■ 姉と僕の本当の気持ち ■

[プロローグ] [夜這] [爆発] [邂逅] [成就] [あとがき]




[主な登場人物]



神沢 優(弟) ……
とっても元気な男の子。生まれた時に母親が死に、男手一つで育てられる。
母親の愛を求めているところがあり、親の再婚によって新しくできた姉にその愛を求める。
性にはうとくよくわからないが姉の事はとにかく大好き。


神沢 雪(姉) ……
おとなしい性格の女の子。生まれた時に父親が死に、女手一つで育てられる。
ずっと母親をみて育ってきたからか、長い黒髪に大きな胸、温和な表情で、
母性を感じさせる雰囲気と優しさを持つ。再婚で出来た新しい弟をよく可愛がっている。
性には意外にも積極的で興味も強いが、興味のある異性が周囲にいないと思っている。
弟の事は普段あまり言わないが大好きである。







[プロローグ]




初めて会ってからずっと……。
僕はお姉ちゃんが好きだった。
お姉ちゃんも僕が好きだった。

離婚した両親の連れ子。
義理の兄弟ではあったが、僕たちは本当の姉弟以上に仲が良かった。

だから僕は思っていた。
お姉ちゃんと結婚したい。
お姉ちゃんに告白すると微笑んで承諾してくれた。

早くお姉ちゃんと結婚したかった。
でも、お姉ちゃんは一向に結婚してくれなかった。
僕はどうしていいのかわからず、ある日ついにお姉ちゃんの部屋に忍び込んでしまった。







[夜這]




「はあ、はあ……」

しんと寝静まった寝室。
部屋の隅にあるベッドでは、ぬいぐるみを抱いた一人の少女が寝息を立てている。
可愛らしい顔で、時折唇を動かしては、ぬいぐるみを抱き寄せる。
その仕草は、10人が10人見て可愛いと認めるものである。

深夜、一人であるはずの部屋には、寝ている少女の他にもう一人が居た。
姉が寝ている様を、異様ともいえる形相で凝視している。
彼は少女の義理の弟であった。

「優……」

「っ!?」

自分の名前を呼ばれて、思わず小さな声を漏らしてしまう。
心臓が口から飛び出しそうなほど驚き、脈拍を高めた。
自分がここに居ることがばれてしまったのだろうか。

「ふ……ん……みゅ」

それが寝言らしいと解り、優は大きく息を吐く。
そしてゆっくりと息を吸い込んだ。
姉の部屋には良いにおいが漂っていた。

(姉ちゃんの匂い……)

優は姉の匂いが大好きだった。
彼は、姉の匂い、姿、やさしさに、見たことがない母を感じていたのかもしれない。
でも雪は母ではなく義理の姉であるし、ある程度離れているとはいえ、親子ほどの年の差もなかった。
一緒に住み始めたのも、親が再婚してからだったから、ごく最近だった。
その所為か彼は姉に、恋愛感情を持っていたのだった。

「雪姉ちゃん……」

優は、姉の寝るベッドにそっと近づいた。
優の心臓はドクンドクンと鼓動を早め、喉は渇き、脈は早まっていた。

(お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん……!)

寝ている姉のその姿に、抱きつきたくなる衝動を必死でこらえて優は、身体を振るわせた。
なぜか彼のソコが固くなる。
優は、その理由はわからなかったが、姉の事を愛しくおもうからの変化である事は、
なんとなく理解していた。

いくら優がまだ少年と言えども、もう思春期に入っており、身体にも第二次性徴が表れているのだ。
そんななにかと元気な時期に、最愛の姉が寝姿をさらしていれば、何も感じないはずがない。
本来ならそれら若さのありあまる直情的な欲望は、自慰行為によって昇華させるのが普通である。

だが、優はそんなときどうして良いのかを知らなかった。
学校の授業で保健体育は習ったが、自慰行為そのものに対する具体的な説明なく、
よくわからなかったのが正直な感想であった。
もっともませている同級生からはそういった関連の話を伝え聞く事もあったが、
優には、取り立てて興味のある事ではなく、なんとなく聞き流していた。

静かに寝る姉を目の前にして、ませた友人の言葉が反芻される。

(女のおっぱいって触った事あるか?)

