■ 田辺さんの裏ガンパレードマーチ ■ |
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[あとがき] |
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彼女は、世界で一番いい女の同一存在にあたる。幸運とか、不幸とか、そんな次元とはまったく関係なく、
途方もなく前向きであきらめることを知らない努力の人である。彼女のよさは、運や不運、あるいは
さえない外見にはない。彼女は言う。眼鏡をとって、涙を拭きながら。「暗い夜に、どこまでも暗いその時には、
歩けばいい。東に行けば朝が近づく…一歩歩けば一歩分、二歩歩けば二歩分だけ。」
そうして歩く彼女の姿こそ、彼女をして超ド級の幸運を呼び込むもとになる。
…電撃GPM田辺真紀レベル3より引用。
家が火事になり焼け出され、膨大な借金を負い、絶望の淵へと追いやられても彼女は言う。
例え、三歩進んで二歩下がっても、一歩分前に歩める。確実に前に進む。夜明けが近づく。
だから彼女は今日も前に進む。火事で焼け出された家族のために、物資不足に苦しむ小隊に物資を補給するために、
己の身を売りながら。それでも彼女は前に進みつづける。
いつか来る明日のために。
「あ、あの…私と…その…遊びませんか…」
三つ編みでメガネをした青い髪の大人しい印象の少女・・・田辺真紀が、
脂ぎった中年のサラリーマンに、消え入るような声でそう言って声をかけた。
その可憐な少女の声に、久しく若い娘と接した事が無いであろうサラリーマンが振り向く。
「あの・・・私を・・・抱いて・・・お金を・・・」
その真紀の言葉が何を意味しているのかを察すると、顔をニヤつかせて言葉を返した。
「お嬢ちゃん…いけないな…」
白々しくそう言いながら、サラリーマンは嬉しそうに醜い顔を歪めながら真紀の肩に手を触れた。
「さあ…いこうか?」
その言葉にビクリ…と一瞬、真紀は身を震わせたが、無理に笑いを作ってサラリーマンに微笑むと、
サラリーマンの誘うままに新市街地の一角にあるラブホテル街へと消えていった。
「じゃあ、始めようか…」
ホテルに着き、部屋に入るなり男は背広を脱ぎ始めた。自分から誘った身である真紀が断れるはずが無い。
興奮して息を荒くして汗をかいている暑苦しい男に健気な作り笑いで答えるしかなかった。
「君、可愛いね…でもいいの?曲がりなりにも軍人がこんなことして…ゲヘへ」
言っている事と裏腹に男の瞳からは、今から行われるであろう情事への期待が伺える。
「軍隊なんて…食べていくだけのお金もくれないし…」
真紀の口からそう、言葉が漏れた。これは真紀の偽らざる本音だった。
真紀のような下っ端の整備兵にはせいぜい一人が食っていけるだけの金額しか支給されない。
パイロットならば撃墜数に応じて報奨金がもらえることもあるのだが、整備兵の扱いは悪い。
それに対する日ごろの思いが彼女の口からさらりとでてしまったのだ。
しかも真紀の場合、家族をも養わなければならないのだ。まっとうにしているだけでは到底無理なのだ。
「そうかい…たいへんなんだね。でも大丈夫。おじさんが援助してあげるからね。」
援助。その言葉に真紀は、自分に言い聞かせるようにうなづいた。そう、これは援助なのだ。
自分から望んだ事ではないし、援助をしてもらうだけなので犯罪でもない。
それを我々の住む世界では援助交際というのを彼女は知らなかった。
「ホラ、おじさんはもう裸だよ。…え〜と、名前は…」
男の問いにぽつりと真紀が答える。
「田辺…真紀です。」
男は、醜悪な顔を悪趣味に微笑ませて、口を開いた。
「真紀ちゃん…可愛い名前だね…じゃあ、服を脱いで。」
ハイエナのようなぎらぎらした目で男が言う。
「はい…」
真紀は、そうとだけ答え、服を脱ぎ始めた。
「ぐほほ・・・いい眺めだ・・・」
男を喜ばせるためにわざとゆっくりと服を脱いでいく。
まだなれていないぎこちないストリップだが、そのぎこちなさが新鮮にかんじるのだろう。
口元を緩ませきって男は真紀を見ていた。
「脱ぎました・・・」
真紀が弱々しく男にそう告げた。
男は、今にも飛び掛りそうになるのを押さえながら、真紀の身体に手を伸ばしてきた。
「むほほ…やわらかい…」
男が全裸になった真紀の胸を手荒にまさぐりながら言う。
少し力が入り過ぎていたのか、真紀には強い刺激だった。
「痛っ…」
真紀が反射的にそうもらすと男はそんな真紀の声にニヤニヤしながら手の力を緩めた。
「ん・・・ふ…」
