「ああ〜〜くそ!くそ!くそぅ!何で俺様がこんなに苦しまなきゃいけないんだあ!?」
周りにだれもいない事を確認してこの俺様…フィンは雄たけびを上げた。
普段俺が皆の前で演じている姿からは到底考えられない姿だろうが、まあ、俺の本性はこんなモンだ。
というか、どんな人間にも表裏ぐらいあるだろ?
俺もいろいろと鬱憤が溜まるんだよ。立場上。まったく馬鹿な奴(キュアンの事だ)に仕えると大変だよな。
まあ、その溜まった鬱憤を誰もいない所で大声で怒鳴る事でストレス解消してるわけだよ。
何?そんな事をして虚しくないかって?そりゃあ、虚しいさ、けど他にストレス解消の方法がねえんだ。
女を抱くにしても世間体ってやつで、大っぴらに抱く(と言うか犯る!が正しいが。)わけにもいかねえ。
わかってくれよ。辛れえんだよ、騎士ってのも。わかったらさっさと俺に恋人を作ってくれよな。ホント、頼むよ。
とてもアルテナが出て来る九章までなんか我慢できねぞ。…大体、なんでこの俺様がおっさん(ハンニバルの爺の事だ)
と女(アルテナの事だ)を取り合わなきゃいけねんだよ!…って、誰にツッコンでるんだ俺は?
はあ…溜まりすぎて精神まで病んできたな。
「だいたい、あのアホのキュアンがいけねえんだよ!シグルドだかなんだか知らね〜が、
そんなの放っときゃあいいんだよ!てめえの親友の事でなんでこの俺まで命を危機にさらさなきゃいけねえんだよ!
それにエスリンの馬鹿もゲイボルグ持ってんなら、始めからキュアンに渡せよ!結局は、二人とも死んじまうんだからよ!
ああ〜〜うぜえ!うぜえ!うぜえぞ!こんな戦場から早く帰ってさっさと女を抱いて寝たいぜ。
いっそこの辺の村の女を犯しちまうか…くそがぁ!!」
戦続きのストレスから、俺は髪をぼりぼりと掻きながら長々と大声で愚痴をこぼす。
その後それはしばらく続いたが、途中でやっぱり虚しくなった俺は、とりあえず仲間の所に合流しようとした。
そして後ろを振り向いた時、なんとそこにはエスリンが茫然とした様子でいた。
しまった…今の愚痴を聞かれたらしいな。ちっ、俺の本性がばれちまうぜ…
改めて辺りを見渡してみたがラッキーな事にエスリンの他には誰もいないらしい。
大方、俺を呼びに来たのだろう。まったく、気安く呼びつけるなって感じだぜ。
俺のプライベートはどこ行ったんだよ!
腹立たしい事にこの時代には、人権思想などといった物はねえんだよ!ああ…画面の前のお前らが羨ましいぜ。
こっちを向いたまま茫然とするエスリンをみて俺は名案(?)を思いついた。
よし、周りに誰もいない事だしこの女を犯っちまおう。前々から狙ってた獲物だ。
エスリンの下着で一人ヌク事もあるんだぞ。…キュアンにばれたら殺されるだろうが、
あいつので一度やったらやめられねえぜ。何ていうか、匂いがいいんだよ。ガキ臭くなく、変に女臭くもねえ。
それでいて、黄色い染みや経血が下着に付いていた日には、もう、げひゃひゃひゃ…て感じだ。
それは置いといて…へへっ…戦続きで溜まった俺のモノをたっぷりと楽しませてやるぜ。
「どうしました?エスリン様?」
「え…あっ…」
まるで何事もなかったかのように俺は話し掛けた。
エスリンは戸惑った様子で口篭もっている。
俺は騎乗してそんな様子のエスリンに近付いていき、持っていた勇者の槍でエスリンの服の胸の辺りを切り裂いた。
…っと、ここからは俺は忙しいからお前らに話し掛けないぜ。まあ、実況はしてやるから
せいぜい股間を膨らませて…あとは好きにすればいいぜ。じゃあな…お前らも楽しめよ。
「きゃあっ!…フィン!何をするのです。」
あたりにエスリンの悲鳴が響き渡るが、まわりにはだれもいない。