(すっげえ柔らかくて……暖かくて……最高らしいんだよ!)

(いいなあ、俺もさわりてえよ。なあ〜お前の姉ちゃんの触らせてくれよ〜)

……ゴクリ。
優は思わず生唾を飲み込む。
と言っても口の中には唾液はない。
喉がなるだけで、水分は一切飲み込めてなかった。

……話題のおっぱいは目の前にあった。
ここから手を伸ばせば楽に届く。

まだあどけなさの残る少年は、理性と欲望との戦いをしなくてはいけなかった。

「僕は……」

「……っ……んぅっ……」

激しい心の戦いを繰り広げる彼の事を知らない雪から終止符を打つ一撃が発せられた。
寝返りとともに洩れた雪の声。
寝苦しかったのか、少し悩ましげで甘い声。

これで、優の理性は完敗したのだった。

「はあ、はあ……」

荒い息を押さえながら優は姉のベッドの布団を剥がす。
ゆっくりと、気づかれないように……。
腰の辺りまでを剥がし終えると優は、隙間に身を入れはじめる。

やがて、全身をベッドにもぐりこませると、雪の手から離れていたぬいぐるみをベッドの外へと追いやって、隙間を作り布団を戻した。

雪は、優に背を向けるようにして寝ている。
優はその雪に体温を感じれるほどまですり寄っていった。

「はあ、はあ……」

優は、そこから顔を突き出して雪の長くて美しい黒髪に鼻を近づけた。
甘い雪の香りが優に伝わってくる。

その匂いは優の昂奮をますます高めた。

「はっ……うっ……」

そして鼻の先端をその髪に埋めると、すうーと思いきり香りを吸い込んだ。
頭がクラクラするほどいい香り。
甘い中にも雪独特の匂いと少しの汗の匂いとでたまらないいい匂いだった。
その匂いは、まだ優に残っていた一握りの理性をも駆逐していったのだった。

「は……う……」

「んっ……ん……」

「……!?」

雪の匂いに酔っていると、突然雪は身体ごと寝返りを打った。
いきなりの事に優は心臓が止まるかと思うほど驚き、ビクッと身を引いた。
こちらの方に向き直った雪はまた、深い眠りに入っていく。

「……」

少しほっとして優は、目の前にある姉の顔を見つめた。
その安らかな寝顔は、少年の切羽詰った衝動をいくらか和らげる。

優は、ここで理性が復活した。
姉のベッドに潜りこんで自分は一体何をしているのだろうか。
無防備な姉の寝顔が彼の理性に奇跡の勝利をもたらした。

優はさっそくもぐりこんだ布団から抜け出そうとした。
まず初めにさっき追い出したぬいぐるみに手を伸ばそうとする。

「優ちゃんっ……!」

「!?」

息がつまり、身体が硬直した。
見つかってしまった!?
優は、どうしていいのかわからず顔面を青くしてそのまま固まった。

「雪姉ちゃん、これは、その……ち、ちがうんだ。」

視線を雪に戻そうとすると、雪の腕が優の身体を抱き寄せた。
雪は自分の身体に優を密着させると少し力を緩めた。

「!?」

ますます混乱したのは、優だった。
見つかったと思ったら、抱き寄せてきた。
2、3呼吸おいて雪を見てみると、雪は相変わらず寝息を立てていた。

「……」

さっきのは、寝言で、手元から離れたぬいぐるみを手元に寄せただけだったのだ。
それにしても……。
姉に抱きしめられたこの状況は非常に危うかった。
優の鼻に密着する形で、雪の頭がある。
優の鼻の先は、雪の柔らかくつややかな髪の毛に接触していた。
呼吸をするたびに、さきほど味わった甘い香りが優の肺を満たす。