力を緩めてからの男の愛撫は実に巧みな物であった。
優しく捏ねるように胸をもんでいき、最後に乳首を軽く捻る。
顔を赤らめ、声をもらして反応する真紀を横目で見ながら、男は真紀の耳に舌を這わせた。
「ひゃう!?」
いきなりの気持ち悪い感覚に真紀は驚いた風な声を出してしまった。
「いい味がするよ。真紀ちゃんの身体は全身が、甘い果物のようだよ。」
男は一通り真紀の身体を堪能すると、ビンビンにそそりたった肉棒を真紀の顔の前に差し出した。
「舐めて…くれるよね?」
「あ・・・はい。」
男の言葉に真紀は小さくうなずくと、おずおずとペニスを見やった。
(大きい…)
何度かこういった売春行為をしていた彼女も、まだそんなにキャリアがあるわけではない。
男のペニスもそんなにはまだ見ていないのでこれが平均なのか、大きいのかははっきりとはわからなかった。
なんにせよ、今からフェラチオをしなければいけないのには変わりない。
「じゃあ…行きます…」
真紀が男のペニスに顔を近づける。
(うっ…臭い…)
それは酷く生臭い匂いがした。
それは男のペニス特有の匂いなのだが、彼女にはまだその匂いにはなれる事ができないでいた。
それでも真紀は舐めるしかない。
あっちは援助する側、こちらはされる側だ。
手荒に扱われないだけ今日のこの人はマシだ。
そんな思いをめぐらしながら、真紀は生臭さを我慢してペニスに舌を這わせた。
「ん・・・ふ・・・あむ・・・」
ピチャ…ぺチャ…
フェラチオの要領はすでにわかっていた。
まずは肉棒の先端部分を丁寧に舐め上げ、次にそれを側面にも這わす。
このときわざと大きな音を立てて舐めると男は喜んだのでわざとらしく唾液の湿った音をたたせた。
「ふお…上手いねえ…何処で習ったの?まさか軍隊で習ったとか言わないよね。はっはっは…」
気を利かせた面白いジョークのつもりらしい。
男は自分で言って勝手に笑っている。
真紀は、そのくだらない冗談に作り笑いで答えて、すぐにフェラチオに戻った。
「ん・・・ふう…ん」
真紀は、男の玉袋を手でマッサージしたり舌でカリ首を刺激したりと奉仕に余念が無い。
それは何事にもまじめに一生懸命取り組む彼女ならではの良さであった。
最近の若い者に対していい印象をもっていない大人には、こういった彼女の一生懸命な姿は輝いて写る。
だからこそ彼女はたくさんのお金を援助してもらえるわけなのだ。
「咥えます…あむっ…ん…ぐ…」
真紀は、男をさらに満足させるために舐めるのを止めて男の肉棒を咥えはじめた。
もちろん片手は玉袋を握り、もう片方は肉棒に添えられている。
「ん・・・ふぁ…んぶ・・・」
男の肉棒を擦り上げるように頭を前後させる。口内で舌を肉棒に絡めるのも忘れない。
頭の動きに舌の動きが加わって、男にすればこれがまた気持ちいい事を真紀知っていた
「う、うまいねェ、真紀ちゃん。どれ、おじさんもしてあげるよ。」
「んむ!?」
男は、気持ちよさそうにうめくと、フェラチオを続けていた真紀を一旦離してシックスナインの格好を取った。
真紀を組み敷いて、彼女の股間に顔をうずめる。
ジュル・・・ズズ・・・
「あ・・や・・・」
真紀の思惑とはべつにぬれてしまっていたあそこを男が吸うたびに大きなはしたない音がする。
真紀は恥ずかしさに弱く、声をあげた。
男はそんな真紀の反応を見て楽しみながら、足で真紀の顔をはさんでフェラチオを催促する。
恥ずかしさに頬を染めながら、真紀は目の前にある肉棒を再び加えだした。
「んっ・・・!ふっ・・・!あ・・・」
男の巧みな愛撫に真紀は、フェラチオに集中できないでいる。
クリトリスを甘噛みし、吸い、なめる。それとあわせるように菊門への指での刺激。
「ふうんっ・・・!あうっ…!あ・・・はぁ・・・!!」
今まで、こんなことをする人はいなかった。
今までの人間はただ、自分の欲望を晴らす為に真紀を使っていただけであった。
だが、今、真紀を抱いているこの男は違った。
この男は真紀にも快楽を与え、あくまでもギブアンドテイクで接してくる。
真紀は少しだけ、この男のやさしさに嬉しくなった。
本当は、この男が、恥じらいながらも感じる娘というシュチュエーションが好きなだけなのだが。
「あ・・・はああ・・!」
真紀は、初めて味わう愛撫の甘美な快楽に本気で感じてしまっていた。
「う・・・くう・・・ん・・・ぷあっ・・・ぺちゃ・・・」
こんなに感じさせてくれる男に答えるように真紀は一生懸命にフェラチオを続けた。
その懸命なフェラチオに男のほうに限界が訪れる。
男は、軽く唸り声を上げてから身を震わせて真紀の口の中に射精した。
ごぷり・・・!
