一年の内ほんの一週間ほど・・・熊野の人にとって花見の名所となる場所。
『大泊駅』OODOMARI である。
上り列車が熊野市駅を出発して、まだ加速している間に、二つのトンネルを抜ける。さっと明るくなった所が「大泊駅」である。
そして、無人駅の構内が桜に埋もれているのを尻目に列車はまたまたトンネルに入ってしまう。
いったい何人の乗客がこの桜に気付くだろう・・・
忘れられた無人駅の忘れられた景色である・・・
年に一度だけ、熊野の人はここを思い出す・・・
ミノルタα7700i ミノルタ望遠ズーム オリパン400
桜は白ではなく・・・さくら色・・・