優の手は、雪の腕に絡められており、優はまったく身動きが取れなくなっている。

「……雪姉ちゃん」

腕を放してくれ。そう言おうとするが、言葉は出ない。

「はあ……はあ……」

ドクドクと速いリズムで鼓動を刻む心臓が、言葉を出させないのだ。

「!?」

腕が雪の胸に当たっているのに気づいた。
柔らかな感触に、優は、思わず視線を下げる。

身体を横にして寝ている雪の胸は、雪の両腕に挟まれて
行き場を失い前へと突き出る形になっていた。
その胸は、はっきりと服の上からでも形を確認できた。
素肌の上に直接、寝着を着ているのだろうか?

その胸は雪が小さく身を揺する度にたぷたぷとゆれた。
その先端部は、服の下から押し上げるように立っている。
無意識の内にそこに腕を伸ばしていった。

「うっ……んん……」

「…………!?」

雪が上げるかすかな声にも優は、驚いて手を引っ込めた。
そして、雪の顔を覗き込む。

「すぅ……すぅ……」

優は、安らかな吐息を吐きながら完全に寝ている事を確認して一息つく。
そして、そのまま何となく、じーっと雪の顔を眺めた。

雪は、こうやってまじまじと見つめてもやはり美人だと思う。
整った顔立ちにさらさらしたきれいな黒髪……。
その中でも薄いピンク色をした唇は優の目をひきつけた。
時おりムズムズと動き、その度にしっとりとした唇は形をかえた。
優は思わずその唇を指で突いていた。

「ん……」

プルンとした感触が帰ってくる。
優はその柔らかな唇に自分の唇を重ねたくなった。

優は、身を寄せて雪の唇に軽く自分の唇を重ねた。
雪の吐く暖かな吐息が優の顔に当たる。
雪の唇からは柔らかさと暖かさが伝わってきた。
優と雪は、キスの経験は無かった。
雪にすれば、寝込みで奪われたファーストキスになる。

「んっ……」

雪が小さく唸ると優は唇を離し、しばらく様子を見た後また唇を重ねる。
それを続けているうちに優は、もっと強く長くキスをしたいという欲望に駆られる。
しかし、それは雪を起こしてしまうという事を意味していた。
雪が起きるという事は全てがばれると言うことだ。

再び、優の理性と欲望は戦いはじめた。
結果は言うまでもない。
まだ自慰行為も知らないこの少年には、欲望の飼いならし方は知らなかった。







[暴発]




「はあ、はあ……」
優は、覚悟を決める。
優は雪の背中まで大きく手を伸ばすと、強く抱きしめ、同時に自分の唇を雪の唇を強く押し当てた。

「んぶっ!?んん〜〜!?」

「ふっ、んっ、はっ、」

優は、浅く荒い獣のような呼吸をしながら無我夢中にキスをつづける。
一方、いきなり抱きしめられて唇を奪われた雪は、訳がわからずに暴れるが、
とても少年の物とは思えない力で身体を抱きしめられているので動けなかった。

「ふッ、んッ、フッ……!ぷはぁ……」

「んごっ……!ぷはぁっ!だ、誰!?」

何とか頭を前後に振ってキスから逃れた雪が自分に抱きついている男を問いただす。
まさか雪も自分に襲い掛かっている男が優とは思ってもいないらしく、
不審者に突然襲われたかのように恐怖に震えている。