エスリンは、はだけた胸を押さえながら俺をきっ、と睨みつけた。
「ふん。男が女にする事で他になにかあるか!」
「っ…このような事をして、どうなるか…」
「うるせえ!いつも、いつもお高く止まりやがって。てめえもキュアンの野郎もむかつくんだよ。」
そう吐き捨てた俺の言葉を聞いて、エスリンは怒りでみるみる顔が赤くなっていき、大声を張り上げた。
「フィン!口を慎みなさい!」
「黙れって言ってんのがわからねえのか!このクソ女!これ以上ガタガタ抜かしやがるとこの槍で頭を貫くぞ。」
怒るエスリンの目の前に俺は槍を突きつけた。
ぐっ、と下唇を噛み締めてエスリンは大人しくなった。
「まずは馬から降りてもらおうか。」
「……」
「返事をしろ!」
「…はい。」
「ふん。始めから素直にしてりゃあいいんだよ」
夫の部下に偉そうに命令される屈辱を噛み締めながらエスリンは馬から降りた。
俺は、エスリンの馬を逃がしてやった。馬はそのまま駆け出してすぐに視界からきえてしまう。
「何をするの!?」
「動物は自然に帰してやらないとな。」
俺も馬から降りると、どこか適当な所に馬を待機させた。
俺の馬はエスリンの馬のように主人を置き去りにして逃げたりはしない、優秀な馬だ。
俺は顔を歪ませながらエスリンにちかづいていく。もちろん、その手には槍を持ってだ。
「さて、胸の手をどけてもらおうか。」
「いやです!!」
「……」
凛として拒否したエスリンに対して俺は無言で勇者の槍を突き出した。
それはエスリンの頬を掠める。頬から一筋の血が垂れ、髪の毛も数本ばかり宙に舞った。
「あ…あ…」
目にも止まらない俺の早業にエスリンはすっかりビビったのか、がくがくと震えだした。
俺は突き出した槍を引っ込めて、その刃の先に付いたエスリンの血をぺろリと舌で舐める。
苦い鉄の味がした。
「下手な抵抗や反抗は利口じゃないぜ。」
「は…はい。」
レンスターの王子の妻としての気品もプライドもすっかり失ったようだ。
立場上、他人や部下の前では凛としているだけ(肉親の前では普通の女という意味だ)なのかも知れないが。
それはともかく、これでエスリンは従順に俺のいう事を聞くだろう。
「ふふ…素直な今の方が偉そうにしてるより、よっぽど可愛いぜ。」
「……」
「さて、もう一度言おうか。胸に当てた手をどけろ。」
「……はい…」
押さえつけるように当てていた手をエスリンは放した。
押さえつけられていた乳房が解放されて柔らかそうに弾んだ。
じつにいい胸だ…
「こりゃあ、いいおっぱいじゃねえか!へへっ…さっそく…」
「やっ、止めて!こないで・…」
脅えてその場にうずくまったエスリンに近付き、無理やり立たせると、背後からその乳房を揉む。
手の中で柔らかく形をかえる乳房。
「いやぁ……」
じっくり、ゆっくりエスリンの乳房を揉み上げていると次第に俺の股間に血液が集まって瞬く間にモノが固くなった。
俺は、固くなったモノをエスリンの尻に押し付けた。
ぷにぷにとしたお尻の感触が実にいい。
「ひっ…いや…固い…当たってる…」
「お前のケツはいいなあ。押しつけるだけでイってしまいそうだぜ。」
「押し付けないで…気持ち悪い…」
ぐりぐりと押し付けられるモノの感触にエスリンは心底嫌そうだ。
そんな様子も含めて、俺はエスリンの尻を楽しんだ。
「さて…」
「ひっ…だめえ…」
尻を味わった後、俺はエスリンの股間に手を伸ばした。
下着を掻き分けて進み、直接、女唇を弄る。
「何だぁ…濡れてるじゃねえか!ははっ…こいつはとんだ淫乱だぜ。
これじゃあ、キュアンの野郎も毎晩、大変だろうなあ。」
「いやあ…嘘よ。そんな事言わないで…」
「嘘か、どうか確かめてやる。」
