
メイルウは始めはとまどっていたが、やがて決心したようにみんなの方を向いた。


「こちらこそよろしくお願いします!」


メイルウははっきりとみんなに言った。


「よかった、メイルウさん。」


シャオが嬉しそうに言う。


「よーし!メイルウちゃん歓迎パーティーだ!」


たかしが提案する。


「あ、あたしちょうどゲームをたくさん持ってきたんです。みんなでゲーム大会です!」


花織もそれに賛同する。


「おい、おまえら・・・」


太助は呆れて物も言えなかった。


「主殿、試練だ耐えられよ。」


キリュウが太助にお決まりの文句を言う。


「ま、いっか。メイルウが元気になったんだし。」


太助はそれ以上はなにも言わなかった。

こうして、七梨家に新たな精霊、覚醒光天 明露が居候することになった。
太助が平穏を得られる日は遠い・・・(笑)







[あとがき]




というわけで、これがメイルウ登場のお話です

ちなみに人間恐怖症になった原因、最初のころはもっと18禁な理由だったんですよこれが(笑)

でも、んなもん太助達にどうどうと話せるか〜!!って思ったのでああいう形になったというわけで・・・

ちなみに僕はメイルウ同様のオリジナルな精霊をあと8体作ってたりします・・・(^^;

そいつらはどうするか考えてますが・・・

とりあえず、このへんでさようなら〜

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