「はぁっ、ふぅっ、はぁっ、はぁっ、雪姉ちゃん……」

「ゆ、優ちゃん!?」

その男が優であることを知り、雪は驚愕する。
と同時になぜ優が自分を襲っているのかわからず混乱した。
優は雪の顔を見つめ続けていた。

「雪姉ちゃん……」

「優ちゃん!馬鹿な事は止めて!離し……んぐっ!?」

そう言いかけた雪を遮って優は再び唇を奪った。
声を出していた雪は、優に舌を入れられてしまった。
雪の口の中を蹂躙していく優の舌。

「んぐぅーー!?んむむ!めむ!」

雪は頭を激しく振ってそれに抵抗する。
激しい抵抗に優が唇を離した。

「はぁっ……好きなんだ、雪姉ちゃん」

「やめて、優ちゃん、どうしてこんな事をするの?」

「雪姉ちゃん……が……いけないんだ」

「私が?私が一体何をしたの?」

「いつになったら結婚してくれるの!?」

「前に結婚してくれるって言ったじゃない!」

「それは冗談……ぁんっ!?」

言いかけたところで優はいきなり雪の胸を揉み始めた。
甘い声をあげてしまう雪。

「ウソだったの!?僕は本気だったのに。本当に雪姉ちゃんが大好きなのに!」

「きゃうっ……強く揉まないで……」

「ねえ!教えてよ!僕は苦しんだんだよ!」

もう半狂乱の優。
冷静さを失って、雪を責めたてる。
男性諸君にはわかるだろうが、溜まったままでいるのは辛い物だ。
パンパンにはちきれんばかりに膨張している優のソコは、服の上からもくっきりとわかる。。
その部分を優は指差して、雪に見せ付ける。

「ねえ!」

「ごめんなさい……。優ちゃん、ゆるして……痛いの……」

股間を指差し、怒りながら責めたてる優に雪はとりあえず詫びる事にした。
優を落ち着かせないと何をするかわからない状況だった。
だがそれは裏目に出る事になる。

「悪い?ほんとにそう思っているの!?」

「うん、ごめんなさい……」

「じゃあ……裸になってよ。」

「っ!?」

雪はその言葉に一瞬固まる。
本当に悪いと思っているなら雪の身体で罪を償えという事らしい。

「やっぱり、さっき謝ったのは嘘だったんだ!」

「あうっ!違う……」

怒った優は、雪の胸を潰さんとばかりに圧迫した。
雪には、もはや選択肢は残されていなかった。
優に身をもって償わねばならない。

「じゃあ、脱いでよ!」

「痛い……!お願いだから強く揉まないで……本当に痛いの」

「わかったよ」

優が手を離すが、雪は動こうとしなかった。
そんな雪を見て、優は再び胸に手を伸ばす。

「雪姉ちゃん」

「わ、わかったから……乱暴にしないでお願い」

雪はそう言って意を決したように立ち上がると、服に手をかけた。
その手は細かく震えている。
震えた手で服を脱いでいく……。
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に染めながら服を脱ぐ。
上着……下着……。
そのストリップショーに優は興奮した。
いつも身近にいて、好きだった姉が!自分の前で裸になろうとしている!
これが興奮せざるにいれるだろうか。
優が夢中になっている間に雪は、全裸になった。

「こ、これで……いいの?」

「……雪姉ちゃん!!」

「きゃあ!?優ちゃん!?」

その身体を見てたまらなくなった優が雪に飛びつき、押し倒す。
雪は抵抗もままならずにベッドの上に押さえ込まれてしまう。

「はぁっ……雪姉ちゃん、とっても綺麗だ……」

「優ちゃん、離して……」

「嫌だよ。離すもんか。ああ……姉ちゃんのおっぱい……」

困り果て、哀願する雪に関係なく優は一人夢心地だ。
満足げに豊かな雪の胸に顔を埋める。
柔らかい感触が優の頬に伝わる。

「ふぅー、ふぅー、柔らかい……」

「はうっ……顔を埋めないで……」

そのまま優は楽しんでいたが、しばらくすると顔をずらして雪の胸の先端部をぺろりと舐めた。
少し固くなっていたそこを舌先で弄りながらよく舐めていく。

「ひゃうっ!だめ!」

「雪姉ちゃん、気持ちいいの……?甘い声が出てるよ?」

「そんな、違う……あうっ……」

「やっぱり、気持ちいいんだ……」

否定する雪の声は、愛撫に反応する自分の声によって掻き消された。
いくら口で否定しても身体が反応していてはまったく説得力がなかった。

「じゃあ……こうするとどう?」

「あっ……あうっ……」

そう言って優は、雪の乳首に吸い付いた。
口に含んだ乳首を舌で押しつぶすように刺激し、
ちゅちゅっ、と音を立てて吸い立てる。
雪がその刺激にビクビクと身を震わせた。

