■ 敗北 ■



[敗北]


「ほほほ、何も心配せんでええですぇ?
これからちょ〜っと気持ちようなってもらって、魔力をもらうだけや……」

笑いながら千草が手を振りかざす。
ねちゃねちゃと粘液の糸を絡ませながら触手が現れ、
くねくねと動きながら、このかの身体の上を這い回りはじめる。

「んむっ!? んんんっ!」

「ほほほ、そない嫌ったらんといてや……
今から、お嬢様の相手をしてくれる相手なんですぇ?」

「ひんぅっ!? ん゛ぶぶ……!」

頭を大きく振って拒絶の意思を表すこのかに笑いかけながら、
千草は、このかの胸に絡み付いて蠢いている触手をそっと撫でる。

「まぁ〜、初めてはどんな娘も嫌がるんやけどな。
お嬢様も、すぐに気持ちええってこの子の事が大好きにますぇ……」

「ん゛ん゛っっっ!!! んんんッッ!」

触手は、ゆっくりと締め付けるような動きでこのかの身体に絡んでいく。
胸の締め付け、腿に巻きつき、身体に絡む触手に、
このかは枷を施された手足を激しく動かして抵抗し、千草の方を、じっと見つめる。

「……んふふ、何か言いたそうやな」

千草が、このかの口から札をめくり取る。
痛みに少し顔をゆがめたこのかだが、すぐに口を開いた。

「止めて……! 何でウチにこんな事をするん!?」

「お嬢様に恨みはあらへんのですけど……まぁ、生まれの不幸を呪っておくれやす」

蠢く触手は、身をくねらせるこのかなどお構いなしとばかりに、
にゅるっ! という水音を立てて淡い桃色の肉がのぞくこのかの秘所を弄り始める。

「い、嫌ァ……! だれか、助け……」

「無駄無駄、誰も辿りつけんわ。それどころか、大ピンチや……見てみますかぇ?」

千草が呪符をこのかに貼り付けて、呪言を唱える。
淡い光が彼女を包み、このかの頭上にネギ達の映像が映し出された。

「ネギ君、アスナ!? ……みんなまで……っ!?」

「ほほほっ、残念やったなぁ」

映像の中では、ネギ、明日菜、刹那、真名、古菲、楓、夕映が傷つき倒れ、捕まっていた。
このかは、ボロボロになっているネギ達の姿を泣きそうな顔で見つめていた。

「ふふ……それじゃ、お嬢様の初めて……いただきますぇ」

千草がそう言うと、触手は何度か自身を秘所に擦りつけた後、
ぷっくりとした割れ目を押し広げ、その先端を穴に沿える。

「あっ、えっ!? ちょっ、まっ……」
「いやぁぁぁっっっ!!」

このかは全く濡れていないが、触手自身のぬめりによって、
ジュプッ!っと派手な音を立てて、触手が膣に入り込む。
このかは、その瞬間、絶叫を迸らせて、身体を震わせた。

「ほほほっ、大人の仲間入り、おめでとうございますぇ」

「痛い痛い痛いっ!! 抜いてぇ!」

「初めてはそんなモンですわ。
まぁ、心配せんでもこれから気持ちようしてあげますわ」

「あがぁっ!? 動か……ひぐっ!
動かささないでぇ!!

千草が軽く手を握ると、
もぐりこんでいた触手が大きく勢いをつけて身をくねらせ、
膣内をムリヤリに押し広げるように踊りだした。

「い……あ゛……お腹がっ!
中で……ああ゛ぁ……」

「ふふ、お腹の中でうねうね動いて……
凄すぎて言葉も上手く出んみたいやなぁ」

千草が、ゆっくりとこのかの下腹部に手を置く。
ウネウネと中で蠢くのが伝わり、彼女は、顔を歪ませる。

「いやぁ……そんなに動かんといて……壊れる……膣が……駄目やぁっ」

汗ばんだ体を揺らして、このかは触手に抵抗しようと試みるが
それは触手の動きをより激しくさせるだけでしかなかった。

「ほほほ、そないに喜んで……安心しておくれやす……本番はこれからおすぇ」

「ひぐっ、ほ、本番……?」

「ええ、魔力を吸い取る……ふふ、痛くないどころか、気持ちよくなれますぇ、お楽しみに……」

「……っ!? お腹が……中から押されっ!? あぁぁぁっっっ!」

千草がこのかの下腹部に乗せていた手にくっと力を込めた瞬間、触手がこのかのお腹を押し上げた。
経験した事の無いその感触にこのかは脂汗を流して、悲鳴を上げる。

「ふふ、中で触手が開花したんや……
お嬢様の魔力を少しも残らず吸い尽くす花がぱぁっと……」

「ぐ……ひ……あ……膣……お腹、痛い……破裂……する……」

「安心しておくれやす、今まで破裂した人はおらへん……さぁ、魔力をいただきますぇ」

「あぎぃっ!? え……ひぐっっ!」

先ほどより強く千草が手に力を込めると、このかの身体から周囲に綺麗な光が漏れ始める。
このかは、目を見開いて、口をパクパクと動かしている。

「あひぃ……ぬ、抜いてぇ……」

「ほほほっ! これは良質の魔力どすなぁ……ホラ、この子らもえろう喜んで……フフ、がっついてますわぁ」

わが子を撫でるように触手を撫でる。
ヒュウルヒュウルと触手が動き、このかの膣内を激しくかき回して、
幾重にも開いた触手花弁が、チュウチュウと次々に子宮に吸い付いた。

「あがっ……!? んひぃぃっ!?……し、子宮っ、す、すわ吸われ……お、お腹……もうだ……」
「おやまぁ、お腹……こないボコボコになってしもうて……痛いんちゃう?」
「」

子宮を吸いたてる触手の動きでボコボコと波打つこのかのお腹が蠢くたびに、息も絶え絶えにこのかが悲鳴を上げる。
もちろん、千草に止める気はない。

「も、もう止めてぇ」

「そないな事いわんと……こぉんなにいやらしい液を垂れ流しているのはどなたですか?」

恐らくは激しく吸いたてられ、分泌されてきたのだろう異常な量の愛液がこのかの秘所から溢れている。
気持ちよさからか苦痛からか、震える声でこのかが声を絞り出す。

「も゛……も゛う……っやめ……っ」

「ほほほ、この子は簡単には終わらせてくれんで?
じっくりとゆっくりと嬲りながら、女の身体と心を壊していくんや……」

「ひっ、びっ……あ゛ぅぐぅっ……」

触手は魔力を吸い尽くすまで動きを止めそうにない。
このかはもはや呻き声しかあげることができなかった。



[あとがき]



かなり久しぶりの更新。
というわけで今回はネギま。
ちょっと思うところがあってやってみました。
今後、作ろうと思っている同人作品もこんな感じになる予定です。
キャラと状況は違いますけど。

それでは。


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