【海の国】

◆ティーユ
 【海の国】の王。35歳。
 父親が他の大陸からこちらに流れてきたため、魔法や海を渡る知識を持っている。
 

◆ハル・アキ
 ティーユの側近の双子。17歳。
 時々うっかり仕事を忘れるが、基本的には真面目。

◆シオン
 【海の国】の誇る魔法騎士団の団長。
 魔法を武器に乗せ、戦場を駆け抜ける、ティーユの最終手段。
 本人もティーユを大変尊敬しており、彼のために尽くそうとしている。

◆ティコ
 【海の国】の高官。ハルとアキの父親。
 ティーユの若い頃から彼を支えてきた。ティーユにとって心を許せる数少ない人物。

◆アルダー
 【海の国】の最前線を率いる戦士。
 国のことを第一に考え、行動する。その行動はティーユにも賞賛される。


【砂の国】

◆武康(たけやす)
 【砂の国】の王。29歳。
 自分の背丈ほどある大剣を軽々と操る強力な剣士。
 不毛な砂漠に住む仲間達を救うべく立ち上がる。
 しかし親友の死から、その行動は変化の兆しを見せる。

◆雅(みやび)
 武康の側近。25歳。
 【遠くを視る力】を持つことから武康に引き抜かれ、彼の隣にいるようになる。
 【砂の国】が戦略を立てるときに最も重要な情報をもたらす人物。

◆璃(あき)
 武康の親友。他国との戦闘で命を落としてしまう。
 この死が武康にも影響を与えた。

◆騏驥(きき)
 いつの間にか武康の許にいた謎の多い人物。経歴も一切不明。
 しかしその腕は確かで、武康も彼に頼ることが多い。

◆光政(みつまさ)
 【鷹使い】。従えている鷹を使い、仲間同士の連絡役にもなっていた。
 武康を古くから知る一人。戦闘では鷹のほかに棍を使う。

◆悠(ゆう)
 【土人形】を作り出す力を持っている。
 光政の親友で彼と共に戦えることを一番の喜びとしている。

◆栄(さかえ)
 【光る剣】を使う【砂の国】一番の武将。
 武康の信頼も厚く、彼自身も武康に敬服している。
 その持ち前の力で敵を征圧する。


【月の国】

◆月夜(つきよ)
 【月の国】の王。24歳。
 本人は静かに作物を作っていたいだけなのだが、ひょんな事から仲間をまとめ、立ち上がることとなってしまった。
 温厚な性格だが、時折違う面も見せる。

◆カイ
 【魔王】が月夜に遣わした魔物の少年。
 月夜のことが好きで、いつも彼についてまわる。
 しかし、魔物ならではの情報源があるらしく、月夜に他国の情報を素早く伝えている。

◆敦志(あつし)
 月夜の側近。26歳。
 月夜の兄のような存在であり、月夜の意図することは大体分かる。

◆星河(せいが)
 月夜の従兄弟。
 最前線の軍を任せられる。


【その他】

◆魔王
 人々にはほとんど知られていないが、存在する。魔物の王。
 月夜に興味を持つ。

◆黒い影
 【海の国】に協力する謎の一族。どうやら【魔王】と対立しているらしい。
 しかしその行動・思惑のほとんどは謎に包まれている。



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