「雪姉ちゃんが感じてる。気持ちいい?右の方もするからね……」

「優、吸わないで……あうっ!?」

「これは?これは気持ちいいの?」

「はうっ!?……やぁ……」

雪の反応を楽しみながら乳首を吸ったり弄ったりして遊ぶ優。
ゆっくりと胸を揉みながら、続ける愛撫は、雪の抵抗を奪っていた。

雪も実は性には疎かった。
義理の弟にされているこの背徳的な行為は、その意味こそは頭である程度は、理解しているものの、
何分経験もなく、知識も豊富なわけではない。
雪は、弟とこんな事をするのは良くないと知っていたが、性的な行為に興味がないわけでもなく、
嫌がって見せているが、普段可愛がっている弟が相手で、性行為が気持ちいいのなら、まんざらでもなかった。

「雪……姉ちゃん、好き…大好き…」

雪も優の事が好きだったのだ。
優の事を考えてオナニーをした事もあった。
クラスメイトなどの男よりもなぜか弟がオナニーでは主役だった。
以前より興味があった性行為という事もあり、優に対する雪の抵抗は無くなっていく。







[邂逅]




「優ちゃん……」

「何?」

雪は、さっきから赤ちゃんのように自分の乳首に吸い付いている優を抱きしめた。
優はいきなりの姉の行動に多少戸惑う。

「ゴメンね。私、優ちゃんの事考えて無かったね」

「雪、姉ちゃん」

優は、雪の名をつぶやくと胸の谷間へ顔をうずめてくる。
雪は、そんな優の頭を優しく抱きしめ、ゆっくりと頭を撫でる。

「優ちゃん、私の事好き?」

「うん……」

「私もね、優ちゃんの事、大好き。」

「本当?」

「本当だよ、優ちゃんの事考えて、毎日Hな事しちゃうくらい……」

雪はゆっくりと優しく自分の気持ちを打ち明けた。
今はこの可愛い弟が愛しくてたまらない。
母性本能なのか、恋愛感情なのかは今の雪には判断がつかなかったが、
とにかく、優の事が好きなのは変わらなかった。

「優ちゃん、私とHな事しようか。そしてもっと大きくなったら結婚しようね」

「うん」

優は満足げにうなずいた。
先ほどまでは優が主導で行為は行われたが、ここからは雪が主導になる。
性知識では雪の方が多少詳しかった。
雪は、自分が知っている性知識を全部試すつもりだった。

「じゃあ、まず優ちゃん裸になって……」

まず雪は優を裸にした。
雪の視線は、股間のソコに釘付けになる。
まだ発達しきっていない可愛らしい、という形容がぴったりなソコだが、
勃起してはいなかった。
どうやら、先ほどの告白の時に、落ち着きを取り戻したらしい。

雪はここで優にフェラチオというものをしてあげようと思った。
脳内知識で男性が喜ぶ行為の一つにインプットされているその行為は、
雪なりのささやかな罪滅ぼしでもあった。

「優ちゃんのおちんちん、可愛い。」

雪は、フェラチオの前に、優のソコに興味が湧いた。
男性器の仕組みは保健体育で習ってはいるが、実物を見ないことには実感がわかなかった。
雪は、興味深々でソコをじっとみつめている。

一方優は顔を赤くしてその場に立ちつくしていた。
改めてソコをマジマジと見つめられて強い羞恥が彼を襲う。
今にでもソコを隠しそうになるが、雪の手がそれを許さなかった。