「うむん・・・!?うごっ・・・う・・・」
いきなりの射精で、口の中を精液で満たされた真紀は、苦しげにむせながらもその精液を飲み干していった。
「はあ・・・はあ・・・」
その姿は男の情欲をさらに高ぶらせたらしい。
男は、興奮した肉食獣のような呼吸をしている。
もう、前戯はおしまいだ。
「真紀ちゃん・・・こっちにお尻を突き出して・・・」
「・・・・・・はい。」
男にそういわれて真紀は恥らいながらもおずおずとお尻を突き出した。
「じゃ、じゃあ行くよ真紀ちゃん!」
男は、いよいよ我慢ができなくなったのか、切羽詰った声をあげながら、真紀に覆い被さった。
そのまま顔を真紀の髪にうずめて、甘い匂いを楽しみながら、モノを真紀のあそこにあてがう。
「きゃっ・・・そ・・・」
あまりに急で荒々しい男の挿入にろくな声もだせない。
だそうと思った次の瞬間には、もう男のモノが真紀の秘所を掻き分けていた。
「・・・はうっ…は…そんな、いきなり…」
「ふうーふうー・・・はああ…いいよ、真紀ちゃんの膣、とっても気持ちいい。」
真紀のそこは十分に濡れており、男の挿入にも幾ばくはなれていたので、男の急な挿入にも痛みは感じなかった。
だが、いきなりで戸惑いはあるのか、恥じらいなのか、真紀は嫌々をする子供のように顔を横に振っていた。
それも男にすればかわいいしぐさだ。少女の可愛らしい仕草が男を燃え上がらせただけだった。
「真紀ちゃんは、本当に可愛いねえ。それにその歳で家族を養うなんて偉いよ。うちの馬鹿娘に見習わせたいよ。」
「くうっ・・・はうっ…あ」
ねちねちと愚痴やらをこぼしながら男は真紀のアソコを堪能している。
それでも、ちゃんと真紀にも快楽を味わえるように手で愛撫は続けていた。
「う…はあっ!うゥん…あ!」
男の巧みな腰使いと愛撫に、どんどん真紀は感じていってしまった
頭の中でスパークする快楽の中で、こんなに感じちゃいけない・・・そう思っては見るが、
身体が脳に伝えてくる感覚は、快楽以外の何者でもなかった。
「どうだい・・・!ふうっ・・・はっ・・・感じるだろ?」
「んあっ・・・はっ、はあ゛っ〜〜!」
髪を振り乱して感じている真紀にそれは聞くまでもない。
男は、にやりと軽い笑いを漏らしてさらに腰を早め、それと合わせるように男がクリトリスを強めにつまんだのだった。
その時。
「はっ!?ううううっ!!」
真紀の身体がビクリと大きく痙攣した。
大きな嬌声を上げながら、頭の中が真っ白になってしまうほどの快楽を真紀は得ていた。
イってしまった・・・
真紀は快楽に喜び震える意識の中の一部分でかすかにそう思った。
「ほらほら、真紀ちゃん、もっと気持ちよくしてあげるよ。」
「うああ・・・!?」
イった後の高揚感に身を委ねていた真紀は驚きの声を漏らした。
イって敏感になっているというのに男は、クリトリスを強くつまんだのだった。
「そん・・・ひ・・・・かんじ…過ぎ・・・ひいっ・・・!」
うめき声のような掠れた声が出る。
感じすぎて辛い真紀を尻目に男は、腰の動きを早めた。
一度イって感じやすくなっていた真紀はあっという間にまた頂点へと達しそうになってしまう。
ジュプ、ジュプ、ジュプ・・・!!
「く…あ・・・だめ・・・また、イっちゃ・・・!!」
「ふうう・・・ふうう・・・はあ・・・いいよ。真紀ちゃんの中・・・おじさん、もうイキそうだ。」
「はあ、あ・・・!?」
「あう!・・・イ・・・!んああっ!!」
男は、思い切り真紀の膣に膣出しをした。
精液がいまだ動きつづける結合部からにじみでるように溢れ出す。
「ふ、あ・・・イイ・・・よ!!」
「・・・・・・・・・」
二度目の絶頂を経て呆としている真紀の横に男は現金で四万ほど置いた。
「今日はありがとう。真紀ちゃん。じゃあ、おじさんはもう帰るよ。じゃあね・・・」
「・・・・・・・・・」
あっけない。男の目的はあくまでもセックスだからそれはしかたのない事だが、真紀は少しさびしさを感じた。
そして、しばらくそのままほうけた後、お金を財布に入れて、いつもと同じように帰路についた・・・
四月十日、終了。
[あとがき]
やっちゃいました。ガンパレ。ガンパレのエロSSはあまり他の人が書いていないようなので書いちゃうことにしました。
しかも、田辺さん。あの容姿にお約束の不幸っぷりはたまりませんね。
いや、それよりも田辺さんで大事なポイントは眼鏡!!
私は、眼鏡愛好家なので彼女の眼鏡が欲しくて欲しくて・・・
ソックスハンターならぬ、グラスハンター?
三日に一度、少しずつ書き足していきますね。
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