大又川(おおまたがわ)は紀伊山地の南部矢ノ川峠や保色山に源を発し、紀州御影石の固い岩盤に行く手を阻まれ、低い、薄い山一枚を打ち抜けず、紀伊山地の南端の山々の裏を迂回に迂回を重ね、新宮市まで流れ下る。
途中、北山川・十津川と合流し『熊野川』となる。
戦後、熊野川水系総合開発で多数のダムが建設され、大又川も下流の七色・小森のダムにより遮断されている。うなぎ、鮎の遡上の道も立たれ、いまいるものは残念ながら、放流したものである。
国道42号線沿いに見える清流が『大又川』であり、透き通った水が、瀬になり淵になりしながら流れ下る。
最近では、そのまま飲むことは出来ないが、車を止めて、水遊びをすることをお勧めする。
水の透明度は抜群で、淵の底がはっきり見える。 熊野市飛鳥町小阪地内にて
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