「ここって……」

「あうっ」

雪が優のおちんちんに触れる。
雪は、ゆっくりと皮を被った先端を剥いてみた。

「雪姉ちゃん……痛いよ」

「え、あ……!」

優の訴えで、雪は思わず手を放した。
剥かれた先端がゆっくりと戻っていく。
しばらくするとまた皮を被った状態へと戻る。

「お、面白いね」

「そ、そうかな?」

雪はその様子がとても面白かったようで、再び優のソコで遊び始めた。
半分だけ皮を抜いてから、プルプルと振ってみたり、
完全に剥いてからぎゅっと根元を押さえつけたりする。

「姉ちゃん、痛いって!」

「少しくらい我慢しなさい」

「きゃう……」

そう言ってぎゅっと優のおちんちんを握り締めると、優がちいさな悲鳴をあげて
フルフルを身体を振るわせた。

(か、可愛すぎる)

雪の心をゾクゾクとした物が駆ける。
それは嗜虐心からか、可愛さからか。

「じゃあ今からフェラチオをしてあげるね……」

「フェラチオ……?」

「うん、こうする、の……」

雪はおずおずと優のソレに顔を近づけた。
生臭い匂いが漂ってくるが、嫌な気分にはならなかった。
雪は手を伸ばしてソレに触れ、そのまま先端を剥く。
ビクビクとした動きが手に伝わってくる。

そしてその先端を舌を出してソレの先端を舐め始める。
少しの塩辛い味と生臭さが雪の口内に広がった。
それは雪をとてもHな気分にさせた

(優ちゃんのおちんちんの味……)

「ぺちゃ……」

「んっ……ひ、雪姉ちゃん!?」

剥き出しの敏感な先端に舌が這いずり回る刺激に、
優は、腰をビクビクと痙攣させる。
今にも倒れそうになるが必死に身体をささえる。

「あ……うあ……」

そのはじめての刺激に、優は声にもならない。
そんな優をよそに、雪は目を瞑りながら、犬のようにぺろぺろと優のモノを舐めあげる。
時折優の短い悲鳴にも似た声にあわせて先端を舐め続ける。

「う……!ああっ……」

その根元を握り締めている手が優に強い刺激を与える。
時折、ぎゅっぎゅっと力を込めるその手は、気持ちよすぎた。
気持ちよすぎてどうしていいのかわからないのか、優は、涙さえ浮かべていた。

「こ、こんなものかな?次は、咥えてあげる……」

「ん……はむ……んんっ……」

雪は、大きく口を開けてソコを含んでいく。
口の中に生臭い臭いが広がるが、雪はお構いなしにソコをくわえ込んだ。
根元に添えられていた手は、優が倒れないように腰に当てられる。
やがて根元近くまでくわえ込んだ雪は、口内で舌を激しく動かした。

「ひ……ぃ!」

「んぐ……んむ……」

雪は、舌でカリ首の辺りをグリグリと刺激してみる。
その刺激に耐え切れなかったのか、優はその場に倒れこむが雪には、関係なかった。
座り込み、位置が固定した事でさらに雪は強く優のソコを強く責めた。

「あ…う」

「うぐっ……うむむぅ……」

「そんなに舌で押さないで……あうっ!?」

「ん……ふぅん……あむっ……」

雪は、思い切り口をすぼめてソコを飲み込まんばかりに吸い込む。
優のソコは、許容量を越えた先ほどの刺激から徐々に麻痺してきており、
射精の時は目前だった。

「雪姉ちゃん!……僕、もう駄目だよ、出ちゃうよ!」

「……?んぶっ!?んごごっ!?」

「うっ!」

「んむむ……げほっ!ごほごほ!」

射精という現象をすっかり忘れていた雪は、優の精液を喉の一番奥で受け止めてしまった。
雪は、喉の奥を激しく精液が叩き、激しく咽た。
それでも雪は精液を全て飲み干す。

