熊野の夏の一大イベント・・・『』・・・・熊野大花火大会
この花火の歴史は古く、江戸時代に始まる。お盆の行事として、今も残る「極楽寺」が始めたものだという。
本来、木本町の住民の寄進で維持されてきたが、熊野市になってから、熊野市および熊野市観光協会などの主催するものになっていった。
毎年8月17日に開催され、遠くからの、見物客で賑わう。道路は大変な混雑で、たどり着けない車さえ出る。
最大の呼び物は、『鬼ヶ城大仕掛け』である。会場左手の鬼ヶ城の磯に『尺玉』までも地べたに置いて爆発させる・・・
こんなこと出来るのは、『砂岩』という大きな破片にならない独特の磯の性質のおかげである。
地面で巨大な花火が破裂することにより、其の振動は地面を伝って観客に伝わる。おまけに、鬼ヶ城の磯には無数の洞穴があり、それが反響版となり、スピーカーでは表せない『体感音』となる。
一度それを経験すると、他の花火では満足できなくなる。
私の家は、会場の中心部にあり、鬼ヶ城の仕掛けの爆音を正面から受けるので、地響きで家が揺れ、爆音でガラスが揺れます。
『来ない人にはわからない・・・』それが熊野の花火です。