地図
地図。
それは未知なる世界に思いを馳せるもの。
そこにはなにかが住んでいる。
ある人曰く、妖精。
またある人曰く、悪魔。
地図帳をめくり、目的の場所を探す。
すぐに見つかる事もあればどう探しても見つからない。
その時人は地図に住むなにかの存在を知るのです。
それが見つかる時は悪さをしない妖精であり、見つからない時は悪魔乃至悪さをする妖精である。
夜、本棚にしまわれた地図帳から声が聞こえたら、悪さをしない妖精でなければ、開いてしまいましょう。
驚いて地図の中から飛び出したもののかわりに、別のものがさっと中に入りますから。
運がよければそれはあなたを助けてくれるものになるでしょう。
入ってきたものが悪さをするものならば残念でした、と次の機会を待ちましょう。
…意識しなくても、誰もが夜に地図帳を開いた事があるでしょう…?
その時、もしかしたらこのような事がひっそりと行われているのかもしれません。
夜に地図帳を開く時は要注意。
あなたにとってよい妖精を逃がさないように注意しましょう。
20060514
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