「あはは、射精を忘れてたわ……」

「姉ちゃん……ごめん」

「いいよ、優ちゃんは悪くないから。」

やっとの思いで飲み干した雪は、けほけほとまだ小さく咽ていた。
雪は、射精後に放心したように座り込んで苦しむ優に話し掛ける。

「どう……?気持ちよかった?」

「わ、わからなかったけど。とにかく体中がすごくビクビクした……」

「とっても気持ちよかったのね」

「そうなのかな?電気で全身がしびれたみたいだった」

「それが気持ちいいの」

「うん」

「精液って意外に美味しいのね」

「……美味しかったの?」

「……うん……とっても。優ちゃんのだと思ったら……ね。」

「何か嬉しいな。」

「……」

「……」

なんとなく沈黙の時間が二人に訪れた。
優は初の射精に放心状態だし、雪も始めて男の射精をみて驚きと
それを促したのは自分という事で妙な達成感を感じていた。
それで自然に無言になってしまう。

「もうついでだし、やっちゃおうか?」







[成就]




「え?え?」

「私のここに優のオチンチンを入れちゃおうか?」

「う、うん」

性行為をしようと軽く言い放った雪に優は少し戸惑いを覚えたが、
雪がそう言って広げた女の子のソコは、優にとっても興味のある所だった。

「じゃあ、優ちゃん、私のここに入れてね……」

雪が四つんばいになって後ろ手でぱっくりと女の子のソコを押し広げる。
それをみると射精でしぼんでいた優のソコは、大きさと堅さをを取り戻した。

「こ、このままいれるの?」

「そう、間違えないでね、ここだよ……」

指で広げられた女の子のソコに優はソコを押し当てた。
雪のアソコはすでに濡れており、優のソコは、フェラチオをしたために、唾液と精液でぬるぬるだった。
優のサイズからいって、初めてとはいえ雪の女の子のソコにはすんなり入りそうだった。

「ゆっくりとね。」

「うん」

「ん…ふ。結構……この入ってくる感覚は気持ちいい……」

雪は狭い膣内を広げるように入っていく優のソコの挿入感に顔をゆがめた。
メリメリっと道が押し広げられていくような感覚。
痛みは無いとは言えない。というかむしろあったが、雪は大好きな優と交わっていると思ったら痛みはあまり感じなかった。
一方優も、雪の中の感触に酔いしれながらソコをどんどん中へ進めていく。

「雪姉ちゃんの中……すごい……きつくて暖かくて」

「はあ……んあ」

進めていた優の先端がこつんと何かに触れる。
それは、雪の処女膜だった。
何度か、その膜を突くようにモノ動かしてみる。
この膜を破らないことには、先には進めそうにない。

「雪姉ちゃん、どうしよう……。」

「ん、一気についてみて」

「いいの?痛くない?」

「少し、痛いと思うけど、たぶん大丈夫……」

「うん」

メリッ……!

「ッ……!」

優が雪の言葉どおりに、一気に腰を進ませた。
膜を破る感触は意外にあっけなかった。
突きこまれた瞬間に、雪は痛みに身を捩ったが優を心配させまいと我慢をする。
雪は、痛みをこらえようと身を固めて、ベッドのシーツを握り締めた。

「い、痛いの!?」

「ん……ちょっと。でも大丈夫だから」

「雪姉ちゃん、無理しないで……」

優は、雪の身体を抱きしめると、手を胸へと這わせる。
そのまま左手は乳房をもみ、右手は先端をつまむ。

「お姉ちゃんが心配だよ……」

優はそういって雪に甘えて見せた。
母性本能であろうか?優のその姿で雪は、痛みを少し忘れる事ができた。

「ん……ありがとう優ちゃん、でも大丈夫だから動いてみて」

「うん。でも痛いときは、我慢しないでね」

ゆっくりと優が腰を前後に動かし始めた。
潤滑油は元々充分であるから、比較的簡単に動ける。
雪も痛みが、思ったより少ない事に少し安堵する。

「雪姉ちゃん……!動く度にオチンチンが姉ちゃんの中で絡まって……」

「気持ちいい?私も気持ちいいよ」

優のソコが、膣内を移動して、雪もからだを振るわせ始める。
一つになった喜び、背徳の性行為という興奮。本来の性的な快感。
雪はそれらを一体にして、初めてにして性行為に快感を感じていた。