俺はエスリンにこちらを向かせて、屈み込むと邪魔な下着を取り払って女唇を直接観察しようとした。
だが、エスリンが足を閉じているので陰毛から下の肝心な部分が見えにくい。
俺は股に手を突っ込んで足を開かせると露になった女唇をまじまじと見つめた。
確かに濡れていたそこは、俺に見られているからかひくひくと動いていた。
「やっぱり、濡れてるじゃねえか。しかも、いやらしくヒクついてやがるぜ。」
「そんな…」
「それにしても綺麗な色をしているじゃねえかよ。とても人妻とは思えねえな…
キュアンとやりまくって色が黒くなってねえか心配してたんだぜ。だが、杞憂だったようだな。」
「いや…そんなに見ないで…」
「なにが、見ないで、だ。どんどん蜜が溢れてきて止まらねえじゃねーか。見られて感じてるんだろ。」
「感じてなんか…きゃん!?…」
俺はエスリンの女唇に舌を這わせた。
少し塩辛い味がして匂いも多少するが、気になるほどではなく、それは逆に昂奮を高めてくれた。
「ううんっ…ああうっ…はっ…くぅん…」
「しっかり感じてるじゃねえーか…舐めても舐めてもきりがないぞ。…っと、もういいか。」
俺は愛撫を止めて、エスリンを四つん這いにさせて、エスリンの女唇にモノをあてがった。
「あうっ!?まさか…」
「入れてやるぜ。お前も、もう我慢できないだろ。」
「きゃあっ!?あんっ…はっ…」
そう言うが早いが俺はエスリンの中へとモノを突き込んだ。
エスリンは、経験のある人妻なので楽に俺のモノを受け入れた。
それにしても、エスリンの中は具合がいい…人妻ですっかりガバガバなのかと思ったが、色同様に心配はいらなかったようだ。
初物ほど締め付けては来ないが、強すぎず、弱すぎない。
締め付けが絶妙だ。
「こりゃあ…いいな。」
「ふああ…入ってる…大きい…よぉ…」
「へへっ…もう感じてきていやがる…」
うっとりとした様子でエスリンが呟いた。実に男を誘ういやらしい表情をしている。
ゆっくりと俺が腰を動かし始めるとエスリンもそれに合わせて動き出す。
…人妻はセックスの味を知っているだけに堕ちるのが早い。
俺は、ほくそ笑むと腰の動きを早めた。
「ふああん!あんっ!ああう!はあっ…いい…」
「うおっ!いいぞ…」
時おり、きゅう…ときつく締めてくるのが気持ちいい。
それが、俺に射精の時を迎えさせる。
「くっ…もう、出すぞ…」
「あひい!気持ち…イイ!もっと、突いて!イかせてぇ!」
「だ、駄目だ…もう耐えられ…うっ・…」
「ああ〜〜イイ、中に、中にぃ〜!!ふあああああああ!!!」
頭の中が真っ白になるような絶頂に、息を悶えさせた俺達は、重なるように倒れこんだ。
荒い息の中、俺はエスリンの表情を見た。
「う…はあ…はあ…」
エスリンは快楽の余韻で茫としていた。
その目は完全に堕ちた者の目である事を確認して俺は口を開いた。
「お前は、俺のものだ。お前は俺が飼っているメス犬だ。わかったか。」
「はい…ご主人様…」
「よしよし。いい子だ。」
俺が頭を撫でてやると嬉しそうに微笑んだ。
子供のような純粋に澄んだ無邪気な笑顔だ。
「はい。ご主人様。エスリンはいい子です。」
無邪気に喜ぶエスリンを見て、俺はにやりとほくそ笑んだ。
[あとがき]
どうも。覇王です。「嫌なフィン」はいかがでしたでしょうか?
本当に嫌なフィンだったでしょう。(というかアレはもうフィンじゃねぇよ!)
ほんとのフィンは騎士道精神溢れる素晴らしい人です。(こんな最悪のゲス野郎ではありません。)
一応これは一発物ですが、リクあるようなら書きます。
感想をよろしく!では〜〜〜。
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