背中に聞こえる弟の荒い息と、腰使いは、必死さが伝わって何だか微笑ましい。
自分を求めて、腰を動かす弟が可愛い。

弟を好きだ、可愛いと思えば思うほど、雪も気持ちよくなった。
女性は、性行為を精神的に楽しむというが、雪はまさにその通りに気持ちよくなっていた。

「あ、またでる……」

前後運動に夢中な優が唐突に声を上げたとき、すでに遅かった。
雪の膣内奥深くで精液は放たれ、子宮を直接に叩く勢いで放たれる。
若さゆえか、早い射精だが、若さの為に量は多かった。
フェラチオで一度射精している事を感じさせないくらいの量。

「ん……優ちゃんのが、出てる。」

雪は、自分の体内で精液が放たれる感覚に酔った。
好きな人の精液が身体の中を染み渡って一体化していくような感覚。
幸せな充足感に包まれる。

一方優も、二度目の射精だというのに大量の精液を放出し、オスとしての欲望を満たせて大満足していた。
好きな人とつながり、その体内奥深くに精を放出する。
オスとしてこれほど満足できる瞬間はない。
優は、雪の背中に抱きついたまま、心地よい疲労感に身をゆだねていた。
二人は、結合を崩して、お互いに抱き合ってベッドに入る。


「優ちゃん、出しちゃったね……」

「雪姉ちゃんの中、とっても気持ちよかったよ!」

「でもちょっと早すぎるかな」

「ごめん……」

「やってるうちにきっとたくましくなるよ」

雪は、優に笑いかける。

初の性行為は、お互いにとまどいや無知もあり、優が雪の寝込みを襲ってから結構な時間がたっていた。
その割に最期の挿入している時間が少ないのは、初めて故仕方のない所だった。
雪は多少物足りなかったが、充足感は充分だった。

「優ちゃんのオチンチンって可愛いね。また弄りたいな。」

実は、長い時間のうちで半分くらいは、雪が優のソコを弄っている時間だった。
それくらいに雪にとって興味深い場所だった。
でも本人は知らないが敏感な部分ゆえに、雪が遊んでいる間、優は痛みを感じていたのだった。

「あんまり乱暴に弄らないでね、痛いから。」

「あはは、ごめんね。」

「うん……」

「雪姉ちゃん。」

優は、雪に抱きついて胸に顔をうずめた。
暖かく柔らかい胸が頬に当たる感覚が心地良いのか、そのまま顔を左右に振る。

「優ちゃん、くすぐったいよ」

「だって好きなんだもん」

「……もう。」

困った子ねえ、と苦笑いを浮かべて、雪も優を抱きしめた。
短い優の髪の毛からはさわやかな匂い。
雪の大好きな匂いだ。

「優ちゃん。」

「雪姉ちゃん。」

「優ちゃん、私達、いつか結婚しようね」

「うん、絶対にしよう」

「いつになるのかな?」

「しばらくは先だね……すぐにできなくて悲しい?」

「ちょっと」

「うん……でもその間に二人でいっぱいHな事をしようね」

「うん!それなら悲しくはないかな……」

「優ちゃん、私、本当に大好きだからね」

「僕もだよ。」

抱き合ったまま、二人は眠りに落ちた。
二人、結婚をして幸せな家庭を作る夢を見ながら。



おわり







[あとがき]




ジツに久しぶりの更新。
と言っても就職活動に使っていた作品を載せただけですが。
今になってみると色々と問題点が多いです
さて、お気づきの方もいるやもしれませんが、
この話は、FE聖戦二次創作の1作品に手を加えたものです。
ま、就職活動用なので当然ですか。

さて、いかがでしたでしょうか?
今後もこういう形でちょくちょく作品の公開をしていきたいとおもいます。
二次創作の方も時間を見つけて進めていきます。
しばらくは半死半生のような状態での更新になりますが、
見捨てないで気長にお願いします。
それでは。



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